6 / 14
第6話 真相
しおりを挟む
アーノルドはエルのまっすぐな視線を受けて語りだした。
「別にあの馬鹿に何を言われてもいいけど、エルに嫌われたくはないな」
「今更嫌うことはないですが、本当の事は知りたいです。一体何があったのですか?」
誰ともチームを組みたくない理由。ギアン達と組んでいた時に、一体何があったのか。
「あいつの言う通り、俺はギアンとチームを組んでいた。奴がリーダーでメンバーは全部で五人。前衛後衛揃っていて、バランスいいチームだったと思う」
冒険者に成りたてのアーノルドとしても、初めてのチームで特別だった。
頑張らねばと張り切った。
進んで前衛をこなし、情報収集にも力を入れた。
チームのためならと雑用も厭わなかった。
それが間違っていた事だと気づく事は、全てが終わるまで気が付かなかった。
「最初は感謝された。けれど段々と俺が依頼を受注したり報告したり、買い出しに行くのも当たり前になってきた。魔物を倒すのも、採集に行くのも俺ばかり。それなのにチームとして依頼達成を報告していたから、あいつらは大した腕もないのにランクだけは上がっていった。俺が討伐してもチーム報酬にて金を分けるから、装備も金も潤った。段々と分不相応な依頼にも手を出し始め、俺も庇うのが苦しくなってきた」
そんな中であろうことか高位の魔物討伐の依頼を受けてきた。
空を飛び、炎を吐くワイバーン。
アーノルド一人ならともかく、皆を庇いながら戦える相手ではない。
「もちろん止めた。けれども何を驕ったのか、ギアンは自分なら倒せると豪語したんだ。チームの治癒師も反対してくれたのだが、聞いてもらえなかった。挑んだが、もちろん簡単には倒せない。ランクだけ高くて実力の伴っていない奴らで、どうにかなる相手じゃない」
アーノルドも頑張ったが、チームはボロボロだ。
連携も取れないため、隙を作るのも見つけるのも困難で、アーノルドも決定打を打てなかった。
「ワイバーンがブレスを吐く前なんだが、普通とは違い大きく息を吸う行動をする。依頼を受ける際の情報書にも載っていたんだが、ギアンは覚えていなかった。その兆候を見て俺は退けといったが、あいつは退かなかった」
ギアンはアーノルドの言葉など聞く気すらなかったのだ。
「退け、ギアン! ブレスだ!」
一緒に来ていた治癒師の魔力も尽きかけており、おそらくブレスを完全に防ぐ力は残っていない。
アーノルドは剣を止め、退き始める。
「退くんじゃねえ、今が好機だろうが!」
ブレスを吐く前の溜めは確かに隙のように見える。
だが、その時に挑んではダメなのだ。
「ギアン、ダメだ! 急いで戻れ!」
「うるせぇ!」
アーノルドの言葉を無視し、退くことをせず、ギアンは斬りつけた。
だがギアンの剣はあっさりと弾かれる。
「糞っ!」
ギアンの怒声とワイバーンのブレスが重なる。
皆を守るために張られた防御壁は、あっさりと壊され、場は凄惨を極めた。
「はっ…!」
呼気を吐き出し、アーノルドは剣を構えた。
やはり治癒師のシュイの力では間に合わなかった。
アーノルドは自身で重ねがけした防御壁で無事だったものの、他の皆は倒れており、魔力切れでシュイも息も絶え絶えだ。
広範囲の防御壁はアーノルドには張れない。
近距離で食らったギアンは腕から血を流し、倒れていた。
シュイの前にアーノルドが立ったからこそ彼女は無事だが、そうでなければ脆い防御壁と共に吹き飛ばされていたかもしれない。
離れた場所にいた魔術師や射手は、シュイの防御壁により多少ダメージが緩和されたようだが、それでも気を失う程の怪我を負っている。
「シュイが無事で良かった……」
魔力切れくらいならば、後で薬を使えばいい。
しかしシュイがやられてしまっては、皆を回復出来るものがいなくなってしまう。
アーノルドは剣を持ち、一人ワイバーンと対峙した。
