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㉓ 誘拐
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その翌日、ダスティン様はカーター様と二人で片付けないといけない仕事があるとのことで、朝食後は執務室に籠ってしまったので、私はフランとジェフを連れて屋敷を出た。
すぐ近くに野イチゴがたくさんなっていると教えてもらったので、野イチゴ狩りをすることにしたのだ。
ここしばらく温泉宿のことで忙しく、遊ぶ時間があまりとれていなかったので、男児二人は大喜びだ。
「エミー、野イチゴでもなにかお菓子がつくれるかな?」
「そうねぇ、アイスクリームに混ぜても美味しそうだし、パイにしてもいいと思うわ」
「エミー様! 野イチゴでプリンはつくれませんか?」
「あら、それも美味しそうね。
たくさん採って、挑戦してみましょうね」
可愛い男児二人と手をつないで、長閑な田舎道を案内役兼護衛の騎士とコリーンと一緒にてくてく歩いていく。
よく晴れたいい天気で、頬を撫でるそよ風が心地よい。
いつもは馬車で移動することが多いが、たまにはこうして外を歩くのも悪くないなと思っている間に、道の脇にある藪に赤いものがぽつぽつあるのが見えてきた。
「野イチゴだ! ジェフ、どっちがたくさん採れるか競争だよ!」
「うん! 負けないよ!」
籠を手に下げ元気に駆けていく二人の後を、大人たちは微笑ましく見守りながらついていく。
野イチゴを食べるのも見るのも私は初めてだ。
興味深く観察してからひとつもいで食べてみると、控えめながらしっかりとした甘味が口の中に広がった。
「美味しいわね。
これだけあるなら、ジャムもつくれそうね」
「いいですね。ジャムなら長期保存できますからね」
たくさん収穫してフランたちとお菓子をつくって、またダスティン様に食べてもらわなければ。
私たちはそれぞれに収穫を始めた。
野イチゴは小さいからなかなか籠がいっぱいにならないが、時間はあるから急ぐことはない。
真剣な顔で野イチゴをもいでいるフランとジェフが可愛い。
二人はなにかと競争をするのだが、そのどれもが『男と男の真剣勝負』なのだそうだ。
どこでそんな言葉を覚えたのかと思ったら、ダスティン様の副官で乳兄弟でもあるデリックが言っていたとフランが教えてくれた。
かつてはダスティン様とデリックも同じようなことをしていたそうで、「やっぱり親子ですねぇ」と彼は笑っていた。
「あ、馬車が来ますよ。
フランシス様、ジェフ、気をつけて」
コリーンの声に顔を上げると、立派な馬車が一台こちらに向かってきているのが見えた。
この道の先にはマクドゥーガル辺境伯家の屋敷しかないので、ダスティン様のお客様だろうか。
そう思ったのだが、馬車が近づいてくるにつれ、とても嫌な予感がするようになった。
「ねぇコリーン……あの馬車って」
「見覚えがありますね」
言いながらコリーンは顔を顰めた。
さらに馬車が近くまできたところで、私の生家であるアシュビー侯爵家の家紋が描かれているのがはっきりと見えた。
私に係わる厄介事がこれから起こることは確定で、私たちは強張った顔を見合わせた。
「屋敷に戻りましょう」
「そうしたほうがよさそうですね」
ダスティン様を煩わせる前に、できれば私で対処してしまいたい。
「また茨姫にならないといけないかもしれないわね」
なんて面倒なと思ったところで、走っていた馬車がなぜか道の途中で急停止し、扉が勢いよく開いた。
「エメライン!」
飛び出してきたのは、なんと義弟ブライアンだった。
私より濃いめの色合いの金髪と青い瞳をしたなかなかの美青年なのだが、今はその顔は怒りで歪んでいる。
今は茨姫に擬態していないのに、よく私だとわかったな。
「ブライアン。なにをしに来たの?」
「おまえを迎えに来たに決まっているだろう!」
怒鳴りながらずかずかと近づいてくるブライアンに、護衛とコリーンが前に出ようとしたが、私はそれを制した。
ここでブライアンと話をつけて追い返すことができたら、ダスティン様を巻き込まずに済むと思ったからだ。
「私は帰らないわ。そう手紙に書いたはずだけど」
ブライアンからの手紙は何度か届いたが、毎回同じような内容ばかりだったので、私も同じような返事を返していた。
そのうち諦めてくれると思っていたのに、まさかわざわざ義弟本人が迎えに来るとは思わなかった。
「そんなの認められるか!
おまえはアシュビー侯爵家の長女なんだぞ!」
「今の私は、マクドゥーガル辺境伯夫人よ。
御璽までつかって結婚させられたのを、あなたも見ていたじゃないの」
私とダスティン様の間ではお試しの結婚ということになっているが、書類上はもう正式な夫婦になっているのだ。
「おまえはっ……俺が、今までどんな気持ちで!」
「そんなの知らないわ。
あなただって私の悪口を言うのに夢中で、私がどんな気持ちかなんて考えもしなかったでしょう?」
「それは、理由があってのことで」
「だったとしても、今さらなにを言っても遅いのよ。
私は戻らないわ。
あなた一人で王都に帰りなさい」
「エメライン!」
「やめろ! エミーをいじめるな!」
私の腕を掴もうとしたブライアンの手を払ったのは、護衛でもコリーンでもなくフランだった。
フランはそのまま私を背中に庇うように立ち、ブライアンを睨みつけた。
「エミーは僕と父上の友達なんだ!
いじめるなんて許さないぞ!」
フランはまだ小さいくても、心はすでに立派な騎士なのだ。
成人男性を相手に勇敢に立ち向かう姿に、私は思わず感動してしまった。
「フラン、守ってくれてありがとうね。
このおじさんはもう王都に帰るところだから、大丈夫よ」
「お、おじさん……⁉」
ブライアンは、先月十八歳になったところだ。
おじさんというには若すぎるのだが、フランから見たら十分おじさんだからそれでいいのだ。
「ブライアン、そういうことだから。
二度と私の前に現れないで」
「そんな……エメライン……」
ブライアンは傷ついたような顔をしたが、私はもう相手をしてやるつもりはなかった。
「さ、フラン。
屋敷に戻りましょうね」
「待ってくれ!」
フランと手をつないで屋敷に向かおうとしたのに、ブライアンが私の前に立ちふさがった。
「俺は……俺は、ずっとおまえのことが好きだったんだ!」
「はぁ? なにを言っているの?」
「どうしてもおまえと結婚したくて、でもおまえは王太子殿下の婚約者で……
それで、醜聞を広げたら、婚約解消になると思って……」
「だから私の悪口を吹聴していたというの?」
「すまなかった……
俺も子供だったから、他に方法が思いつかなくて……
おまえの気持ちまで考える余裕がなかったんだ」
そういう理由だったのか。
正直なところ、ブライアンのこの浅知恵のおかげで婚約解消できたところも大きいので、恨んだりはしていない。
だからといって、仲直りなんてするつもりはないのだが。
「頼む! お願いだから帰ってきてくれ!
俺には……アシュビー侯爵家には、おまえが必要なんだよ!」
「お断りよ。
私にはあなたたちなんて必要ないわ」
私の大切なものは、全てアボットにある。
王都にも生家にも、なんの未練もない。
「さようなら。
お父様たちをよろしくね」
そのまま立ち去ろうとしたのに、またしてもブライアンに阻まれてしまった。
「ダメだ! 絶対に連れて帰る!」
ブライアンは私の腕を掴むと、私と手をつないでいたフランを突き飛ばした。
「きゃあ! フラン!」
地面に転がったフランに駆け寄ろうとした私の腕を、ブライアンがさらに強い力で引き寄せた。
「放して!」
「エメライン、おまえは俺のものだ!」
ブライアンはポケットから取り出したものを地面に叩きつけた。
まさかと思うのと、私とブライアンの体が光に包まれるのは同時だった。
あれは、転移の魔法具だ。
ブライアンは、私を強引に連れ去ろうとしているのだ。
「コリーン!」
「お嬢様!」
青い顔で駆け寄ってくるコリーンに手を伸ばしたが、間に合わなかった。
頭がくらりとするような感覚がして、次の瞬間目の前の景色が一変した。
私とブライアンが立っていたのは、アボットの長閑な田舎道ではなく、豪華な設えの室内だった。
「なんてこと……」
私は、まんまと誘拐されてしまったのだ。
すぐ近くに野イチゴがたくさんなっていると教えてもらったので、野イチゴ狩りをすることにしたのだ。
ここしばらく温泉宿のことで忙しく、遊ぶ時間があまりとれていなかったので、男児二人は大喜びだ。
「エミー、野イチゴでもなにかお菓子がつくれるかな?」
「そうねぇ、アイスクリームに混ぜても美味しそうだし、パイにしてもいいと思うわ」
「エミー様! 野イチゴでプリンはつくれませんか?」
「あら、それも美味しそうね。
たくさん採って、挑戦してみましょうね」
可愛い男児二人と手をつないで、長閑な田舎道を案内役兼護衛の騎士とコリーンと一緒にてくてく歩いていく。
よく晴れたいい天気で、頬を撫でるそよ風が心地よい。
いつもは馬車で移動することが多いが、たまにはこうして外を歩くのも悪くないなと思っている間に、道の脇にある藪に赤いものがぽつぽつあるのが見えてきた。
「野イチゴだ! ジェフ、どっちがたくさん採れるか競争だよ!」
「うん! 負けないよ!」
籠を手に下げ元気に駆けていく二人の後を、大人たちは微笑ましく見守りながらついていく。
野イチゴを食べるのも見るのも私は初めてだ。
興味深く観察してからひとつもいで食べてみると、控えめながらしっかりとした甘味が口の中に広がった。
「美味しいわね。
これだけあるなら、ジャムもつくれそうね」
「いいですね。ジャムなら長期保存できますからね」
たくさん収穫してフランたちとお菓子をつくって、またダスティン様に食べてもらわなければ。
私たちはそれぞれに収穫を始めた。
野イチゴは小さいからなかなか籠がいっぱいにならないが、時間はあるから急ぐことはない。
真剣な顔で野イチゴをもいでいるフランとジェフが可愛い。
二人はなにかと競争をするのだが、そのどれもが『男と男の真剣勝負』なのだそうだ。
どこでそんな言葉を覚えたのかと思ったら、ダスティン様の副官で乳兄弟でもあるデリックが言っていたとフランが教えてくれた。
かつてはダスティン様とデリックも同じようなことをしていたそうで、「やっぱり親子ですねぇ」と彼は笑っていた。
「あ、馬車が来ますよ。
フランシス様、ジェフ、気をつけて」
コリーンの声に顔を上げると、立派な馬車が一台こちらに向かってきているのが見えた。
この道の先にはマクドゥーガル辺境伯家の屋敷しかないので、ダスティン様のお客様だろうか。
そう思ったのだが、馬車が近づいてくるにつれ、とても嫌な予感がするようになった。
「ねぇコリーン……あの馬車って」
「見覚えがありますね」
言いながらコリーンは顔を顰めた。
さらに馬車が近くまできたところで、私の生家であるアシュビー侯爵家の家紋が描かれているのがはっきりと見えた。
私に係わる厄介事がこれから起こることは確定で、私たちは強張った顔を見合わせた。
「屋敷に戻りましょう」
「そうしたほうがよさそうですね」
ダスティン様を煩わせる前に、できれば私で対処してしまいたい。
「また茨姫にならないといけないかもしれないわね」
なんて面倒なと思ったところで、走っていた馬車がなぜか道の途中で急停止し、扉が勢いよく開いた。
「エメライン!」
飛び出してきたのは、なんと義弟ブライアンだった。
私より濃いめの色合いの金髪と青い瞳をしたなかなかの美青年なのだが、今はその顔は怒りで歪んでいる。
今は茨姫に擬態していないのに、よく私だとわかったな。
「ブライアン。なにをしに来たの?」
「おまえを迎えに来たに決まっているだろう!」
怒鳴りながらずかずかと近づいてくるブライアンに、護衛とコリーンが前に出ようとしたが、私はそれを制した。
ここでブライアンと話をつけて追い返すことができたら、ダスティン様を巻き込まずに済むと思ったからだ。
「私は帰らないわ。そう手紙に書いたはずだけど」
ブライアンからの手紙は何度か届いたが、毎回同じような内容ばかりだったので、私も同じような返事を返していた。
そのうち諦めてくれると思っていたのに、まさかわざわざ義弟本人が迎えに来るとは思わなかった。
「そんなの認められるか!
おまえはアシュビー侯爵家の長女なんだぞ!」
「今の私は、マクドゥーガル辺境伯夫人よ。
御璽までつかって結婚させられたのを、あなたも見ていたじゃないの」
私とダスティン様の間ではお試しの結婚ということになっているが、書類上はもう正式な夫婦になっているのだ。
「おまえはっ……俺が、今までどんな気持ちで!」
「そんなの知らないわ。
あなただって私の悪口を言うのに夢中で、私がどんな気持ちかなんて考えもしなかったでしょう?」
「それは、理由があってのことで」
「だったとしても、今さらなにを言っても遅いのよ。
私は戻らないわ。
あなた一人で王都に帰りなさい」
「エメライン!」
「やめろ! エミーをいじめるな!」
私の腕を掴もうとしたブライアンの手を払ったのは、護衛でもコリーンでもなくフランだった。
フランはそのまま私を背中に庇うように立ち、ブライアンを睨みつけた。
「エミーは僕と父上の友達なんだ!
いじめるなんて許さないぞ!」
フランはまだ小さいくても、心はすでに立派な騎士なのだ。
成人男性を相手に勇敢に立ち向かう姿に、私は思わず感動してしまった。
「フラン、守ってくれてありがとうね。
このおじさんはもう王都に帰るところだから、大丈夫よ」
「お、おじさん……⁉」
ブライアンは、先月十八歳になったところだ。
おじさんというには若すぎるのだが、フランから見たら十分おじさんだからそれでいいのだ。
「ブライアン、そういうことだから。
二度と私の前に現れないで」
「そんな……エメライン……」
ブライアンは傷ついたような顔をしたが、私はもう相手をしてやるつもりはなかった。
「さ、フラン。
屋敷に戻りましょうね」
「待ってくれ!」
フランと手をつないで屋敷に向かおうとしたのに、ブライアンが私の前に立ちふさがった。
「俺は……俺は、ずっとおまえのことが好きだったんだ!」
「はぁ? なにを言っているの?」
「どうしてもおまえと結婚したくて、でもおまえは王太子殿下の婚約者で……
それで、醜聞を広げたら、婚約解消になると思って……」
「だから私の悪口を吹聴していたというの?」
「すまなかった……
俺も子供だったから、他に方法が思いつかなくて……
おまえの気持ちまで考える余裕がなかったんだ」
そういう理由だったのか。
正直なところ、ブライアンのこの浅知恵のおかげで婚約解消できたところも大きいので、恨んだりはしていない。
だからといって、仲直りなんてするつもりはないのだが。
「頼む! お願いだから帰ってきてくれ!
俺には……アシュビー侯爵家には、おまえが必要なんだよ!」
「お断りよ。
私にはあなたたちなんて必要ないわ」
私の大切なものは、全てアボットにある。
王都にも生家にも、なんの未練もない。
「さようなら。
お父様たちをよろしくね」
そのまま立ち去ろうとしたのに、またしてもブライアンに阻まれてしまった。
「ダメだ! 絶対に連れて帰る!」
ブライアンは私の腕を掴むと、私と手をつないでいたフランを突き飛ばした。
「きゃあ! フラン!」
地面に転がったフランに駆け寄ろうとした私の腕を、ブライアンがさらに強い力で引き寄せた。
「放して!」
「エメライン、おまえは俺のものだ!」
ブライアンはポケットから取り出したものを地面に叩きつけた。
まさかと思うのと、私とブライアンの体が光に包まれるのは同時だった。
あれは、転移の魔法具だ。
ブライアンは、私を強引に連れ去ろうとしているのだ。
「コリーン!」
「お嬢様!」
青い顔で駆け寄ってくるコリーンに手を伸ばしたが、間に合わなかった。
頭がくらりとするような感覚がして、次の瞬間目の前の景色が一変した。
私とブライアンが立っていたのは、アボットの長閑な田舎道ではなく、豪華な設えの室内だった。
「なんてこと……」
私は、まんまと誘拐されてしまったのだ。
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