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第4章 炎上
3 大家の面接
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弓削はあまりにも急な展開に黙ってしまったが、ずっと浦安の説得が続いている。容疑者が取り調べを受ける気分ってこんな感じなのかしらと、頭の片隅で考えた。そしてついに根負けし、渋々ながらも承諾した。相手が朝霧だったら断固として拒否る自信があるが、浦安には日頃からお世話になっている。苦手な書類を代わりに書いてくれたり、飲みに連れていってもらってひたすら愚痴を聞いてもらったり。まがりなりにも巡査部長に昇進し、捜査主任になれたのは浦安の尽力によるところも大なのだ。
「その代わり、何かあったらすぐに引き上げさせてもらいますからね」
『おお!もちろんだとも。何かあったらすぐに避難してくれたらいいから』
いやそもそも何かあるようなところに住みたくないんですが…と、喜々とした声を上げる係長に心の中で突っ込んでいた。
そんなこんなで弓削はメゾン・ド・ノワールという名前だけは洒落たシェアハウスに入るための面接を受けるべく、宇根野駅の東側の坂を登ったところにある建物に向かった。シェアハウスの隣りに大家の家があり、もし入居するなら大家の面接だけは受けて欲しいということらしかった。
「あーぢい~!あー死にそ。クーラーが恋しい」
坂を登る間中、朝霧はずっと文句を垂れていた。
「暑いならその変なスーツを脱げばいいでしょう?」
「変なって言うな。これは僕ちんのトレードマークなんだよ。脱ぐわけにはいかない。フーミンこそそんな黒いスーツをよく着てられるねえ。ただでさえボインが暑そうなのに」
「殺しますよ」
ジリジリと照りつける太陽の下、二人の男女は我慢大会のように色の濃いジャケットを着用している。朝霧は派手なラメ入りの紫のスーツ、弓削はいつものように黒のスーツ。弓削がいつもそのスーツを着込んでいるのは、実は必要以上に注がれる胸への視線を和らげるためでもある。だがさすがにその格好で坂を登るのは暑苦しく、本当はジャケットを脱ぎたいのだが、朝霧が文句を垂れながらもスーツを着込んでいるのに対抗し、脱いでしまうと負けた気がするから脱げないでいるのだった。
そもそも面接は弓削一人で行けばいいのだが、調査の一貫として朝霧も大家に話を聞きたいらしい。現在弓削班の残りの二人はきのうまでのようにセフィロトの入り口を交代で張り込んでいて、朝霧だけが弓削に付き従った。一台だけ支給されている調査用車両はセフィロトの方の組に与えられている。
「フーミンが面接に受かればさ、僕らはセフィロトからこっちに移って中から外からとシェアハウスを張り込む手筈なんだ。絶対受かってよね~」
「それってあたしに何かあったら踏み込んでくれるってことですよね?」
「う~ん、それもあるけど、こっちの方が面白そうじゃん?」
相変わらず軽薄な朝霧に白目を向けているうち、手前のシェアハウスの建物が見えてきた。印象としては黒い教会という感じだ。特徴的なのは瓦屋根の鐘楼が建物の先端にあることで、教会なのか寺なのか、そこだけ和洋折衷の変わった雰囲気を醸している。今にも鳴り出しそうな黒い鐘からは、ゆらゆらと禍々しい気が立ち昇っているように見えた。前を通り過ぎる間も眺めていると、ガアガアと弓削たちに向けてがなり立てるカラスの一群が、沈鬱な気分に拍車をかけていた。
生け垣を隔てた大家の家は普通の二階建てモダン住宅で、大きさ的にはちょっとした豪邸といえなくもない。朝霧から聞いた話では、大家は神坂善晴というホラー漫画家なのだそうだ。一昔前に妖怪を題材にしたシリーズで一世風靡し、今はその時の印税や細々とエッセイなどを書いたりして生活を凌いでいるという。普段本を読まない弓削には、代表作を聞いても馴染みがなかった。
