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⑳ 温泉宿
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王都でレストランを経営していた経験を生かし、アボットで新たな事業を起こすことを目標に、私たちは本格的に動き始めた。
まず最初にしたことは、領内をあちこち視察することだった。
ここでもレストランをつくることは可能だが、そうなると既存のレストランから客を奪うことになってしまうから、それは避けたい。
そうならないように知恵を絞りつつ、商売の種になりそうなものを探して回ったのだ。
ダスティン様も時間が許す限り同行してくれた。
私に優しい笑顔を向け丁寧にエスコートする彼の姿に、私は領民たちから領主様の恋人だと好意的に受け入れられた。
マクドゥーガル辺境伯家が治めるアボットは、肥沃な土地に恵まれている。
隣国バンクスへと続く街道沿いにある宿場町からの税収も多いが、そこから離れた土地には田畑や牧場などが広がっており、良質な麦や野菜が豊富に収穫されるのだ。
グリフォンの生息地であるケアード山が有名だが、それ以外にも湖があったり滝があったりと、風光明媚な場所が複数ある。
これを利用しない手はないと思っていたところに、宿場町から離れた位置にある農村で、近くを流れる川の岸辺に温泉があるという情報を耳にした。
なんでも、地元の人々の間ではこの温泉に浸かると肌がきれいになると言われているのだそうだ。
温泉……温泉だと⁉
私の中の血が騒いだ。
案内を頼んで現地に行ってみると、川岸の岩の間から湧出する熱湯を川の水を混ぜて適温になるように工夫された、原始的だが立派な湯舟がつくられていた。
湯の中に手を入れてみると、とろみのある泉質であることがわかった。
肌がきれいになるというのは、本当なのだろう。
「いい温泉だわ! 早速入ってみましょう!
コリーン、着替えを」
「待て待て、ダメだ! 落ち着け!」
すっかり温泉に入る気満々になっていたのに、この日もついてきてくれていたダスティン様に止められてしまった。
「こんな仕切りもなにもないところで、裸になるなどダメに決まっているだろう!
男がこれだけいるというのに、なにを考えているんだ!」
この場にいる男性は、ここまで案内してくれた農村の男性と、イーノックとニコラスと、馬車の馭者兼護衛の辺境伯家の使用人二人と、ダスティン様とフランとジェフだ。
人数は多いが、誰も私が温泉に浸かるのを覗いたりしないと思う。
「後ろを向いていてくれたらいいではありませんか」
「ダメなものはダメだ!」
ダスティン様は私を無理やり立たせて温泉から引き離した。
せっかくの温泉なのに入れないのかとがっかりした私に、ダスティン様は噛んで含めるように言った。
「今日はなにも準備がないからダメだと言っているだけで、きみが温泉に入るのを禁じたわけではない。
今度、しっかりと準備をしてからまたここに来よう。
だから、今日のところは諦めてくれ。
いいな?」
確かに、温泉に入るなら体を拭く布とか石鹸とかがほしいところだ。
そういったものは、今日は持ち合わせていない。
「わかりました。残念ですけど、また今度ですわね」
こうして、私は渋々ながら諦めたのだった。
それから数日後、ダスティン様は有言実行でまた温泉に連れてきてくれた。
着替えや石鹸、桶など普段から入浴につかうものだけでなく、大きな衝立まで馬車で運んで温泉を囲むように設置し、さらにグリフォン騎士団を動員して周囲を完全に封鎖するという徹底ぶりだった。
「ダスティン様、なにもここまでしなくても」
「エミーの肌をチラリとでも覗き見る男がいたら、俺はそいつを殺さなくてはいけなくなる。
そうなるよりはマシだろう」
なんだか過激なことを言う彼も、ロニーとともに警備にあたるのだそうだ。
私の肌を見せたくないという気持ちは嬉しいが、それにしても大袈裟すぎるのではないか。
単純に温泉に入ってみたいだけだったのに、ここまで大事になるとは思っていなかった私は、申し訳なくなってしまった。
「ほら、早く入っておいで。
長風呂しても構わないからな」
「ありがとうございます、ダスティン様」
もうこうなったのは仕方がないからと、私は開き直って温泉をしっかりと堪能することにした。
ちなみに、コリーンとオードリーも一緒だ。
二人は最初は遠慮していたが、必要以上に万全の警備体制の中で一人だけ温泉に浸かってもリラックスできないと私が訴えたので、三人で温泉に入ることを了承してくれたのだ。
