赤色の伝説

DREAM MAKER

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砂漠の遺跡(下)

24。

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重々しいドアが開けられる。
その音が周りに響き渡り、不気味な雰囲気を漂わせる。
「ここが神官達が礼拝していた礼拝堂です」
地下でありながらもそこは広く、立派だった。
そしてその礼拝堂のつきあたりには二匹の竜の彫刻が、今にも飛び出しそうな感じで天井から床までを支配している。
その真下に一人の男が立っていた。
「ヴェンディール・・・」
多分そうだろう。男はゆっくりと振り返る。
年は5、60くらい。口髭は白く、少し長めだった。髪は前髪は上げていたが、後ろは髭と同じくらい伸ばしていた。
「その・・・神官服を着ている方はどなたですかな?」
「ウェルザと言います」
ウェルザが名乗ると、ヴェンディールはにっこり笑い、
「そうですか。私はここの教祖のヴェンディールと申します。あなたもやはり礼拝をしに?」
「え・・・・」
その問いにウェルザは少し戸惑った。
「では私に会いに?」
ヴェンディールはまた問いかける。
ウェルザは黙っていた。
「ではこれを取りに?」
ヴェンディールは自分を手に持っていた白い濁りのある大きな水晶球を取り出した。
「そうよ」
その問いにシェルが答えた。
あれがシェルの求めていた最後の秘宝?
「おやおや、あなた方は侵入者ですか?では私が直々に殺して差し上げましょう」
ヴェンディールが穏やかな顔で言った。
「一人ずつね」
その言葉に僕は背筋が凍り付いた。
「ロムル、持っていて」
そう言ってシェルは僕に手提げカバンを渡す。
「何があっても離さないでね」
僕は言われるがままカバンをしっかり抱きしめた。
シェルは僕らに背を向けると短剣を構えた。
「おや、最初は貴方ですか?では他の方には手出しをさせないようにしましょう」
ヴェンディールがそう言った瞬間、僕らの足は全く動かなくなってしまった。
誰かが足首を掴んでいる。
そう思って足元を見ると、なんと地面から手が出て僕らの足首をしっかりと握っていた!
「何だぁ!?これは!」
ウォークがもがきながら叫ぶ。
「これは・・・ゾンビです!!」
やがて地から朽ちかけた土のような色の人型の何かがにったりと笑った顔を出し、身体を出し僕らの身体にまとわりつく。
「さあ、やりましょうか」
ヴェンディールがそう言うと彼の手に一本の細いレイピアが現れた。


ヴェンディールの長いレイピアでの攻撃にシェルは短剣で何とか防いでいるといった感じだった。明らかに押されている。
これほどじれったいと思ったことはなかった。
助けに行きたい。
目の前で仲間がやられているのに何もできないなんて・・・。せめて何か出来れば・・・!!
あ!そうだ!
「ラクナス!!」
僕はマントに向かって叫んだ。
ラクナスは「なあに?」という感じでマントからひょこっと顔を出した。
「良かった、無事で・・・。ラクナス、シェルが戦っているんだ。加勢に行って!!」
ラクナスは周りを見渡し、シェルの方へ勢いよく飛んで行った。
「何!?赤竜!?」
ヴェンディールが一瞬怯んだ。その隙にシェルが短剣でヴェンディールの胸を突き刺した。

「え?」

ヴェンディールの胸からは一滴の血も流れない。
彼はにたりと笑い、飛んでいたラクナスの首を掴んだ。
「ラクナス!!」
「ふん、目障りなやつめっ!!」
そう言うとヴェンディールはラクナスを思いっきり床に叩きつけた。
「ラクナス―――――っっ!!」
ラクナスはぴくりとも動かない。ただぐったりと地面に倒れていた。
「何て・・・・、何てひどい事を・・・」
シェルはふらつきながらラクナスに近寄る。