開放的なノワールと違って入り口はクリーム色の壁で閉ざされ、インターホンに弓削が名前を告げると、女性の声が応対し、門の鍵が開く音がした。黒い扉を開いて中に入ると、後ろでカチッと鍵が閉まる音がする。玄関までの敷石には雑草が侵食し、庭の草木も伸び放題であまり手入れが行き届いていない風に見えた。建物に行き着くと同時に玄関のドアが開き、細身の女性が出てくる。エプロンをしていたのでお手伝いさんだろうか、年の頃は弓削と同じくらいでアスリートのように引き締まった体つきだ。大家は一人暮らしの老人と聞いていたので親族ではないだろう。
家の中は落ち着いた木彫で、電気を点けなくても窓からの採光で十分明るかった。廊下を右に折れて応接室に通され、落ち着いた薄茶色のカウチソファに座っていた老人が柔らかい笑みで迎え入れ、その向いのソファにどうぞと手をかざした。昔話の花咲かじいさんの絵本で見たような、白髪の優しそうな老人だった。
「暑い中をご苦労さまです。で、あなたがうちに入ってくれるんですかな?」
お手伝いさんがアイスティーを運んでくると、それを飲むよう勧めてから、坂神が聞いた。
「はい、弓削と申します。K署で刑事をしております」
「警察庁の朝霧です」
弓削の次に朝霧が挨拶する。どうやら公安調査庁の人間ということは伏せるようだ。弓削は名刺を差し出したが、朝霧は挨拶だけだった。
「こんな綺麗なお嬢さんが警察にいるんですねえ。何分安普請なもんですから、警察の方に入ってもらうとセキュリティも安心ですなあ」
神坂はそう言ってほっほっほと笑った。胸のことを言及しないのはよかったが、神坂の目が胸に走ったのはチェックしていた。好色そうな笑い方に少しイラッとする。これから何を聞かれるかと身構えていると、
「部屋は7号室になります。管理人がいますので、詳しくは彼に聞いて下さい」
と、あっさりとOKされた。あまりにもあっさりだったので逆に朝霧が慌てて及び腰になる。
「あーちょっと待って下さい。え~と、付き添いの者としてはですねえ、そんなにすんなりオッケーされると、何ていうか、住人たちって大丈夫なのかって勘ぐっちゃうんですけど。これでも一応同僚思いなもんで」
最後の一言はいらないだろと思いながら、書類も何も交わさないのは確かに杜撰すぎる気がする。これでは住人が事件と関わっていないと言い切る根拠も何もないではないか。
「私は人を見る目には自信ありましてな、弓削さんは問題ないと判断しました。もちろん住んでいる方々もみんないい人ばかりです。少々個性派揃いな気もしますが」
神坂はそう言ってまたほっほっほと笑う。もちろんそちらがそれでいいのならこちらから文句はないのだが。入居して思う存分調べさせてもらうだけだ。
「個性派揃い、ですか。ひとつお尋ねしますが、こちらに入居すると変な宗教に勧誘される、なんてことは…?」
朝霧は自分たちの捜査内容に沿った質問をする。認めるのはシャクだが、朝霧は調査員としてはちゃんと仕事をしているようだ。
「宗教、ですか?うーん、占いのようなことをやっている子はいますが、あくまで個人でやっていることなので勧誘はないと思いますよ。私も老婆心ながら若者の夢を応援したいと思っていましてな、大したお世話は出来ませんが、そういう若者たちが交流することで刺激し合ってくれたらと思っとります」
神坂はそう言って見事に宗教という部分は否定してみせた。だけど、確かセフィロトは宗教ではなかったのではなかったか?弓削はせっかく合格した立場をふいにしないよう、自分は黙って朝霧の出方を伺う。
「住人にはどんな方々がいらっしゃるんでしょう?よければお教えていただけませんか?」
朝霧のさらなる質問に、神坂はやや熱の冷めた目を向ける。
「それは入ってからのお楽しみということではいけませんかな?もしご心配ならあなたも泊まってみたらよろしい。リビングになら一日二日泊まることも出来るでしょう」
なんと寛容な大家なことか。この人、本当に人を見る目があるのだろうか?逆に住人のことが心配になる。だがこれで、これ以上の質問は遮られてしまった。
