13 / 61
1.森の中の変人さん(俺)
12.未使用たくさん
しおりを挟む
ー ユウちゃん(レインポンチョ装備) ー
「ヴァルドゥルブさん!」
ナーナンさんが話しかける
「ん?」
少年を抱え走ろうとしていたおじ様はこちらを振り返る
「おお君たちか、丁度いい報酬は出すから手伝ってくれないだろうか?」
「「はい!」」
報酬大事大事
「いえ、私は報酬はいらないですが、手伝わさせてください」
ナーナンさん無報酬労働はいかんよ?
「立派な心がけだが若者がそれはイカン!」
絶対に受け取ることを条件に山村に向かうことになった
山道とも言えない道を走る。純粋にすげぇと思う
苔や岩肌ぬかるんだ地面を物ともせずにどんどん進む
わたし(俺)はアーノに抱えられたままです
「プレイヤーさん気持ち悪くなったりしてない?」
「あい」
満面の笑みで大丈夫アピール!
「いや、アーノに演技されても困るよ、可愛いけど♪」
途中アーノのほっぺをプニプニしたりしているうちに村に近づいて…
「手遅れだねー」
「アーノ軽いよ?」
「いや~、知らない相手がどうなろうと知ったこっちゃないしね♪」
まだ魔力感知、アーノはレーダーで分かっている程度だがアーノ反応から敵しかおらず生き残りがいないと思われる
まだ距離があるので少しアーノと話そう
「アーノこの世界で戦ってみてどうだった?」
召喚していきなりの実戦をさせてしまったしこちらのことを考慮して軽く怪我をさせてしまった
「う~ん」
悩みながら話された内容は単純に力加減が難しいと言うことだ
「かるーく、投げたつもりだったんだけど補正が入ったのかすっごい威力で飛んでいったの」
「…もしかして領域のせいじゃないかな?」
「あっ!」
わたし(俺)の予想にアーノは納得いったようだ
これはゲームと同じようにと言う『私の領域』の内容をちゃんと理解しないと色々とヤバそうだ
石を投げるという動作でアイテム投げでダメージを与えるのか
石を投げたから補正が入ったのか
投げるという行為自体に補正が入ったのか
どっちにしろゲームでは石を投げる行為自体があったしゲームではSTRでダメージ率がUPしていた
「投げた石、どれくらい威力あったの?」
「それはもうっ、すんっっっごかったよ!」
そうかぁすごかったんか~
「何体ものゴブを貫いて標的まで一直線だったの!」
「ふ~ん………怖いね♪」
「うん、恐ろしかった♪」
本人が軽く投げたつもりでそんなんなったら怖いね
「プレイヤーさん、アーノがダンジョン行ってる間は何してたの?」
「わたし(俺)?わたし(俺)はねー」
猫戯れ門番遊びを話した
「へー門番のりいいね」
「うん、良かったよ」
「そういえば、この世界の食事はどうなの?」
それ聞く?聞いちゃいます?
「わたし(俺)だと極みの硬パン千切れないからアイテムボックス内のご飯だよ」
あの幼女神、おそらく冒険者セットって言ったやつの中に携行食も含めていた栄養バランス整ったこれ一本ってやつ
栄養バーな…そう想像しやすいのはカロリー○○○な
「え、極みの硬パン?」
「うん、そうなのもう硬さを極めたとしか言いようのない硬いパンだったの」
「へーーー」
クスクスと笑うわたし(俺)たち2人とその他3人の前に何かが降りてきた
『ドスン!』
なんじゃい!
「グオオオオオオオオン!」
「イベントシーンはカットで」
「スキップ機能無いよ、プレイヤーさん」
わたし(俺)のつぶやきに律儀に返してくれるアーノ
でも、イベントムービーじゃんこれ
「ナーナンくん相手を頼む、くるぞ!」
おじ様は子供を抱えているため後退、アーノも同様だ
「ちぃ!」
即座に杖と剣に魔法を纏わせ斬りに行く
おおー戦闘初見学
相手は大きいトカゲだねこれがレインモンスター?
湿気が必要だから雨の日しか出てこない?
『ニュルン』
「なっ!」
ん!?
ナーナンさんの剣は相手の体をなぞるように滑った
でもそこは戦闘経験が豊富、体制を崩すことなく滑った勢いのまま相手を通り過ぎる
「く、せいっ!」
何度も試すが結果は同じ、何度でも滑るし同じ場所を何度もやっても同じ結果だった
「アーノ、どう思う?」
「魔法でしょー、皮膚に水の膜を貼ってそれが流動し続けているって感じ?」
「なるほど?」
えっ皮膚に水の膜?
トカゲかと思ったらイモリだったのか?
