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1 白い結婚を告げるはずが……
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──愛するマリーナのために、キミとは白い結婚とする!
……そう高らかに宣言をするはずだった、自分の最愛のために。
しかし結婚した日の晩、夫婦の寝室で王太子のヘンリックを待っていたのは、自分が知る妻ではなく、会った事もない美しい少女だった。彼女はこの部屋の主のように澄ました顔で、窓際に置かれた椅子に座っていた。
彼女は本日妻となったローゼリアと同じ髪と瞳の色を持ってはいたが、ヘンリックの知る妻の顔は目の前にいる彼女のように美しくはない。
妻の化粧はいつも厚く、その顔色は遠目でも目立つほど白い。そして彼女は重そうなストレートの前髪で顔を隠すようにしていて、どちらかというと暗い雰囲気を常に纏っていた。
それが彼の知る妻ローゼリアの姿で、先ほどまで開かれていた結婚披露宴の時まで自分の隣にいた女性だった。
招待客は皆が結婚の祝いを述べていったが、花嫁衣装に身を包んだ妻の容姿を褒める者はひとりもいなかった。彼女の家族でさえ、彼女の姿を見て複雑そうな表情を浮かべていたのだから。
しかし目の前にいる少女は色こそ妻と同じ髪色ではあるが、まっすぐで重い妻の髪とは違い、少しウエーブがかかっていた。湯浴みをしたからか多少の水分を含んだ髪はしっとりとしている。そして前髪を右側に流す事で、彼女の青く大きな瞳をよく見せてくれた。流した前髪は白い生花を使った髪飾りを使い、耳の辺りで留められていて彼女の美しさを引き立てている。彼女の頬はほんのりと色づいていて、透き通るような白さを持っていた。
「あっ、その……」
ヘンリックが寝室に現れても彼女は座ったまま、その視線は彼に向けられていた。
大きな青い瞳を持つ彼女がヘンリックをじっと見つめる。彼女の視線に耐えられなくなってしまったヘンリックは視線を逸らし、彼女に部屋を間違えたのではないかと言おうとしたのだが、驚きと緊張のあまり言葉にはならなかった。
「いかがなさいましたの、殿下?」
ヘンリックとは違い、落ち着いた様子の彼女が形の良い小さな唇から声を紡いだ瞬間、ヘンリックは固まってしまった。
彼女の姿に覚えはなかったが、その声には聞き覚えがあった。
「そ、その声はっ、ローゼリア……なのか?」
「ええ、十一年も婚約を結んでいた女の顔を忘れてしまいましたの?」
彼女は悠然と笑みを浮かべる。かつて彼が彼女にその笑い方は嫌いだったと言った貴族がよく浮かべる笑い方で。
声と喋り方は確かに自分の知る妻のものだ。すると今自分の目の前にいる人物は自分の妻ということなのだろうか?
頭ではそう理解しようとしても、彼女の見た目が別人と言ってもいいくらいに違っていたので、ヘンリックは自分が見ているものが信じられなくなってしまった。
「『愛するマリーナのために、私はキミとは白い結婚とする』でしたか? 早くおっしゃってくださいな」
「なっ、何でその事を知ってるっ!?」
ローゼリアが椅子から立ち上がる。今の彼女は寝間着ではなく、簡素ではあるが薄い青色のドレスを身に纏っている。白金色の髪色によく合った色のドレスは寝所で着るのにはふさわしいものではないし、首元までしっかりボタンで留められたデザインは夜というよりも昼の普段着として着るものだ。彼女は夫となったばかりの男が何を言おうとしているのかを知った上でここにいるのだとヘンリックは悟った。
別に彼女から迫られているわけでもないのに、自然とヘンリックは一歩後ろへ後ずさる。背中が自室へと繋がるドアに当たった。
「我が家の情報網を馬鹿にしないで下さる? 今日は疲れましたし、夜も遅いですから私は早く床に入って休みたいと思っていますの。もちろん一人でゆっくり休ませていただきますわ。ですから殿下はお気の済むようにあのセリフをおっしゃってくださいまし」
そう言ってローゼリアはにっこりと笑うのだった。
彼女の実家はこの国の筆頭公爵家であるフォレスター家だ。ランゲル王国においてフォレスター家は建国王の弟を始祖とする家で、第二の王家と呼んでもおかしくないほどの歴史のある名家で、他の貴族家とは一線を画している家だった。
きっとヘンリックの行動はフォレスター家によって調べ上げられていたのだろう。だから今夜ヘンリックがやろうとしていた事はローゼリアにはお見通しだったという事になる。
