日本語教師日誌

藤堂Máquina

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5月25日

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5月25日

今日の授業は4つ。
3つは60分。
1つは90分という構成で、会話が多く比較的楽しい日であった。
1コマ目はN3レベルのスウェーデンの学生であった。
前半の30分で会話の復習、後半は文法の導入であった。
今日の文法は「ちがいない」「はずがない」「はずだ」など、確信的な感情を含む表現であった。
学生自身は勘のいいタイプであり、教えるのはそう難しくなかった。
前半のフリートークの時間がやや長くなってしまったのが、多少気にやむが、あとはそれほど大きな問題はなかった。
2コマ目は夕方のクラスで、ノルウェーの学生であった。
学生はこの日が誕生日だったらしく、かなりテンションが高かった。
どうして誕生日に日本語の授業なんて予約するのかは分からなかったが、学生自身はお酒を飲むより日本語の方が好きだと答えてくれた。
教師としてはこんな嬉しい答えはないのだが、生憎私は外国語を勉強するくらいなら、お酒は飲まないにしろ、1日だらだら過ごしたり、何かいつもと違うことをしようと思い、少なくとも勉強はしないだろうというのが正直な考えである。
もっとも、誕生日だろうが、休みにならないのが社会というものであるため、そんなことを考えてもあまり意味のないことである。
この学生の文法テーマは、プレゼントに基づいて「やりもらい」の表現であった。
このテーマはN5の中でもかなり厄介なテーマであり、教える側からしても学習する側からしてもできれば遭いたくないのである。
しかし教えなければならないのも事実なため、この機会にとやや無理やり導入した。
学生も今日はノリノリだったために、それほどつまづくこともなくその単元を終えた。
「終えた」と言ってもこの授業だけでそれに関わる全てを教えた訳ではない。
根本の部分を説明して、例文などで解説しただけだ。
「あげる、くれる、もらう」なんかはフリートークをしていても出てくる言葉で、仮に出なくても出しやすい言葉であるため、何回も練習することはできる。
一度に何度も訂正するだけではなく、訂正も小分けにしたほうが学生のモチベーション維持にはいいのだ。
それからこの学生には漢字も少し導入した。
これだけ多くのことを教えたため、楽しくスピーディーな授業だった。
3コマ目はN4の学生であった。
ここ最近、少し時間が空いたので息が合わない感じがあったために、こちらの希望で話し合いの時間として無償で少し延長した。
こちらとしては学生の既習の文法も把握しておきたかったのだが、学生は学生が持ってくる文法での授業がほしいということであった。
それならそれで構わないのだが、この学生は試験に合格することを目的としているため、学習に漏れがないかを確認しておきたい。
最後のクラスに関しては、学生から音が悪いと言われたが、授業後に確認した結果からすると相性の問題だろう。
最近どうもWi-Fiがわるいようで、時々授業がしづらいことがあるが、どうにかなってほしいものだ。
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