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第一部 俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?
追放という名の旅立ち
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旅立ちの日・・・・・いや、追放の日、俺たちは王から貰った金を使い次の町へ行くための装備を整えるために町へでた。
驚いたことに貨幣も紙幣も日本と同じ意匠だった・・・・・・が、微妙に偽物臭が漂ってくる。
よく見ると「日本銀行券」や「日本銀行」の文字は無くカタカナで「ハルフェルナ」と書いてあった。
異世界へ来て諭吉さん、一葉さん、英世さんに会えるとは思ってもいなかった。
驚くことにこの世界には100万円札があるそうだ。
主に国と国の取引、商工業者が決済に使うために作られたそうだ。
肖像画は『伝説の勇者・茜様』ということだ。
どんなご尊顔をしているか興味はある。
街の雰囲気、賑わいは中世の町、商店街をイメージさせる。
商店街は現代日本とは違いスーパーマーケットのような何でも置いてあるような店舗ではなく、
魚屋、八百屋、肉屋など食料品店に分かれていた。
旅に持っていく携帯食料は各種生鮮食料品店でも扱っていたが雑貨屋のほうが品ぞろいは充実していた。
雑貨屋で保存の利く食料を、本屋で地図、歴史の本を購入した。
現代と決定的に違うのは武器屋があったことだ。
武器屋を見たとき、異世界に来たのを実感した。
武器屋は十件ほど並んでおり、近くには冒険者ギルドがあった。
「冒険者ギルドに登録して狩りをして生計を立てることができそうだな」
と智弘がつぶやいた。
武器屋で智弘用の女性用ローブ、七海を埋葬する穴を掘るためのシャベル2本を買った。
則之は剣と楯、将太は杖、智弘は魔法少女が持つようなマジカルなんちゃらが標準でプレゼントされていたので・・・・・・
止めてくれ、止めてくれ!!智弘がマジカルなんちゃらを持っている姿は頭のオカシイ人にしか見えない。
3人は武器を最初から持っていたので今後の資金を考え購入しなかった。
俺用の剣も購入する予定だったのだが・・・・・・・俺には装備できなかった。
持つことはできるのだが、振り回すことが出来なかった。
剣に振り回されてしまう状態だ。出来たのは突き刺すことだけだった。
俺には剣も金属の楯も扱えそうに無かった。
なんとか木で出来た楯は腕につけて動かすことはできたが、金属性の楯は長時間装備することは難しそうだった。
昨夜の騒動で血が減っていて体力が無いということもあるかもしれないが、本能的に『俺には使えそう無い』と感じた。
これは他の3人と違って戦闘職ではないからなのだろう・・・・・・俺は3人のお荷物にしかならないのでは無いだろうか。
赤城たちに別れの挨拶をするために城に戻りクラスメイト達に合流すると鈴木、星野、山中の3人はいなかった。
王、自らの指揮する部隊に組み込まれるらしく待遇も特上クラスだそうだ。
武勲を挙げると爵位、褒美の数々、望むものが与えられるようだ。
特に根暗の山中は異様に力が入っていたらしい。
「赤城、俺たちは国から追い出されるのでこれでお暇するよ。
道中の丘にでも七海を埋葬するつもりだ。途中まで、来るかい?」
「いや、それが・・・・・俺たちは城から出ることが許されないそうだ」
赤城は申し訳無さそうに答えた。
「そうなのよ! 紫音を埋葬だけでもとお願いしたのだけど認められなかったの」
井原が続けて答えた。
なんてことだ。あの王は憎しみを買うだけじゃないか。あれで一国の指導者様だというのか。
この国の国民を哀れに思うのは俺だけでは無いはず。
赤城が俺に近寄り小声で
「俺たちも何れここから逃げ出すから、しばらくの間、辛抱してくれ。必ず迎えにいくから」
さすが、赤城!男前だ。
則之の周りには男子が将太の周りには女子が集まり色々話している。
「緑山君。体に気をつけてね」
「緑山、水原には気をつけろよ、あいつヘンタイだから可愛くなったお前に変なことするかもしれないからな」
「将太! お姉ちゃんをお姉ちゃんを置いていかないで!!」
と言って栗原が足元に縋っていた。
あいつはいつからそんなキャラになったんだ?
