494 / 840
4 聖人候補の領地経営
683 パーティー直前
しおりを挟む
683
「馬子にも衣装ですねぇ……」
きらびやかな正装に身を包んだサイデムおじさまの貴公子ぶりに、思わず言葉が出てしまった。普段見ているおじさまは髪は掻き毟ってボサボサ、動きやすい服でラーメンを大口で食べているおおよそ〝帝国の代理人〟らしくない姿ばかりだ。でも、こうして最高級の正装に身を包み、胸ポケットに花まで差して、完璧に髪も整えた姿は、十分〝男爵〟の貫禄があり、なかなかの男前だ。
「お前が言うな!」
せっかく姿は貴公子然としているのに、おじさまはギロッと私を睨んで、頭にゴチッと拳を当てにきた。
「うわぁ、やめてやめて! 痛いのは別にいいけど、セットが崩れたらセーヤに怒られちゃう!!」
私は慌てて頭をガードする。今日のヘアスタイルは構想一か月をかけたセーヤ渾身のパーティー用超豪華仕様なのだ。私は普段地味で目立たなくいることを心がけている。今回のような、いくら目立っても構わない〝主役〟スタイルは、セーヤにとっては滅多にない髪型に挑戦できる貴重な機会ということになる。
そのせいでセーヤの気合にはターボがかかっていて、もう一週間前から〝パーティー対策特別ヘアケア〟というフルコースのヘアパックを毎日小一時間させられてきた。
(おかげさまで、いつも以上に髪はツヤツヤで完璧なコンディションです……はい)
「確かに、見たこともないようなすごい飾りだな。その花は石でできているのか?」
「はい、花の中心にはカットを施した宝石が使われています。きれいでしょう?」
それはマリス領ならどこにでも生えているデイジーに似た可愛いポーリア草の花だ。その花弁のひとつひとつを、白い石から極薄に削り出すという相変わらずの離れ業で、この飾りはできている。実は、私はこの花を自分の紋章に使おうと考えていて、セーヤにもこのモチーフで髪飾りを作ってもらったのだ。
「野草が紋章とは、お前らしいな」
「いいでしょう?」
このポーリア草の花のモチーフは、領地のお姉様方から贈られたあのシュシュと一緒に髪に飾られ、私の髪は軽いカールをつけて左右ひと房づつを残し、シュシュと髪飾りを使った緩めのポニーテールにされている。
「そうしていると、ちゃんと貴族の姫に見えるから不思議だな……」
「おじさまにだけは言われたくありませんね!」
私たちは相変わらずあまり緊張感のない軽口を叩き合いながら、パーティー会場の控え室に到着した。今頃サルムとテレザは最後のチェックに忙しく動き回っているのだろうが、身支度が済んでしまった〝主役〟にはできることはなく、こうして邪魔にならないよう控え室にいることしかできない。
「さっきサルムが知らせてきたんだが、どうやら客数は我が家のいままでのパーティーの中でもダントツの人数だそうだ。それでなくても、ウチで開かれるパーティーの料理がうまいことは評判になっていたところに、リアーナ様のお覚えめでたき〝新貴族〟それもシルベスター公爵家直系の血筋の姫のパレス初お目見えってことで、前評判が凄いことになっているらしい」
しかも、その評判の情報発信の大元は、どうやら正妃様らしい。
正妃リアーナ様は、自分が目をかけた娘が高貴な血筋で、しかもその名誉を自ら復活させて領主となったことを、殊の外喜ばれていて、今回のパーティーについても、色々な方に話されていたそうだ。
(嬉しいんですけど、そこまで大事にしてくれなくても……いや、今回ばかりはありがたいと思わないとね)
窓の外に連なる数え切れないほどの数の馬車に、私はちょっと緊張し始めていた。
控え室にもすでに招待客をお迎えするための静かな音楽が流れてきている。会場が広いため、数カ所に配置された楽団が演奏しているのだが、その音は見事にシンクロしていて心地よい。なんでも、余興としてイス最高の美姫による優雅な踊りも披露されるそうだ。他にも一流の芸人さんたちを招聘し、お客様を飽きさせないために、色々と〝芸人ギルド〟の皆さんが盛り上げてくれるそうだ。
高い地位にある貴族の方々も多数来場されるため、警備もまた物々しい。
このためにイス警備隊のパサードさんがわざわざパレスまで来てくれて、警備の指揮をとってくれている。おじさまの私兵に加えて〝冒険者ギルド〟で選抜した優秀で身元のはっきりした人たちも加わり、人数は三百名以上だという。彼らが全員お揃いの立派な鎧に身を包んで警備についている様子はなかなか壮観だ。
(これだけでも、ものすごくお金がかかっているよね)
もちろん警備はそれだけではない。グッケンス博士監修のもと、私と博士で広域の防御魔法をかけている。これで私が他のことに気をとられていても魔法攻撃を検知できるし、最悪攻撃されても、ある程度は防御可能。実は面白がった博士によって自動の迎撃システムまでかけられている。
「博士、戦争するんじゃないんですからぁ、迎撃なんていります?」
「馬鹿者、〝攻撃こそ最大の防御〟という言葉を知らんのか。第二波を受ける前に叩くのが一番よ」
「あー、そーですか……」
私の領主就任を祝う宴に、どんな相手が攻撃をしてくることを想定しているのかわからないが、これならどこぞの国がいきなり攻撃を仕掛けてきても防げそうだ。
お食事担当の〝大地の恵み〟亭も、二週間休業して、今回のパーティーのための料理に取り組んでくれていて、今日もほぼ全員でパレスへ乗り込んできてくれている。
(それにしても皆さん力入りすぎじゃない?)
窓辺の椅子に座ってお茶を飲みつつ、皆さんの一切妥協のない仕事ぶりにプレッシャーを感じてしまう私なのだった。
「馬子にも衣装ですねぇ……」
きらびやかな正装に身を包んだサイデムおじさまの貴公子ぶりに、思わず言葉が出てしまった。普段見ているおじさまは髪は掻き毟ってボサボサ、動きやすい服でラーメンを大口で食べているおおよそ〝帝国の代理人〟らしくない姿ばかりだ。でも、こうして最高級の正装に身を包み、胸ポケットに花まで差して、完璧に髪も整えた姿は、十分〝男爵〟の貫禄があり、なかなかの男前だ。
「お前が言うな!」
せっかく姿は貴公子然としているのに、おじさまはギロッと私を睨んで、頭にゴチッと拳を当てにきた。
「うわぁ、やめてやめて! 痛いのは別にいいけど、セットが崩れたらセーヤに怒られちゃう!!」
私は慌てて頭をガードする。今日のヘアスタイルは構想一か月をかけたセーヤ渾身のパーティー用超豪華仕様なのだ。私は普段地味で目立たなくいることを心がけている。今回のような、いくら目立っても構わない〝主役〟スタイルは、セーヤにとっては滅多にない髪型に挑戦できる貴重な機会ということになる。
そのせいでセーヤの気合にはターボがかかっていて、もう一週間前から〝パーティー対策特別ヘアケア〟というフルコースのヘアパックを毎日小一時間させられてきた。
(おかげさまで、いつも以上に髪はツヤツヤで完璧なコンディションです……はい)
「確かに、見たこともないようなすごい飾りだな。その花は石でできているのか?」
「はい、花の中心にはカットを施した宝石が使われています。きれいでしょう?」
それはマリス領ならどこにでも生えているデイジーに似た可愛いポーリア草の花だ。その花弁のひとつひとつを、白い石から極薄に削り出すという相変わらずの離れ業で、この飾りはできている。実は、私はこの花を自分の紋章に使おうと考えていて、セーヤにもこのモチーフで髪飾りを作ってもらったのだ。
「野草が紋章とは、お前らしいな」
「いいでしょう?」
このポーリア草の花のモチーフは、領地のお姉様方から贈られたあのシュシュと一緒に髪に飾られ、私の髪は軽いカールをつけて左右ひと房づつを残し、シュシュと髪飾りを使った緩めのポニーテールにされている。
「そうしていると、ちゃんと貴族の姫に見えるから不思議だな……」
「おじさまにだけは言われたくありませんね!」
私たちは相変わらずあまり緊張感のない軽口を叩き合いながら、パーティー会場の控え室に到着した。今頃サルムとテレザは最後のチェックに忙しく動き回っているのだろうが、身支度が済んでしまった〝主役〟にはできることはなく、こうして邪魔にならないよう控え室にいることしかできない。
「さっきサルムが知らせてきたんだが、どうやら客数は我が家のいままでのパーティーの中でもダントツの人数だそうだ。それでなくても、ウチで開かれるパーティーの料理がうまいことは評判になっていたところに、リアーナ様のお覚えめでたき〝新貴族〟それもシルベスター公爵家直系の血筋の姫のパレス初お目見えってことで、前評判が凄いことになっているらしい」
しかも、その評判の情報発信の大元は、どうやら正妃様らしい。
正妃リアーナ様は、自分が目をかけた娘が高貴な血筋で、しかもその名誉を自ら復活させて領主となったことを、殊の外喜ばれていて、今回のパーティーについても、色々な方に話されていたそうだ。
(嬉しいんですけど、そこまで大事にしてくれなくても……いや、今回ばかりはありがたいと思わないとね)
窓の外に連なる数え切れないほどの数の馬車に、私はちょっと緊張し始めていた。
控え室にもすでに招待客をお迎えするための静かな音楽が流れてきている。会場が広いため、数カ所に配置された楽団が演奏しているのだが、その音は見事にシンクロしていて心地よい。なんでも、余興としてイス最高の美姫による優雅な踊りも披露されるそうだ。他にも一流の芸人さんたちを招聘し、お客様を飽きさせないために、色々と〝芸人ギルド〟の皆さんが盛り上げてくれるそうだ。
高い地位にある貴族の方々も多数来場されるため、警備もまた物々しい。
このためにイス警備隊のパサードさんがわざわざパレスまで来てくれて、警備の指揮をとってくれている。おじさまの私兵に加えて〝冒険者ギルド〟で選抜した優秀で身元のはっきりした人たちも加わり、人数は三百名以上だという。彼らが全員お揃いの立派な鎧に身を包んで警備についている様子はなかなか壮観だ。
(これだけでも、ものすごくお金がかかっているよね)
もちろん警備はそれだけではない。グッケンス博士監修のもと、私と博士で広域の防御魔法をかけている。これで私が他のことに気をとられていても魔法攻撃を検知できるし、最悪攻撃されても、ある程度は防御可能。実は面白がった博士によって自動の迎撃システムまでかけられている。
「博士、戦争するんじゃないんですからぁ、迎撃なんていります?」
「馬鹿者、〝攻撃こそ最大の防御〟という言葉を知らんのか。第二波を受ける前に叩くのが一番よ」
「あー、そーですか……」
私の領主就任を祝う宴に、どんな相手が攻撃をしてくることを想定しているのかわからないが、これならどこぞの国がいきなり攻撃を仕掛けてきても防げそうだ。
お食事担当の〝大地の恵み〟亭も、二週間休業して、今回のパーティーのための料理に取り組んでくれていて、今日もほぼ全員でパレスへ乗り込んできてくれている。
(それにしても皆さん力入りすぎじゃない?)
窓辺の椅子に座ってお茶を飲みつつ、皆さんの一切妥協のない仕事ぶりにプレッシャーを感じてしまう私なのだった。
348
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫」と笑った夫。~王宮から私が去ったあと「愛していた」と泣きついても、もう手遅れです~
水上
恋愛
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫だ」
夫である王太子はそう笑い、泣き真似が得意な見習い令嬢ばかりを優先した。
王太子妃セシリアは、怒り狂うこともなく、静かに心を閉ざす。
「左様でございますか」
彼女は夫への期待というノイズを遮断し、離縁の準備を始めた。
結婚して3年経っても子供ができないという理由で離縁されたエマは、前世の記憶を思い出して幸せになる。周りが勝手に復讐してくれました。
山田 バルス
恋愛
結婚三年目の春、エマは伯爵家の夫アンドレオから突然、側室を迎える話を告げられる。子をなせなかったことを理由に、彼女は僅かな補償のみで離縁された。妻として過ごした三年間は「無価値だった」と突きつけられ、エマは貴族社会から静かに切り捨てられる。
また実家の父母の墓参りに行くと、当主になっていた兄に離縁金を奪われてしまう。
大ピンチのエマには、秘密があった。なんと彼女は幼少期に前世の記憶を思い出していたのだ。
かつて観光地で石を磨き、アクセサリーを作り、人に喜ばれる仕事をしていた人生。何も持たない今だからこそ、もう一度「自分の手で生きる」ことを選び、あの人が住む商業国家スペイラ帝国へ向かう決意をする。
国境への道中、盗賊に襲われるが、護衛兵ロドリゲスの活躍で難を逃れる。彼の誠実な態度に、エマは「守られる価値のある存在」として扱われたことに胸を打たれた。
スペイラ帝国では身分に縛られず働ける。エマは前世の技術を活かし、石を磨いてアクセサリーを作る小さな露店を始める。石に意味を込めた腕輪やペンダントは人々の心を掴み、体験教室も開かれるようになる。伯爵夫人だった頃よりも、今の方がずっと「生きている」と実感していた。
ある朝、ロドリゲスが市場を訪れ、エマの作ったタイガーアイの腕輪を購入する。ところがその夜、彼は驚いた様子で戻り、腕輪が力を一・五倍に高める魔道具だと判明したと告げる。エマ自身は無意識だったが、彼女の作るアクセサリーには確かな力が宿っていた。
後日二人は食事に出かけ、エマは自分が貴族の妻として離縁された過去を打ち明ける。ロドリゲスは強く憤り、「最悪な貴族だ」と彼女と一緒になって怒ってくれた。その気持ちが、エマにとって何よりの救いだった。彼は次に防御力を高める腕輪を依頼し、冒険者ギルドで正式な鑑定を受けるよう勧める。
翌日、冒険者ギルドで鑑定を行った結果、エマの腕輪は高い防御効果を持つことが判明。さらに彼女自身を鑑定すると、なんと「付与特化型聖女」であることが明らかになる。聖女が付与した魔道具は現実の力として強く発現するのだ。
価値がないと切り捨てられた人生は、ここでは確かな力となった。スペイラ帝国で、聖女エマの新しい人生が、静かに、そして輝かしく始まる。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
事情があってメイドとして働いていますが、実は公爵家の令嬢です。
木山楽斗
恋愛
ラナリアが仕えるバルドリュー伯爵家では、子爵家の令嬢であるメイドが幅を利かせていた。
彼女は貴族の地位を誇示して、平民のメイドを虐げていた。その毒牙は、平民のメイドを庇ったラナリアにも及んだ。
しかし彼女は知らなかった。ラナリアは事情があって伯爵家に仕えている公爵令嬢だったのである。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。