「う~ん、口元も水で覆ってるねー」
…つまりアイツはエラ呼吸ですか?
いやいや、決めつけは良くない。鳴いたし
「援護する!」
おじ様は子供をおろして拳を前に突き出していた
援護は…魔法かな強化かな?
「フレア、ショット」
拳大の炎の塊がイモリに向かう、ってかイモリでいいのかな?
水で滑っているのは分かるから、それをなんとかしたいそういう気持ちはわかるがあいにくの雨、水はすぐに補充される。
当たると同時にナーナンさんすぐに攻撃するも効果はいまひとつと言ったところ
「ねえねえ、プレイヤーさんアーノも攻撃すべき?」
「そこは、迷いどころなんだよねー」
わたし(俺)は目立たないがアーノが目立ち、様々な騒動に巻き込まれていくのは不本意だ、どうするべきか悩む
「ボコボコボコ」
悩んでいる間にイモリが何かをするそうだ
『プシューー!』
おっと濃霧注意報発令だよ!
霧で周りが見えなくなるし……さっむい(ガタガタガタ)
周りの気温を冷やしたのか?
水、氷系のモンスターだねぇ………ごめん寒いの苦手
「アーノ、ヤッて」
「はーい、じゃあここで待っててね~」
アーノは敵の正確な居場所がわかっているようで、わたし(俺)を下ろすとナイフをすらっと抜きサッと移動した
スキル『私の領域』やっぱわたし(俺)よりチートやん
そう思っていると
「グオオオオオオオオン!」
魔力反応が消えた。
早!えっ水膜どうしたん?
霧で何も見えなかったよ、アーノ、アーーーーーノ!
君の活躍見たかった~……グスン
「ただいま~♪」
「お帰り~」
帰ってくるとすぐさま抱っこしてくれるアーノ
『ブルブル』
寒いねー、まだ霧が出てる
「ちょっち待ってねー」
そういうと、なんというか暖かい部屋に入った感じがするように暖かくなった
「魔法?」
「だよだよ♪」
すげえ、魔法すげぇ。ナーナンさんのときも思ってたけど本当に魔法はすごいな
……あ……れ?
スキルは使ったけど、わたし(俺)魔法はまだ使ってないよね。わたし(俺)異世界に来て何やってんだか
魔力操作をもらってるから、錬金術と並行して色々とちゃんとやって異世界を楽しもう
「おーーーー!」
「えっなに、プレイヤーさんどうしたの?」
「ヴァルドゥルブさん!」
ナーナンさんが話しかける
「ん?」
少年を抱え走ろうとしていたおじ様はこちらを振り返る
「おお君たちか、丁度いい報酬は出すから手伝ってくれないだろうか?」
「「はい!」」
報酬大事大事
「いえ、私は報酬はいらないですが、手伝わさせてください」
ナーナンさん無報酬労働はいかんよ?
「立派な心がけだが若者がそれはイカン!」
絶対に受け取ることを条件に山村に向かうことになった
山道とも言えない道を走る。純粋にすげぇと思う
苔や岩肌ぬかるんだ地面を物ともせずにどんどん進む
わたし(俺)はアーノに抱えられたままです
「プレイヤーさん気持ち悪くなったりしてない?」
「あい」
満面の笑みで大丈夫アピール!
「いや、アーノに演技されても困るよ、可愛いけど♪」
途中アーノのほっぺをプニプニしたりしているうちに村に近づいて…
「手遅れだねー」
「アーノ軽いよ?」
「いや~、知らない相手がどうなろうと知ったこっちゃないしね♪」
まだ魔力感知、アーノはレーダーで分かっている程度だがアーノ反応から敵しかおらず生き残りがいないと思われる
まだ距離があるので少しアーノと話そう
「アーノこの世界で戦ってみてどうだった?」
召喚していきなりの実戦をさせてしまったしこちらのことを考慮して軽く怪我をさせてしまった
「う~ん」
悩みながら話された内容は単純に力加減が難しいと言うことだ
「かるーく、投げたつもりだったんだけど補正が入ったのかすっごい威力で飛んでいったの」
「…もしかして領域のせいじゃないかな?」
「あっ!」
わたし(俺)の予想にアーノは納得いったようだ
これはゲームと同じようにと言う『私の領域』の内容をちゃんと理解しないと色々とヤバそうだ
石を投げるという動作でアイテム投げでダメージを与えるのか
石を投げたから補正が入ったのか
投げるという行為自体に補正が入ったのか
どっちにしろゲームでは石を投げる行為自体があったしゲームではSTRでダメージ率がUPしていた
「投げた石、どれくらい威力あったの?」
「それはもうっ、すんっっっごかったよ!」
そうかぁすごかったんか~
「何体ものゴブを貫いて標的まで一直線だったの!」
「ふ~ん………怖いね♪」
「うん、恐ろしかった♪」
本人が軽く投げたつもりでそんなんなったら怖いね
「プレイヤーさん、アーノがダンジョン行ってる間は何してたの?」
「わたし(俺)?わたし(俺)はねー」
猫戯れ門番遊びを話した
「へー門番のりいいね」
「うん、良かったよ」
「そういえば、この世界の食事はどうなの?」
それ聞く?聞いちゃいます?