ワイバーンは他に動くものが無くなったこの場にて、唯一立っているアーノルドに狙いを定める。
己の心と体を奮い立たせ、アーノルドは剣を向けた。
「さっさとくたばれ」
余すことなく自身に身体強化をかけ、斬りかかる。
狙いが自分だけなので、アーノルドにとっては今の方がとても戦いやすかった。
動きの予測もし易いし、仲間を巻き込む事もない。
剣を繰り出し、次々と損傷を与えていく。
そうして弱ったワイバーンの逆鱗に、アーノルドは剣を突き立てた。
体力の消費が激しく、勿体ないが解体までは出来ない。
仕方なしに魔石の回収に留めた。
傷ついたギアンを担ぎ、シュイや他の仲間に声をかける。
シュイに魔力回復の薬を与え、ギアンの回復を頼むと、完治とはいかないものの、出血は止められた。
「帰るぞ……」
身体強化にて力を漲らせ、ギアンを担いで街へと帰還した。
無事に街まで帰り着いた事で安心したのもあり、アーノルドは疲労と魔力切れで倒れてしまう。
起きた時には全く違う話が冒険者の間で流された。
「アーノルドが勝手なことをして、リーダーのギアンが大怪我をした」
という話だ。
「違う、あれはブレスの兆候を見て退けと言ったんだ。あの場で斬りつけても勝てる見込みはなかったから。ワイバーンはブレス前に防御壁を張るんだけど、あれを破るのは困難だから」
(破るにはギアンの腕前が足りなかった……)
とは言えず、そこは濁して説明をした。
言ってもギアンが怒るだけだ。
何故か彼はアーノルドを自分よりも下に見ており、自分の方が強いと信じている。
ワイバーンも馬鹿ではないので、ブレスを吐く前に隙が出来るとわかっているから、防御壁を張るのだ。
これは近年確認された事で、しっかりと情報を集めていればわかったはず。アーノルドももちろん情報を聞いており、再三チームに忠言もしたのに。
「リーダーは俺だ。俺が斬りつけろと言ったのに、お前は臆病風に吹かれ、勝手に退いたせいで隊列が崩れたんだ。シュイもそのせいで防御壁を張るタイミングがずれなかった。お前が勝手に動き、俺の言葉に逆らったせいで、こんな事になったんだ。皆お前がしでかしたことを見ていたぞ」
ギアンの腕には包帯がぐるぐると巻かれている。
出血は止めたものの骨まで響く大怪我で、シュイの腕で治せるものではなかった。
「皆……?」
アーノルドはチームの仲間に視線を向ける。
魔術師のノルンがふぅっとため息をついた。
「確かにブレスは厄介だけど、あのままアーノルドが押したらいけたんじゃない?」
「はっ?」
アーノルドは信じられない言葉を聞いた。
ブレス前の防御壁の話は皆にしていたし、アーノルドでもそう容易くは破れない。
援護でもあったなら別だが、どちらかというとアーノルドが援護に回っていた。
あんな状況で攻撃に集中できるはずもない。
「そうだな……俺らは援護もしてたし、あのまま斬りかかれば倒せたはずだよな」
射手であるロウもそう言った。
あのとき矢すらも弾かれていたのに、何を言っているのかわからない。
「判断をミスったお前のせいで負けたんだ、最初から俺達だけで挑めば勝てたはずなのに」
ギアンの言葉にアーノルドは驚いた。
自分たちの実力を見誤ったからこんな目にあったのに、全てをアーノルドのせいにしている。
ここまで愚かな者たちとは。
「アーノルド……」
「シュイ」
シュイならわかってくれてるのではないか。
ワイバーン討伐も反対してくれていたし、倒すところも見ていたはずだ。
「シュイなら俺がワイバーンを倒すところを見ていたし、俺が判断を間違えたわけではないと信じてくれてるだろ?」
シュイは視線を少し彷徨わせたが、はっきりとした口調で言う。
「ごめんなさい、あなたのことを信じられない」
その言葉にさすがのアーノルドも失望感を隠せなかった。
