日本語教師日誌

藤堂Máquina

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5月26日

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5月26日

今日の授業は1つ。
自分の都合で意図的に授業を減らした。
本当は授業をゼロにしたいところだったが、現地の学校の授業をキャンセルする訳にはいかない。
そのため、1コマ2時間だけ授業をした。
今日の内容はひらがなが終わったところであり、随時カタカナを教えないといけないというところだった。
もう既に7コマほど、ひらがなに費やしているため、そろそろカタカナも教えなければならない。
もちろんダラダラと教えていたわけではなく、先の自己紹介なども含んでいるため、全く進んでいないということではない。
しかし日本語を勉強する上では、カタカナは必要不可欠なのは言うまでもない。
前回は自己紹介を教えたのだが、その時に学生の名前と国籍の言葉だけ教えた。
今回はそれを踏まえて教えていないカタカナを随時教えていったというわけだ。
授業において、よかったことは、学生がみんな自己紹介を覚えていたことである。
私はあまり宿題をださない。
というのも、オンラインのクラスで宿題を確認するのにはかなり手間がかかり、時間を使うからである。
だから「覚えておくように」とはいうものの、頻繁にチェックするようなことはないため、学生がその気にならなければ覚えてこないということも十分にあり得る。
今回に関しても、ノートを見ながら言った学生も何人かいるのだろうが、はじめはその程度で十分だと思う。
今日はカタカナを教えるにあたって、ひらがなとは逆の方法を用いた。
ひらがなは1字1字丁寧に教えていったのだが、それはあまりにも退屈なため、言葉を教えてからカタカナを教えるという方法を用いた。
テーマは国の名前。
学生にスペイン語で国の名前を言ってもらい、それをカタカナで書いてノートを取らせた。
まだ習っていないカタカナが出てきた時には紹介して、ノートにカタカナの表を作るように指示をしたため、ひらがなを教えた時よりも随分とマシな雰囲気だったように思う。
学生自身も、スペイン語での国の名前と、日本語での国の名前の違いを楽しいんでいたようであり、悪いクラスではなかったように思う。
特に前回、退屈そうにしていた学生も、静かではあるものの、前回ほどあからさまな態度ではなかったため、こちらとしてもかなりやりやすかった。
今日はカタカナを特殊音素を除いた46音紹介できたことは今後のためにはかなり大きく、重要度的な意味で、平仮名よりも短い時間で文法の単元に進めるようにする予定だ。
しかし、文法の単元が始まることは、同時に漢字も始まることを意味するため、どのタイミングで紹介するか考えなければならない。
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