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第四部
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カミーユが近隣の森での小型魔獣狩りの依頼を終えて戻ると、ギルド内が何やら騒がしかった。言い争うというより不満を並べ合っているように見えた。
「何か問題でも?」
受付の男性に問いかけると、カミーユの冒険者証を見て曖昧な笑みを浮かべた。
「他所からいらしたからご存じないんですね。大型の魔獣が群れで鉱山地区に逃げ込んだという目撃があったんです。鉱山地区は領主の直轄地なのでギルドは介入できないんです。獲物がそこにいるのに、と皆不満なんですよ」
どうやら珍しくない話らしい。冒険者たちは鉱山絡みになると手出しできないので悔しい思いをしているのだとか。
嘆いている冒険者に他の者たちも愚痴を吐き出して領主や代官への不満を口にしている。中には領主である国王ドミニク三世の名前を口にする者もいる。
さすがにこれはマズいとギルド職員が止めに入っていた。
「なるほど。確かに難しいね」
そう言いながらカミーユはすっと右に移動した。彼の肩に置かれるはずだった背後から伸びてきた手が空振りして、大男がカウンターにぶつかりそうになった。
誰だろう。強い悪意は感じなかったから避けるだけにしたけど。
カミーユはそのまま相手を観察した。カミーユより頭一つ背が高い。
人族としては大きいが、亜人を見慣れているとそうでもない。カミーユより十歳くらいは上だろうと思われる厳つい顔をした男。
彼は何とか体勢を整えるとカウンターに肘を乗せて尊大に話しかけてきた。
「よう。見ねえ顔だな、兄ちゃん」
「この街には来たばかりだ。初めましてと言うべきかな」
カミーユはアレクに言われて冒険者に対しては丁寧な言葉遣いをしないようにしている。男はニヤリと笑う。
「ソロじゃ大変だろう? オレが手伝ってやろうか?」
「今日の分の依頼は終わったから結構だ」
男はすっと目つきを鋭くした。
「……じゃあ質問を変えようか。どこの回し者だ? 身のこなしといいその剣といい、新米冒険者とは思えない。怪しいんだよ」
ギルド内は鉱山地区への不満で騒いでいる声が満ちていた。
カミーユに話しかけている男に注目する者はいない。ふと気づくとカウンターにいた男性もいなくなっていた。
「私は正真正銘の新米冒険者だ。カーネルのギルドに問い合わせてみるといい」
カミーユがギルドの身分証を見せて言い返すと男は眉を寄せる。身分証からカミーユの手袋をつけた手をじっと見つめてくる。
「……カーネル? じゃあ、あんた亜人なのか」
「亜人ではないよ。伴侶が亜人なんだ」
「……確かに。微妙に亜人の匂いがするな。連れがいたと聞いているがそいつか?」
カミーユはそれを聞いて男をじっと見上げた。
この町に到着した時にアレクと一緒に一度このギルドを訪ねている。その時はこの男を見かけなかった。……それに。
「匂いでわかるってことは、そっちも亜人ってこと?」
亜人は匂いで相手を判別する。自分より強いかどうか、そしてどの種族か。人族はそれに気づかない。だったら、妙に鼻の利くこの男は亜人なんだろう。
ロラン王子の話ではこの地域も表向きは平等を謳っていてもまだまだ亜人に対する差別が根強いのだとか。彼自身は亜人を登用して差別を減らそうとはしていたが、就業や生活で見下されるらしい。
冒険者ならことさらに身元を詮索されない。亜人でも登録できる。だから冒険者になる亜人は多いらしい。
男は眉をピクリと動かして小さく頷いた。
「階上に行こうか。あんたに話がある」
「……それは義務?」
カミーユはぐるりと周囲を見回した。騒いでいる冒険者たちがさりげなく入り口寄りに移動している。どうやら外に出さないように妨害するつもりか。
カミーユは戸惑った。控えめに行動するとアレクと約束したばかりだ。何か目立つことをうっかりしてしまっただろうか。
それにこの男は何者なのかわからないのに、ついていっていいのだろうか。彼らを押しのけて出るのは簡単だけれど、これだけの人数を一度に相手するとさすがに悪目立ちするだろう。アレクが戻るまでは大人しくしないと……。
男はカミーユが警戒しているのに気づいたのか、小さく頷いてから言い添えた。
「ああ。一応名乗っておく。オレはここの副ギルドマスターのバジルだ」
「ギルドマスターというのはもっと歳のいった人かと思った」
カミーユが正直に告げると相手は声を上げて笑った。ギルドの二階は事務室になっていて、書き物机とソファーが置かれた部屋に案内された。
「オレは副だからな。マスターは今ちょっと野暮用で不在だ。今はこの国を挙げての式典が近いから、よそ者には神経質になっててな」
「……」
「っていうのはただの口実だ。今はちょっと部外者を構ってる余裕がない。できればさっさと他所に行ってもらいたい。新米冒険者ならなおさらだ」
すっと男の目に怜悧な光が宿る。おそらく危害を与えるつもりはないのだろう。
けれどギルドとしては冒険者が多く集まることは望ましいはずだ。それを追い払うのは不自然だし、今は建国記念式典であちこちから人が流れてくる。
それなのによそ者を排除するのもおかしい。
……何か事を起こす、とでも言いたげだ。多分、わたしが警戒されたのは人族だからだろう。アレクは亜人だったから、わたしが密偵かなにかで亜人のアレクを使役しているように受け取られたのかもしれない。
「鉱山地区への不満を募らせて、何かするつもり? 無謀だと思うけど」
ロラン王子は鉱山地区で多くの亜人が奴隷として使役されていることを知っている。
そしてその中には奴隷落ちする理由もない罪のない亜人が含まれていることも。
記念式典を利用して何かするつもりだとは当たりをつけていたが、それだけの人員をどこから募るのかはわからなかった。ダルトワ侯爵が彼の味方をしているとはいえ、他家の、まして王家絡みの領地に何の理由もなく領軍を進めるようなことはできない。
ロラン王子は領政に関わる機会を与えられなかった。だから味方も多くない。
ならば領政と直接関わりなく、亜人が多いギルドを?
ギルドの冒険者たちは鉱山地区で活動できないことに不満を持っている。この地の領民は鉱山のおかげで税が低く抑えられているから領主に敵意を持っていないが、亜人や他所からきた者は暮らしにくい。
そうした差別されてきた人たちの受け皿が冒険者ギルドで、その運営にロラン王子が関わっているとしたら。
冒険者たちの不満を利用して、鉱山の秘密を暴くつもりか。
けれど、領軍が配置されている鉱山を襲撃するには冒険者たちだけでは難しいだろう。ロラン王子の思惑はすでにドミニク三世に知られている。彼が動けない式典の期間を狙ってこないように警備はしているはずだ。
それに、冒険者は少人数で動くのは慣れていても指揮命令系統がしっかりしている軍とは違う。正面からぶつかるにはあまりに兵力の差がある。
「……やっぱり普通の新米冒険者じゃないな」
バジルが声を低くした。傍らに置いた剣に手を伸ばしたところでカミーユの方が一瞬早く剣を抜いてそれを弾き飛ばした。そして鋒を相手に向ける。
「わたしは普通の新米冒険者だよ」
バジルはあっけにとられたような表情になって、それから笑い出した。
「まいったまいった。そんなとんでもねえ剣筋は亜人でも滅多にいねぇぜ。お前、本当に何者だ?」
……だから本当に新米冒険者なんだけど。どうあっても信じてくれないんだろうか。
カミーユはそう思いながら剣の向きを変えて柄に打たれた紋章を見せる。
「これなら証拠になる?」
「……え? これ、ダイモス王国の王家の……しかもこれ……最高級のミスリル鋼じゃねえか……」
え? ミスリルって希少金属の? これが? アレクにもらったからいい剣だとは思ってたけど……。
内心わずかに動揺しながらも平静を装って問いかけた。
「この剣は王太子殿下から賜った。わたしは君たちの敵じゃない。これでは不足だろうか?」
「確かにダイモスの王太子夫妻が式典に参加するというのは聞いていたが……。じゃあ、ダイモスはこの件に介入する気なのか?」
「いや、むしろ止めるつもりだ」
ダルトワ侯爵家からの情報では、領軍の大半が今鉱山地区にいるらしい。
今衝突したら必ず死傷者が出る。鉱山で働かされている亜人を救出するのが目的なのに、亜人の被害を出すのは悪手だ。
「なんでだよ。我々は同じ亜人が不当に扱われているのを止めたいだけだ。ずっと機会を狙っていた。ダイモスは我らの想いを理解してくれないのか」
