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第32話 学生生活の終わり
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ミューズ達は恙なく卒業式を迎える事が出来た。
平穏な日々のおかげで体調を崩すこともなくなり、授業を休むことも減っていた。
スフォリア家での跡継ぎ問題については、ミューズ達の父、ディエスが後継を見つけるまでは身体が保つまで続投する意欲を示した。
「やはり血縁に任せたい」
という強い希望があったことと、レナンが懐妊した事が大きい。
まだ生まれてはいないが、多胎であることは間違いないらしい。
いずれ生まれてくる孫に後継を任せたいと思ったそうだ。
愛する娘たちの帰る場所を守り、そしてその子ども達に財産を残したい、自分が持っているものは全てを渡してあげたいと、ディエスは考えたらしい。
キールはアドガルム国の騎士団へと入隊した。
「どちらがより強くなるか、勝負しよう。生きる場所は違えど、また会うときまで鍛錬は怠るなよ」
学生時代に勝負の決着がつかなかったので、納得いっていないようだ。
お互いに
一進一退の攻防で、どちらが強いのかなどは決まらなかった。
「ティタンが仕事に慣れるまで、王城で少し騎士達と鍛えてはどうだ?」
エリックに勧められ、ひとまず腕を磨くことにしたらしい。
本当はすぐさまティタンの下で共に仕事をしたかったらしいが、まずは生活基盤を整えてからという話になった。
「ルド様とライカ様も、俺がパルシファル領に行った際はぜひ一緒に手合わせをしましょう」
キールの言葉に、二人も頷く。
「俺達もその時を楽しみにしています」
王族に仕える護衛騎士ではあったが、たっての希望でそのままティタンに付いていくこととなった。
王城を去る決意はとっくに出来ている。
「俺達はどこまでもお供いたしますので」
二人はティタンへの忠誠を誓い、王都を離れることに微塵も寂しさを感じていない。
主がいる場所が自分たちの生きるところだから。
「僕も遊びに行かせてもらいますね。ミューズ様の容態も診察したいですし」
セシルは卒業前から本格的にシュナイの弟子となって動いていた。
薬学、そして医学も学び、薬湯などを届けてくれる。
シュナイの太鼓判を頂き、薬なども問題ない。
今度はマオも捨てることなくティタンに届けるようになった。
真実を知ってなお、セシルは笑っていた。
「仕方ないよ、あの頃の僕はセラフィムの者だったし、我ながら胡散臭かったと思うよ」
あの頃のセシルはオーランドの部下という立場に嫌気が差していた。
ティタンの招待には気づいていたため、その動向が気になってつぶさに観察を行なっていたのだ。
全く王族っぽくなく、割と短気な印象だったが、彼が怒るのはいつも同じ動機に気づく。
婚約者のミューズに害為すものだけだ。
騎士を目指すものと共に過ごすティタンは気さくで偉ぶることもない。
ライバルであったキールとも試合が終われば勝とうが負けようがにこやかだ。
「次は負けない」
と肯定的な精神で、穏やかな青年であった。
ミューズにも勇気を出して話しかけるとこちらも穏やかな女性であった。
単純に羨ましい関係だと思った。
自分の知る貴族とはまるでかけ離れた存在で、オーランドに知られたのは失敗だったが、彼らの従者が腕に覚えのあるものばかりで助かった。
オーランドとは違う人種だとはっきりわかり、本気で釣り合わないと思ったのだ。
セラフィムに戻ることになり、ずっと罵倒されたが、耐えた。
正直言い返してやろうかと思ったのだが、それで拘束でもされたらたまらないと思ったのだ、ティタンの言葉も信じていた。
アドガルムに移住することを夢に見るようになる。
自分をオーランドの下につかせた実家も許せなかった。
その金も結局は実家に流れ、自分の手元には一切来ないし、体のいい厄介払いだったからだ。
そんな中、まさかアドガルムの王太子自ら自分を迎えに来るとは思っていなかった。
「共に国を支えてくれないか?」
セシルの腕を買ってくれ、セラフィムから連れ出してくれる。
王太子妃のレナンもミューズの姉だけあって穏やかな人だった。
正直王族として貴族の悪意の中やっていけるのかと思うくらい、ほわほわした人だったが、王太子、並びにその従者の目つきで悟る。
悪意は周りが全て請け負っていくのだと。
オーランドの件もそうだ。
王族の周りの者が暗躍し、悪事を暴き、証拠を固めていく。
糾弾の場を設け叩き潰すやり方をしたのは見せしめなのだろうな。
