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第七幕 転生歌姫と王都大祭
第七幕 17 『武神祭〜三日目 お節介』
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引き続きモーリス商会の催し物を見ていく。
ブースの外には行列が出来ていたが、中は多くの人がいるもののそれほど混雑はしていない。
どうやら入場制限をかけて一定人数のみ入れるようにしているようだ。
各展示にはそれぞれ係員がいて、説明を行ったり質問に答えたりしている。
前世で言うところの企業展示会みたいな雰囲気だね。
リディーさんに案内されて試作品の魔道具とか、研究の成果を貼り出しているパネルなどを見て回る。
魔道具は動かせるものはデモをやってくれたりしてなかなか面白かった。
「さて、次が最後になりますが…今回の展示の目玉と言ってもいいですね」
そう言って見せてくれたのは…
「これはもしかして…『自動車』?」
「(ジドウシャ?)…これは『魔導力自在車』と言いまして、簡単に言うと魔導力機関車を線路以外の場所も自在に走れるようにしたものです」
うん、自動車だね。
まあ鉄道が出来るんだったら自動車もできるよね…
「動作の原理は魔導機関車と同じですが、操舵機能を付けることによって自由に走行できるのです」
「…なんだけどね。実用化にはまだ程遠いかな~って」
「え?そうなの?鉄道が出来るなら『自動車』なんて…」
「それがね…とにかく『燃費』が悪いんだ。ある程度の稼働時間を持たせようとすると、それこそあの魔導機関車並の大きさが必要になるんだよ」
「あ~…あれは大きすぎるね…」
以前乗せてもらった列車の機関車は前世のものよりもかなり大きかったと思う。
「それに、レールじゃないところ…当然『アスファルト』の舗装道路なんてものは無いから、必然的に『オフロード』の走行性能が求められるんだけど、パワーが不足しがちでね…」
「ふ~ん…」
「とにかく、小型で高出力の魔導力モーターと小型で大容量の蓄魔力池が必要なの。それさえ出来れば『自動車』だけじゃなくて市内交通向けのトラムとかいろいろ応用が出来ると思うんだけどねぇ…」
「今レティが言った通り、まだまだ課題は多いですが、研究が進めば何れは完成すると思います。少しづつですが技術者も増えてますしね」
「それは将来が楽しみですね」
「いずれは馬車の代わりになるのでしょうか……ところで、これは動かせないんですの?」
いろいろ面白い話は聞けたけど、やっぱりルシェーラが言う通り動いてるところを見てみたいね。
目玉と言うからには多分動かせるんだよね?
「そうですね…もうそろそろチャージが終わると思うので動かしてみましょうか」
「この大きさだと、大体一時間魔力チャージして稼働時間が30分くらいなんだよ。パワーも無くて坂道とかお手上げって感じ」
なるほど、確かにまだ実用化には厳しいね。
リディーさんが他のスタッフに指示を出して準備…走行コースになる場所を空けたり、来客に案内したりする。
そしてリディーさんが車に乗り込んでエンジン?を始動させると、「キュイィーーーン……」と甲高い音が聞こえてきた。
音だけ聞くとやけに近未来的だ…
「あいにくと出力が弱いのであまり人数は乗れませんが…お二人なら大丈夫そうですね」
「レディーに体重を聞かないところは褒めたげるわ。二人とも、さあ乗って乗って」
「レティは良いの?」
「私は別にいつでも乗れるから」
「それもそうか…じゃあ失礼します」
「失礼しますわ」
ルシェーラと一緒に車に乗り込む。
大きさも形状も前世の軽ワゴンって感じ。
運転席と助手席、後部座席があるけど、全部載せられるほどのパワーは無いらしい…
「じゃあ走らせますね」
「お願いします!」
そうして車はゆっくりと走り出した。
ブース内のそれほど広くないところを走るので、それ程スピードも出せないのでそのままゆっくりとコースを周る。
「これ、どれくらいスピードは出せるんですか?」
「この試作車だと…大体馬車の倍くらいまでは出せますかね」
大体20~30キロくらいかな?
前世の感覚だと遅いけど、馬車の倍なら稼働時間さえ何とかなれば実用化はできそうだけど。
「馬車の倍の速さと言うだけでも凄いですわ」
「そうですね…ただ、レティの最終目標としては…今のこの大きさのままで魔導力機関車と同等の稼働時間、出力、速度を目指すと言ってますね」
「なるほど…なかなか長い道のりになりそうですね」
「ええ。でも、やりがいがありますよ」
そう言ってリディーさんは楽しそうに微笑んで言った。
その様子に触発されたのか…ルシェーラが唐突に切り出す。
「ところで…リディーさんはレティシアさんの事を『レティ』って親しげにお呼びになってますけど、彼女のことはどう思ってらっしゃるんですの?」
おお!?
いきなりぶっ込んできたね!
なるほど…ルシェーラ的にはこっちを焚き付けたほうが良いという判断なんだね。
まあ傍から見てて彼がレティに好意を持ってるのはなんとなく分かるからね。
逆にレティの方も好意はあるのだろうけれど…自覚はしていないと思う。
前世男の精神だから女としての恋愛感情はよく分からないと言ってたけど…リディーさんが積極的にアプローチすればあるいは…?
ふむ…こと恋愛に対するルシェーラの嗅覚は並々ならぬものがある…と思う。
ここは傍観しておきましょう。
さて、リディーさんの反応は如何に?
「どう…とは?」
問われたリディーさんは特に取り乱すわけでもなく聞き返してくる。
「もちろん、彼女を女性として意識してらっしゃるのか?と言うことですわ」
直球勝負ですわね、ルシェーラ先生。
「…彼女の事は同じ目標を持つ大切なパートナーであると思ってますよ」
「あら?私は『女性として』どうかと聞いたのですわ」
グイグイいきますわね、ルシェーラ先生。
「彼女と出会ったのはもう7年近く前…彼女は当時8歳くらいだったかな…?とにかく、それ以来の付き合いなんですが…私にとっては可愛い妹のようなものですよ」
なるほど。
それくらいの頃からの付き合いなら確かにそんな感覚なのかもしれないね。
だけど…
「そうですか、妹みたいなものだ、と。…ところで、先日カティアさんのお披露目パーティーがあって、レティシアさんも出席なさったのですが……カティアさんと同じくらい殿方の視線を集めて、ひっきりなしにダンスのお誘いを受けてらっしゃいましたわ。ね?カティアさん?」
「え!?あ、ああ…そうだね、レティは凄く可愛いからね」
突然同意を求められてびっくりしたが、何とか調子を合せる。
途中まで『殿方』どもが尻込みして壁の花になっていたのは秘密だ。
カイトが誘ってからは確かに人気だったからね。
「そ、そうですか…」
おっと、ここに来て初めて動揺をみせたね。
やっぱり脈アリで確定かな。
「妹のように…も良いですが、うかうかしてると他の殿方と婚約なんてこともありますわよ。なんと言っても彼女は公爵令嬢ですからね。引く手は数多ですわ」
ここでキッパリと告げる。
う~ん…何という手際の良さ。
ルシェーラの凄いところは相手を見極めて効果的な言葉で巧みに誘導するところだね。
…恐ろしい。
「しかし…私はただの平民で…」
もう、リディーさんも取繕わなくなったね。
何だか弱々しく呟いている。
…運転大丈夫かな?
でも身分差かぁ…
どうなんだろ?
貴族と平民の婚姻はこの国では別に珍しくはなかったと思うけど。
公爵様のお考えはどうなのか?と言うのもあるだろうし。
「私の母も平民でした。もちろん色々と苦労はされたみたいですが、今は幸せそうですわ。確かに身分差で様々な困難はあるかもしれません。ですが、大切なのは自分の気持ちがどうなのか?レティシアさんを幸せに出来るのか?と言うことだと思いますわ。…もし、リディーさんが本気でレティシアさんと添い遂げたいと思うのなら、私は協力を惜しみませんわ。ね、カティアさん?」
「もちろん。レティはまだ自分では気づいてないだけで、リディーさんのこと好きだと思うし」
「…そう、ですか。ありがとうございます。ただ、今はまだ…」
「まあ、いきなりこんな話をしましたが、見た感じレティシアさんが他の殿方になびくとも思えませんし…そう焦らずとも大丈夫だと思いますわ。ただ、あまり待たせてはダメですわよ」
そうルシェーラは締めくくった。
凄いやりきった感のある笑顔だよ。
「お帰り!どうだった?」
「ええ、とても有意義でしたわ、ねえカティアさん?」
「う、うん、まあ…楽しかったよ」
「ん?何かあったの?…リディー、どうしたの?なんだか元気無いみたいだけど…」
心配そうな表情でレティが尋ねる。
こういうところを見ると、やっぱり…って思う。
「あ、ああ、いや…ちょっと新しい課題が見つかってな」
「え?なになに?」
「あ~、え~と、だな…ほら、あの試作車は大してスピードは出ないんだが、それでも結構振動が酷くてだな。実用化に向けては足回りの改善も考えないと、と思ってな」
上手く誤魔化したね。
まあ、いきなりだったから気持ちの整理も必要でしょう。
でも、これがきっかけで二人の仲が進展してくれたらいいな…と思う。
その後、モーリス商会をあとにした私達は他にも色々と見て回り、思う存分に祭を楽しんで三日目は終了となるのであった。