「赤城なら分かっていると思うが、あの王はお前達を道具くらいにしか思ってないから信用するなよ」
智弘が俺の隣に来て言った。
赤城は黙って頷いた。
「昨夜、井原にも色々話しておいたから、あいつとも相談しておいてくれ。
誰もがお前に頼ってきて大変だと思うがお前しかリーダーに相応しいやつはいないからな。頑張ってくれ」
「俺たちはとりあえず隣のオリタリア共和国へでも行こうと思う」
と、智弘は地図を広げ言った。
オリタリアはガルメニアの北に隣接している国だった。
「おい、智弘、俺もそれ初耳だけど。なぜオリタリアなんだ?」
「オリタリアは俺が勝手に思っただけなのだが、王国や帝国より共和国の方が民主化されているだろ。
民主化されている国のほうが理不尽なマネはされないと思うのだが。どうだ?」
「なるほど。理に適っている。さすが、秀才の水原!!」
「止めろ、赤城、俺はお前に一度もテストで勝ったこと無いんだぞ。自分で天才と言っているようなもんだぞ!
これだからイケメンの爽やか君は!」
「俺たちは俺たちで帰還できる方法も探しておくよ。まぁ、その前にケリはつけてからだけどな」
ケリ?と赤城は疑問そうに顔を捻った。
「じゃ、俺たちは行くよ」
と、将太や則之の方へ視線を移すと。
「ちょっと、もう栗原さん、止めてよ~~」
「将ちゃん、お姉さんを置いていかないで~」
「お前ら、まだそのコントをやっているのか!」
「コントとは何だ!! 一段と可愛くなった私の将ちゃんに手を出したらエクズカリバーで真っ二つにしてやる!」
「ださねーよ! 俺はノーマルだよ。 『男の娘』には興味が無い! 乳がないヤツには興味が無い!!」
「おい、今、貧乳を馬鹿にしたな! 貧乳はステータスなんだぞ!」
篠原がいきなり参戦してきた。
篠原はちびっ子、ロリっ子、貧乳の3拍子揃った『お子ちゃまキャラ』でした。
「は~?何言ってるの? 貧乳がステータスなら巨乳は国宝だ!」
「白田! 殺す!!」
あ~~余計なこと言っちゃいました。俺、殺されちゃうの?
忍者の職業持っている人間にキッチンセットしか持っていない俺が勝てるわけ無いよね。
ビュッ!
あーーーコイツ、手裏剣投げてきやがった。
あぶねーー危うく当たるところだったぜ。
「琥珀、どうどうどう」
栗原が羽交い絞めにしてくれたおかげで命拾いした。
昨日から命の危険に晒されている。
危ない危ない。ここは早く城を出るようにしよう。
本来なら他のクラスメイトたちも七海と最後の別れをさせるべきなのだが、
仲の良かった4人、特に井原は亡骸をみんなの前に晒すようなことになるので猛反対した。
埋葬後、連絡が取れるようになったらみんなで墓参りに行くということで落ち着いた。
俺たち4人は城を出て隣町へ向かう馬車の乗り合い場へ向かうことにした。
俺は七海の亡骸にロングコートを掛けお姫様抱っこしながら歩いた。
「亡骸ではない七海をお姫様抱っこをしたかったな~」
「そうでゴザルろう。七海殿はみんなの憧れの女子でゴザルからの」
「誰も彼も七海さんの事を好きだよね~ あんなに気持ちの良い人もいなかったからね。
アオ君は大ファンだったもんね」
「そりゃ、そうだよ。美人で明るくて優しくて気が利いてバインバインで!文句のつけようが無いでしょ」
「七海は別格だったな。過去形で言うのが残念だけどな」
「生身の女子に興味の無い智弘も七海だけは認めるか!」
「いや、10歳以下の女子はOKだ!」
「あ~~~コイツ、言い切った! おまわりさ~~ん!ここに未来の犯罪者がいますよ~~捕まえてくださ~~い」
そんな事を話しているうちに馬車の乗り合い場に到着した。
すぐに出発する馬車があったので、それに乗ることにした。
幸いにも搭乗者は俺たちだけなので途中の湖に小高い丘があるので休憩を取ってもらい、そこに七海を埋葬することにした。
一切の交渉は智弘が行った。
ヘンタイでロリコンだが交渉力は抜群だ。
魔法少女なんていう訳の分からない職業より商人になったほうが良かったのでは無いだろうか?
馬車の御者のおじいさんは凄く良い人で二つ返事だったそうだ。
俺たちが転移者だと話すと色々な事を教えてくれた。
「太古の昔、ハルフェルナは神々と魔神との間に壮絶な戦いが繰り広げられたそうな。
その戦いは、魔神側優勢に進み神々の敗色が濃厚になったとき異世界から来た男女二人の若者が神々の危機を救い
魔神たちを撃退したと言われているのじゃ。
男はタナ様、女はロゼ様と言われハルフェルナの神々になったと。
タナとは「神を超える者」、ロゼとは「神を魅了する者」とハルフェルナでは言われておる。
神話としてハルフェルナに伝わっておるのじゃ」
え?タナ?ロゼ?うちの犬と同じ名前じゃん。
そういえば3年前、あいつら2匹揃って1週間くらい行方不明になったことあったな。
「アオ君、タナとロゼだって。あの子達が居なくなったときハルフェルナに来たんじゃない?w」
と、将太が笑いながら言った。
将太はタナとロゼがいなくなった時、一緒に探してくれた。
そのタナとロゼは1週間後にドロだらけになって帰って来た。
2匹のいない1週間、俺は必死になって探し続けた。
学校もサボるか、行ったら行ったで居眠りばかりしていた。
タナとロゼの居ない1週間は地獄のような日々だった。
どこかで事故にあったのではないか、連れ去られたのではないかと不安で眠れなかったのを今ハッキリと覚えている。
「今から2000年ほど前に何人もの魔王が現れハルフェルナに災いを巻き起こしたのじゃよ。
その時に異世界・日本から伝説の勇者・茜様が現れ魔王たちを討伐してくれたのじゃ。
たいそう美しい方で赤い髪に透き通った紺色の大剣を持ち、赤く縁取りがされた白いローブを着て、
魔王たちの軍勢を蹴散らした英雄伝の数々は、ワシが子供の頃、ばぁさんから聞かされ心が躍ったもんじゃ。
虫の魔王と壮絶な戦いの末、城を吹き飛ばしたとか、獣王と力比べをして負かしたとか、リッチの軍勢との闘いとか
この先にある湖は茜様が魔法で魔族を殲滅したときに出来た大穴に雨が溜まって出来た湖といわれておる。
お連れさんの亡骸もその湖のほとりにでも埋めるのが良かろう」
茜ちゃんじゃないよね。茜ちゃんじゃ・・・・・
「勇者様は何人もいたのだが、茜様は別格じゃて。何度ハルフェルナを救ってくださったことか。
茜様は謎の人物でな、何度かハルフェルナに降臨なさっておるのじゃ。
その度に魔族や魔獣などを討伐されておってな・・・・・
茜様は人間ということなのじゃが、最後に降臨されたのは500年ほど前だそうじゃ。
人間なら1500年も生きておらぬじゃろ。
だから、その都度、別の者が選ばれて降臨されたという説と
茜様は神の子、タナ様とロゼ様の娘といわれている説の二つがあるんじゃ。
共通しているのは赤い髪と透き通った紺色の大剣、白いローブを着ていたということじゃな」
「おい、碧、茜さまじゃないだろうな」
智弘も将太も則之も「どうなの?」という顔で俺を見ている。
「待てよ。茜ちゃんなら駅まで見送りに着てくれただろう?みんなも見たじゃないか」
「まぁ~そうだけど。タナとロゼだろ!?出来すぎじゃないか?」
「泣きながら碧殿に泣きついていたでゴザルな」
「茜ちゃん、子供のころから極度のブラコンだからね」
「俺たちが転移する前に茜ちゃんは、召喚されていたってことか?
いや、待てよ。女神様の横に大剣とローブがあったぞ」
「あったな。あれがそうだったのか。あの女神様なら何か知っているかもな」
女神様に何とかして会えないだろうか・・・・・
そうすれば謎が解けるのだが。
「おじいさん、その後、伝説の勇者・茜様はどうなったのですか?」
将太が問いかけると。
「500年前に遥か西にあるクリムゾン魔国の朱殷城へ紅姫討伐のために向かったのを最後に誰も見ていないそうだ。
紅姫に倒されたと言われておる」
「ええええ、伝説の勇者より強いものがいるの?
