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第一章「彼女にしか見えないもの①」
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「ピピピッ、ピピピッ」
デジタルの目覚まし時計のアラームが部屋中に響き渡る。外では鳥が鳴いている。カーテンの隙間から朝の日差しが漏れて部屋の中に入って来る。
「もう朝だ。起きなきゃ……」
アラームの音を止めて彼女はベッドの中、ぼーっとした頭で考える。
「そういえば、またあの夢見ちゃったな。いつも起きると内容忘れるんだけど、いつも同じ夢……」
子供の頃から彼女には時々見えるものがあった。例えば誰かが大切にしている本。その本の内部にキラキラした何かが光って見えるのだ。例えば具合が悪くて病院で薬を貰って飲んでいる人、そういう人の中には真っ黒くてもやもやとして渦巻いている何かが体の中にあるように見える事がある。その≪何か≫ははっきりとした形(四角とか丸とか花形とか雪の結晶のように繊細な形のものもある)で見える時もあれば光や煙のようなはっきりとしない状態で見える時もある。≪何か≫の見える場所も、例えば、人であれば心臓ど真ん中にあったり頭の部分だったり、物であっても中心点にあるとは限らない、様々な場所にあるようだった。最初は誰にでも見えていると思っていて、一度、一緒に遊んでいた友達に聞いてみた事がある。
「あれ、なあに? ほら、キラキラ光っているでしょう?」
けれど誰も何も見えないと言う。そんな事が二、三度続いた後、彼女は、これは自分にしか見えないのだと知ったのだ。そして決して誰にも話すまいと心に誓った事を覚えている。誰でもそうだと思うけれど彼女も他と“違う”と思われるのは嫌だったからだ。とにかく、何か大切な物のような、でもどうでもいい物のようなそんな≪何か≫がずっと見え続けて、それがどういう事なのか知らないまま時は過ぎていった。
彼女の名前は月居アキラ。年齢は十四歳。花咲町に生まれ育ち、現在はコンセダチュール女学院の中等部二年生である。両親は仕事で海外赴任中、祖父との二人暮らしをしている。この祖父であるが、昔は公務員をしていたが五十歳で早々に退職し、その後は超常現象に関する研究をしながら少年向け小説も執筆する、といった変わり者である。
「おはよう、お爺ちゃん」
「おぉ、おはようさんじゃ。今朝はちと遅かったな。学校に遅刻するといかんと思い起こしに行こうと思ったわい。さあ、爺ちゃんがスペシャル朝食を作っておいたぞ!」
「わぁ、美味しそう。ありがとう! ……って! お爺ちゃん~、今朝私が遅れた理由が何だか分かってるの? お爺ちゃんまた実験したでしょ! 勝手に私の部屋に入って物を移動させたりするから、教科書がどこにあるか分からなくて遅れたの!」
「ありゃー、バレたか! しかしよう教科書が無いのが分かったな。確か似せた本を作って机の上に置いておいたはず……。見破るとは、さすがはわしの孫じゃわい。昨日も、 “失せ物探索実験”時間の記録、0.一秒も更新したし、やはり日々の鍛練が大切じゃ。こうしていつも第六感を働かせるんじゃぞ!」
「ふざけないで! それに、女の子の部屋に勝手に入るなんて本当失礼だよ! だいたい記録更新とかそんなの私にはどうでもいいもん! それに教科書、一冊見つかりませんでしたけど! もう~朝から夢は見るわ教科書無くてあせるわで大変だったんだから!」
「何と! そうじゃったのか……。それではまだまだ鍛練が足りんのじゃな、これからはもっと隠す頻度を多くするか……。じゃが、アキラ、夢とは一体どんなものであった? もしや予知夢かも……」
「なわけないでしょ!」
アキラはため息をついた。この祖父は超常現象の研究の為の人間の研究、と称して毎度の様に色々な“実験”をやらかすのだが、それを近所の子供や、アキラで時々試すのだ。例えば、人間の第六感を鍛えるとか何とかの理由で行う “失せ物探索実験”では、いつも使う台所用品をこっそり別の場所に移動させたり、アキラの部屋にまで勝手に入り、物を隠したりしては、それを探し出す時間を計測し記録していくのだ。また、先日行った、“復元実験”では、靴箱の中の靴を片一方づつ全て入れ替えられ、これまた元に戻すまでの時間を計測された。しかもたまに行う実験だけならまだしも、“鍛練”として、今朝の教科書事件のようにトラップを用意しておいたりする。そんなこと、された方はたまらない。毎度の事だが大騒ぎに発展するのだ。実際の所これがどれだけ祖父の研究に役立っているのかは分からないが、どんなに忙しい時でもお構いなしに“実験”や“鍛練”はやってくるのだから、困ったものである。