「別にあの馬鹿に何を言われてもいいけど、エルに嫌われたくはないな」
「今更嫌うことはないですが、本当の事は知りたいです。一体何があったのですか?」
誰ともチームを組みたくない理由。ギアン達と組んでいた時に、一体何があったのか。
「あいつの言う通り、俺はギアンとチームを組んでいた。奴がリーダーでメンバーは全部で五人。前衛後衛揃っていて、バランスいいチームだったと思う」
冒険者に成りたてのアーノルドとしても、初めてのチームで特別だった。
頑張らねばと張り切った。
進んで前衛をこなし、情報収集にも力を入れた。
チームのためならと雑用も厭わなかった。
それが間違っていた事だと気づく事は、全てが終わるまで気が付かなかった。
「最初は感謝された。けれど段々と俺が依頼を受注したり報告したり、買い出しに行くのも当たり前になってきた。魔物を倒すのも、採集に行くのも俺ばかり。それなのにチームとして依頼達成を報告していたから、あいつらは大した腕もないのにランクだけは上がっていった。俺が討伐してもチーム報酬にて金を分けるから、装備も金も潤った。段々と分不相応な依頼にも手を出し始め、俺も庇うのが苦しくなってきた」
そんな中であろうことか高位の魔物討伐の依頼を受けてきた。
空を飛び、炎を吐くワイバーン。
アーノルド一人ならともかく、皆を庇いながら戦える相手ではない。
「もちろん止めた。けれども何を驕ったのか、ギアンは自分なら倒せると豪語したんだ。チームの治癒師も反対してくれたのだが、聞いてもらえなかった。挑んだが、もちろん簡単には倒せない。ランクだけ高くて実力の伴っていない奴らで、どうにかなる相手じゃない」
アーノルドも頑張ったが、チームはボロボロだ。
連携も取れないため、隙を作るのも見つけるのも困難で、アーノルドも決定打を打てなかった。
「ワイバーンがブレスを吐く前なんだが、普通とは違い大きく息を吸う行動をする。依頼を受ける際の情報書にも載っていたんだが、ギアンは覚えていなかった。その兆候を見て俺は退けといったが、あいつは退かなかった」
ギアンはアーノルドの言葉など聞く気すらなかったのだ。
「退け、ギアン! ブレスだ!」
一緒に来ていた治癒師の魔力も尽きかけており、おそらくブレスを完全に防ぐ力は残っていない。
アーノルドは剣を止め、退き始める。
「退くんじゃねえ、今が好機だろうが!」
ブレスを吐く前の溜めは確かに隙のように見える。
だが、その時に挑んではダメなのだ。
「ギアン、ダメだ! 急いで戻れ!」
「うるせぇ!」
アーノルドの言葉を無視し、退くことをせず、ギアンは斬りつけた。
だがギアンの剣はあっさりと弾かれる。
「糞っ!」
ギアンの怒声とワイバーンのブレスが重なる。
皆を守るために張られた防御壁は、あっさりと壊され、場は凄惨を極めた。
「はっ…!」
呼気を吐き出し、アーノルドは剣を構えた。
やはり治癒師のシュイの力では間に合わなかった。
アーノルドは自身で重ねがけした防御壁で無事だったものの、他の皆は倒れており、魔力切れでシュイも息も絶え絶えだ。
広範囲の防御壁はアーノルドには張れない。
近距離で食らったギアンは腕から血を流し、倒れていた。
シュイの前にアーノルドが立ったからこそ彼女は無事だが、そうでなければ脆い防御壁と共に吹き飛ばされていたかもしれない。
離れた場所にいた魔術師や射手は、シュイの防御壁により多少ダメージが緩和されたようだが、それでも気を失う程の怪我を負っている。
「シュイが無事で良かった……」
魔力切れくらいならば、後で薬を使えばいい。
しかしシュイがやられてしまっては、皆を回復出来るものがいなくなってしまう。
アーノルドは剣を持ち、一人ワイバーンと対峙した。
ワイバーンは他に動くものが無くなったこの場にて、唯一立っているアーノルドに狙いを定める。
己の心と体を奮い立たせ、アーノルドは剣を向けた。
「さっさとくたばれ」
余すことなく自身に身体強化をかけ、斬りかかる。
狙いが自分だけなので、アーノルドにとっては今の方がとても戦いやすかった。
動きの予測もし易いし、仲間を巻き込む事もない。
剣を繰り出し、次々と損傷を与えていく。
そうして弱ったワイバーンの逆鱗に、アーノルドは剣を突き立てた。
体力の消費が激しく、勿体ないが解体までは出来ない。
仕方なしに魔石の回収に留めた。
傷ついたギアンを担ぎ、シュイや他の仲間に声をかける。
シュイに魔力回復の薬を与え、ギアンの回復を頼むと、完治とはいかないものの、出血は止められた。
「帰るぞ……」
身体強化にて力を漲らせ、ギアンを担いで街へと帰還した。
無事に街まで帰り着いた事で安心したのもあり、アーノルドは疲労と魔力切れで倒れてしまう。
起きた時には全く違う話が冒険者の間で流された。
「アーノルドが勝手なことをして、リーダーのギアンが大怪我をした」
という話だ。
「違う、あれはブレスの兆候を見て退けと言ったんだ。あの場で斬りつけても勝てる見込みはなかったから。ワイバーンはブレス前に防御壁を張るんだけど、あれを破るのは困難だから」
(破るにはギアンの腕前が足りなかった……)
とは言えず、そこは濁して説明をした。
言ってもギアンが怒るだけだ。
何故か彼はアーノルドを自分よりも下に見ており、自分の方が強いと信じている。
ワイバーンも馬鹿ではないので、ブレスを吐く前に隙が出来るとわかっているから、防御壁を張るのだ。
これは近年確認された事で、しっかりと情報を集めていればわかったはず。アーノルドももちろん情報を聞いており、再三チームに忠言もしたのに。
「リーダーは俺だ。俺が斬りつけろと言ったのに、お前は臆病風に吹かれ、勝手に退いたせいで隊列が崩れたんだ。シュイもそのせいで防御壁を張るタイミングがずれなかった。お前が勝手に動き、俺の言葉に逆らったせいで、こんな事になったんだ。皆お前がしでかしたことを見ていたぞ」
ギアンの腕には包帯がぐるぐると巻かれている。
出血は止めたものの骨まで響く大怪我で、シュイの腕で治せるものではなかった。
「皆……?」
アーノルドはチームの仲間に視線を向ける。
魔術師のノルンがふぅっとため息をついた。
「確かにブレスは厄介だけど、あのままアーノルドが押したらいけたんじゃない?」
「はっ?」
アーノルドは信じられない言葉を聞いた。
ブレス前の防御壁の話は皆にしていたし、アーノルドでもそう容易くは破れない。
援護でもあったなら別だが、どちらかというとアーノルドが援護に回っていた。
あんな状況で攻撃に集中できるはずもない。
「そうだな……俺らは援護もしてたし、あのまま斬りかかれば倒せたはずだよな」
射手であるロウもそう言った。
あのとき矢すらも弾かれていたのに、何を言っているのかわからない。
「判断をミスったお前のせいで負けたんだ、最初から俺達だけで挑めば勝てたはずなのに」
ギアンの言葉にアーノルドは驚いた。
自分たちの実力を見誤ったからこんな目にあったのに、全てをアーノルドのせいにしている。
ここまで愚かな者たちとは。
「アーノルド……」
「シュイ」
シュイならわかってくれてるのではないか。
ワイバーン討伐も反対してくれていたし、倒すところも見ていたはずだ。
「シュイなら俺がワイバーンを倒すところを見ていたし、俺が判断を間違えたわけではないと信じてくれてるだろ?」
シュイは視線を少し彷徨わせたが、はっきりとした口調で言う。
「ごめんなさい、あなたのことを信じられない」
その言葉にさすがのアーノルドも失望感を隠せなかった。
0
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる