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翌日、俺たちは冒険者ギルドへと向かう。


「あっ、ナオトさん!」


受付嬢のセレナが俺を見つけて駆け寄ってくる。


「おはようございます」


「依頼を探しに来たのですか?」


「はい。何かいいのはありますか?」


「そうですね……ちょうどピッタリな依頼がありますよ」


彼女は一枚の紙を差し出す。そこにはこう書かれていた。『ダンジョンの探索』


「新しく発見されたダンジョンの調査と、もし可能ならそのダンジョンのボスを倒してきてください」


「わかりました」


「では、お気をつけて」


俺たちは冒険者ギルドを後にし、ダンジョンへと向かった。


「ここがダンジョンか」


到着したのは古びた遺跡だった。入り口には『この先、ダンジョン』と書かれている看板がある。俺たちは中へと入っていった。


「なんだか不気味な感じですね……」


「ああ、気を引き締めていくぞ」


俺は警戒しながら進むことにした。すると、奥から魔物が現れた。それは大きな蛇のような姿だ。


「シャーッ!」


魔物は俺に向かって飛びかかってくるが、俺はそれを片手で受け止めるとそのまま握りつぶした。そしてそのまま投げ飛ばすと、魔物は壁にめり込んでしまった。


「よし、終わった」


「ナオトさん……強いんですね……」


フィーナは驚きながら言う。


「このくらいは普通だよ」


「普通じゃないです!」


フィーナは呆れたように叫んだ。それからも俺は次々と魔物を倒していった。


「この先がボス部屋のようだな」


大きな扉がある。


「準備はいいか?」


「はい!」


扉を開けると、中には巨大なドラゴンがいた。ドラゴンは大きな雄叫びを上げる。それと同時に翼を広げ、灼熱の炎を吐き出してきた。


「ぬるいぜ」


俺はその炎を片手でかき消す。


「す、凄い!」


「これで終わりだ」


俺は一瞬でドラゴンに近づくと、そのまま殴り飛ばす。ドラゴンは壁に激突し、そのまま動かなくなった。


「よし、これでダンジョンの探索も終わりだな」


俺たちはダンジョンから脱出した。


その後、俺たちはギルドに戻り報告をした。すると受付嬢は驚きの声を上げる。


「まさか本当にボスを倒しちゃうなんて……あなたたちは何者ですか?」


「ただの冒険者ですよ」


「いや、絶対ただの冒険者じゃないです! Bランクの冒険者が倒せるような敵ではないはずなのですが……」


彼女は納得いかないといった表情で言う。


「では報酬をください」


「はい……こちらになります」


受付嬢はお金の入った袋を俺に渡してくれた。


「ありがとうございます」


俺はそれを受け取るとギルドを後にするのだった。
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