その茜様を倒したといわれる紅姫はやたらと強いんじゃない?」
「そうじゃ、紅姫(べにひめ)の配下は魔王と呼ばれるものばかりらしい。
とくに四天王といわれている魔王は人間では太刀打ちできないそうじゃ。
魔国クリムゾンが人類の方に攻めてこないのは魔属地方を統一しているからとも言われておる」
「伝説の勇者 茜様を倒したものがこの世界にいるでゴザルか。心して掛からないと危険でゴザルな」
「そうそう、朱殷城には異世界へ通じるゲートとかいうものがあるそうじゃ」
帰る手立てが見つかった。俺たちは顔を見合わせて頷きあった。
「が、朱殷城に行って帰ってきた者はおらんのじゃ。
だから、本当にゲートがあるか分からんのじゃ。
言い伝えが本当だとすると茜様を倒したような魔王が転移者のためにゲートを貸してくれるとは思えんだろうて」
「その朱殷城はどこにあるのですか?」
西のワイハルト帝国を西へ向かうとリピン国という小国があるのじゃがその西がクリムゾン魔国と接しておる。
早い話、遥か西じゃて」
「人類側との最先端の城を居城としているなんて余程、自信がるのだろうな」
「なぜ?トモ君?」
「そりゃ、王様が最前線で指揮を執るようなもんだぞ。普通はありえないだろ?
人類なんて、恐れるに足らないということか・・・・・
それとも、人間を誘っているのか?」
智弘は判断がつかないようだった。
おじいさんは他にもいろいろな話しをしてくれた。
そして、最後に転移者であることはあまり人に話さないほうが良いと忠告してくれた。
「さぁ、湖に着いたよ」
ー^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^
「フフフフフ」
ガルメニア城の玉座ではフェルナンド三世が不敵な笑みを浮かべながら騎士団の団長に指示をしていた。
「召喚者の情報が漏れると不味い。あやつらを始末しておけ」
「はい、国王。ぬかりはございません。野党に襲われたようにしておきます。ご安心を」
「今回の神様は奮発してくれたようじゃな。これで世界はワシのものだ! ハハハハハ」
声を上げながら笑ったフェルナンドの瞳は赤く光ろうとしていた。
「フフフフフフ」
驚いたことに貨幣も紙幣も日本と同じ意匠だった・・・・・・が、微妙に偽物臭が漂ってくる。
よく見ると「日本銀行券」や「日本銀行」の文字は無くカタカナで「ハルフェルナ」と書いてあった。
異世界へ来て諭吉さん、一葉さん、英世さんに会えるとは思ってもいなかった。
驚くことにこの世界には100万円札があるそうだ。
主に国と国の取引、商工業者が決済に使うために作られたそうだ。
肖像画は『伝説の勇者・茜様』ということだ。
どんなご尊顔をしているか興味はある。
街の雰囲気、賑わいは中世の町、商店街をイメージさせる。
商店街は現代日本とは違いスーパーマーケットのような何でも置いてあるような店舗ではなく、
魚屋、八百屋、肉屋など食料品店に分かれていた。
旅に持っていく携帯食料は各種生鮮食料品店でも扱っていたが雑貨屋のほうが品ぞろいは充実していた。
雑貨屋で保存の利く食料を、本屋で地図、歴史の本を購入した。
現代と決定的に違うのは武器屋があったことだ。
武器屋を見たとき、異世界に来たのを実感した。
武器屋は十件ほど並んでおり、近くには冒険者ギルドがあった。
「冒険者ギルドに登録して狩りをして生計を立てることができそうだな」
と智弘がつぶやいた。
武器屋で智弘用の女性用ローブ、七海を埋葬する穴を掘るためのシャベル2本を買った。
則之は剣と楯、将太は杖、智弘は魔法少女が持つようなマジカルなんちゃらが標準でプレゼントされていたので・・・・・・
止めてくれ、止めてくれ!!智弘がマジカルなんちゃらを持っている姿は頭のオカシイ人にしか見えない。
3人は武器を最初から持っていたので今後の資金を考え購入しなかった。
俺用の剣も購入する予定だったのだが・・・・・・・俺には装備できなかった。
持つことはできるのだが、振り回すことが出来なかった。
剣に振り回されてしまう状態だ。出来たのは突き刺すことだけだった。
俺には剣も金属の楯も扱えそうに無かった。
なんとか木で出来た楯は腕につけて動かすことはできたが、金属性の楯は長時間装備することは難しそうだった。
昨夜の騒動で血が減っていて体力が無いということもあるかもしれないが、本能的に『俺には使えそう無い』と感じた。
これは他の3人と違って戦闘職ではないからなのだろう・・・・・・俺は3人のお荷物にしかならないのでは無いだろうか。
赤城たちに別れの挨拶をするために城に戻りクラスメイト達に合流すると鈴木、星野、山中の3人はいなかった。
王、自らの指揮する部隊に組み込まれるらしく待遇も特上クラスだそうだ。
武勲を挙げると爵位、褒美の数々、望むものが与えられるようだ。
特に根暗の山中は異様に力が入っていたらしい。
「赤城、俺たちは国から追い出されるのでこれでお暇するよ。
道中の丘にでも七海を埋葬するつもりだ。途中まで、来るかい?」
「いや、それが・・・・・俺たちは城から出ることが許されないそうだ」
赤城は申し訳無さそうに答えた。
「そうなのよ! 紫音を埋葬だけでもとお願いしたのだけど認められなかったの」
井原が続けて答えた。
なんてことだ。あの王は憎しみを買うだけじゃないか。あれで一国の指導者様だというのか。
この国の国民を哀れに思うのは俺だけでは無いはず。
赤城が俺に近寄り小声で
「俺たちも何れここから逃げ出すから、しばらくの間、辛抱してくれ。必ず迎えにいくから」
さすが、赤城!男前だ。
則之の周りには男子が将太の周りには女子が集まり色々話している。
「緑山君。体に気をつけてね」
「緑山、水原には気をつけろよ、あいつヘンタイだから可愛くなったお前に変なことするかもしれないからな」
「将太! お姉ちゃんをお姉ちゃんを置いていかないで!!」
と言って栗原が足元に縋っていた。
あいつはいつからそんなキャラになったんだ?
「赤城なら分かっていると思うが、あの王はお前達を道具くらいにしか思ってないから信用するなよ」
智弘が俺の隣に来て言った。
赤城は黙って頷いた。
「昨夜、井原にも色々話しておいたから、あいつとも相談しておいてくれ。
誰もがお前に頼ってきて大変だと思うがお前しかリーダーに相応しいやつはいないからな。頑張ってくれ」
「俺たちはとりあえず隣のオリタリア共和国へでも行こうと思う」
と、智弘は地図を広げ言った。
オリタリアはガルメニアの北に隣接している国だった。
「おい、智弘、俺もそれ初耳だけど。なぜオリタリアなんだ?」
「オリタリアは俺が勝手に思っただけなのだが、王国や帝国より共和国の方が民主化されているだろ。
民主化されている国のほうが理不尽なマネはされないと思うのだが。どうだ?」
「なるほど。理に適っている。さすが、秀才の水原!!」
「止めろ、赤城、俺はお前に一度もテストで勝ったこと無いんだぞ。自分で天才と言っているようなもんだぞ!
これだからイケメンの爽やか君は!」
「俺たちは俺たちで帰還できる方法も探しておくよ。まぁ、その前にケリはつけてからだけどな」
ケリ?と赤城は疑問そうに顔を捻った。
「じゃ、俺たちは行くよ」
と、将太や則之の方へ視線を移すと。
「ちょっと、もう栗原さん、止めてよ~~」
「将ちゃん、お姉さんを置いていかないで~」
「お前ら、まだそのコントをやっているのか!」
「コントとは何だ!! 一段と可愛くなった私の将ちゃんに手を出したらエクズカリバーで真っ二つにしてやる!」
「ださねーよ! 俺はノーマルだよ。 『男の娘』には興味が無い! 乳がないヤツには興味が無い!!」
「おい、今、貧乳を馬鹿にしたな! 貧乳はステータスなんだぞ!」
篠原がいきなり参戦してきた。
篠原はちびっ子、ロリっ子、貧乳の3拍子揃った『お子ちゃまキャラ』でした。
「は~?何言ってるの? 貧乳がステータスなら巨乳は国宝だ!」
「白田! 殺す!!」
あ~~余計なこと言っちゃいました。俺、殺されちゃうの?
忍者の職業持っている人間にキッチンセットしか持っていない俺が勝てるわけ無いよね。
ビュッ!
