日本語教師日誌2

藤堂Máquina

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10月7日(水)

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10月7日(水)

今日の授業は1つ。
昨日も書いたが、あまり気の進まない学生だった。
結果から言うと今日で終わったのだろう。
今日は夕方5時からの授業だったのだが、学生がなんのメッセージも無く30分遅刻してきた。
私はのんびり待っていたが、その時点でもうこれ以上は続けまいと心の中で誓った。
理由は仕事らしい。
学生はどうやら社長なのか、重役なのかは分からないが、それなりのポジションにあり、仕事が忙しいらしい。
お金を稼ぐと言う面から言えば、いい学生なのかもしれないが、こちらのストレスを考えると楽しいことはない。
そもそも仕事が忙しいからと言って遅刻していい訳ではない。
事前にメッセージでもあればいいのだが、それも無く、30分の遅刻となれば誰だって嫌になるだろう。
教師側は、当たり前だが、遅刻はできないが、一対一の授業である以上対等だろうと思う。
そんなものは私の授業の中では罷り通らない。
それにもう一つ嫌な点を加えると、昨日出した宿題を全くしていなかった。
私は語彙のリストを渡して「作文するように」と伝えたのだが、リストを見てもいなかった。
本当に試験に合格する気があるのかどうかも不明だ。
そして一通り読んで、分かったようなことを言った。
渡したのは語彙の教科書の一部のため、その後練習問題がある。
それをやらせるとかなり詰まっていた。
そりゃ日本語の語彙なんて慣用句が多いため、見ただけだと、読めるようにはなるかもしれないが、使えるようにはならない。
しっかり使って、時には間違えながら覚えなければならない。
外国語をなんだと思っているのだ。
文法が似ている言語ならまだいいのかもしれない。
今このスペイン語圏学生が勉強しているのは地球の裏側と言っても過言ではない日本の言葉なのだ。
何がしたいのかよく分からなかった。
授業の最後にこれ以上は続けないと告げた。
それが全てである。
私は基本的に人のネガティブな面については言いたくない。
特に自分の学生に関してはいつもとても可愛いのだが、その学生はまだ私の学生にもなっていなかったし、私が出した宿題や問題集などを悉く無視したため、良いところを見出そうとしても、そこに到達しなかった。
非常に残念でならない。
私の倍くらいは生きているように見えたが、そこには謙虚さのようなものは全く見当たらなかった。
学生でも、教師でも、まずは人として扱うべきだと思うし、この仕事は、というより多分どんな仕事でもそうなのだが、人を嫌いになることがあり、それはやるせない気持ちばかりを残すものだとつくづく思う。
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