「おーそれはありがたい!ぜひぜひ。何だったら僕は彼女と同じ部屋でも構いませんよ。ね、フーミン」
結局セクハラ野郎の顔になり、弓削は朝霧を激しく睨んだ。そして、大家の前にもかかわらず冷たく言い放つ。
「死ねよ、マジで」
神坂のほっほっほという笑い声が応接室を満たした。
「その代わり、何かあったらすぐに引き上げさせてもらいますからね」
『おお!もちろんだとも。何かあったらすぐに避難してくれたらいいから』
いやそもそも何かあるようなところに住みたくないんですが…と、喜々とした声を上げる係長に心の中で突っ込んでいた。
そんなこんなで弓削はメゾン・ド・ノワールという名前だけは洒落たシェアハウスに入るための面接を受けるべく、宇根野駅の東側の坂を登ったところにある建物に向かった。シェアハウスの隣りに大家の家があり、もし入居するなら大家の面接だけは受けて欲しいということらしかった。
「あーぢい~!あー死にそ。クーラーが恋しい」
坂を登る間中、朝霧はずっと文句を垂れていた。
「暑いならその変なスーツを脱げばいいでしょう?」
「変なって言うな。これは僕ちんのトレードマークなんだよ。脱ぐわけにはいかない。フーミンこそそんな黒いスーツをよく着てられるねえ。ただでさえボインが暑そうなのに」
「殺しますよ」
ジリジリと照りつける太陽の下、二人の男女は我慢大会のように色の濃いジャケットを着用している。朝霧は派手なラメ入りの紫のスーツ、弓削はいつものように黒のスーツ。弓削がいつもそのスーツを着込んでいるのは、実は必要以上に注がれる胸への視線を和らげるためでもある。だがさすがにその格好で坂を登るのは暑苦しく、本当はジャケットを脱ぎたいのだが、朝霧が文句を垂れながらもスーツを着込んでいるのに対抗し、脱いでしまうと負けた気がするから脱げないでいるのだった。
そもそも面接は弓削一人で行けばいいのだが、調査の一貫として朝霧も大家に話を聞きたいらしい。現在弓削班の残りの二人はきのうまでのようにセフィロトの入り口を交代で張り込んでいて、朝霧だけが弓削に付き従った。一台だけ支給されている調査用車両はセフィロトの方の組に与えられている。
「フーミンが面接に受かればさ、僕らはセフィロトからこっちに移って中から外からとシェアハウスを張り込む手筈なんだ。絶対受かってよね~」
「それってあたしに何かあったら踏み込んでくれるってことですよね?」
「う~ん、それもあるけど、こっちの方が面白そうじゃん?」
相変わらず軽薄な朝霧に白目を向けているうち、手前のシェアハウスの建物が見えてきた。印象としては黒い教会という感じだ。特徴的なのは瓦屋根の鐘楼が建物の先端にあることで、教会なのか寺なのか、そこだけ和洋折衷の変わった雰囲気を醸している。今にも鳴り出しそうな黒い鐘からは、ゆらゆらと禍々しい気が立ち昇っているように見えた。前を通り過ぎる間も眺めていると、ガアガアと弓削たちに向けてがなり立てるカラスの一群が、沈鬱な気分に拍車をかけていた。
生け垣を隔てた大家の家は普通の二階建てモダン住宅で、大きさ的にはちょっとした豪邸といえなくもない。朝霧から聞いた話では、大家は神坂善晴というホラー漫画家なのだそうだ。一昔前に妖怪を題材にしたシリーズで一世風靡し、今はその時の印税や細々とエッセイなどを書いたりして生活を凌いでいるという。普段本を読まない弓削には、代表作を聞いても馴染みがなかった。
開放的なノワールと違って入り口はクリーム色の壁で閉ざされ、インターホンに弓削が名前を告げると、女性の声が応対し、門の鍵が開く音がした。黒い扉を開いて中に入ると、後ろでカチッと鍵が閉まる音がする。玄関までの敷石には雑草が侵食し、庭の草木も伸び放題であまり手入れが行き届いていない風に見えた。建物に行き着くと同時に玄関のドアが開き、細身の女性が出てくる。エプロンをしていたのでお手伝いさんだろうか、年の頃は弓削と同じくらいでアスリートのように引き締まった体つきだ。大家は一人暮らしの老人と聞いていたので親族ではないだろう。