あーーーコイツ、手裏剣投げてきやがった。
あぶねーー危うく当たるところだったぜ。
「琥珀、どうどうどう」
栗原が羽交い絞めにしてくれたおかげで命拾いした。
昨日から命の危険に晒されている。
危ない危ない。ここは早く城を出るようにしよう。
本来なら他のクラスメイトたちも七海と最後の別れをさせるべきなのだが、
仲の良かった4人、特に井原は亡骸をみんなの前に晒すようなことになるので猛反対した。
埋葬後、連絡が取れるようになったらみんなで墓参りに行くということで落ち着いた。
俺たち4人は城を出て隣町へ向かう馬車の乗り合い場へ向かうことにした。
俺は七海の亡骸にロングコートを掛けお姫様抱っこしながら歩いた。
「亡骸ではない七海をお姫様抱っこをしたかったな~」
「そうでゴザルろう。七海殿はみんなの憧れの女子でゴザルからの」
「誰も彼も七海さんの事を好きだよね~ あんなに気持ちの良い人もいなかったからね。
アオ君は大ファンだったもんね」
「そりゃ、そうだよ。美人で明るくて優しくて気が利いてバインバインで!文句のつけようが無いでしょ」
「七海は別格だったな。過去形で言うのが残念だけどな」
「生身の女子に興味の無い智弘も七海だけは認めるか!」
「いや、10歳以下の女子はOKだ!」
「あ~~~コイツ、言い切った! おまわりさ~~ん!ここに未来の犯罪者がいますよ~~捕まえてくださ~~い」
そんな事を話しているうちに馬車の乗り合い場に到着した。
すぐに出発する馬車があったので、それに乗ることにした。
幸いにも搭乗者は俺たちだけなので途中の湖に小高い丘があるので休憩を取ってもらい、そこに七海を埋葬することにした。
一切の交渉は智弘が行った。
ヘンタイでロリコンだが交渉力は抜群だ。
魔法少女なんていう訳の分からない職業より商人になったほうが良かったのでは無いだろうか?
馬車の御者のおじいさんは凄く良い人で二つ返事だったそうだ。
俺たちが転移者だと話すと色々な事を教えてくれた。
「太古の昔、ハルフェルナは神々と魔神との間に壮絶な戦いが繰り広げられたそうな。
その戦いは、魔神側優勢に進み神々の敗色が濃厚になったとき異世界から来た男女二人の若者が神々の危機を救い
魔神たちを撃退したと言われているのじゃ。
男はタナ様、女はロゼ様と言われハルフェルナの神々になったと。
タナとは「神を超える者」、ロゼとは「神を魅了する者」とハルフェルナでは言われておる。
神話としてハルフェルナに伝わっておるのじゃ」
え?タナ?ロゼ?うちの犬と同じ名前じゃん。
そういえば3年前、あいつら2匹揃って1週間くらい行方不明になったことあったな。
「アオ君、タナとロゼだって。あの子達が居なくなったときハルフェルナに来たんじゃない?w」
と、将太が笑いながら言った。
将太はタナとロゼがいなくなった時、一緒に探してくれた。
そのタナとロゼは1週間後にドロだらけになって帰って来た。
2匹のいない1週間、俺は必死になって探し続けた。
学校もサボるか、行ったら行ったで居眠りばかりしていた。
タナとロゼの居ない1週間は地獄のような日々だった。
どこかで事故にあったのではないか、連れ去られたのではないかと不安で眠れなかったのを今ハッキリと覚えている。
「今から2000年ほど前に何人もの魔王が現れハルフェルナに災いを巻き起こしたのじゃよ。
その時に異世界・日本から伝説の勇者・茜様が現れ魔王たちを討伐してくれたのじゃ。
たいそう美しい方で赤い髪に透き通った紺色の大剣を持ち、赤く縁取りがされた白いローブを着て、
魔王たちの軍勢を蹴散らした英雄伝の数々は、ワシが子供の頃、ばぁさんから聞かされ心が躍ったもんじゃ。
虫の魔王と壮絶な戦いの末、城を吹き飛ばしたとか、獣王と力比べをして負かしたとか、リッチの軍勢との闘いとか
この先にある湖は茜様が魔法で魔族を殲滅したときに出来た大穴に雨が溜まって出来た湖といわれておる。
お連れさんの亡骸もその湖のほとりにでも埋めるのが良かろう」
茜ちゃんじゃないよね。茜ちゃんじゃ・・・・・
「勇者様は何人もいたのだが、茜様は別格じゃて。何度ハルフェルナを救ってくださったことか。
茜様は謎の人物でな、何度かハルフェルナに降臨なさっておるのじゃ。
その度に魔族や魔獣などを討伐されておってな・・・・・
茜様は人間ということなのじゃが、最後に降臨されたのは500年ほど前だそうじゃ。
人間なら1500年も生きておらぬじゃろ。
だから、その都度、別の者が選ばれて降臨されたという説と
茜様は神の子、タナ様とロゼ様の娘といわれている説の二つがあるんじゃ。
共通しているのは赤い髪と透き通った紺色の大剣、白いローブを着ていたということじゃな」
「おい、碧、茜さまじゃないだろうな」
智弘も将太も則之も「どうなの?」という顔で俺を見ている。
「待てよ。茜ちゃんなら駅まで見送りに着てくれただろう?みんなも見たじゃないか」
「まぁ~そうだけど。タナとロゼだろ!?出来すぎじゃないか?」
「泣きながら碧殿に泣きついていたでゴザルな」
「茜ちゃん、子供のころから極度のブラコンだからね」
「俺たちが転移する前に茜ちゃんは、召喚されていたってことか?
いや、待てよ。女神様の横に大剣とローブがあったぞ」
「あったな。あれがそうだったのか。あの女神様なら何か知っているかもな」
女神様に何とかして会えないだろうか・・・・・
そうすれば謎が解けるのだが。
「おじいさん、その後、伝説の勇者・茜様はどうなったのですか?」
将太が問いかけると。
「500年前に遥か西にあるクリムゾン魔国の朱殷城へ紅姫討伐のために向かったのを最後に誰も見ていないそうだ。
