日本語教師日誌2

藤堂Máquina

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8月15日

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8月15日

今日の授業は3つ。
各二時間。
長かった。
普段から学校の授業が2コマ入っているため、そこに個人の授業が入るだけで重いのだが、そこに連続で二時間入るだけで重みが変わる。
いや、多分一時間が2人でもそれはそれで大変で、頭をリセットしないといけなくなるため、連続でよかったのかもしれない。
土曜日は午前中も授業の予約を許可している。
許可しているというか、午後は学校の授業が入っているため午前を断ると、学校の授業だけになる。
他の曜日も午前中の予約を許可しようとも思うが、この先の自分のことも分からないため、とりあえず触らないことにする。
まず初めに言っておきたいのが、今日の午前中は語彙のクラスであり、その時に「道具」という言葉の使い方を扱った。
道具という言葉を直接扱ったわけではなく、「道具」や「ツール」「方法」など、似ている言葉を比較した時に出てきただけである。
言葉自体はもっとレベルの低いものであり、今更改めて説明するものではない。
ここで述べる理由はそれをホワイトボードに書き、何回も見ているときに起こったことである。
ホワイトボードに書き何回も書いているうちに私はゲシュタルト崩壊を起こしたのだ。
教師なら割とよくあることで、なにも珍しいことはない。
一応説明しておくと、ゲシュタルト崩壊とは、同じ字などを何回も見ているうちに、それが正しい形かどうか疑わしくなってくるような、自信がなくなってくるような、そんな現象である。
さて、ゲシュタルト崩壊を起こした私がどうなったかと言うと、今度はそれが「道真」に見え始めた。
教師だけに学問の神様が舞い降りたとでも言うのだろうか。
そう思ってから見るたびに道真が脳裏をよぎる。
さすがに言い間違えるようなことはなかったが、気になって仕方がない。
もう「道具」と書いて「みちざね」と読むのではないかと思っているうちに次のテーマに移行できたために問題は起きなかったが、あと10分、いや、あと5分それについての説明をしなければならなかったら失敗していたのだろうと思う。
おかげでもう書くことを忘れてしまった。
午後の授業もなんとなく済ませてなんとなく問題はない感じだったような気がする。
午後の学生はひらがなとカタカナを読めるようになってほしい。
多分それだけ。
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