ヘンリックは恥辱で自分の顔が真っ赤になるのを感じていた。
「……し、失礼するっ」
それだけ言うとヘンリックは、夫婦で使うはずだった寝室と自室とを繋いでいるドアを焦った様子で開け、逃げるように自分の部屋へと戻った。
ヘンリックが自室に戻ってから一拍おいて、ガチャリと夫婦の部屋の側から鍵を閉められる音がした。どうやらローゼリアが夫婦の部屋とヘンリックの部屋とを繋ぐドアの鍵をかけたようだった。
それは彼女からの拒絶の意思を表しているようではあったが、その事を気にするよりもヘンリックは自分の見たものが信じられずに混乱の中にいた。
(誰だっ、あれはっ)
ヘンリックは自室の寝台の上に座り、頭をかかえてしまった。
驚きのあまり胸の動悸がまだおさまらない。
確かに髪と瞳の色は自分の妻と同じものだったし、声と喋り方だって彼女その人ではあった。
この国、ランゲル王国では黒髪に黒色の瞳、ストレートの髪に白い肌が美しいとされている。しかしローゼリアはこの国で好まれる色を持ってはいなかった。彼女の髪はクセこそ無かったが前髪の量が多く、そのせいで明るい髪色なのに重い印象を与えていた。
顔立ちはいつも化粧を厚塗りしているので肌の白さは目立っていたのだが、ただ白いだけの顔面の白さと、そこに被せられた前髪の組み合わせが彼女の象徴といっていいほどの印象を見る者に強く与えていた。そして長い前髪のせいで瞳もよく見えなかった。更に彼女自身が表情を外に出さないタイプだったので、ヘンリックは彼女の事を陶器の人形のようだと思っていた。
夫となったヘンリックはローゼリアとは違い、この国で好まれる黒髪に黒色の瞳を持っていて、子供の頃からその容姿をいつも褒められてきた。王太子という地位にあることも重なって、彼はいつも令嬢や令息たちに囲まれていた。
そして婚約者同士であるにもかかわらず、ヘンリックとローゼリアは社交の場で共にいる事はとても少なかった。
ローゼリアが一緒にいる事が多いのは友人ではなく兄のエーヴェルトで、ひっそりと兄妹でいる姿はよく見かけられた。自身の家の派閥の令嬢達とも一緒にいる事はあるが、それは彼女の家が派閥のトップにあるからだけで、遠目から見てもさほど仲が良さそうには見えなかった。
この国ランゲル王国の王太子と筆頭公爵令嬢であったローゼリアとの結婚は完全なる政略で、十一年前の二人が七歳の時に婚約は結ばれたが、真逆のタイプの彼ら二人の仲はあまり良くなかった。
七歳のヘンリックが初めて会った時の彼女はずっと俯いていて、長い前髪のせいで表情がよく見えなかった。見た目も特に良いという訳ではない彼女は珍しい髪色と厚塗りされた肌の人工的な白さだけが目立ち、子供心にも少し気味が悪いと感じてしまい、ローゼリアに心が惹かれるような事はなかった。
ヘンリックはこの結婚を王太子妃になりたがったローゼリアが父親に頼みこんで叶えた婚約だと聞いていて、公爵令嬢である彼女は大層わがままな性格だとも言われていたので、子供同士のお茶会の時に、自身に侍る令嬢たちに聞いてみたら彼女たちもその通りだと言っていた。
しかし婚約者になったのだから、性格に問題があってもせめて友達になろうと思って一度だけ外遊びに誘っても彼女は外に出たがらなかった。一部の侍女たちは王太子殿下のお誘いを断るなんてわがままで不敬だと憤っていた。
ローゼリアはヘンリックをちやほやしてくれる侍女や令嬢たちとは違い、彼を褒めるような事は一度もした事がない。それなのに小難しい事だけはしっかりと言うので、次第に彼女に対して苦手意識を持つようになっていたヘンリックは、ローゼリアとの交流は最低限しかしてこなかった。
彼女とは大した交流も持たず、十一年もの間婚約者として過ごした後での今日の結婚だった。
先ほどの美しい女性が自分の妻とは到底思えない。口調と言動が彼女のものだとしても、見た目が別人レベルで違うので、頭では理解していても感情がついていけない。いっその事、影武者を立てたとでも言われた方がまだ信じる事が出来ただろう。
しかしお互いをどう思っていようと、数時間前に大聖堂で婚姻の誓約書にお互いにサインをしたので、本日より夫婦となってしまった。
ヘンリックは以前の彼女の姿と、先ほどの彼女を思い浮かべてみる。共通点は髪と瞳の色だけだが、少ない交流での記憶を掘り起こすようによくよく思い返してみると、前髪の間から時々見る事が出来た瞳は大きかった、……かもしれない。
(一体何が起きたというのだ!?)
ヘンリックの心の声に答えてくれる者はいなかった。
……そう高らかに宣言をするはずだった、自分の最愛のために。
しかし結婚した日の晩、夫婦の寝室で王太子のヘンリックを待っていたのは、自分が知る妻ではなく、会った事もない美しい少女だった。彼女はこの部屋の主のように澄ました顔で、窓際に置かれた椅子に座っていた。
彼女は本日妻となったローゼリアと同じ髪と瞳の色を持ってはいたが、ヘンリックの知る妻の顔は目の前にいる彼女のように美しくはない。
妻の化粧はいつも厚く、その顔色は遠目でも目立つほど白い。そして彼女は重そうなストレートの前髪で顔を隠すようにしていて、どちらかというと暗い雰囲気を常に纏っていた。
それが彼の知る妻ローゼリアの姿で、先ほどまで開かれていた結婚披露宴の時まで自分の隣にいた女性だった。
招待客は皆が結婚の祝いを述べていったが、花嫁衣装に身を包んだ妻の容姿を褒める者はひとりもいなかった。彼女の家族でさえ、彼女の姿を見て複雑そうな表情を浮かべていたのだから。
しかし目の前にいる少女は色こそ妻と同じ髪色ではあるが、まっすぐで重い妻の髪とは違い、少しウエーブがかかっていた。湯浴みをしたからか多少の水分を含んだ髪はしっとりとしている。そして前髪を右側に流す事で、彼女の青く大きな瞳をよく見せてくれた。流した前髪は白い生花を使った髪飾りを使い、耳の辺りで留められていて彼女の美しさを引き立てている。彼女の頬はほんのりと色づいていて、透き通るような白さを持っていた。
「あっ、その……」
ヘンリックが寝室に現れても彼女は座ったまま、その視線は彼に向けられていた。
大きな青い瞳を持つ彼女がヘンリックをじっと見つめる。彼女の視線に耐えられなくなってしまったヘンリックは視線を逸らし、彼女に部屋を間違えたのではないかと言おうとしたのだが、驚きと緊張のあまり言葉にはならなかった。
「いかがなさいましたの、殿下?」
ヘンリックとは違い、落ち着いた様子の彼女が形の良い小さな唇から声を紡いだ瞬間、ヘンリックは固まってしまった。
彼女の姿に覚えはなかったが、その声には聞き覚えがあった。
「そ、その声はっ、ローゼリア……なのか?」
「ええ、十一年も婚約を結んでいた女の顔を忘れてしまいましたの?」
彼女は悠然と笑みを浮かべる。かつて彼が彼女にその笑い方は嫌いだったと言った貴族がよく浮かべる笑い方で。
声と喋り方は確かに自分の知る妻のものだ。すると今自分の目の前にいる人物は自分の妻ということなのだろうか?
頭ではそう理解しようとしても、彼女の見た目が別人と言ってもいいくらいに違っていたので、ヘンリックは自分が見ているものが信じられなくなってしまった。
「『愛するマリーナのために、私はキミとは白い結婚とする』でしたか? 早くおっしゃってくださいな」
「なっ、何でその事を知ってるっ!?」
ローゼリアが椅子から立ち上がる。今の彼女は寝間着ではなく、簡素ではあるが薄い青色のドレスを身に纏っている。白金色の髪色によく合った色のドレスは寝所で着るのにはふさわしいものではないし、首元までしっかりボタンで留められたデザインは夜というよりも昼の普段着として着るものだ。彼女は夫となったばかりの男が何を言おうとしているのかを知った上でここにいるのだとヘンリックは悟った。
別に彼女から迫られているわけでもないのに、自然とヘンリックは一歩後ろへ後ずさる。背中が自室へと繋がるドアに当たった。
「我が家の情報網を馬鹿にしないで下さる? 今日は疲れましたし、夜も遅いですから私は早く床に入って休みたいと思っていますの。もちろん一人でゆっくり休ませていただきますわ。ですから殿下はお気の済むようにあのセリフをおっしゃってくださいまし」
そう言ってローゼリアはにっこりと笑うのだった。
彼女の実家はこの国の筆頭公爵家であるフォレスター家だ。ランゲル王国においてフォレスター家は建国王の弟を始祖とする家で、第二の王家と呼んでもおかしくないほどの歴史のある名家で、他の貴族家とは一線を画している家だった。
きっとヘンリックの行動はフォレスター家によって調べ上げられていたのだろう。だから今夜ヘンリックがやろうとしていた事はローゼリアにはお見通しだったという事になる。
ヘンリックは恥辱で自分の顔が真っ赤になるのを感じていた。
「……し、失礼するっ」