バジルはそう言って苦しげな表情になる。この国にいる亜人は大半がダイモスからの移民だ。だから味方になってくれるとどこかで思っていたのかもしれない。
「それは違うよ。わたしたちは……」
カミーユがそう言いかけた途端に建物が大きく揺れた。
「何か問題でも?」
受付の男性に問いかけると、カミーユの冒険者証を見て曖昧な笑みを浮かべた。
「他所からいらしたからご存じないんですね。大型の魔獣が群れで鉱山地区に逃げ込んだという目撃があったんです。鉱山地区は領主の直轄地なのでギルドは介入できないんです。獲物がそこにいるのに、と皆不満なんですよ」
どうやら珍しくない話らしい。冒険者たちは鉱山絡みになると手出しできないので悔しい思いをしているのだとか。
嘆いている冒険者に他の者たちも愚痴を吐き出して領主や代官への不満を口にしている。中には領主である国王ドミニク三世の名前を口にする者もいる。
さすがにこれはマズいとギルド職員が止めに入っていた。
「なるほど。確かに難しいね」
そう言いながらカミーユはすっと右に移動した。彼の肩に置かれるはずだった背後から伸びてきた手が空振りして、大男がカウンターにぶつかりそうになった。
誰だろう。強い悪意は感じなかったから避けるだけにしたけど。
カミーユはそのまま相手を観察した。カミーユより頭一つ背が高い。
人族としては大きいが、亜人を見慣れているとそうでもない。カミーユより十歳くらいは上だろうと思われる厳つい顔をした男。
彼は何とか体勢を整えるとカウンターに肘を乗せて尊大に話しかけてきた。
「よう。見ねえ顔だな、兄ちゃん」
「この街には来たばかりだ。初めましてと言うべきかな」
カミーユはアレクに言われて冒険者に対しては丁寧な言葉遣いをしないようにしている。男はニヤリと笑う。
「ソロじゃ大変だろう? オレが手伝ってやろうか?」
「今日の分の依頼は終わったから結構だ」
男はすっと目つきを鋭くした。
「……じゃあ質問を変えようか。どこの回し者だ? 身のこなしといいその剣といい、新米冒険者とは思えない。怪しいんだよ」
ギルド内は鉱山地区への不満で騒いでいる声が満ちていた。
カミーユに話しかけている男に注目する者はいない。ふと気づくとカウンターにいた男性もいなくなっていた。
「私は正真正銘の新米冒険者だ。カーネルのギルドに問い合わせてみるといい」
カミーユがギルドの身分証を見せて言い返すと男は眉を寄せる。身分証からカミーユの手袋をつけた手をじっと見つめてくる。
「……カーネル? じゃあ、あんた亜人なのか」
「亜人ではないよ。伴侶が亜人なんだ」
「……確かに。微妙に亜人の匂いがするな。連れがいたと聞いているがそいつか?」
カミーユはそれを聞いて男をじっと見上げた。
この町に到着した時にアレクと一緒に一度このギルドを訪ねている。その時はこの男を見かけなかった。……それに。
「匂いでわかるってことは、そっちも亜人ってこと?」
亜人は匂いで相手を判別する。自分より強いかどうか、そしてどの種族か。人族はそれに気づかない。だったら、妙に鼻の利くこの男は亜人なんだろう。
ロラン王子の話ではこの地域も表向きは平等を謳っていてもまだまだ亜人に対する差別が根強いのだとか。彼自身は亜人を登用して差別を減らそうとはしていたが、就業や生活で見下されるらしい。
冒険者ならことさらに身元を詮索されない。亜人でも登録できる。だから冒険者になる亜人は多いらしい。
男は眉をピクリと動かして小さく頷いた。
「階上に行こうか。あんたに話がある」
「……それは義務?」
カミーユはぐるりと周囲を見回した。騒いでいる冒険者たちがさりげなく入り口寄りに移動している。どうやら外に出さないように妨害するつもりか。
カミーユは戸惑った。控えめに行動するとアレクと約束したばかりだ。何か目立つことをうっかりしてしまっただろうか。
それにこの男は何者なのかわからないのに、ついていっていいのだろうか。彼らを押しのけて出るのは簡単だけれど、これだけの人数を一度に相手するとさすがに悪目立ちするだろう。アレクが戻るまでは大人しくしないと……。
男はカミーユが警戒しているのに気づいたのか、小さく頷いてから言い添えた。
「ああ。一応名乗っておく。オレはここの副ギルドマスターのバジルだ」
「ギルドマスターというのはもっと歳のいった人かと思った」
