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旅立ち
2。
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母が森で迷うなんて事を言っていたが、失礼な!ちゃんと出てこれたぞ!
ただ普通半日のところ、5日かかったけど・・・。
でも方向はあってたみたい。街の奥には大きな城がそびえ立つ、城下町ウェルリア。
ここに徴兵された兄さんがいるはずだ。
さて、早速兵隊の訓練場に行ってみようっと。
僕は近くの人に道を尋ねた。
「どっちに行きたいんだい?戦士隊?それとも魔法隊?」
えっと、きっと魔法隊の方だよね。
「うんと、魔法隊の方」
「へえ~。いいなあ。じゃ、この通りをずっと行って5番目の角を曲がったところだよ」
肩をぽんぽんと叩いてその人は陽気に頑張れよ、と言って去っていった。
どうやら志願兵と間違われたらしい。でも親切な人で良かった。
ウェルリアはとても賑わっていて、人の行き来がとても激しい。僕なんて誰も気づいてないみたいに。
僕は肩にラクナスを乗せ、その人に言われた通り、5番目の分かれ道を曲がった。
そこには建物に国旗が掲げられた、でも見た目は一見普通の店の様だった。
入口の扉は真ん中だけしかついてなかったから中も覗いてみたが中もいたって普通に見えた。入口を入ったところにカウンターが設けられており、そこには年老いた長い白髭を生やした老人が黒のローブをまとい、椅子に腰かけてこちらをじっと見ている。
僕は勇気を出して扉を押した。
老人はこちらを見てにっこり笑い、
「ようこそ。何か御用ですか?」
とやさしく問いかけてくれた。僕は緊張が一気にほどけてほっとした。
「あの、以前こちらにラクナスという人が徴兵されてきませんでしたか?」
ラクナス、という言葉を聞くと老人の顔が一気に青ざめ、震えだした。
「どうして・・・どうしてそのような事を聞くのです?貴方は・・・?」
?
「あ、はい。僕の名前はロムル。ラクナスは僕の兄です」
「そうですか・・・。身内の方。身内の方にはさぞかし・・・」
そこまで言われて、なんか遠回りな言い方をされているのに気づいた僕はムカついた。
「何です!?兄がどうしたんですか?」
「え?」
「え?じゃないですよ!どうしたんです?もう!」
吐き捨てるようにそう言った。
どうしてかって?
だって僕が理由を聞こうとすると知らないんですか?というような顔つきで僕を見るんだもん。
「・・・知らないのですか。ならば教えねば・・・」
私の口から話すことになろうとは・・・というようなため息をついて、その老人は話してくれた。
「確かに貴方のお兄さん、ラクナスは徴兵されてここにやってきました。彼は魔法が何よりも優れていましたから」
当たり前だ。ラクナスは大魔導だってすべてマスターしたのだから、と僕は満足そうに頷いた。
「ところが後日、戦士隊の隊長が国王を味方につけて我が魔法隊からラクナスを引き抜いてしまったのです」
「なっ!?」
信じられない事だった。魔力に優れた兄がどうして戦士の方なんかに・・・!?
「国王を味方につけられては私も、手も足も出ませんでした。そして貴方の兄は戦士隊の方にいってしまったのですが、その時戦士隊長が「戦士は魔法を使ってはならない」と言ってラクナスが呪文を唱えられないよう喋れなくしてしまったのです。その後の事は・・・・私には・・・・」
なんて・・・・。
なんて事を人はしてしまうのだろう?
僕のショックが全て顔に出てしまっていたらしい。老人が心配して、
「まだ落ち込むには早すぎますよ。私はほんの一部しか知りません。戦士隊の方に行ってごらんなさい。きっとラクナスはいますよ。それに貴方も魔法使いでしょう?貴方がお兄さんにかけられた魔法を解いてあげたらいいんですよ」
「は、ははっ・・・」
まいったね。炎と氷の魔法でどうやって相手の魔法を解けってゆーの。
「それと、もし何かあったら私のところへ来ると良い。貴方のお兄さんには少しの間だけでしたが大変世話になりました。私は魔法隊隊長のストルーアと言います」
「ま、魔法たいちょお~!?」
「そうですが・・・何か?」
「あ、いえ。なんでもないです。では・・・っ!!」
きっと僕はドアまで右手と右足が一緒に出ちゃってたりしてたんだろうな。
は~。情ない。
戦士隊の方に行ってみることにした。
戦士隊の場所は確か魔法隊と正反対だってストルーアさんが教えてくれた。
こちらも、建物はまるで魔法隊と瓜二つだった。
キィ。
軽い音を立てて僕が入っていくと、カウンターには目つきの悪いひょろっとした男がいた。
「子供がこんなところに何の用だ?」
いきなりつっけんどんに言われた。
僕だって好きで子供なわけじゃないやい!
でもそんなに子供じゃないよな、15歳だし・・・。
「あの・・・・。こちらに私の兄、ラクナスがいると聞いて・・・」
「!」
あれ?顔色が変わった。どうしてだろう?
「し、少々お待ちください」
そういうと男は慌てふためきながらカウンターの奥へと入っていった。一体なんだっていうんだ?
そう思いながらも周りを見回す。
賞状や剣やらがたくさん飾ってあった。魔法隊の方にはこんなのなかったなあ・・・。
「こいつか?」
急に図太い声がカウンターの方から聞こえてきた。僕はカウンターの方を向いた。
と、そこには腹が異様に出っ張っていて、まるでガマガエルのような男がカウンターの椅子にどかっと座り込んでいた。
椅子・・・壊れるんじゃないか?
そのすぐ後ろにはさっきの男がおどおどした表情でガマガエル男のご機嫌を必死に取っている。
「おい、こいつがあのラクナスの弟だというのか?」
男は少し仏頂面をしながらひょろっとした男を睨み付ける。
「は、はい!本人がそう申しております!・・・です・・」
さっきの僕に対しての態度はどこへやら・・・。
そう思っていたら僕は急にカウンターに引き寄せられた。
「いたたたたたっ!!」
あのガマガエル男が僕の髪を引っ張り自分の顔の近くまで引き寄せて、僕の髪をまじまじと見ている。僕は髪がそんなに長くないので目の前でガマガエルの顔を拝む羽目になった。
気持ち悪いよぉ~。
「ふん、どこが似ているというのだ?お前みたいな半人前の小僧が」
それを聞いた途端僕はムカついた。
どーせ僕と兄さんは髪の色が違いますよ!
僕の髪は黄のかかった緑だし。
僕はガマガエル男の手を振り払い、叫んだ。
「別に似てなくたっていいじゃないですか!!それでも血は繋がっているんだ!!」
すると男はにやにやしながら、
「本当に血は繋がっているのか?」
あんまり自信はなかった。
でも今まで兄弟だって思ってきた。
その迷いを断ち切るように肩に乗ってたラクナスが僕の顔に身体をすり寄せる。
そうだ。こんな事で悩んでいる時ではない。
「とにかくラクナスの事を教えて下さい!!」
男は更ににやにやしながらこちらを挑発するように偉そうに椅子に寄りかかる。
「まあいい。教えてやろう。あいつは何もかも忠実で無口だった。そのせいで街の娘は皆ラクナスに惚れ込んでしまってな。ま、無口になる前はどうだったかは知らんが。もしお喋りだったら無口にしてやった私に感謝してもらいたいね」
感謝だとぉ!?ふざけんな!!兄さんは昔からお喋りなんかじゃなかった!
それを・・・それを・・・・!!
僕は怒りを全身で抑えた。
こんなところで暴れてしまったら兄さんの消息がつかめなくなってしまう。
代わりに僕はガマガエル男を力一杯睨み付けてやった。
効果はあったらしく、その男はびっくりして少し身構えた。
ざまあみろ。
「でもな、ラクナスは大人しそうな顔をして凄い事をやってのけた。敵国の騎士団を一人で壊滅したり・・・。だがある日敵国の魔法使いから強力な魔法を受けた。私が見ていた限りではラクナスは何か呟いていたが、そのうち視界が真っ白になってしまってな、気が付いたらラクナスがいなくなっていた」
魔法だ!
相手から魔法攻撃が来たので兄さんは条件反射的に魔法陣を作ろうとして、自分が喋れないのに気付いて、それで・・・・。
「お分かりいただけましたかな?弟殿」
ガマガエル男がにやにやしながら言う。
僕の頭は怒りも超えて真っ白になった。
そしてただ一言。
「あなたが兄を殺したんだ!!」
言い終わった後、僕がはっと我に返るとそこには数人の戦士らしき男たちがいつの間にか現れていて、僕を取り囲んでいた。その中心にはあのガマガエル男が立っていて顔を真っ赤にしてわなわな震えている。
「あれ・・・?」
僕がとぼけたフリをすると、ガマガエル男は手を振り上げ、
「私を殺人呼ばわりするとは良い度胸だ。・・・捕まえろ!!」
その言葉を言い終えるや否や、戦士たちが僕に向かって襲いかかってきた。
この部屋は広かったが、図体のでかい、まして鎧までご丁寧につけている戦士達が数名も立ってしまうと逃げ場もない。
どうしよう。
「うっ!」
とか考えている内にお腹の急所に思いっきり蹴りをくらって思わず眩暈がする。
暗くなっていく僕の視界の中で、ふと僕に蹴りをくらわせた奴を見上げた。
あれ、鎧つけてないやつもいたっけ・・・・?それにあれは・・・。
!!兄さん・・・!?
その後はどうなったのか覚えていない。
ただ普通半日のところ、5日かかったけど・・・。
でも方向はあってたみたい。街の奥には大きな城がそびえ立つ、城下町ウェルリア。
ここに徴兵された兄さんがいるはずだ。
さて、早速兵隊の訓練場に行ってみようっと。
僕は近くの人に道を尋ねた。
「どっちに行きたいんだい?戦士隊?それとも魔法隊?」
えっと、きっと魔法隊の方だよね。
「うんと、魔法隊の方」
「へえ~。いいなあ。じゃ、この通りをずっと行って5番目の角を曲がったところだよ」
肩をぽんぽんと叩いてその人は陽気に頑張れよ、と言って去っていった。
どうやら志願兵と間違われたらしい。でも親切な人で良かった。
ウェルリアはとても賑わっていて、人の行き来がとても激しい。僕なんて誰も気づいてないみたいに。
僕は肩にラクナスを乗せ、その人に言われた通り、5番目の分かれ道を曲がった。
そこには建物に国旗が掲げられた、でも見た目は一見普通の店の様だった。
入口の扉は真ん中だけしかついてなかったから中も覗いてみたが中もいたって普通に見えた。入口を入ったところにカウンターが設けられており、そこには年老いた長い白髭を生やした老人が黒のローブをまとい、椅子に腰かけてこちらをじっと見ている。
僕は勇気を出して扉を押した。
老人はこちらを見てにっこり笑い、
「ようこそ。何か御用ですか?」
とやさしく問いかけてくれた。僕は緊張が一気にほどけてほっとした。
「あの、以前こちらにラクナスという人が徴兵されてきませんでしたか?」
ラクナス、という言葉を聞くと老人の顔が一気に青ざめ、震えだした。
「どうして・・・どうしてそのような事を聞くのです?貴方は・・・?」
?
「あ、はい。僕の名前はロムル。ラクナスは僕の兄です」
「そうですか・・・。身内の方。身内の方にはさぞかし・・・」
そこまで言われて、なんか遠回りな言い方をされているのに気づいた僕はムカついた。
「何です!?兄がどうしたんですか?」
「え?」
「え?じゃないですよ!どうしたんです?もう!」
吐き捨てるようにそう言った。
どうしてかって?
だって僕が理由を聞こうとすると知らないんですか?というような顔つきで僕を見るんだもん。
「・・・知らないのですか。ならば教えねば・・・」
私の口から話すことになろうとは・・・というようなため息をついて、その老人は話してくれた。
「確かに貴方のお兄さん、ラクナスは徴兵されてここにやってきました。彼は魔法が何よりも優れていましたから」
当たり前だ。ラクナスは大魔導だってすべてマスターしたのだから、と僕は満足そうに頷いた。
「ところが後日、戦士隊の隊長が国王を味方につけて我が魔法隊からラクナスを引き抜いてしまったのです」
「なっ!?」
信じられない事だった。魔力に優れた兄がどうして戦士の方なんかに・・・!?
「国王を味方につけられては私も、手も足も出ませんでした。そして貴方の兄は戦士隊の方にいってしまったのですが、その時戦士隊長が「戦士は魔法を使ってはならない」と言ってラクナスが呪文を唱えられないよう喋れなくしてしまったのです。その後の事は・・・・私には・・・・」
なんて・・・・。
なんて事を人はしてしまうのだろう?
僕のショックが全て顔に出てしまっていたらしい。老人が心配して、
「まだ落ち込むには早すぎますよ。私はほんの一部しか知りません。戦士隊の方に行ってごらんなさい。きっとラクナスはいますよ。それに貴方も魔法使いでしょう?貴方がお兄さんにかけられた魔法を解いてあげたらいいんですよ」
「は、ははっ・・・」
まいったね。炎と氷の魔法でどうやって相手の魔法を解けってゆーの。
「それと、もし何かあったら私のところへ来ると良い。貴方のお兄さんには少しの間だけでしたが大変世話になりました。私は魔法隊隊長のストルーアと言います」
「ま、魔法たいちょお~!?」
「そうですが・・・何か?」
「あ、いえ。なんでもないです。では・・・っ!!」
きっと僕はドアまで右手と右足が一緒に出ちゃってたりしてたんだろうな。
は~。情ない。
戦士隊の方に行ってみることにした。
戦士隊の場所は確か魔法隊と正反対だってストルーアさんが教えてくれた。
こちらも、建物はまるで魔法隊と瓜二つだった。
キィ。
軽い音を立てて僕が入っていくと、カウンターには目つきの悪いひょろっとした男がいた。
「子供がこんなところに何の用だ?」
いきなりつっけんどんに言われた。
僕だって好きで子供なわけじゃないやい!
でもそんなに子供じゃないよな、15歳だし・・・。
「あの・・・・。こちらに私の兄、ラクナスがいると聞いて・・・」
「!」
あれ?顔色が変わった。どうしてだろう?
「し、少々お待ちください」
そういうと男は慌てふためきながらカウンターの奥へと入っていった。一体なんだっていうんだ?
そう思いながらも周りを見回す。
賞状や剣やらがたくさん飾ってあった。魔法隊の方にはこんなのなかったなあ・・・。
「こいつか?」
急に図太い声がカウンターの方から聞こえてきた。僕はカウンターの方を向いた。
と、そこには腹が異様に出っ張っていて、まるでガマガエルのような男がカウンターの椅子にどかっと座り込んでいた。
椅子・・・壊れるんじゃないか?
そのすぐ後ろにはさっきの男がおどおどした表情でガマガエル男のご機嫌を必死に取っている。
「おい、こいつがあのラクナスの弟だというのか?」
男は少し仏頂面をしながらひょろっとした男を睨み付ける。
「は、はい!本人がそう申しております!・・・です・・」
さっきの僕に対しての態度はどこへやら・・・。
そう思っていたら僕は急にカウンターに引き寄せられた。
「いたたたたたっ!!」
あのガマガエル男が僕の髪を引っ張り自分の顔の近くまで引き寄せて、僕の髪をまじまじと見ている。僕は髪がそんなに長くないので目の前でガマガエルの顔を拝む羽目になった。
気持ち悪いよぉ~。
「ふん、どこが似ているというのだ?お前みたいな半人前の小僧が」
それを聞いた途端僕はムカついた。
どーせ僕と兄さんは髪の色が違いますよ!
僕の髪は黄のかかった緑だし。
僕はガマガエル男の手を振り払い、叫んだ。
「別に似てなくたっていいじゃないですか!!それでも血は繋がっているんだ!!」
すると男はにやにやしながら、
「本当に血は繋がっているのか?」
あんまり自信はなかった。
でも今まで兄弟だって思ってきた。
その迷いを断ち切るように肩に乗ってたラクナスが僕の顔に身体をすり寄せる。
そうだ。こんな事で悩んでいる時ではない。
「とにかくラクナスの事を教えて下さい!!」
男は更ににやにやしながらこちらを挑発するように偉そうに椅子に寄りかかる。
「まあいい。教えてやろう。あいつは何もかも忠実で無口だった。そのせいで街の娘は皆ラクナスに惚れ込んでしまってな。ま、無口になる前はどうだったかは知らんが。もしお喋りだったら無口にしてやった私に感謝してもらいたいね」
感謝だとぉ!?ふざけんな!!兄さんは昔からお喋りなんかじゃなかった!
それを・・・それを・・・・!!
僕は怒りを全身で抑えた。
こんなところで暴れてしまったら兄さんの消息がつかめなくなってしまう。
代わりに僕はガマガエル男を力一杯睨み付けてやった。
効果はあったらしく、その男はびっくりして少し身構えた。
ざまあみろ。
「でもな、ラクナスは大人しそうな顔をして凄い事をやってのけた。敵国の騎士団を一人で壊滅したり・・・。だがある日敵国の魔法使いから強力な魔法を受けた。私が見ていた限りではラクナスは何か呟いていたが、そのうち視界が真っ白になってしまってな、気が付いたらラクナスがいなくなっていた」
魔法だ!
相手から魔法攻撃が来たので兄さんは条件反射的に魔法陣を作ろうとして、自分が喋れないのに気付いて、それで・・・・。
「お分かりいただけましたかな?弟殿」
ガマガエル男がにやにやしながら言う。
僕の頭は怒りも超えて真っ白になった。
そしてただ一言。
「あなたが兄を殺したんだ!!」
言い終わった後、僕がはっと我に返るとそこには数人の戦士らしき男たちがいつの間にか現れていて、僕を取り囲んでいた。その中心にはあのガマガエル男が立っていて顔を真っ赤にしてわなわな震えている。
「あれ・・・?」
僕がとぼけたフリをすると、ガマガエル男は手を振り上げ、
「私を殺人呼ばわりするとは良い度胸だ。・・・捕まえろ!!」
その言葉を言い終えるや否や、戦士たちが僕に向かって襲いかかってきた。
この部屋は広かったが、図体のでかい、まして鎧までご丁寧につけている戦士達が数名も立ってしまうと逃げ場もない。
どうしよう。
「うっ!」
とか考えている内にお腹の急所に思いっきり蹴りをくらって思わず眩暈がする。
暗くなっていく僕の視界の中で、ふと僕に蹴りをくらわせた奴を見上げた。
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