家の中は落ち着いた木彫で、電気を点けなくても窓からの採光で十分明るかった。廊下を右に折れて応接室に通され、落ち着いた薄茶色のカウチソファに座っていた老人が柔らかい笑みで迎え入れ、その向いのソファにどうぞと手をかざした。昔話の花咲かじいさんの絵本で見たような、白髪の優しそうな老人だった。
「暑い中をご苦労さまです。で、あなたがうちに入ってくれるんですかな?」
お手伝いさんがアイスティーを運んでくると、それを飲むよう勧めてから、坂神が聞いた。
「はい、弓削と申します。K署で刑事をしております」
「警察庁の朝霧です」
弓削の次に朝霧が挨拶する。どうやら公安調査庁の人間ということは伏せるようだ。弓削は名刺を差し出したが、朝霧は挨拶だけだった。
「こんな綺麗なお嬢さんが警察にいるんですねえ。何分安普請なもんですから、警察の方に入ってもらうとセキュリティも安心ですなあ」
神坂はそう言ってほっほっほと笑った。胸のことを言及しないのはよかったが、神坂の目が胸に走ったのはチェックしていた。好色そうな笑い方に少しイラッとする。これから何を聞かれるかと身構えていると、
「部屋は7号室になります。管理人がいますので、詳しくは彼に聞いて下さい」
と、あっさりとOKされた。あまりにもあっさりだったので逆に朝霧が慌てて及び腰になる。
「あーちょっと待って下さい。え~と、付き添いの者としてはですねえ、そんなにすんなりオッケーされると、何ていうか、住人たちって大丈夫なのかって勘ぐっちゃうんですけど。これでも一応同僚思いなもんで」
最後の一言はいらないだろと思いながら、書類も何も交わさないのは確かに杜撰すぎる気がする。これでは住人が事件と関わっていないと言い切る根拠も何もないではないか。
「私は人を見る目には自信ありましてな、弓削さんは問題ないと判断しました。もちろん住んでいる方々もみんないい人ばかりです。少々個性派揃いな気もしますが」
神坂はそう言ってまたほっほっほと笑う。もちろんそちらがそれでいいのならこちらから文句はないのだが。入居して思う存分調べさせてもらうだけだ。
「個性派揃い、ですか。ひとつお尋ねしますが、こちらに入居すると変な宗教に勧誘される、なんてことは…?」
朝霧は自分たちの捜査内容に沿った質問をする。認めるのはシャクだが、朝霧は調査員としてはちゃんと仕事をしているようだ。
「宗教、ですか?うーん、占いのようなことをやっている子はいますが、あくまで個人でやっていることなので勧誘はないと思いますよ。私も老婆心ながら若者の夢を応援したいと思っていましてな、大したお世話は出来ませんが、そういう若者たちが交流することで刺激し合ってくれたらと思っとります」
神坂はそう言って見事に宗教という部分は否定してみせた。だけど、確かセフィロトは宗教ではなかったのではなかったか?弓削はせっかく合格した立場をふいにしないよう、自分は黙って朝霧の出方を伺う。
「住人にはどんな方々がいらっしゃるんでしょう?よければお教えていただけませんか?」
朝霧のさらなる質問に、神坂はやや熱の冷めた目を向ける。
「それは入ってからのお楽しみということではいけませんかな?もしご心配ならあなたも泊まってみたらよろしい。リビングになら一日二日泊まることも出来るでしょう」
なんと寛容な大家なことか。この人、本当に人を見る目があるのだろうか?逆に住人のことが心配になる。だがこれで、これ以上の質問は遮られてしまった。
「おーそれはありがたい!ぜひぜひ。何だったら僕は彼女と同じ部屋でも構いませんよ。ね、フーミン」
結局セクハラ野郎の顔になり、弓削は朝霧を激しく睨んだ。そして、大家の前にもかかわらず冷たく言い放つ。
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