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第一話
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「うーん……」起き上がり目を覚ますが何かがおかしい。
なんか目がぱっちりして、体もスッキリ、いつもなら目が覚めてもベットの中で数時間は起きることができないのに。
いや、今までがおかしかっただけでこれが普通なのか?
そう思っていると下の階がドダドタうるさいことに気がついた。
あれ?両親はいつも朝早く仕事してるからこの時間は居ないはずだけど……?
俺は時計を見ようとベットの横に目をやるが、「え……?」そこには壁しかなかった。
驚いて辺りを見回すも、「何処だ……ここ?」確かに俺の部屋に似てるが微妙に違う。
もしかして……あれか!俺のニート生活に我慢できなくなった両親が引き出し屋に頼んで俺を拉致したのか!?
寝てる間に俺を拉致して……ってことはここはどっかの施設?
いや……まさかと思い治すが、じゃあ本当になんだ……? その時階下のドタドタ音が上がってきていることに気がついた。
俺は咄嗟に壁を背中にくっつけ、息を殺しながら扉をガン見する。扉は勢いよく開かれ、
「お兄ちゃーーん!おっはよーーう!!」と叫びながら金髪の少女が入ってきた。
??? 理解できずに固まる俺を見ながら少女が続ける。「ん?どうしたのお兄ちゃん、起きてるなら返事くらいしてよねー」
もしかしてお兄ちゃんって俺のことか?でも俺に妹なんていないし、両親からも何も聞いていない。
俺はとりあえず確認のために人差し指を自分に向け、「お兄ちゃん……?」と聞いてみた。
すると「何してるのお兄ちゃん?当たり前でしょ」
そこでもしかして……?と考えが浮かび急いで扉に向かい、「ごめんっ!」と、驚く少女を横にどけ、一階に降りる。
一階は全て見覚えがある……と思い洗面所の扉を開けようとするも、ドアノブの位置が変わっていた。
ゾッとするも、すがるような勢いでドアノブを開けて洗面所に入り、鏡を見る。
しかしそこに居たのは俺の知らない男だった。
「なんだこれ……?」何度瞬きしても変わらない。何度見ても俺の知らない男が写っている。
童顔で高校生ぐらいの顔。イケメンではないがブサイクでもないし髭も一切生えてない。
目も輝いていて、眉毛も整えられている。
虚な目をして生気がなく、髭も生えっぱなしで鏡を見る度にゾンビかと思うような俺の顔とは大違いだ。
俺は立っていられなくなり座り込んで頭を抱える。
考え事で辛くなった時にやる俺の癖だが、いつもならばベタベタの髪がサラサラしていることに更に苦しくなる。
本当になんなんだこれ……? 眠ってる間に整形手術でも受けたのか?
いやそんなわけないだろ。短時間でここまで変えられるわけがないし、何よりメリットがない。
別人と入れ替わってしまったのか……?現実的じゃないけどそれが一番あり得る。
よく知らないけどあれか?なろう小説の転生ってやつなのか?
意味わかんねぇよ……何が起きてるんだ……?
いつも通りに朝起きたら知らない人間になってるって……
「兄さん……?大丈夫、体調悪い……?」
顔を上げるとさっきの少女が立っていた。「えっと……その……誰?」俺が指を指すとその少女は驚いた顔をした。
「私、白水咲だよ!覚えてないの……?」そう言い詰め寄ってくる少女に、俺はどう答えれば良いか分からなかった。
俺の事を話せば良いのか?この体はなんだ?白水なんて聞いたことないし知らない。
「う……う、えっと」
何か言わなきゃと思うものの、吃ってただ言葉にならないことを言うだけ。完全にテンパってしまい頭の中はぐちゃぐちゃ。
何か喋っている少女の言葉も理解できなくなっていき、思考停止状態に陥った脳。
全身を掻きむしりたくなる。何が起きてるのか何を話せばいいのかわからない
「え……え…もう……何なんだよ……」
そして更に近づいてくる少女に俺は、どうすれば良いか分からなくて、泣き出してしまった
なんか目がぱっちりして、体もスッキリ、いつもなら目が覚めてもベットの中で数時間は起きることができないのに。
いや、今までがおかしかっただけでこれが普通なのか?
そう思っていると下の階がドダドタうるさいことに気がついた。
あれ?両親はいつも朝早く仕事してるからこの時間は居ないはずだけど……?
俺は時計を見ようとベットの横に目をやるが、「え……?」そこには壁しかなかった。
驚いて辺りを見回すも、「何処だ……ここ?」確かに俺の部屋に似てるが微妙に違う。
もしかして……あれか!俺のニート生活に我慢できなくなった両親が引き出し屋に頼んで俺を拉致したのか!?
寝てる間に俺を拉致して……ってことはここはどっかの施設?
いや……まさかと思い治すが、じゃあ本当になんだ……? その時階下のドタドタ音が上がってきていることに気がついた。
俺は咄嗟に壁を背中にくっつけ、息を殺しながら扉をガン見する。扉は勢いよく開かれ、
「お兄ちゃーーん!おっはよーーう!!」と叫びながら金髪の少女が入ってきた。
??? 理解できずに固まる俺を見ながら少女が続ける。「ん?どうしたのお兄ちゃん、起きてるなら返事くらいしてよねー」
もしかしてお兄ちゃんって俺のことか?でも俺に妹なんていないし、両親からも何も聞いていない。
俺はとりあえず確認のために人差し指を自分に向け、「お兄ちゃん……?」と聞いてみた。
すると「何してるのお兄ちゃん?当たり前でしょ」
そこでもしかして……?と考えが浮かび急いで扉に向かい、「ごめんっ!」と、驚く少女を横にどけ、一階に降りる。
一階は全て見覚えがある……と思い洗面所の扉を開けようとするも、ドアノブの位置が変わっていた。
ゾッとするも、すがるような勢いでドアノブを開けて洗面所に入り、鏡を見る。
しかしそこに居たのは俺の知らない男だった。
「なんだこれ……?」何度瞬きしても変わらない。何度見ても俺の知らない男が写っている。
童顔で高校生ぐらいの顔。イケメンではないがブサイクでもないし髭も一切生えてない。
目も輝いていて、眉毛も整えられている。
虚な目をして生気がなく、髭も生えっぱなしで鏡を見る度にゾンビかと思うような俺の顔とは大違いだ。
俺は立っていられなくなり座り込んで頭を抱える。
考え事で辛くなった時にやる俺の癖だが、いつもならばベタベタの髪がサラサラしていることに更に苦しくなる。
本当になんなんだこれ……? 眠ってる間に整形手術でも受けたのか?
いやそんなわけないだろ。短時間でここまで変えられるわけがないし、何よりメリットがない。
別人と入れ替わってしまったのか……?現実的じゃないけどそれが一番あり得る。
よく知らないけどあれか?なろう小説の転生ってやつなのか?
意味わかんねぇよ……何が起きてるんだ……?
いつも通りに朝起きたら知らない人間になってるって……
「兄さん……?大丈夫、体調悪い……?」
顔を上げるとさっきの少女が立っていた。「えっと……その……誰?」俺が指を指すとその少女は驚いた顔をした。
「私、白水咲だよ!覚えてないの……?」そう言い詰め寄ってくる少女に、俺はどう答えれば良いか分からなかった。
俺の事を話せば良いのか?この体はなんだ?白水なんて聞いたことないし知らない。
「う……う、えっと」
何か言わなきゃと思うものの、吃ってただ言葉にならないことを言うだけ。完全にテンパってしまい頭の中はぐちゃぐちゃ。
何か喋っている少女の言葉も理解できなくなっていき、思考停止状態に陥った脳。
全身を掻きむしりたくなる。何が起きてるのか何を話せばいいのかわからない
「え……え…もう……何なんだよ……」
そして更に近づいてくる少女に俺は、どうすれば良いか分からなくて、泣き出してしまった
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