日本語教師日誌

藤堂Máquina

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4月23日

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4月23日

今日の授業は三つ。
午前中に二つ。
夜に一つだ。
今日は夜の授業の途中でネットワークが切れてしまったため、復旧させた時間分、つまり15分延長した。
その次に連続して授業がないのと、学生側にも予定がなかったため助かった。
オンラインの欠点はそこにある。
スケジュールを密にしてしまうのはリスクがある。
しかし、学生が自由に時間を選べるのは長所になりうる。
今後はもう少し注意が必要だ。
注意が必要と言ってもネットワークに問題ができてしまってはどうしようもないことの方が多い。
さて、朝の授業についての話に変わるが、今日の2コマはどちらも会話好きの学生であり特に問題はなかった。
朝の一コマ目は、ノルウェーの学生で、内容は「もっとも」など、最上級を述べる表現だった。
これは前回が比較だったため、導入も楽である。
会話のテーマは学生の好きなアニメであり、好きなアニメや好きなキャラクターについての会話をした。
内容が内容だったため、1時間はあっという間に終わった。
教師を初めて気づいたのは、オンラインとして適切な長さが1時間ということだ。
もし教室活動であるとすれば2時間するのもそう難しいことではない。
しかし、オンラインではどんなに楽しくても会話までであり、座って話をする以上どこかで退屈が現れるのは当然である。
友人と話している訳ではなく、説明が必要なため、延々と話せる訳ではない。
それにコロンビアに住む友人にも日本語のサポートをしているが、それでも1時間を超えると苦痛になってくる。
「ベッドに寝転がりながら」や「お酒」でもあれば話が別かもしれないが、教師をしている以上それはすべきではない。
いくら授業内での飲食や、仕事についてを許しているとは言え、さすがにそこまではできない。
話を戻すと、二コマ目。
二コマ目の内容は、助数詞であった。
助数詞は会話の中に入れにくいため、覚えるだけ。
多少つまらない授業になりがちだが、学生が会話好きなため、助かった。
「ひとつ、ふたつ」という単位は覚えにくい。
数字が直接書かれていないことと、同じ数え方として「一個、二個」という言葉もあるため、不必要に考える学生は多い。
しかし漢字を学習する際や、日付の数え方を覚える際にも関連することであるため、ここでしっかり指導するのは今後にも役に立つ。
そもそも教える必要の無いことは初めから教えない。
それは肝に銘じておかなければならない、
この文は珍しく翌日に書いている。
昨日は疲れですぐに寝てしまった。
この文を書いている今現在、もう今日の授業も終わってしまったため、連続してあと1000字ほど書かなければならない。
正直今日は一コマだけであり、気持ち的にも休日のようなため、乗り気では無い。
気分屋の性格を呪うしかないが、自分で決めたことであるため、する他ない。
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