紅姫に倒されたと言われておる」
「ええええ、伝説の勇者より強いものがいるの?
その茜様を倒したといわれる紅姫はやたらと強いんじゃない?」
「そうじゃ、紅姫(べにひめ)の配下は魔王と呼ばれるものばかりらしい。
とくに四天王といわれている魔王は人間では太刀打ちできないそうじゃ。
魔国クリムゾンが人類の方に攻めてこないのは魔属地方を統一しているからとも言われておる」
「伝説の勇者 茜様を倒したものがこの世界にいるでゴザルか。心して掛からないと危険でゴザルな」
「そうそう、朱殷城には異世界へ通じるゲートとかいうものがあるそうじゃ」
帰る手立てが見つかった。俺たちは顔を見合わせて頷きあった。
「が、朱殷城に行って帰ってきた者はおらんのじゃ。
だから、本当にゲートがあるか分からんのじゃ。
言い伝えが本当だとすると茜様を倒したような魔王が転移者のためにゲートを貸してくれるとは思えんだろうて」
「その朱殷城はどこにあるのですか?」
西のワイハルト帝国を西へ向かうとリピン国という小国があるのじゃがその西がクリムゾン魔国と接しておる。
早い話、遥か西じゃて」
「人類側との最先端の城を居城としているなんて余程、自信がるのだろうな」
「なぜ?トモ君?」
「そりゃ、王様が最前線で指揮を執るようなもんだぞ。普通はありえないだろ?
人類なんて、恐れるに足らないということか・・・・・
それとも、人間を誘っているのか?」
智弘は判断がつかないようだった。
おじいさんは他にもいろいろな話しをしてくれた。
そして、最後に転移者であることはあまり人に話さないほうが良いと忠告してくれた。
「さぁ、湖に着いたよ」
ー^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^
「フフフフフ」
ガルメニア城の玉座ではフェルナンド三世が不敵な笑みを浮かべながら騎士団の団長に指示をしていた。
「召喚者の情報が漏れると不味い。あやつらを始末しておけ」
「はい、国王。ぬかりはございません。野党に襲われたようにしておきます。ご安心を」
「今回の神様は奮発してくれたようじゃな。これで世界はワシのものだ! ハハハハハ」
声を上げながら笑ったフェルナンドの瞳は赤く光ろうとしていた。
「フフフフフフ」
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
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16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
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第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
黒木夏
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2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
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三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
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パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
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若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
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異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
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異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
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勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
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周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
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スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
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今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
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