それだけ言うとヘンリックは、夫婦で使うはずだった寝室と自室とを繋いでいるドアを焦った様子で開け、逃げるように自分の部屋へと戻った。
ヘンリックが自室に戻ってから一拍おいて、ガチャリと夫婦の部屋の側から鍵を閉められる音がした。どうやらローゼリアが夫婦の部屋とヘンリックの部屋とを繋ぐドアの鍵をかけたようだった。
それは彼女からの拒絶の意思を表しているようではあったが、その事を気にするよりもヘンリックは自分の見たものが信じられずに混乱の中にいた。
(誰だっ、あれはっ)
ヘンリックは自室の寝台の上に座り、頭をかかえてしまった。
驚きのあまり胸の動悸がまだおさまらない。
確かに髪と瞳の色は自分の妻と同じものだったし、声と喋り方だって彼女その人ではあった。
この国、ランゲル王国では黒髪に黒色の瞳、ストレートの髪に白い肌が美しいとされている。しかしローゼリアはこの国で好まれる色を持ってはいなかった。彼女の髪はクセこそ無かったが前髪の量が多く、そのせいで明るい髪色なのに重い印象を与えていた。
顔立ちはいつも化粧を厚塗りしているので肌の白さは目立っていたのだが、ただ白いだけの顔面の白さと、そこに被せられた前髪の組み合わせが彼女の象徴といっていいほどの印象を見る者に強く与えていた。そして長い前髪のせいで瞳もよく見えなかった。更に彼女自身が表情を外に出さないタイプだったので、ヘンリックは彼女の事を陶器の人形のようだと思っていた。
夫となったヘンリックはローゼリアとは違い、この国で好まれる黒髪に黒色の瞳を持っていて、子供の頃からその容姿をいつも褒められてきた。王太子という地位にあることも重なって、彼はいつも令嬢や令息たちに囲まれていた。
そして婚約者同士であるにもかかわらず、ヘンリックとローゼリアは社交の場で共にいる事はとても少なかった。
ローゼリアが一緒にいる事が多いのは友人ではなく兄のエーヴェルトで、ひっそりと兄妹でいる姿はよく見かけられた。自身の家の派閥の令嬢達とも一緒にいる事はあるが、それは彼女の家が派閥のトップにあるからだけで、遠目から見てもさほど仲が良さそうには見えなかった。
この国ランゲル王国の王太子と筆頭公爵令嬢であったローゼリアとの結婚は完全なる政略で、十一年前の二人が七歳の時に婚約は結ばれたが、真逆のタイプの彼ら二人の仲はあまり良くなかった。
七歳のヘンリックが初めて会った時の彼女はずっと俯いていて、長い前髪のせいで表情がよく見えなかった。見た目も特に良いという訳ではない彼女は珍しい髪色と厚塗りされた肌の人工的な白さだけが目立ち、子供心にも少し気味が悪いと感じてしまい、ローゼリアに心が惹かれるような事はなかった。
ヘンリックはこの結婚を王太子妃になりたがったローゼリアが父親に頼みこんで叶えた婚約だと聞いていて、公爵令嬢である彼女は大層わがままな性格だとも言われていたので、子供同士のお茶会の時に、自身に侍る令嬢たちに聞いてみたら彼女たちもその通りだと言っていた。
しかし婚約者になったのだから、性格に問題があってもせめて友達になろうと思って一度だけ外遊びに誘っても彼女は外に出たがらなかった。一部の侍女たちは王太子殿下のお誘いを断るなんてわがままで不敬だと憤っていた。
ローゼリアはヘンリックをちやほやしてくれる侍女や令嬢たちとは違い、彼を褒めるような事は一度もした事がない。それなのに小難しい事だけはしっかりと言うので、次第に彼女に対して苦手意識を持つようになっていたヘンリックは、ローゼリアとの交流は最低限しかしてこなかった。
彼女とは大した交流も持たず、十一年もの間婚約者として過ごした後での今日の結婚だった。
先ほどの美しい女性が自分の妻とは到底思えない。口調と言動が彼女のものだとしても、見た目が別人レベルで違うので、頭では理解していても感情がついていけない。いっその事、影武者を立てたとでも言われた方がまだ信じる事が出来ただろう。
しかしお互いをどう思っていようと、数時間前に大聖堂で婚姻の誓約書にお互いにサインをしたので、本日より夫婦となってしまった。
ヘンリックは以前の彼女の姿と、先ほどの彼女を思い浮かべてみる。共通点は髪と瞳の色だけだが、少ない交流での記憶を掘り起こすようによくよく思い返してみると、前髪の間から時々見る事が出来た瞳は大きかった、……かもしれない。
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