それがシェルが見せた最大の隙だった。

ヴェンディールの剣がシェルの背中から貫かれた。
「シェ・・・ル・・・?」
シェルはゆっくりとラクナスの近くに倒れた。

僕は。

目の前で起こったことが信じられなかった。



力がほしかった。
兄さんを助け出せるほどの力。
そして仲間を守れるほどの力。

力が欲しい。
こんな時に何もできないのなんて・・・・!!
悔しい・・・・。

「さて、これであと3人ですね」
そう言ってこちらに一歩歩み寄ったヴェンディールはふとウォークを見た。
「そういえばあなたもいい剣をお持ちですね」
「え?」
「私はなるべく自分の手は汚したくありませんのでね」
「まさか・・・」
ウォークは青ざめた。
「うわっ!!」
ゾンビに操られてウォークの身体が僕に向かって剣を構える。
「ウォーク・・・」
僕は青ざめた。
「か、身体の自由が利かねえ・・・!」
ウォークがゆっくりゆっくり近づいてくる。
「次はあなたの番ですよ、ウェルザ殿」
ウォークの背後でヴェンディールがウェルザに近づいていくのが見える。
「あのような汚れた者達を神官である貴方が連れてくるなんて・・・悲しい事です」
そう言いながらヴェンディールがウェルザの顎に手をかけて持ち上げる。
その後、ウェルザが何かをヴェンディールに言ったらしく、殴られていた。
殴られたことなど構いもせずにウェルザはウォークに向かって叫んだ。
「ウォーク!止めなさい!!」
「止めなさいと言われても・・・」
「貴方の普段鍛えている馬鹿力はこういう時にこそ発揮するものでしょう!力には力で対抗するのです!!」
「馬鹿力ってお前・・・。でも、そうか!!」
ウォークが納得した時はウォークを操っているゾンビによって、僕の方に向かってロングソードが振りかざされているところだった。
「わあああああっ!!」
剣が振り下ろされるっ!!

その時、剣が止まった。

「あれ・・・?」
不思議に思って恐る恐るウォークの方を見てみれば、ウォークが額に汗を浮かべながら必死になって振り下ろそうとしている手を止めていた。
「へへ・・・伊達に体力つけていたわけじゃないさ・・・」
剣がかすかに震えている。
「ウォーク・・・」
戦っているんだ。
振り下ろそうとするゾンビの力と。
戦っているんだ。
ゾンビと。
「お前に何かあったら・・・お前・・・兄貴と会えねーじゃねーか」
そう言いながらウォークは笑って見せた。

どうすれば!
どうすればいい!?こういうときは!!

「ロムル!火を使うのです!!炎の呪文を唱えなさい!!」
ウォークの後ろでウェルザが叫んだ。
その直後、ヴェンディールがウェルザの胸倉をつかんでレイピアを構えた。
「やはりあなたは先に殺した方が良いようですね」
そう言うとヴェンディールはウェルザの胸元にレイピアを突き刺した。

「!!」


ウェルザは血を吐き、そして首ががくりともたれた。

「ウェルザ――――っ!!!!」

ぴくりとも動かない。
ぞの姿はゾンビに羽交い絞めにされたままだ。
そんな!
ウェルザが!ウェルザもがっ!!!

「ロムル・・・。今は呪文を・・・俺ももう限界が・・・」
ウォークが絞り出すような声でそう言って、はっと目の前の状況に視線を戻す。
そうだった。今は悲しんでいられないんだ・・・。
僕は炎の呪文を唱えた!
手のひらに炎がちらついた瞬間、僕とウォークにへばりついていたゾンビが後ずさって剥がれた。
ウォークは途端に片膝をついて崩れ落ちる。肩で荒い息をしていた。
「ウォーク、大丈夫!?」
僕は炎のせいで近寄れないが聞いてみた。
ウォークは片手の親指だけを立てて「OK」サインを出した。
僕は頷くと片手にシェルのカバンをしっかりと抱きしめ、片手でヴェンディールに向かって、炎を飛ばした。
「効かないよ」
低い声。
ヴェンディールに向かっていた炎はいつの間にか消えていた。
「昔、私の部下・・・そうシスティスと言ったのだがね、彼も黒魔法使いと戦って倒されたよ。だが私は違う。魔法などで作られた光は効かない」
こいつ・・・霊か。なら光の精霊・ウィルウォー・ウィスプを召喚して・・・・。
「ぐっっ!!」
そう思った途端、首を掴まれた。ものすごい力で持ち上げられる!
苦しい・・・!息ができないっ!

「君もあの竜と同じ運命を辿るがいい」
そう言い終わると同時に僕はもの凄い勢いで投げられた。
「ぐあっっ!!」

え?

僕は、痛くなかった。
そろりと目を開けてみると・・・。

「ウォーク!!」

「怪我・・・ねえか?ロムル」
僕の下にはウォークがいた。
庇ってくれたんだ・・・。
ウォークは苦し気に咳き込む。その度に苦痛に顔を歪めていた。
ひょっとしたら骨折しているのかもしれない。
僕は涙が溢れてきた。
「ロムル・・・。泣くのはまだ早い。あいつはまだ死んじゃいない」
ウォークに言われて僕は強く頷き、振り返る。
ヴェンディールがこちらを向いて笑っている。

まだ終わっていない。

「お前で・・・最後だ」
ヴェンディールが血まみれのレイピアをかざした。

僕はとっさにウォークから離れ、逃げながらもウィルウォー・ウィスプの召喚を始める。
「小賢しい。まだ抗う気ですか」
レイピアを構えながら、足早に僕の後を追ってくるヴェンディール。
逃げながら、唱えながら僕は辺りをざっと見回した。

動かない仲間たち。
僕の大事な大事な人たち。
泣くなと言われたのに、あまりの惨状と恐怖に涙が出てきてしまう。
そしてもう少しで呪文が完成する、その時。
「っつ!!」
足首に何かが絡まり、僕は体勢を崩して転んでしまった。
慌てて足元を見てみれば、ゾンビの腕が再び僕の足首を掴んでいた。
僕は慌てて引きはがそうとするが、びくともしない。
そうこうしている間にもヴェンディールとの距離がどんどん縮まっていく。
僕は諦めて、呪文詠唱を再開した。
「光の精霊(ウィルウォー・ウィスプ)よ・・・っ!!」
途端、急に左肩が痛み出した。
「!!」
何で?さっさ転んだ時に打ったのか?
見ればじわりと血が滲みだしていた。

違う。これはチェリスにやられた時の傷だ。
こんな時に開くなんて・・・っ!!
その時、視界がふと陰った。

「さようなら」

ヴェンディールが大きくレイピアをかざした。
僕の頭上で。


まだ終わってない。
まだ終わってないのに・・・。

視界には礼拝堂の奥に飾ってある二匹の竜の彫刻。
神様なんて実はあまり信じていなかったけど・・・。
「助けて・・・コスフェルト様・・・シェアラン様・・・」
ぼそりとつぶやいた。
「神などいるものか!!」
勝利を確信したヴェンディールは大声で叫びながら、レイピアを振り下ろす。

その時。


「おやめなさい」


その一言でヴェンディールの動きが止まった。
「とうとう言いましたね、その一言を」
見れば、ヴェンディールの後ろに新たな人影が見えた。
白い短髪、そして全身白い服装を身にまとった一人の男。
その男は僕の方を見るとにっこりと笑って、
「良く頑張ったね。呼んでくれてありがとう」
と言った。
呼ぶ・・・?まさか・・・。
男はヴェンディールに向き直ると、いつの間にか手には大きな大剣を携えていた。
「あなたのその一言で、神とあなたの間の繋がりは今断ち切られました。私達はあなたを見捨てても良いということになります」
そう言うと、その男はヴェンディールに斬りかかった。
「もう大丈夫よ、ロムル」
え?
「シェル・・・?」
見ればいつの間にか傍らにはシェルが膝をついて僕を覗きこんでいた。
でも服装が・・・いつも着ていたものではなく、シェルもやはり白い服を身にまとっていた。
その時、聖堂に響き渡る断末魔の叫び。

ヴェンディールが倒されたのだ。


僕ははっとして、視界に入ったラクナスに駆け寄る。
「ラクナス!!」
ラクナスは変わらずうずくまっている。
「ラクナス・・・」
「大丈夫よ、ロムル。ほら」
シェルが近くに来てラクナスをそっと抱き、僕の耳に近づける。
「あ・・・」
はっきりと聞こえる心臓の音。
生きてる。
良かった。
僕はシェルからラクナスを受けとると、しっかりと抱きしめ、頬ずりをした。
ラクナスの温かさが伝わる。
「良かった・・・。ラクナス・・・」
僕の眼からは涙が留まることなく流れ出した。


「あなたがコスフェルト様・・・?」
「いかにも」
ずべてを白で覆った男は頷く。
「じゃあシェルは・・・シェアラン様?」
「・・・・そうよ」
シェルは悲し気な瞳で微笑んだ。
「シェル・・・神様だったんだ・・・」
僕は信じられないような顔で呟いた。
「だましていてごめんなさい」
「・・・・・・・・」
僕はうつむいた。
その時、背後からウェルザを抱えたウォークがゆっくりと息を切らせながら歩いてきた。
「なあ・・・・神様・・・。こいつ、生き返らせねえかな・・・」
ウォークは虚ろ気な瞳で呟いた。
「その者は?」
コスフェルト様はウェルザを指さす。
「中立地帯カンガラの大神官ウェルザですわ」
シェル、いやシェアラン様がコスフェルト様に言う。
「ああ・・・昔・・・国争いに巻き込まれ、そこから何とか逃れ、大神官になったという・・・」
え?
初めて聞く事実。
僕は振り返り、ウォークを見つめる。
「本当の事なの・・・?」
「ああ・・・・。胸のキズあっただろ?あれは・・・小さいころ自分の家臣に斬られた時の傷だとさ・・・」
僕は再びコスフェルト様を見つめる。
「生き返らせることはできますか?」
「・・・正確に言うと・・・・無理だ」
「!!」
「俺の命、引き換えてもいい。こいつがどうしても必要な奴がいるんだ!!」
ウォークは必死に訴える。
「こいつの帰りを、今か今かと・・・ずっと待っている奴がいるんだ・・・。そいつにこいつの無事な姿を見せてやりたいんだ・・・」
あ・・・。
「ウォーク、それってエリエラの事?」
ウォークは頷いた。
「あの娘にはこいつがついていなきゃダメなんだ。こいつは誰かに必要とされている、俺と違ってな。だから・・・」
「なら僕も・・・!」
「お前はラクナスを探すんだろ?」
「でも・・・」
「・・・・どうだ?神様、俺の命と・・・」
コスフェルト様は少し考え、それから、
「本来なら命と引き換えというものはない。が、この者が大神官であると共にまた「赤き民」であることとして、特例を許そう」
「じゃあ!」
「ああ、あとは任せたよ。シェアラン」
「はい。さ、ウォークさん。こちらへ」
「あの・・・コスフェルト様・・・」
「ん?」
「赤き民とは一体何のことです?」
「そうだな。これから先、世界に大きく関わる者、とでも言っておこうか」
そう言うとコスフェルト様は微笑んだ。


「さあ、これでもう大丈夫」
シェルに言われたときの嬉しそうなウォークの顔はこれまで見たことがない。
「シェル・・・あ、シェアラン様」
「なあに?ロムル」
「本当に・・・神様だったんた」
「・・・ええ。だましていてごめんなさい」
シェアラン様は悲し気な顔をしてうつむく。
あの時、宿屋で言われた事は本当だったんだ。「幸運を持っている」と。
そりゃそーだよなー。幸運の竜が一緒にいたんだもん。
「どうして盗賊なんてしていたの?」
「それは・・・ここにあった大切なものを色々な国が持って行ってしまったからなの」
「それで?」
「そうよ」
「じゃあなんで名前を変えて、身分を偽っていたの?」
「それは・・・とても些細な事だけど・・・。皆に「仲間」として見てほしかったからよ」
「仲間・・・」
「そう、みんなと同等の立場で見てほしかったの。でもみんなをだます結果になってしまって・・・本当にごめんなさい。今は・・・もう違う見方をしているでしょう?」
「うん。だけど・・・手、貸してくれますか?」
シェアラン様は言われた通りに手を差し伸べてくれた。僕はその手に自分の手を重ねる。
「ほら、同じだよ。たとえ神様になっても僕と同じ手をしている」
「ロムル・・・」
「だからね、「シェル」って呼んでいいなら僕はそう呼ぶよ。だって何もかもが同じなんだもん。僕達と旅をしてきた時のシェルに。その顔つきも、その瞳も。この肩の傷を手当てしてくれたのだって・・・「シェル」だよ?」
「ロムル」
シェルは僕を抱きしめた。やさしい香りが漂う。
「ありがとうロムル。いいわ、貴方達だけは「シェル」って呼んで」
そう言ったシェルの声は嬉しそうだった。

「カバン、ありがとう。ロムル」
「あ」
僕はシェルから預かっていたカバンをシェルに渡した。
「これが今まで集めてきた・・・?」
「そう」
そう言うと「シェル」は彼女らしい笑いをした。
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