温泉水は肌にはいいが、髪を傷めてしまうことが多いので、三人とも髪を頭の上でまとめて濡れないように布で包み、暖かな湯に肩まで浸かった。
「……確かに、普通のお湯と違いますね。
体が芯から温まるような気がします」
コリーンは興味深そうにお湯を手でかき回したが、オードリーはお湯より私の体が気になるようだ。
「どうしたの?」
「いえ……その……辺境伯様と仲良くされているというのが、本当によくわかりました」
私の肌に点々と散らばっている赤い痕のことを言っているのだろう。
メイドとして私の着替えや入浴を手伝うコリーンはすっかり見慣れているが、オードリーはこれを見るのは初めてなのだ。
「今日の厳重すぎる警備もそうですけど、どう考えても溺愛なさってますよね。
これでまだお試しの結婚だなんて、信じられません」
私がアボットに来てから、もうすぐ二か月になる。
最近は、人目を気にせず抱きしめられたり頬にキスされたりといったスキンシップが増えてきた。
榛色の瞳はいつも優しい光を讃えていて、精悍な顔に私にだけ見せる甘い笑みが浮かぶことも多い。
閨でも、最初のころのようにガツガツと貪るのではなく、情熱的に求められるようになってきていると思う。
体中につけられた赤い痕がその証拠だ。
「まだ時間はあるんだし、焦るつもりはないわ。
結婚前の恋人期間ということにしたら、悪くないと思わない?」
「それはそうですね。
結婚って一生のことですから、時間をかけてしっかり見極めなくてはいけません」
一度離縁した経験のあるコリーンは、深々と頷いた。
おそらくだが、ダスティン様は前の奥様のことをまだ引きずっている。
シーラによると、結婚生活は幸せなものではなく、彼はとても辛い思いをしたのだそうで、それが原因で新たな結婚に踏み切るのを躊躇っているのだと思う。
とはいえ、関係は順調に深まっていっているのだから、私はあまり心配していない。
私たちは三人で楽しくおしゃべりをしながら、のぼせる寸前までお湯に浸かっていた。
「ありがとうございました、ダスティン様。
おかげで、すばらしい温泉を満喫できましたわ」
「喜んでもらってなによりだ」
温泉から上がり、ホコホコしながらお礼を言うと、大きな手が私の上気した頬を撫でた。
「肌にいい温泉なんだろう?
エミーの肌は元からすべすべだから、あまり違いがわからないな」
榛色の瞳が、すっと眇められた。
「頬が赤いエミーも可愛いな。
温泉の効果については、今夜たっぷり検証するとしようか」
後半は私にだけ聞こえるように耳元で囁かれ、私はそれだけで腰砕けになってしまいそうになった。
それって、頬以外のところもたっぷり触るってことよね?
ああ、待ちきれない。
私が気を失うまで、たくさん検証してほしい……
そう思っていたのが通じたのか、その夜はいつもより多くの赤い痕をつけられ、私は快楽と歓喜に喘ぎながら行為の途中で耐えきれずに気を失った。
私たちの新しい事業は、『裕福な観光客向けの宿をつくる』ことに決定した。
都会にはない美しい自然の風景を堪能し、美肌効果のある温泉にゆっくりと浸かり、新鮮な食材で丁寧につくられた美味しい食事に舌鼓を打つ、そんな宿を目指すのだ。
温泉は宿場町から離れたところにあるし、既存の宿を利用する客はアボットを目的地ではなく通過点にしている人たちばかりなので、そちらから客を奪うことにもならない。
レストラン経営の経験も活かすことができそうだし、美しく豊かなこの地ならではの宿にしようと思っている。
資金は私のポケットマネーから出そうと思っていたのだが、半分はマクドゥーガル辺境伯家からの出資を得ることになった。
「顧客のほとんどが貴族になるだろうから、平民だけだと無茶な要求をされる可能性がある。
それを防ぐためにも、我が家が関係していることを公にしたほうがいい。
グリフォン騎士団に喧嘩を売りたいやつなどいないだろうからな」
とダスティン様が言うので、ありがたく後ろ盾になってもらうことにした。
王都でレストランを経営していた時も同じような懸念があったので、近くにある憲兵隊の詰所に定期的に差し入れをすることで、なにかあればすぐに駆けつけてくれるように根回しをしていた。
それに加えて、騒ぎを起こした客は身分にかかわらず即座に出入り禁止にするという処置をとったこともあり、開店当初を除いては大きな問題が起きることもなかった。
話題の人気レストランに入店できないというのは、常に見栄を張っていなくてはいけない貴族にとってはかなりの痛手となるのだ。
「アボットの景観にぴったりの、いい宿にしますわ。
期待しておいてくださいませ!」
「ああ、そうさせてもらうよ。
今から楽しみだな」
宿ができたら、まず最初にダスティン様と一緒に温泉に浸かりたいな。
そのためにも頑張ろうと、私は改めて気合を入れた。
まず最初にしたことは、領内をあちこち視察することだった。
ここでもレストランをつくることは可能だが、そうなると既存のレストランから客を奪うことになってしまうから、それは避けたい。
そうならないように知恵を絞りつつ、商売の種になりそうなものを探して回ったのだ。
ダスティン様も時間が許す限り同行してくれた。
私に優しい笑顔を向け丁寧にエスコートする彼の姿に、私は領民たちから領主様の恋人だと好意的に受け入れられた。
マクドゥーガル辺境伯家が治めるアボットは、肥沃な土地に恵まれている。
隣国バンクスへと続く街道沿いにある宿場町からの税収も多いが、そこから離れた土地には田畑や牧場などが広がっており、良質な麦や野菜が豊富に収穫されるのだ。
グリフォンの生息地であるケアード山が有名だが、それ以外にも湖があったり滝があったりと、風光明媚な場所が複数ある。
これを利用しない手はないと思っていたところに、宿場町から離れた位置にある農村で、近くを流れる川の岸辺に温泉があるという情報を耳にした。
なんでも、地元の人々の間ではこの温泉に浸かると肌がきれいになると言われているのだそうだ。
温泉……温泉だと⁉
私の中の血が騒いだ。
案内を頼んで現地に行ってみると、川岸の岩の間から湧出する熱湯を川の水を混ぜて適温になるように工夫された、原始的だが立派な湯舟がつくられていた。
湯の中に手を入れてみると、とろみのある泉質であることがわかった。
肌がきれいになるというのは、本当なのだろう。
「いい温泉だわ! 早速入ってみましょう!
コリーン、着替えを」
「待て待て、ダメだ! 落ち着け!」
すっかり温泉に入る気満々になっていたのに、この日もついてきてくれていたダスティン様に止められてしまった。
「こんな仕切りもなにもないところで、裸になるなどダメに決まっているだろう!
男がこれだけいるというのに、なにを考えているんだ!」
この場にいる男性は、ここまで案内してくれた農村の男性と、イーノックとニコラスと、馬車の馭者兼護衛の辺境伯家の使用人二人と、ダスティン様とフランとジェフだ。
人数は多いが、誰も私が温泉に浸かるのを覗いたりしないと思う。
「後ろを向いていてくれたらいいではありませんか」
「ダメなものはダメだ!」
ダスティン様は私を無理やり立たせて温泉から引き離した。
せっかくの温泉なのに入れないのかとがっかりした私に、ダスティン様は噛んで含めるように言った。
「今日はなにも準備がないからダメだと言っているだけで、きみが温泉に入るのを禁じたわけではない。
今度、しっかりと準備をしてからまたここに来よう。
だから、今日のところは諦めてくれ。
いいな?」
確かに、温泉に入るなら体を拭く布とか石鹸とかがほしいところだ。
そういったものは、今日は持ち合わせていない。
「わかりました。残念ですけど、また今度ですわね」
こうして、私は渋々ながら諦めたのだった。
それから数日後、ダスティン様は有言実行でまた温泉に連れてきてくれた。
着替えや石鹸、桶など普段から入浴につかうものだけでなく、大きな衝立まで馬車で運んで温泉を囲むように設置し、さらにグリフォン騎士団を動員して周囲を完全に封鎖するという徹底ぶりだった。
「ダスティン様、なにもここまでしなくても」
「エミーの肌をチラリとでも覗き見る男がいたら、俺はそいつを殺さなくてはいけなくなる。
そうなるよりはマシだろう」
なんだか過激なことを言う彼も、ロニーとともに警備にあたるのだそうだ。
私の肌を見せたくないという気持ちは嬉しいが、それにしても大袈裟すぎるのではないか。
単純に温泉に入ってみたいだけだったのに、ここまで大事になるとは思っていなかった私は、申し訳なくなってしまった。
「ほら、早く入っておいで。
長風呂しても構わないからな」
「ありがとうございます、ダスティン様」
もうこうなったのは仕方がないからと、私は開き直って温泉をしっかりと堪能することにした。
ちなみに、コリーンとオードリーも一緒だ。
二人は最初は遠慮していたが、必要以上に万全の警備体制の中で一人だけ温泉に浸かってもリラックスできないと私が訴えたので、三人で温泉に入ることを了承してくれたのだ。
温泉水は肌にはいいが、髪を傷めてしまうことが多いので、三人とも髪を頭の上でまとめて濡れないように布で包み、暖かな湯に肩まで浸かった。
「……確かに、普通のお湯と違いますね。
体が芯から温まるような気がします」
コリーンは興味深そうにお湯を手でかき回したが、オードリーはお湯より私の体が気になるようだ。
「どうしたの?」
「いえ……その……辺境伯様と仲良くされているというのが、本当によくわかりました」
私の肌に点々と散らばっている赤い痕のことを言っているのだろう。
メイドとして私の着替えや入浴を手伝うコリーンはすっかり見慣れているが、オードリーはこれを見るのは初めてなのだ。
「今日の厳重すぎる警備もそうですけど、どう考えても溺愛なさってますよね。
これでまだお試しの結婚だなんて、信じられません」
私がアボットに来てから、もうすぐ二か月になる。
最近は、人目を気にせず抱きしめられたり頬にキスされたりといったスキンシップが増えてきた。
榛色の瞳はいつも優しい光を讃えていて、精悍な顔に私にだけ見せる甘い笑みが浮かぶことも多い。
閨でも、最初のころのようにガツガツと貪るのではなく、情熱的に求められるようになってきていると思う。
体中につけられた赤い痕がその証拠だ。
「まだ時間はあるんだし、焦るつもりはないわ。
結婚前の恋人期間ということにしたら、悪くないと思わない?」
「それはそうですね。
結婚って一生のことですから、時間をかけてしっかり見極めなくてはいけません」
一度離縁した経験のあるコリーンは、深々と頷いた。
おそらくだが、ダスティン様は前の奥様のことをまだ引きずっている。
シーラによると、結婚生活は幸せなものではなく、彼はとても辛い思いをしたのだそうで、それが原因で新たな結婚に踏み切るのを躊躇っているのだと思う。
とはいえ、関係は順調に深まっていっているのだから、私はあまり心配していない。
私たちは三人で楽しくおしゃべりをしながら、のぼせる寸前までお湯に浸かっていた。
「ありがとうございました、ダスティン様。
おかげで、すばらしい温泉を満喫できましたわ」
「喜んでもらってなによりだ」
温泉から上がり、ホコホコしながらお礼を言うと、大きな手が私の上気した頬を撫でた。
「肌にいい温泉なんだろう?
エミーの肌は元からすべすべだから、あまり違いがわからないな」
榛色の瞳が、すっと眇められた。
「頬が赤いエミーも可愛いな。
温泉の効果については、今夜たっぷり検証するとしようか」
後半は私にだけ聞こえるように耳元で囁かれ、私はそれだけで腰砕けになってしまいそうになった。
それって、頬以外のところもたっぷり触るってことよね?
ああ、待ちきれない。
私が気を失うまで、たくさん検証してほしい……
そう思っていたのが通じたのか、その夜はいつもより多くの赤い痕をつけられ、私は快楽と歓喜に喘ぎながら行為の途中で耐えきれずに気を失った。
私たちの新しい事業は、『裕福な観光客向けの宿をつくる』ことに決定した。
都会にはない美しい自然の風景を堪能し、美肌効果のある温泉にゆっくりと浸かり、新鮮な食材で丁寧につくられた美味しい食事に舌鼓を打つ、そんな宿を目指すのだ。
温泉は宿場町から離れたところにあるし、既存の宿を利用する客はアボットを目的地ではなく通過点にしている人たちばかりなので、そちらから客を奪うことにもならない。
レストラン経営の経験も活かすことができそうだし、美しく豊かなこの地ならではの宿にしようと思っている。
資金は私のポケットマネーから出そうと思っていたのだが、半分はマクドゥーガル辺境伯家からの出資を得ることになった。
「顧客のほとんどが貴族になるだろうから、平民だけだと無茶な要求をされる可能性がある。
それを防ぐためにも、我が家が関係していることを公にしたほうがいい。
グリフォン騎士団に喧嘩を売りたいやつなどいないだろうからな」
とダスティン様が言うので、ありがたく後ろ盾になってもらうことにした。
王都でレストランを経営していた時も同じような懸念があったので、近くにある憲兵隊の詰所に定期的に差し入れをすることで、なにかあればすぐに駆けつけてくれるように根回しをしていた。
それに加えて、騒ぎを起こした客は身分にかかわらず即座に出入り禁止にするという処置をとったこともあり、開店当初を除いては大きな問題が起きることもなかった。
話題の人気レストランに入店できないというのは、常に見栄を張っていなくてはいけない貴族にとってはかなりの痛手となるのだ。
「アボットの景観にぴったりの、いい宿にしますわ。
期待しておいてくださいませ!」
「ああ、そうさせてもらうよ。
今から楽しみだな」
宿ができたら、まず最初にダスティン様と一緒に温泉に浸かりたいな。
そのためにも頑張ろうと、私は改めて気合を入れた。
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