もちろんセシルも逆らうことなどしないと誓う。
(まぁ馴染むと結構快適だし)
飛び込めばいい職場だ。
仕事は辛くとも給与は良いし、待遇は悪くない。
真っ当な評価と、話を聞いてくれる同僚。
共通の知り合いがいる為キールとも仲良くなれたし、概ね今の境遇に満足している。
自然とこの恩に報いようという思いが湧いていた。
「ミューズはスフォリア家を継ぎたいとは思わないか?」
ディエスの思いを聞いてから、ティタンの中で少しだけ躊躇いが生まれていた。
後悔はないが、本心を聞いておきたかったのだ。
ティタンの問いにミューズは首を横に振る。
「もしもスフォリア家を選ぶと言ったら、それはあなたと別れるという事よね。そんな事、言わないわ」
体は少しずつ丈夫にはなっているものの、だからと言ってスフォリア家を継げるほどではない。
本当に聞きたいのはミューズの決意と覚悟だろう。
ミューズとしても慣れ親しんだのは病弱な頃に過ごした、あの自然豊かな土地だ。
父の気持ちはわかるが、スフォリア領はミューズにとっては遠い記憶の中の地である。
それに王都は何もかもが新しく新鮮ではあるが、人の多さに比例して貴族たちの負の感情に溢れている。
何度も引き込まれそうになったのもあり、耐えられる気がしない。
学校からは卒業したのだから、今だけでも煩わしい人間関係から解放されたかった。
「ありがとう。残りたいと言われたら、どうやって説得しようかと考えていた」
勿論ティタンに別れるつもりは毛頭なかったが、それでも一片でも後悔が芽生えるならば、それを解消してから連れて行こうと思ったのだ。
ずっとこの人と添い遂げると決めて生きていたのだから、全ての憂いを晴らすのは自分の役割だ。
暫くは新しい生活に馴染むために大変なものとなるだろうが、何でも行う所存だ。
辺境伯領での生活は、ただ暮らしていた昔と違い、領主として土地と生活を守り、領民と協力をしていかねばならない、今まで以上に頑張らねば。
「これからもよろしくな」
自分はいつだって露払いに務めるだけだ。
彼女が安穏に暮らしていけるように
「えぇ。これからも、ずっと二人一緒よ」
ミューズもまた新たな決意を秘める。
今後は自分も誰かを支える人になるのだと。
手を握り、互いに身を寄せ合う。
今はただこの温もりを大事にしたい、そしてこの平穏が長く続きますようにと願うばかりだ。
平穏な日々のおかげで体調を崩すこともなくなり、授業を休むことも減っていた。
スフォリア家での跡継ぎ問題については、ミューズ達の父、ディエスが後継を見つけるまでは身体が保つまで続投する意欲を示した。
「やはり血縁に任せたい」
という強い希望があったことと、レナンが懐妊した事が大きい。
まだ生まれてはいないが、多胎であることは間違いないらしい。
いずれ生まれてくる孫に後継を任せたいと思ったそうだ。
愛する娘たちの帰る場所を守り、そしてその子ども達に財産を残したい、自分が持っているものは全てを渡してあげたいと、ディエスは考えたらしい。
キールはアドガルム国の騎士団へと入隊した。
「どちらがより強くなるか、勝負しよう。生きる場所は違えど、また会うときまで鍛錬は怠るなよ」
学生時代に勝負の決着がつかなかったので、納得いっていないようだ。
お互いに
一進一退の攻防で、どちらが強いのかなどは決まらなかった。
「ティタンが仕事に慣れるまで、王城で少し騎士達と鍛えてはどうだ?」
エリックに勧められ、ひとまず腕を磨くことにしたらしい。
本当はすぐさまティタンの下で共に仕事をしたかったらしいが、まずは生活基盤を整えてからという話になった。
「ルド様とライカ様も、俺がパルシファル領に行った際はぜひ一緒に手合わせをしましょう」
キールの言葉に、二人も頷く。
「俺達もその時を楽しみにしています」
王族に仕える護衛騎士ではあったが、たっての希望でそのままティタンに付いていくこととなった。
王城を去る決意はとっくに出来ている。
「俺達はどこまでもお供いたしますので」
二人はティタンへの忠誠を誓い、王都を離れることに微塵も寂しさを感じていない。
主がいる場所が自分たちの生きるところだから。
「僕も遊びに行かせてもらいますね。ミューズ様の容態も診察したいですし」
セシルは卒業前から本格的にシュナイの弟子となって動いていた。
薬学、そして医学も学び、薬湯などを届けてくれる。
シュナイの太鼓判を頂き、薬なども問題ない。
今度はマオも捨てることなくティタンに届けるようになった。
真実を知ってなお、セシルは笑っていた。
「仕方ないよ、あの頃の僕はセラフィムの者だったし、我ながら胡散臭かったと思うよ」
あの頃のセシルはオーランドの部下という立場に嫌気が差していた。
ティタンの招待には気づいていたため、その動向が気になってつぶさに観察を行なっていたのだ。
全く王族っぽくなく、割と短気な印象だったが、彼が怒るのはいつも同じ動機に気づく。
婚約者のミューズに害為すものだけだ。
騎士を目指すものと共に過ごすティタンは気さくで偉ぶることもない。
ライバルであったキールとも試合が終われば勝とうが負けようがにこやかだ。
「次は負けない」
と肯定的な精神で、穏やかな青年であった。
ミューズにも勇気を出して話しかけるとこちらも穏やかな女性であった。
単純に羨ましい関係だと思った。
自分の知る貴族とはまるでかけ離れた存在で、オーランドに知られたのは失敗だったが、彼らの従者が腕に覚えのあるものばかりで助かった。
オーランドとは違う人種だとはっきりわかり、本気で釣り合わないと思ったのだ。
セラフィムに戻ることになり、ずっと罵倒されたが、耐えた。
正直言い返してやろうかと思ったのだが、それで拘束でもされたらたまらないと思ったのだ、ティタンの言葉も信じていた。
アドガルムに移住することを夢に見るようになる。
自分をオーランドの下につかせた実家も許せなかった。
その金も結局は実家に流れ、自分の手元には一切来ないし、体のいい厄介払いだったからだ。
そんな中、まさかアドガルムの王太子自ら自分を迎えに来るとは思っていなかった。
「共に国を支えてくれないか?」
セシルの腕を買ってくれ、セラフィムから連れ出してくれる。
王太子妃のレナンもミューズの姉だけあって穏やかな人だった。
正直王族として貴族の悪意の中やっていけるのかと思うくらい、ほわほわした人だったが、王太子、並びにその従者の目つきで悟る。
悪意は周りが全て請け負っていくのだと。
オーランドの件もそうだ。
王族の周りの者が暗躍し、悪事を暴き、証拠を固めていく。
糾弾の場を設け叩き潰すやり方をしたのは見せしめなのだろうな。
もちろんセシルも逆らうことなどしないと誓う。
(まぁ馴染むと結構快適だし)
飛び込めばいい職場だ。
仕事は辛くとも給与は良いし、待遇は悪くない。
真っ当な評価と、話を聞いてくれる同僚。
共通の知り合いがいる為キールとも仲良くなれたし、概ね今の境遇に満足している。
自然とこの恩に報いようという思いが湧いていた。
「ミューズはスフォリア家を継ぎたいとは思わないか?」
ディエスの思いを聞いてから、ティタンの中で少しだけ躊躇いが生まれていた。
後悔はないが、本心を聞いておきたかったのだ。
ティタンの問いにミューズは首を横に振る。
「もしもスフォリア家を選ぶと言ったら、それはあなたと別れるという事よね。そんな事、言わないわ」
体は少しずつ丈夫にはなっているものの、だからと言ってスフォリア家を継げるほどではない。
本当に聞きたいのはミューズの決意と覚悟だろう。
ミューズとしても慣れ親しんだのは病弱な頃に過ごした、あの自然豊かな土地だ。
父の気持ちはわかるが、スフォリア領はミューズにとっては遠い記憶の中の地である。
それに王都は何もかもが新しく新鮮ではあるが、人の多さに比例して貴族たちの負の感情に溢れている。
何度も引き込まれそうになったのもあり、耐えられる気がしない。
学校からは卒業したのだから、今だけでも煩わしい人間関係から解放されたかった。
「ありがとう。残りたいと言われたら、どうやって説得しようかと考えていた」
勿論ティタンに別れるつもりは毛頭なかったが、それでも一片でも後悔が芽生えるならば、それを解消してから連れて行こうと思ったのだ。
ずっとこの人と添い遂げると決めて生きていたのだから、全ての憂いを晴らすのは自分の役割だ。
暫くは新しい生活に馴染むために大変なものとなるだろうが、何でも行う所存だ。
辺境伯領での生活は、ただ暮らしていた昔と違い、領主として土地と生活を守り、領民と協力をしていかねばならない、今まで以上に頑張らねば。
「これからもよろしくな」
自分はいつだって露払いに務めるだけだ。
彼女が安穏に暮らしていけるように
「えぇ。これからも、ずっと二人一緒よ」
ミューズもまた新たな決意を秘める。
今後は自分も誰かを支える人になるのだと。
手を握り、互いに身を寄せ合う。
今はただこの温もりを大事にしたい、そしてこの平穏が長く続きますようにと願うばかりだ。
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