【完結】ブラック企業で限界の俺、十年前の親友に“買われて”溺愛されてます

砂原紗藍

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22.ふたりだけの蒸気の中で ※R-18

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バスルームも、広くて豪華だった。
ガラス張りのシャワーブース、大きなバスタブ。

「……うわ、ホテルのスイートルームみたい」
「気に入った?」
「……ああ」
「よかった」

輝がシャツのボタンを外し始める。
スーツを脱ぎ、ネクタイを外すと、鍛えられた身体が露わになって思わず目を逸らす。

「ほら、圭も脱いで」
「わ、わかってる……」

恥ずかしがりながら、俺も服を脱ぐ。
輝の視線が俺の身体を見ている。

「……おい、見るな」
「見る。お前の全部、見たいから」
「なんだよそれ…」

シャワーブースに入ると、輝が後ろから抱きついてきた。

「ちょ、おま……」
「圭、背中流してあげるよ」

温かいお湯が身体に降り注ぐ。輝の手が、丁寧に俺の背中を洗っていく。

「気持ちいい?」
「……うん」

本当に気持ちいい。優しい手つき。適度な力加減。

「よかった」

輝の手が、少しずつ下へ移動していく。

「ちょっと……!」
「ん?」
「……そこは、自分で洗える」
「でも、俺が洗いたい」
「は!?」

輝が耳元で囁く。

「全部、俺に任せて」
「……っ」

身体が熱くなる。輝の手が、俺の身体を丁寧に洗っていく。
お腹、脇腹、そして――。

「んっ……」

敏感なところに触れられて、思わず声が漏れる。

「圭、可愛い声」
「……やめろ」
「やめない」

輝の手が、さらに下へ。

「あっ……」
「ほら、ここも洗わないと」
「自分で洗える……っ」
「ダメ。全部、俺が洗う」

輝の手が、俺の身体の隅々まで洗っていく。
恥ずかしいけど――でも、不思議と嫌じゃなかった。
むしろ、身体が勝手に反応してしまう。

「圭、感じてる?」
「……っ」

答えたくなかった。でも、身体は正直だ。

「今日から、毎日こうやって一緒にお風呂入ろう」
「……毎日?」
「毎日」

輝が俺の首筋にキスをする。

「んっ……」
「圭の身体、全部俺が知ってる」
「……っ」
「どこが敏感で、どこを触れば気持ちよくなるか」

輝の手が、的確に俺の敏感なところを攻めていく。

「やっ……そこ……」
「ここ?」
「……っ」

膝が、ガクガクと震える。

「大丈夫。倒れそうになったら、俺が支える」

輝の腕が、しっかりと俺を支えている。

輝の声が甘くて、けれど強引で。
太ももに当たる硬い存在に気づいた。
勃っていて、じわりと疼く熱が伝わってくる。

「ちょ、輝、勃ってんだけど……」
「当たり前じゃん。圭がこんな姿見せてくれたらさ」

輝の言葉に、俺は思わず固まった。
どこか含みのある響きに、胸の奥がドキッとした。

その瞬間――輝の手が、バスルームの棚に置いてあったボトルに伸びた。

「圭、触るよ?」

耳元に落ちた低い声に、背筋が震える。
冷たい感触が肌に乗せられて、それが体温に溶けていくみたいに、 じんわり熱を帯びてきた。

「力抜いて?」
「……あ、ぁっ……」

輝の指先が、ゆっくりと撫でるように滑っていく。その動きに合わせて、息が勝手に漏れてしまう。

「んっ、ぅ……」

周囲を撫でられて、じらされるような熱がこもる。
そのあと柔らかい感触がして、輝の指がゆっくりと俺の中に押し入ってきた。

「っ、あ……や、っ……」

息が詰まりそうになる。
でも、輝のもう片方の手がそっと腰を押さえていて、引こうとした身体は逃げられない。

内側を探るように押し広げられて――指を抜き差しされるたびに、中が熱くなっていく。身体の奥が、輝の指の形を覚えていくみたいで、息が漏れた。

「っ……、……あぁ……」
「後ろ、見て」
「……は?」

言われた意味がすぐにわからず、戸惑いながらもゆっくりと振り返る。
視線の先――そこにあったのは、全身が映るバスルームの鏡。

映っていたのは、顔を赤くして、お尻を突き出した姿勢の俺。
輝の指を奥まで咥えこまされて、僅かに震えているその情けない姿が、はっきりと映し出されていた。

「……っ、な、……」

鏡の中の自分に目を逸らしたくなるのに、輝の手がそれを許してくれなかった。

「えっちだね」
「っ、ばかっ……!!」

恥ずかしすぎて、声が大きくなった。
最悪だ。こんなの、見られたくなかったのに。
身体の芯まで火がついたみたいで、顔から耳まで真っ赤になる。

「かわいい」
「っく……っ」

耐えきれずに目を逸らした瞬間――
輝の指が中でぐっと動き、前立腺をさする。

「あっ……! あ、ん……」

とろけそうな声が勝手に漏れる。
そして、もう一本。増やされた指が、またぬるりと奥へ潜り込んできた。

「あっ、あっ……だめ……っ」

言葉とは裏腹に身体は震えて、鏡の中の自分がまたひとつ、知らなかった表情を浮かべていた。

何本か指を押し込まれて、中を掻き回される。
その感触がただただ気持ちよくて、堪えきれずに甘い声が漏れた。

「あっ……あぁ、そこはっ……」
「ここだよね。圭が感じる場所……」

低く囁かれるたびに、羞恥がこみ上げてくる。
このままじゃ、本当にわけがわからなくなりそうで――気持ちよさと恥ずかしさで、頭がおかしくなりそうだ。

「輝……もう……」
「もう少し、我慢して」
「無理……っ」
「じゃあ、ベッドに行こうか」
「え……?」

輝が、シャワーを止めた。


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