カミーユが正直に告げると相手は声を上げて笑った。ギルドの二階は事務室になっていて、書き物机とソファーが置かれた部屋に案内された。
「オレは副だからな。マスターは今ちょっと野暮用で不在だ。今はこの国を挙げての式典が近いから、よそ者には神経質になっててな」
「……」
「っていうのはただの口実だ。今はちょっと部外者を構ってる余裕がない。できればさっさと他所に行ってもらいたい。新米冒険者ならなおさらだ」
すっと男の目に怜悧な光が宿る。おそらく危害を与えるつもりはないのだろう。
けれどギルドとしては冒険者が多く集まることは望ましいはずだ。それを追い払うのは不自然だし、今は建国記念式典であちこちから人が流れてくる。
それなのによそ者を排除するのもおかしい。
……何か事を起こす、とでも言いたげだ。多分、わたしが警戒されたのは人族だからだろう。アレクは亜人だったから、わたしが密偵かなにかで亜人のアレクを使役しているように受け取られたのかもしれない。
「鉱山地区への不満を募らせて、何かするつもり? 無謀だと思うけど」
ロラン王子は鉱山地区で多くの亜人が奴隷として使役されていることを知っている。
そしてその中には奴隷落ちする理由もない罪のない亜人が含まれていることも。
記念式典を利用して何かするつもりだとは当たりをつけていたが、それだけの人員をどこから募るのかはわからなかった。ダルトワ侯爵が彼の味方をしているとはいえ、他家の、まして王家絡みの領地に何の理由もなく領軍を進めるようなことはできない。
ロラン王子は領政に関わる機会を与えられなかった。だから味方も多くない。
ならば領政と直接関わりなく、亜人が多いギルドを?
ギルドの冒険者たちは鉱山地区で活動できないことに不満を持っている。この地の領民は鉱山のおかげで税が低く抑えられているから領主に敵意を持っていないが、亜人や他所からきた者は暮らしにくい。
そうした差別されてきた人たちの受け皿が冒険者ギルドで、その運営にロラン王子が関わっているとしたら。
冒険者たちの不満を利用して、鉱山の秘密を暴くつもりか。
けれど、領軍が配置されている鉱山を襲撃するには冒険者たちだけでは難しいだろう。ロラン王子の思惑はすでにドミニク三世に知られている。彼が動けない式典の期間を狙ってこないように警備はしているはずだ。
それに、冒険者は少人数で動くのは慣れていても指揮命令系統がしっかりしている軍とは違う。正面からぶつかるにはあまりに兵力の差がある。
「……やっぱり普通の新米冒険者じゃないな」
バジルが声を低くした。傍らに置いた剣に手を伸ばしたところでカミーユの方が一瞬早く剣を抜いてそれを弾き飛ばした。そして鋒を相手に向ける。
「わたしは普通の新米冒険者だよ」
バジルはあっけにとられたような表情になって、それから笑い出した。
「まいったまいった。そんなとんでもねえ剣筋は亜人でも滅多にいねぇぜ。お前、本当に何者だ?」
……だから本当に新米冒険者なんだけど。どうあっても信じてくれないんだろうか。
カミーユはそう思いながら剣の向きを変えて柄に打たれた紋章を見せる。
「これなら証拠になる?」
「……え? これ、ダイモス王国の王家の……しかもこれ……最高級のミスリル鋼じゃねえか……」
え? ミスリルって希少金属の? これが? アレクにもらったからいい剣だとは思ってたけど……。
内心わずかに動揺しながらも平静を装って問いかけた。
「この剣は王太子殿下から賜った。わたしは君たちの敵じゃない。これでは不足だろうか?」
「確かにダイモスの王太子夫妻が式典に参加するというのは聞いていたが……。じゃあ、ダイモスはこの件に介入する気なのか?」
「いや、むしろ止めるつもりだ」
ダルトワ侯爵家からの情報では、領軍の大半が今鉱山地区にいるらしい。
今衝突したら必ず死傷者が出る。鉱山で働かされている亜人を救出するのが目的なのに、亜人の被害を出すのは悪手だ。
「なんでだよ。我々は同じ亜人が不当に扱われているのを止めたいだけだ。ずっと機会を狙っていた。ダイモスは我らの想いを理解してくれないのか」
バジルはそう言って苦しげな表情になる。この国にいる亜人は大半がダイモスからの移民だ。だから味方になってくれるとどこかで思っていたのかもしれない。
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