ブースの外には行列が出来ていたが、中は多くの人がいるもののそれほど混雑はしていない。
どうやら入場制限をかけて一定人数のみ入れるようにしているようだ。
各展示にはそれぞれ係員がいて、説明を行ったり質問に答えたりしている。
前世で言うところの企業展示会みたいな雰囲気だね。
リディーさんに案内されて試作品の魔道具とか、研究の成果を貼り出しているパネルなどを見て回る。
魔道具は動かせるものはデモをやってくれたりしてなかなか面白かった。
「さて、次が最後になりますが…今回の展示の目玉と言ってもいいですね」
そう言って見せてくれたのは…
「これはもしかして…『自動車』?」
「(ジドウシャ?)…これは『魔導力自在車』と言いまして、簡単に言うと魔導力機関車を線路以外の場所も自在に走れるようにしたものです」
うん、自動車だね。
まあ鉄道が出来るんだったら自動車もできるよね…
「動作の原理は魔導機関車と同じですが、操舵機能を付けることによって自由に走行できるのです」
「…なんだけどね。実用化にはまだ程遠いかな~って」
「え?そうなの?鉄道が出来るなら『自動車』なんて…」
「それがね…とにかく『燃費』が悪いんだ。ある程度の稼働時間を持たせようとすると、それこそあの魔導機関車並の大きさが必要になるんだよ」
「あ~…あれは大きすぎるね…」
以前乗せてもらった列車の機関車は前世のものよりもかなり大きかったと思う。
「それに、レールじゃないところ…当然『アスファルト』の舗装道路なんてものは無いから、必然的に『オフロード』の走行性能が求められるんだけど、パワーが不足しがちでね…」
「ふ~ん…」
「とにかく、小型で高出力の魔導力モーターと小型で大容量の蓄魔力池が必要なの。それさえ出来れば『自動車』だけじゃなくて市内交通向けのトラムとかいろいろ応用が出来ると思うんだけどねぇ…」
「今レティが言った通り、まだまだ課題は多いですが、研究が進めば何れは完成すると思います。少しづつですが技術者も増えてますしね」
「それは将来が楽しみですね」
「いずれは馬車の代わりになるのでしょうか……ところで、これは動かせないんですの?」
いろいろ面白い話は聞けたけど、やっぱりルシェーラが言う通り動いてるところを見てみたいね。
目玉と言うからには多分動かせるんだよね?
「そうですね…もうそろそろチャージが終わると思うので動かしてみましょうか」
「この大きさだと、大体一時間魔力チャージして稼働時間が30分くらいなんだよ。パワーも無くて坂道とかお手上げって感じ」
なるほど、確かにまだ実用化には厳しいね。
リディーさんが他のスタッフに指示を出して準備…走行コースになる場所を空けたり、来客に案内したりする。
そしてリディーさんが車に乗り込んでエンジン?を始動させると、「キュイィーーーン……」と甲高い音が聞こえてきた。
音だけ聞くとやけに近未来的だ…
「あいにくと出力が弱いのであまり人数は乗れませんが…お二人なら大丈夫そうですね」
「レディーに体重を聞かないところは褒めたげるわ。二人とも、さあ乗って乗って」
「レティは良いの?」
「私は別にいつでも乗れるから」
「それもそうか…じゃあ失礼します」
「失礼しますわ」
ルシェーラと一緒に車に乗り込む。
大きさも形状も前世の軽ワゴンって感じ。
運転席と助手席、後部座席があるけど、全部載せられるほどのパワーは無いらしい…
「じゃあ走らせますね」
「お願いします!」
そうして車はゆっくりと走り出した。
ブース内のそれほど広くないところを走るので、それ程スピードも出せないのでそのままゆっくりとコースを周る。
「これ、どれくらいスピードは出せるんですか?」
「この試作車だと…大体馬車の倍くらいまでは出せますかね」
大体20~30キロくらいかな?
前世の感覚だと遅いけど、馬車の倍なら稼働時間さえ何とかなれば実用化はできそうだけど。
「馬車の倍の速さと言うだけでも凄いですわ」
「そうですね…ただ、レティの最終目標としては…今のこの大きさのままで魔導力機関車と同等の稼働時間、出力、速度を目指すと言ってますね」
「なるほど…なかなか長い道のりになりそうですね」
「ええ。でも、やりがいがありますよ」
そう言ってリディーさんは楽しそうに微笑んで言った。
その様子に触発されたのか…ルシェーラが唐突に切り出す。
「ところで…リディーさんはレティシアさんの事を『レティ』って親しげにお呼びになってますけど、彼女のことはどう思ってらっしゃるんですの?」
おお!?
いきなりぶっ込んできたね!
なるほど…ルシェーラ的にはこっちを焚き付けたほうが良いという判断なんだね。
まあ傍から見てて彼がレティに好意を持ってるのはなんとなく分かるからね。
逆にレティの方も好意はあるのだろうけれど…自覚はしていないと思う。
前世男の精神だから女としての恋愛感情はよく分からないと言ってたけど…リディーさんが積極的にアプローチすればあるいは…?
ふむ…こと恋愛に対するルシェーラの嗅覚は並々ならぬものがある…と思う。
ここは傍観しておきましょう。
さて、リディーさんの反応は如何に?
「どう…とは?」
問われたリディーさんは特に取り乱すわけでもなく聞き返してくる。
「もちろん、彼女を女性として意識してらっしゃるのか?と言うことですわ」
直球勝負ですわね、ルシェーラ先生。
「…彼女の事は同じ目標を持つ大切なパートナーであると思ってますよ」
「あら?私は『女性として』どうかと聞いたのですわ」
グイグイいきますわね、ルシェーラ先生。
「彼女と出会ったのはもう7年近く前…彼女は当時8歳くらいだったかな…?とにかく、それ以来の付き合いなんですが…私にとっては可愛い妹のようなものですよ」
なるほど。
それくらいの頃からの付き合いなら確かにそんな感覚なのかもしれないね。
だけど…
「そうですか、妹みたいなものだ、と。…ところで、先日カティアさんのお披露目パーティーがあって、レティシアさんも出席なさったのですが……カティアさんと同じくらい殿方の視線を集めて、ひっきりなしにダンスのお誘いを受けてらっしゃいましたわ。ね?カティアさん?」
「え!?あ、ああ…そうだね、レティは凄く可愛いからね」
突然同意を求められてびっくりしたが、何とか調子を合せる。
途中まで『殿方』どもが尻込みして壁の花になっていたのは秘密だ。
カイトが誘ってからは確かに人気だったからね。
「そ、そうですか…」
おっと、ここに来て初めて動揺をみせたね。
やっぱり脈アリで確定かな。
「妹のように…も良いですが、うかうかしてると他の殿方と婚約なんてこともありますわよ。なんと言っても彼女は公爵令嬢ですからね。引く手は数多ですわ」
ここでキッパリと告げる。
う~ん…何という手際の良さ。
ルシェーラの凄いところは相手を見極めて効果的な言葉で巧みに誘導するところだね。
…恐ろしい。
「しかし…私はただの平民で…」
もう、リディーさんも取繕わなくなったね。
何だか弱々しく呟いている。
…運転大丈夫かな?
でも身分差かぁ…
どうなんだろ?
貴族と平民の婚姻はこの国では別に珍しくはなかったと思うけど。
公爵様のお考えはどうなのか?と言うのもあるだろうし。
「私の母も平民でした。もちろん色々と苦労はされたみたいですが、今は幸せそうですわ。確かに身分差で様々な困難はあるかもしれません。ですが、大切なのは自分の気持ちがどうなのか?レティシアさんを幸せに出来るのか?と言うことだと思いますわ。…もし、リディーさんが本気でレティシアさんと添い遂げたいと思うのなら、私は協力を惜しみませんわ。ね、カティアさん?」
「もちろん。レティはまだ自分では気づいてないだけで、リディーさんのこと好きだと思うし」
「…そう、ですか。ありがとうございます。ただ、今はまだ…」
「まあ、いきなりこんな話をしましたが、見た感じレティシアさんが他の殿方になびくとも思えませんし…そう焦らずとも大丈夫だと思いますわ。ただ、あまり待たせてはダメですわよ」
そうルシェーラは締めくくった。
凄いやりきった感のある笑顔だよ。
「お帰り!どうだった?」
「ええ、とても有意義でしたわ、ねえカティアさん?」
「う、うん、まあ…楽しかったよ」
「ん?何かあったの?…リディー、どうしたの?なんだか元気無いみたいだけど…」
心配そうな表情でレティが尋ねる。
こういうところを見ると、やっぱり…って思う。
「あ、ああ、いや…ちょっと新しい課題が見つかってな」
「え?なになに?」
「あ~、え~と、だな…ほら、あの試作車は大してスピードは出ないんだが、それでも結構振動が酷くてだな。実用化に向けては足回りの改善も考えないと、と思ってな」
上手く誤魔化したね。
まあ、いきなりだったから気持ちの整理も必要でしょう。
でも、これがきっかけで二人の仲が進展してくれたらいいな…と思う。
その後、モーリス商会をあとにした私達は他にも色々と見て回り、思う存分に祭を楽しんで三日目は終了となるのであった。
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