「本当、これさえなかったら普段は良いお爺ちゃんなのになぁ……。小説だって結構面白いって周りの皆からは好評なのに。実験とか……仕方ないのかな……」
諦めに似た感情を抱きつつ、アキラは朝食をとり、家を出て学校へ向かう。通学には自転車を使っている。
「もうすっかり涼しい季節だなあ」
アキラは自転車に跨り走り出す。その瞬間ふわっと微風が頬に触れた。その瞬間がアキラは大好きだった。坂道を登りきった所でふと、横を向いて町並みを見下ろす。今、同じように自転車に乗ってどこかへ行こうとしている人はこの町にどれくらいいるのだろうか、そんな事を考えながらまた、ペダルに足をかけていく。その時だった。
「こら! 前方不注意よ!」
突然声をかけられアキラはよろめきながら自転車を止めた。
「あ、百合葉先輩!」
声をかけたのは学院中等部三年生の都百合葉だった。都百合葉は中等部の副生徒会長も務めており、成績も優秀、長い黒髪ストレートの美少女である。同じく中等部生徒会長の藤堂薫と併せて、女子ばかりのこの学院で一、二位を争う人気者である。アキラにとっても憧れの存在だ。
「先輩、おはようございます! そしてすみませんでした……。つい、町並みが綺麗だったもので……」
自転車を降り、アキラはしおしおと頭を下げた。
「自転車通学の人は交通安全に気を付けなくちゃ駄目よ。でも、通学途中の景色に見とれるのは愛校精神ともとれなくは無いし、ある意味ヨロシイ!」
「先輩……」
「私もここから見える町並み、好きよ」
二人は目を見合わせて笑い合った。
「あなた名前は?」
「月居アキラです。中等部二年R組です!」
「ああ、あの小説家の素敵なお爺様をお持ちだっていう」
「そ、そうです。お爺様をお持ちですます……。とってもステキな……」
「小説、私は読んだこと無いのだけれど、弟が読んでいる所を見た事あるわ。面白いって言っていたわよ」
「ありがとうございます。祖父に話したら喜びます」
「さ、行きましょう」
「はい」
アキラは自転車を押しながらユリハと歩く事にする。行きながらとりとめもなく会話は続き、学院の正門がもう少しで見えてくる。アキラはこの短くも楽しい時間が終わってしまう事に寂しさを感じながら、ふと百合葉に目を向ける。
「……あれ? 光ってる……」
アキラは百合葉が着ている制服のブレザーの胸ポケットの所に妙な光を見つけた。
「アキラさん、どうしたの……?」
「しまった」とアキラは思った。今日は気分が良くてついつい、いつも口に出さないような事を話してしまった。アキラは焦って何とか取り繕う。
「ああああの、胸ポケットの所が光っているような気がして、ブローチか何かですよね、いやっ何も無いか! 私の気のせいですよね! すみません変なとこ凝視しちゃって……」
何が何だか分からない言動になってしまったアキラに百合葉は笑いながら
「本当、どうしたの? 面白いわね」
そう優しく言いながら話を続ける。
「ここには友人にもらった防犯用のペン型ライトが入っているの。長さが短いからちょうどすぐ取り出せる場所に入れておこうと思って。歩いている途中でライトが付いちゃったのね、きっと」
そう言って紫色の地に赤や緑の色とりどりの鮮やかな花々が描かれたペン型のライトを見せてくれた。それを聞いてアキラが死ぬほど安堵したのは言うまでも無い。
「めちゃ綺麗ですね。それに……ライトの光も何だかとても暖かい光でした。先輩にピッタリです!」
「ありがとう。ああ、もう少しで正門に着くわね。アキラさん、駐輪場に自転車置いてこないとね」
「はい! 本当、今日はお話出来て楽しかったです。それでは~!」
アキラは自転車を両手で動かしながら勢い良く正門に入り、後ろ手になった百合葉に手を振る。
「せんぱーい! またお話しましょーう!」
百合葉もそれに続けて声を少し大きく出して言葉を返す。
「またお話しましょうね!」
去っていくアキラの後姿を百合葉は少しの間見つめていた。そして、
「可愛い子……それにしてもよくここまで気付かれなかったわね。こうしてはいられないわ。あの方に報告しないと……」
そう呟き、足早に校舎の中に消えていった。
デジタルの目覚まし時計のアラームが部屋中に響き渡る。外では鳥が鳴いている。カーテンの隙間から朝の日差しが漏れて部屋の中に入って来る。
「もう朝だ。起きなきゃ……」
アラームの音を止めて彼女はベッドの中、ぼーっとした頭で考える。
「そういえば、またあの夢見ちゃったな。いつも起きると内容忘れるんだけど、いつも同じ夢……」
子供の頃から彼女には時々見えるものがあった。例えば誰かが大切にしている本。その本の内部にキラキラした何かが光って見えるのだ。例えば具合が悪くて病院で薬を貰って飲んでいる人、そういう人の中には真っ黒くてもやもやとして渦巻いている何かが体の中にあるように見える事がある。その≪何か≫ははっきりとした形(四角とか丸とか花形とか雪の結晶のように繊細な形のものもある)で見える時もあれば光や煙のようなはっきりとしない状態で見える時もある。≪何か≫の見える場所も、例えば、人であれば心臓ど真ん中にあったり頭の部分だったり、物であっても中心点にあるとは限らない、様々な場所にあるようだった。最初は誰にでも見えていると思っていて、一度、一緒に遊んでいた友達に聞いてみた事がある。
「あれ、なあに? ほら、キラキラ光っているでしょう?」
けれど誰も何も見えないと言う。そんな事が二、三度続いた後、彼女は、これは自分にしか見えないのだと知ったのだ。そして決して誰にも話すまいと心に誓った事を覚えている。誰でもそうだと思うけれど彼女も他と“違う”と思われるのは嫌だったからだ。とにかく、何か大切な物のような、でもどうでもいい物のようなそんな≪何か≫がずっと見え続けて、それがどういう事なのか知らないまま時は過ぎていった。
彼女の名前は月居アキラ。年齢は十四歳。花咲町に生まれ育ち、現在はコンセダチュール女学院の中等部二年生である。両親は仕事で海外赴任中、祖父との二人暮らしをしている。この祖父であるが、昔は公務員をしていたが五十歳で早々に退職し、その後は超常現象に関する研究をしながら少年向け小説も執筆する、といった変わり者である。
「おはよう、お爺ちゃん」
「おぉ、おはようさんじゃ。今朝はちと遅かったな。学校に遅刻するといかんと思い起こしに行こうと思ったわい。さあ、爺ちゃんがスペシャル朝食を作っておいたぞ!」
「わぁ、美味しそう。ありがとう! ……って! お爺ちゃん~、今朝私が遅れた理由が何だか分かってるの? お爺ちゃんまた実験したでしょ! 勝手に私の部屋に入って物を移動させたりするから、教科書がどこにあるか分からなくて遅れたの!」
「ありゃー、バレたか! しかしよう教科書が無いのが分かったな。確か似せた本を作って机の上に置いておいたはず……。見破るとは、さすがはわしの孫じゃわい。昨日も、 “失せ物探索実験”時間の記録、0.一秒も更新したし、やはり日々の鍛練が大切じゃ。こうしていつも第六感を働かせるんじゃぞ!」
「ふざけないで! それに、女の子の部屋に勝手に入るなんて本当失礼だよ! だいたい記録更新とかそんなの私にはどうでもいいもん! それに教科書、一冊見つかりませんでしたけど! もう~朝から夢は見るわ教科書無くてあせるわで大変だったんだから!」
「何と! そうじゃったのか……。それではまだまだ鍛練が足りんのじゃな、これからはもっと隠す頻度を多くするか……。じゃが、アキラ、夢とは一体どんなものであった? もしや予知夢かも……」
「なわけないでしょ!」
アキラはため息をついた。この祖父は超常現象の研究の為の人間の研究、と称して毎度の様に色々な“実験”をやらかすのだが、それを近所の子供や、アキラで時々試すのだ。例えば、人間の第六感を鍛えるとか何とかの理由で行う “失せ物探索実験”では、いつも使う台所用品をこっそり別の場所に移動させたり、アキラの部屋にまで勝手に入り、物を隠したりしては、それを探し出す時間を計測し記録していくのだ。また、先日行った、“復元実験”では、靴箱の中の靴を片一方づつ全て入れ替えられ、これまた元に戻すまでの時間を計測された。しかもたまに行う実験だけならまだしも、“鍛練”として、今朝の教科書事件のようにトラップを用意しておいたりする。そんなこと、された方はたまらない。毎度の事だが大騒ぎに発展するのだ。実際の所これがどれだけ祖父の研究に役立っているのかは分からないが、どんなに忙しい時でもお構いなしに“実験”や“鍛練”はやってくるのだから、困ったものである。
「本当、これさえなかったら普段は良いお爺ちゃんなのになぁ……。小説だって結構面白いって周りの皆からは好評なのに。実験とか……仕方ないのかな……」
諦めに似た感情を抱きつつ、アキラは朝食をとり、家を出て学校へ向かう。通学には自転車を使っている。
「もうすっかり涼しい季節だなあ」
アキラは自転車に跨り走り出す。その瞬間ふわっと微風が頬に触れた。その瞬間がアキラは大好きだった。坂道を登りきった所でふと、横を向いて町並みを見下ろす。今、同じように自転車に乗ってどこかへ行こうとしている人はこの町にどれくらいいるのだろうか、そんな事を考えながらまた、ペダルに足をかけていく。その時だった。
「こら! 前方不注意よ!」
突然声をかけられアキラはよろめきながら自転車を止めた。
「あ、百合葉先輩!」
声をかけたのは学院中等部三年生の都百合葉だった。都百合葉は中等部の副生徒会長も務めており、成績も優秀、長い黒髪ストレートの美少女である。同じく中等部生徒会長の藤堂薫と併せて、女子ばかりのこの学院で一、二位を争う人気者である。アキラにとっても憧れの存在だ。
「先輩、おはようございます! そしてすみませんでした……。つい、町並みが綺麗だったもので……」
自転車を降り、アキラはしおしおと頭を下げた。
「自転車通学の人は交通安全に気を付けなくちゃ駄目よ。でも、通学途中の景色に見とれるのは愛校精神ともとれなくは無いし、ある意味ヨロシイ!」
「先輩……」
「私もここから見える町並み、好きよ」
二人は目を見合わせて笑い合った。
「あなた名前は?」
「月居アキラです。中等部二年R組です!」
「ああ、あの小説家の素敵なお爺様をお持ちだっていう」
「そ、そうです。お爺様をお持ちですます……。とってもステキな……」
「小説、私は読んだこと無いのだけれど、弟が読んでいる所を見た事あるわ。面白いって言っていたわよ」
「ありがとうございます。祖父に話したら喜びます」
「さ、行きましょう」
「はい」
アキラは自転車を押しながらユリハと歩く事にする。行きながらとりとめもなく会話は続き、学院の正門がもう少しで見えてくる。アキラはこの短くも楽しい時間が終わってしまう事に寂しさを感じながら、ふと百合葉に目を向ける。
「……あれ? 光ってる……」
アキラは百合葉が着ている制服のブレザーの胸ポケットの所に妙な光を見つけた。
「アキラさん、どうしたの……?」
「しまった」とアキラは思った。今日は気分が良くてついつい、いつも口に出さないような事を話してしまった。アキラは焦って何とか取り繕う。
「ああああの、胸ポケットの所が光っているような気がして、ブローチか何かですよね、いやっ何も無いか! 私の気のせいですよね! すみません変なとこ凝視しちゃって……」
何が何だか分からない言動になってしまったアキラに百合葉は笑いながら
「本当、どうしたの? 面白いわね」
そう優しく言いながら話を続ける。
「ここには友人にもらった防犯用のペン型ライトが入っているの。長さが短いからちょうどすぐ取り出せる場所に入れておこうと思って。歩いている途中でライトが付いちゃったのね、きっと」
そう言って紫色の地に赤や緑の色とりどりの鮮やかな花々が描かれたペン型のライトを見せてくれた。それを聞いてアキラが死ぬほど安堵したのは言うまでも無い。
「めちゃ綺麗ですね。それに……ライトの光も何だかとても暖かい光でした。先輩にピッタリです!」
「ありがとう。ああ、もう少しで正門に着くわね。アキラさん、駐輪場に自転車置いてこないとね」
「はい! 本当、今日はお話出来て楽しかったです。それでは~!」
アキラは自転車を両手で動かしながら勢い良く正門に入り、後ろ手になった百合葉に手を振る。
「せんぱーい! またお話しましょーう!」
百合葉もそれに続けて声を少し大きく出して言葉を返す。
「またお話しましょうね!」
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