「わたし(俺)だと極みの硬パン千切れないからアイテムボックス内のご飯だよ」
あの幼女神、おそらく冒険者セットって言ったやつの中に携行食も含めていた栄養バランス整ったこれ一本ってやつ
栄養バーな…そう想像しやすいのはカロリー○○○な
「え、極みの硬パン?」
「うん、そうなのもう硬さを極めたとしか言いようのない硬いパンだったの」
「へーーー」
クスクスと笑うわたし(俺)たち2人とその他3人の前に何かが降りてきた
『ドスン!』
なんじゃい!
「グオオオオオオオオン!」
「イベントシーンはカットで」
「スキップ機能無いよ、プレイヤーさん」
わたし(俺)のつぶやきに律儀に返してくれるアーノ
でも、イベントムービーじゃんこれ
「ナーナンくん相手を頼む、くるぞ!」
おじ様は子供を抱えているため後退、アーノも同様だ
「ちぃ!」
即座に杖と剣に魔法を纏わせ斬りに行く
おおー戦闘初見学
相手は大きいトカゲだねこれがレインモンスター?
湿気が必要だから雨の日しか出てこない?
『ニュルン』
「なっ!」
ん!?
ナーナンさんの剣は相手の体をなぞるように滑った
でもそこは戦闘経験が豊富、体制を崩すことなく滑った勢いのまま相手を通り過ぎる
「く、せいっ!」
何度も試すが結果は同じ、何度でも滑るし同じ場所を何度もやっても同じ結果だった
「アーノ、どう思う?」
「魔法でしょー、皮膚に水の膜を貼ってそれが流動し続けているって感じ?」
「なるほど?」
えっ皮膚に水の膜?
トカゲかと思ったらイモリだったのか?
「う~ん、口元も水で覆ってるねー」
…つまりアイツはエラ呼吸ですか?
いやいや、決めつけは良くない。鳴いたし
「援護する!」
おじ様は子供をおろして拳を前に突き出していた
援護は…魔法かな強化かな?
「フレア、ショット」
拳大の炎の塊がイモリに向かう、ってかイモリでいいのかな?
水で滑っているのは分かるから、それをなんとかしたいそういう気持ちはわかるがあいにくの雨、水はすぐに補充される。
当たると同時にナーナンさんすぐに攻撃するも効果はいまひとつと言ったところ
「ねえねえ、プレイヤーさんアーノも攻撃すべき?」
「そこは、迷いどころなんだよねー」
わたし(俺)は目立たないがアーノが目立ち、様々な騒動に巻き込まれていくのは不本意だ、どうするべきか悩む
「ボコボコボコ」
悩んでいる間にイモリが何かをするそうだ
『プシューー!』
おっと濃霧注意報発令だよ!
霧で周りが見えなくなるし……さっむい(ガタガタガタ)
周りの気温を冷やしたのか?
水、氷系のモンスターだねぇ………ごめん寒いの苦手
「アーノ、ヤッて」
「はーい、じゃあここで待っててね~」
アーノは敵の正確な居場所がわかっているようで、わたし(俺)を下ろすとナイフをすらっと抜きサッと移動した
スキル『私の領域』やっぱわたし(俺)よりチートやん
そう思っていると
「グオオオオオオオオン!」
魔力反応が消えた。
早!えっ水膜どうしたん?
霧で何も見えなかったよ、アーノ、アーーーーーノ!
君の活躍見たかった~……グスン
「ただいま~♪」
「お帰り~」
帰ってくるとすぐさま抱っこしてくれるアーノ
『ブルブル』
寒いねー、まだ霧が出てる
「ちょっち待ってねー」
そういうと、なんというか暖かい部屋に入った感じがするように暖かくなった
「魔法?」
「だよだよ♪」
すげえ、魔法すげぇ。ナーナンさんのときも思ってたけど本当に魔法はすごいな
……あ……れ?
スキルは使ったけど、わたし(俺)魔法はまだ使ってないよね。わたし(俺)異世界に来て何やってんだか
魔力操作をもらってるから、錬金術と並行して色々とちゃんとやって異世界を楽しもう
「おーーーー!」
「えっなに、プレイヤーさんどうしたの?」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
19
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる