赤色の伝説

DREAM MAKER

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砂漠の遺跡(上)

15。

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僕らが宿屋に着いたのは、ちょうど宿屋の主人が店を開けようと、店の周りを掃除していた時である。
僕達が取った宿屋では定食屋も兼ねていて、定食屋の方が宿屋より早く開くのだ。
つまり僕らの宿屋は一階が定食屋、二階が宿屋になっている。
「やあ、おはよう。ご主人」
ウォークがにっこり笑って宿屋の主人に話しかける。街は静まり返っていて、辺りを、見渡すかぎりでは人ひとり見えない。
ここの宿屋は少し坂になっている通りに建てられている。ので宿屋の主人は僕より背が低く見える。実際は違うのだが。
宿屋の主人はこちらへ微笑み返し、
「おはようございます。いい朝ですね、今お帰りですか?」
宿屋の主人は小柄で気さくな人だ。少し小太りしているが、とても優しくて人が良い。
奥さんも優しく、何より料理が美味い。ので、この定食屋は結構繁盛している。
「ああ、昨夜は何事もなかったかな?」
そうウォークが言うと、宿屋の主人は少し表情を曇らせた。
「実は内密にお願いしたいのですが、昨夜とある2部屋に盗賊が入ったのです。被害に合われた部屋のお客様からは大事ないと言われたのですが・・・」
「で?盗賊の目的は何だったんですか?」
僕が聞くと、宿屋の主人は少し考えながら、
「確か・・・・被害に合われたお客様が盗賊がぼやいていた内容を聞く限り、何とかの賞金が目当てだったとか何とか・・・」
賞金!?まさか・・・・。
僕らは顔を見合わせた。
その時、宿屋の主人が思い出したように手を打った。
「そうだ。この間の大会ですよ!その大会の賞金目当てだったらしいですよ」
途端僕らは一気に青ざめた。
「ご主人、もう中に入ってもいいのか?」
「ええ、お泊りになられてる方ですから。どうぞどうぞ」
僕らは言われると同時に宿屋の中に駆け込んでいった。


「シェル!無事か!?」
「ラクナスもだよぉ、ウォーク」
「あ、そっか」
「ええ。私達は平気なんですけど、向こうの部屋はちょっと分からなくて・・・。逃げていく盗賊を見ている限りでは何か荷物を担いでいるようには見えなかったので大丈夫だとは思うのですが・・・」
シェルは不安気な顔をしてうつむいた。ラクナスは僕達の姿を見ると嬉しそうに飛んでくる。
ウォークは堪えきれず、隣の部屋を思い切り開く。
僕はラクナスとじゃれあいながらついていく。
「大変だ!大変だ!ロムル、荷物が何もない!!」
「え!?」
僕は途端に青ざめて部屋の中一面を見渡す。
確かに、予備用の荷物は盗まれている。
だけど・・。
僕は部屋の右側にある一人用のベッドの方まで行く。そしてそのシーツをめくると、そこにははたしてきちんと荷物が置いてあった。
「ウォーク、荷物あるよ」
「え?」
ウォークはびっくりして僕に駆け寄る。
「ほら」
一昨日置いたまま、動かした様子もない。
ウォークはしばし考えて、あっ、と気が付いたように手を叩く。
「そーいえば、オレがそうやってたんだっけ」
はあ・・・。
僕はため息をつきながら部屋を出た。
そこには心配そうな顔をしたシェルが立っていたので、僕は安心させる為に、
「平気だよ、シェル。対盗賊用にウォークが荷物をいじくっていたんだけど、本人がそれを忘れちゃってたんだ。盗られたのはその一つだけで他の荷物は皆無事だよ」
と言った。
するとシェルはほっと胸を撫で下ろし、
「良かったわね」
とにっこり笑ってそう言ってくれた。本気で心配してくれていたらしい。
「あ、シェル。それで遺跡の方の調査どう?欲しいものがあった?」
宿屋といえどもまだ朝だ。それこそ廊下に人なんていないし、ドアも厚いのであまり聞こえないからこんな会話が出来るのだ。ただし小声だが。
「ええ」
「いついくの?」
「なるべく早めに行きたいわね」
「あのね、シェル。ウェルザが言っていたんだけどね」
「ウェルザさんが?何を?」
「遺跡に入るためには国王の許可が必要なんだって」
シェルは少し考え込んで、それから。
「それは少し厄介だわ」
「どうして?」
「私の名前が知られてしまっていたら入れないかも」
そうか。彼女は有名な遺跡荒らしの大盗賊シェラ・フィータ。その名を恐れて今はどの国でも厳重な警戒態勢を形作っている。
シェルの話は更に続く。
「寛大な方ならいいんだけど・・・」
「どうして?」
「昔、そういう王様がいて、私に遺跡の目的のものを取れるなら取ってみろ、と言われたの。その王様は多くの罠や兵士を仕掛けてきたのだけど、私はそれをことごとく避けて本懐を遂げたの」
「へぇ」
変わった国王様もいるもんだ。
「そのお蔭でますます有名になってしまったみたいで」
ふーん。


「で、どうしよっか。シェルの事」
「んー・・・」
ウォークはスープをすくったスプーンを口に含んだまま生返事をする。
今日も下の食堂はウォークのおっかけ女子ばっかりで、おかげでまた朝食は部屋である。
朝食は軽いもので、色々な木の実の炒め物とパンとミルクだ。ただしウォークはミルクの代わりにぶどう酒を飲んでいる。このぶどう酒はアルコールがほんの僅かしか含まれていないので決して酔うものではない。だから大人の人は大抵こうやって水を飲むようにぶどう酒を飲む。
「一応困った事があったら来いって言ってたからさ、ウェルザのところに行ってみようぜ」
「ああ、そうだね」
ウェルザか・・・。白魔法を教えてくれるって言ってたけど本当に僕に白魔法なんて出来るのだろうか。
昔から兄が白魔法の発音が全くできなかったので、つられて僕も出来なくなってしまった。
僕らが住んでたラウル村の魔法は全て教会が受け持っていたので、その時僕に教えてくれた司祭様は最初は熱心に教えてくれていたのだが、そのうち諦めて黒魔法を教えてくれた。
その勉強も中途半端なまま、僕は兄さんを探す為にラウル村を出てしまったのだが。
魔法は実践で身につけるもの・・・。
そんなウェルザの言葉が頭をよぎった。
実践・・・。てことは実際にケガしたものを治すって事か?
僕は顔が青ざめてしまった。
白魔法は少し呪文を間違えると攻撃系の精霊を呼んでしまうと聞いたことがある。
もしそれが本当なら・・・・。よくケガしそうな人が犠牲になるワケか。
ええと、よくケガしそうな人・・・ケガしそうな人・・・・はっ!
僕は思わず目の前の人物を見る。
ウォーク。
よくよく考えれば直接攻撃なんだし、今までは幸い大したケガもしていないが、ふつうに考えればケガも絶えないに決まっている。
でもまてよ、シェルも前線だ。女性なんかに回復魔法をかけるとなると・・・。
「ロムル」
でもでも・・・。まてよ・・・。
「おい、ロムル」
「え?あ、なに?」
ウォークは真面目な顔をしてこっちを見ている。
「ラクナスが・・・」
「え?ラクナス兄さんがどうしたの?」
「いや、そっちじゃなくて竜の方」
「え?ラクナスがどうしたの?」
「お前の分の朝食、食べてるぞ」
「え?」
恐る恐る下を見ると・・・・。
そこには僕の朝食の木の実を炒めたものを一生懸命ほおばっているラクナスの後ろ姿があった。
「~~~~~~~~~っ!!」
僕は言葉にならない叫びを上げて、泣きながらウォークの袖を引っ張る。
「あーはいはい。俺の少しやるから」
やった!!

朝食をすませた後、僕らはウェルザのいる聖堂に向かった。勿論シェルも一緒だ。
ただ一つ、宿を出る時に妙な事を言われた。
それは僕らが荷物を整えて部屋を出たとき、頭からすっぽりと目深にフードを被った人物が僕らの方に歩み寄ってきて一言。
「君たちは凄いね、幸運そのものを持っているよ」
それだけ言うとその人は去って行ってしまった。
一体なんの事だろう?幸運そのものを持っている?幸運・・・。
もしかして僕達の中に白竜(ホワイトドラゴン)がいるとか。白竜は幸運を呼ぶ竜だと聞いた事がある。
でも竜って言ってもいるのはラクナスだけだけど。ラクナスはどうも白竜に見えない。第一色が白くない。
だとしたら何のことを言っていたんだろう。
それに去り際に、ちらりと見えたフードの奥のあの人の髪がウォークと同じような赤色に見えたんだけど・・・。気のせいかな?
そんな事を考えている内に聖堂についた。
ドアを叩いたら、出てきたのは見知らぬ神官だった。
「はい、何でしょうか?」
年は17、8歳くらいだろうか。背は高く、ウォークといい勝負だ。神官服を身に着け、明るい金髪を襟首のところぐらいまで短く切っている。
青年は明るくにこやかに笑って対応してくれた。なかなか感じの良いお兄さんだ。
「ええと、ウェルザに会いたいんだが。取り次いでもらえるか?」
「ウェルザ様、ですか・・・?」
途端に青年から笑顔が消え、顔が引きつる。
「ああ。えっと、ウォークと言えば分かるだろ」
「・・・・なんか随分とウェルザ様と親しい方のようですね、貴方は」
青年の声が怒ったような雰囲気を醸し出している。何だろう。礼儀をわきまえろという事かな。考えてみれば一介の旅人がこの街から尊敬される大神官ウェルザに軽々しく面会をするなど本来ならば無理だ。
だがウォークなそれに気づかず続ける。
「ああ、まあな」
その時、
「あれ?ウォークじゃないですか。どうしました?」
金髪の青年の背後から聞きなれた声がする。
「よお、ウェルザ。具合はどうだ?」
ウェルザはいつもと同じ神官服を身にまとっていたが、青年と比べると若干そのデザインが異なっていた。なんだろう。順位とかやっぱりあるのかな?
「ええ、お蔭様で。すっかり良くなりました」
そう言ってウェルザはにっこりと笑う。
「ああ」
シェルが納得したように呟いた。
「だから昨夜は帰れなかったのね」
そう言って少し笑った。

「ウェルザ様・・・?」
「何です?ヴァリオン」
「この人とどーゆー関係なんです?」
「は?友人ですけど」
「本っ当―――――にそれだけですね?」
「え、ええ」
その言葉を聞いた途端、青年―ヴァリオンは心からほっとしたように、
「良かった。ウェルザさんの彼氏かと思ってしまった」
と呟く。どうやら彼はウェルザを女と間違えているらしい。
「ヴァリオン」
ウェルザは少し怒った声で呟く。
「あなた、ここで何年神官を務めているのですか。私は男ですよ?念の為言っておきますけど」
「え~~~~~!?」
ヴァリオンは初めて知ったように驚く。ウェルザは呆れた。
「も、いいです。さ、ウォーク達、中へどうぞ」
僕は言われた通り中へ入っていった。


僕らが聖堂に入って案内された場所は、僕とウォークが最初にこの聖堂に来た時に案内された部屋だった。
ウェルザは紅茶を淹れてくれた後、席につき、そしてゆっくりと口を開いた。
「何か・・・お困りのようですね。どうしました?」
「実は・・・」
最初に口を開いたのはシェルだった。
「遺跡に入りたいのですが、名前の事で少々問題が起こりまして。やはり国王様にお伝えする時はフルネームで言わなければならないのでしょうか?」
「ええ。まあそうですね。申請手続きの時は書類に署名が必要ですから」
「それだと私が困るのです」
「ほお。それは・・?」
「私の本名がシェラ・フィータだからです」
ウェルザは特に驚かずにまじまじと彼女を凝視する。
そしてただ、
「そうですか」
と呟き、
「ならば偽名を使わなくてはなりませんね」
と答えた。
「偽名?ばれないかなあ」
僕が不安気に言うと、
「大丈夫です。私も一緒に行きます」
皆さんには私といい、エリエラといい、沢山助けて頂きましたから私が力になれる事なら喜んで手を貸したいのです、とウェルザは言ってくれた。
ウェルザも一緒か。なら少しは安心できるが、上手く取り計らってくれるのだろうか。
「では支度をしてきますので皆さんはもう少しここで待っていてください」
そういうとウェルザは部屋を出て行った。

「偽名か・・・」
ウェルザが出て行った後、ウォークが呟くように言う。
「結構大胆な事を言う方ですね、驚きました」
僕もシェルと同意見だ。相手はよりにもよって国王だし。
上手くごまかしきれるだろうか・・・。
僕らがそんな心配をしていると、ウェルザが戻ってきた。
「さあ、行きましょうか」
「は、はあ・・・」
シェルは戸惑いながらも返事をしてウェルザの後に続く。
僕はそんなシェルの言動に疑問を覚え、その理由を尋ねてみたら。

―ウェルザさんの着ているものはここら辺でもかなり上級の貴族か、王族しか着用が許されないカフタンじゃないかしら―
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