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⑧ 後妻はいらないのだが ダスティン視点
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「はぁ……行きたくない……」
俺はロニーを撫でながら、大きな溜息をついた。
「ここまで来てまだそんなこと言ってるのか。いい加減、諦めろよ」
呆れたように言うのは、俺の副官で乳兄弟でもあるデリックだ。
王太子殿下から王城で開催される夜会の招待状が届いたのは数日前のことだった。
添えられた手紙には、俺は必ず参加するようにと記されており、なんと御璽まで押されていた。
あれでは招待状というより、召集令状ではないか。
俺は殿下に嫌われているし、夜会も社交も興味はない。
だが、領地アボットがホールデン王国の一部である以上は、御璽には逆らえない。
嫌がらせをされるか、冤罪をふっかけられるか、厄介事を押しつけられるか。
そのどれかだろうと思いながらも、嫌々ながらデリックを伴いロニーに乗って王城まで飛んできたところだ。
「大丈夫だ。
なにかあったとしても、ここの騎士程度、おまえなら簡単に切り抜けられるだろ。
そのあとはこいつらに乗って、アボットに帰ればいい」
デリックも相棒のグリフォンであるクレアを撫でながら言った。
近年、この国の騎士は剣の腕よりも見栄えを重視して選ばれるといわれており、実際に騎士というよりはまるで役者の集団のような有様になっている。
同じ騎士でも、辺境の地を守るため日常的に剣を振るうアボットの騎士たちとは別種の存在なのだ。
かつてはこんなことはなかったのだが、なんとも嘆かわしいことだ。
俺は頬の傷跡に触れた。
褐色の肌と大きな体躯に加え、顔に目立つ傷跡まであるものだから、王都の箱入り令嬢令息たちは俺を怖がる。
もしくは、珍獣を見るような好奇心に満ちた目を向けてくる。
それもまた煩わしく、辺境伯家当主でありながらも俺は社交界から遠ざかっていた。
「しかたない……挨拶だけして、さっさと戻ってくるよ」
「ああ、行ってこい。待ってるからな」
デリックと二頭のグリフォンに送り出され、俺は重い足を引きずりながら夜会の会場に向かった。
会場は、色鮮やかな衣装で着飾った男女で溢れていた。
いつものことながら、その色彩の洪水と化粧や香水の匂いで頭が痛くなりそうだ。
こういう場にめったに現れない俺に人々は目を丸くしたが、そんなことには構わず俺を呼び出した張本人である王太子殿下の姿を探した。
なにを企んでいるのか知らないが、俺は最短でこの場を去りたいのだ。
「『茨姫』エメライン・アシュビー! お前との婚約を破棄する!」
突然響いた大声に、ざわざわとしていた会場はしんと静かになり、俺を含め会場にいた全員が声がした方に目を向けた。
その先で視線を集めていたのは、俺が探していた王太子殿下だった。
今、婚約を破棄するとか言わなかったか?
それはこんなところでするような話か?
殿下に対峙しているのは、派手な金髪と赤いドレスの女性。
どうやらあれが噂の『茨姫』らしい。
見た目も性格も棘だらけな令嬢なのだと、俺でも聞いたことがあるくらい有名だ。
俺がいる位置からは顔までは見えないが、こんな状況でも傲然と顔を上げているのはわかる。
それも棘のある性格ゆえなのだろうか。
『茨姫』はあっさりと婚約破棄を受け入れ、粛々と書類に署名をした。
俺の周囲から、溜息がいくつか聞こえた。
御璽まで持ち出して、これが次期国王のすることかと思うと、失望するのも無理はないだろう。
俺も同じ気持ちだった。
もう、ホールデン王国に見切りをつけるべきか……
そう思いながら眺めていると、
「おまえも知っているだろう。
ダスティン・マクドゥーガル辺境伯だ!」
突然名を呼ばれ、俺はぎょっとした。
「どこにいる、マクドゥーガル! でてこい!」
こう言われては、出ていくしかない。
舌打ちしたい気分で進み出た俺に、王太子殿下はなんとも嫌な笑みを浮かべた。
「マクドゥーガルよ。
おまえに、この『茨姫』を下賜してやろう。感謝するがいい!」
このために、わざわざ俺を呼びつけたのか。
手の込んだことをするものだ。
俺と『茨姫』の二人同時に嫌がらせができて、一石二鳥とでも思っているのだろうか。
俺にはもう息子がいる。
幸いにも病を得ることもなく、健やかに育っているので、後継の心配もない。
後妻の話はいくつもあったが、全て断っていた。
面倒だったのもあるが、俺を心から伴侶として求めてくれる令嬢がいるとは思えなかったからだ。
心のない結婚生活は、味気なく寂しいものだ。
あんな思いをするのは、もう二度と御免だというのに。
俺は苦々しさでいっぱいになりながら、『茨姫』に目を向けた。
吊り上がった瞳で化粧も派手だが、こうして見るとまだ年若い娘だ。
こんな衆人環視で貶められた上に、ケイロンの後宮に送られるなど、あまりに哀れではないか。
『茨姫』も碧の瞳で俺を見た。
俺はそこに怯え、もしくは嫌悪の光が宿ると予想していたのだが、そういったものは現れなかった。
むしろ、その瞳は熱を帯び、白く塗られた頬が僅かに赤らんだように見えた。
どういうことだ? と思いつつも、嫌われてはいないようだということはわかった。
それなら、俺が保護してやってもいいのではないか。
少なくとも、ケイロンに行くよりはマシだろう。
もちろん、『茨姫』が俺を拒まなければの話だが。
そんな気持ちで婚姻申請書に署名をして、ペンを『茨姫』に渡した。
すると、『茨姫』は硬い表情ながらもなんの抵抗もない様子でペンを受け取り、俺の隣に名を記した。
これで俺たちの婚姻は正式に成立したことになる。
「はははは、野蛮な辺境伯と『茨姫』、いかにもお似合いではないか!
父上もお喜びになるだろう。
皆、ここに新たに誕生した夫婦に祝福の拍手を!」
満足気な殿下の宣言を白けた気分で聞き流し、俺は『茨姫』ことエメライン嬢に手を差し出した。
もう用は済んだ。一秒でも早く、ここから立ち去りたい。
エメライン嬢もどうやら同じ気持ちだったようで、黙って俺の手にほっそりとした手を重ねた。
その瞳は、やはり熱を帯びているように見えた。
てっきり俺にも棘を向けてくると思ったのだが、そんなことはなかった。
従順に俺についてきて、このままアボットに連れて行ってほしいと言う。
本当にそれでいいのだろうか。
と、それ以前の問題があった。
俺とアボットに行くということは、ロニーに騎乗するということだ。
こんな明らかに王都育ちの令嬢に、そんなことができるのだろうか。
それに、ロニーが受け入れてくれるかどうかという問題もある。
グリフォンは賢い生物で、その優れた嗅覚は人間の感情を読みとることができる。
もしエメライン嬢が俺かロニーに対し、恐怖や嫌悪、敵意や嘲りなどの感情を抱いたとしたら、俺が頼んでも快く乗せてはくれないだろう。
俺はそう気を揉んでいたのだが、結果的にそれは杞憂に終わった。
エメライン嬢はロニーに髪を引っ張られても騒いだり怯えたりすることはなく、ロニーもそんなエメライン嬢を気に入ったようだった。
これには俺も目を丸くした。
視界の隅で、デリックも驚いた顔をしたのが見えた。
まあ、なんにせよ、ロニーが好意的なのはありがたい。
とにかく、今はここから去るのが最優先だ。
俺はエメライン嬢を抱え上げ、ロニーの背の鞍に座らせた。
あまりの軽さと、少し力を加えたら折れそうなほどの華奢な骨格に内心ドキリとしたのは秘密だ。
続いて俺もロニーの背に跨り、エメライン嬢をそっと抱き寄せた。
見下ろすと剥き出しの肩と腕が寒々しい。
これから空を飛ぶのだから、この恰好では寒いだろうとマントでそっと包んでやった。
白く柔らかそうな胸の谷間がなんとも目の毒だったから、というのも否定はしない。
エメライン嬢は、遠慮がちに俺にもたれかかってきた。
その細い体が小さく震えているのを感じた。
かわいそうに。きっと泣いているのだろう。
そう思うと、胸が痛んだ。
同時に、王太子殿下に怒りが湧いた。
あんな暴挙を諫めることもしなかった側近たちもどうかしている。
この国は、もうマクドゥーガルが守るに値しないのではないか。
そんな思いを抱えつつ、俺たちはアボットに向けて飛び立った。
エメライン嬢は、俺のマントの中で大人しくしていた。
しばらくすると、どうやら眠ってしまったような気配を感じた。
こんな状況で眠れるほどリラックスできるというのも驚きだが、それならそれでいい。
どうやら、肝の据わった娘であるようだ。
落ち着いたら、きちんと話をしてみなくては。
悪いようにはしない。安心して眠るといい。
そう声には出さず囁いて、帰路を急いだ。
俺はロニーを撫でながら、大きな溜息をついた。
「ここまで来てまだそんなこと言ってるのか。いい加減、諦めろよ」
呆れたように言うのは、俺の副官で乳兄弟でもあるデリックだ。
王太子殿下から王城で開催される夜会の招待状が届いたのは数日前のことだった。
添えられた手紙には、俺は必ず参加するようにと記されており、なんと御璽まで押されていた。
あれでは招待状というより、召集令状ではないか。
俺は殿下に嫌われているし、夜会も社交も興味はない。
だが、領地アボットがホールデン王国の一部である以上は、御璽には逆らえない。
嫌がらせをされるか、冤罪をふっかけられるか、厄介事を押しつけられるか。
そのどれかだろうと思いながらも、嫌々ながらデリックを伴いロニーに乗って王城まで飛んできたところだ。
「大丈夫だ。
なにかあったとしても、ここの騎士程度、おまえなら簡単に切り抜けられるだろ。
そのあとはこいつらに乗って、アボットに帰ればいい」
デリックも相棒のグリフォンであるクレアを撫でながら言った。
近年、この国の騎士は剣の腕よりも見栄えを重視して選ばれるといわれており、実際に騎士というよりはまるで役者の集団のような有様になっている。
同じ騎士でも、辺境の地を守るため日常的に剣を振るうアボットの騎士たちとは別種の存在なのだ。
かつてはこんなことはなかったのだが、なんとも嘆かわしいことだ。
俺は頬の傷跡に触れた。
褐色の肌と大きな体躯に加え、顔に目立つ傷跡まであるものだから、王都の箱入り令嬢令息たちは俺を怖がる。
もしくは、珍獣を見るような好奇心に満ちた目を向けてくる。
それもまた煩わしく、辺境伯家当主でありながらも俺は社交界から遠ざかっていた。
「しかたない……挨拶だけして、さっさと戻ってくるよ」
「ああ、行ってこい。待ってるからな」
デリックと二頭のグリフォンに送り出され、俺は重い足を引きずりながら夜会の会場に向かった。
会場は、色鮮やかな衣装で着飾った男女で溢れていた。
いつものことながら、その色彩の洪水と化粧や香水の匂いで頭が痛くなりそうだ。
こういう場にめったに現れない俺に人々は目を丸くしたが、そんなことには構わず俺を呼び出した張本人である王太子殿下の姿を探した。
なにを企んでいるのか知らないが、俺は最短でこの場を去りたいのだ。
「『茨姫』エメライン・アシュビー! お前との婚約を破棄する!」
突然響いた大声に、ざわざわとしていた会場はしんと静かになり、俺を含め会場にいた全員が声がした方に目を向けた。
その先で視線を集めていたのは、俺が探していた王太子殿下だった。
今、婚約を破棄するとか言わなかったか?
それはこんなところでするような話か?
殿下に対峙しているのは、派手な金髪と赤いドレスの女性。
どうやらあれが噂の『茨姫』らしい。
見た目も性格も棘だらけな令嬢なのだと、俺でも聞いたことがあるくらい有名だ。
俺がいる位置からは顔までは見えないが、こんな状況でも傲然と顔を上げているのはわかる。
それも棘のある性格ゆえなのだろうか。
『茨姫』はあっさりと婚約破棄を受け入れ、粛々と書類に署名をした。
俺の周囲から、溜息がいくつか聞こえた。
御璽まで持ち出して、これが次期国王のすることかと思うと、失望するのも無理はないだろう。
俺も同じ気持ちだった。
もう、ホールデン王国に見切りをつけるべきか……
そう思いながら眺めていると、
「おまえも知っているだろう。
ダスティン・マクドゥーガル辺境伯だ!」
突然名を呼ばれ、俺はぎょっとした。
「どこにいる、マクドゥーガル! でてこい!」
こう言われては、出ていくしかない。
舌打ちしたい気分で進み出た俺に、王太子殿下はなんとも嫌な笑みを浮かべた。
「マクドゥーガルよ。
おまえに、この『茨姫』を下賜してやろう。感謝するがいい!」
このために、わざわざ俺を呼びつけたのか。
手の込んだことをするものだ。
俺と『茨姫』の二人同時に嫌がらせができて、一石二鳥とでも思っているのだろうか。
俺にはもう息子がいる。
幸いにも病を得ることもなく、健やかに育っているので、後継の心配もない。
後妻の話はいくつもあったが、全て断っていた。
面倒だったのもあるが、俺を心から伴侶として求めてくれる令嬢がいるとは思えなかったからだ。
心のない結婚生活は、味気なく寂しいものだ。
あんな思いをするのは、もう二度と御免だというのに。
俺は苦々しさでいっぱいになりながら、『茨姫』に目を向けた。
吊り上がった瞳で化粧も派手だが、こうして見るとまだ年若い娘だ。
こんな衆人環視で貶められた上に、ケイロンの後宮に送られるなど、あまりに哀れではないか。
『茨姫』も碧の瞳で俺を見た。
俺はそこに怯え、もしくは嫌悪の光が宿ると予想していたのだが、そういったものは現れなかった。
むしろ、その瞳は熱を帯び、白く塗られた頬が僅かに赤らんだように見えた。
どういうことだ? と思いつつも、嫌われてはいないようだということはわかった。
それなら、俺が保護してやってもいいのではないか。
少なくとも、ケイロンに行くよりはマシだろう。
もちろん、『茨姫』が俺を拒まなければの話だが。
そんな気持ちで婚姻申請書に署名をして、ペンを『茨姫』に渡した。
すると、『茨姫』は硬い表情ながらもなんの抵抗もない様子でペンを受け取り、俺の隣に名を記した。
これで俺たちの婚姻は正式に成立したことになる。
「はははは、野蛮な辺境伯と『茨姫』、いかにもお似合いではないか!
父上もお喜びになるだろう。
皆、ここに新たに誕生した夫婦に祝福の拍手を!」
満足気な殿下の宣言を白けた気分で聞き流し、俺は『茨姫』ことエメライン嬢に手を差し出した。
もう用は済んだ。一秒でも早く、ここから立ち去りたい。
エメライン嬢もどうやら同じ気持ちだったようで、黙って俺の手にほっそりとした手を重ねた。
その瞳は、やはり熱を帯びているように見えた。
てっきり俺にも棘を向けてくると思ったのだが、そんなことはなかった。
従順に俺についてきて、このままアボットに連れて行ってほしいと言う。
本当にそれでいいのだろうか。
と、それ以前の問題があった。
俺とアボットに行くということは、ロニーに騎乗するということだ。
こんな明らかに王都育ちの令嬢に、そんなことができるのだろうか。
それに、ロニーが受け入れてくれるかどうかという問題もある。
グリフォンは賢い生物で、その優れた嗅覚は人間の感情を読みとることができる。
もしエメライン嬢が俺かロニーに対し、恐怖や嫌悪、敵意や嘲りなどの感情を抱いたとしたら、俺が頼んでも快く乗せてはくれないだろう。
俺はそう気を揉んでいたのだが、結果的にそれは杞憂に終わった。
エメライン嬢はロニーに髪を引っ張られても騒いだり怯えたりすることはなく、ロニーもそんなエメライン嬢を気に入ったようだった。
これには俺も目を丸くした。
視界の隅で、デリックも驚いた顔をしたのが見えた。
まあ、なんにせよ、ロニーが好意的なのはありがたい。
とにかく、今はここから去るのが最優先だ。
俺はエメライン嬢を抱え上げ、ロニーの背の鞍に座らせた。
あまりの軽さと、少し力を加えたら折れそうなほどの華奢な骨格に内心ドキリとしたのは秘密だ。
続いて俺もロニーの背に跨り、エメライン嬢をそっと抱き寄せた。
見下ろすと剥き出しの肩と腕が寒々しい。
これから空を飛ぶのだから、この恰好では寒いだろうとマントでそっと包んでやった。
白く柔らかそうな胸の谷間がなんとも目の毒だったから、というのも否定はしない。
エメライン嬢は、遠慮がちに俺にもたれかかってきた。
その細い体が小さく震えているのを感じた。
かわいそうに。きっと泣いているのだろう。
そう思うと、胸が痛んだ。
同時に、王太子殿下に怒りが湧いた。
あんな暴挙を諫めることもしなかった側近たちもどうかしている。
この国は、もうマクドゥーガルが守るに値しないのではないか。
そんな思いを抱えつつ、俺たちはアボットに向けて飛び立った。
エメライン嬢は、俺のマントの中で大人しくしていた。
しばらくすると、どうやら眠ってしまったような気配を感じた。
こんな状況で眠れるほどリラックスできるというのも驚きだが、それならそれでいい。
どうやら、肝の据わった娘であるようだ。
落ち着いたら、きちんと話をしてみなくては。
悪いようにはしない。安心して眠るといい。
そう声には出さず囁いて、帰路を急いだ。
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