2 / 44
第2話 こどもおやじ
しおりを挟む
軌道エレベーターが完成し誰もが宇宙に行くことの出来る時代になってからしばらくが経つ。
しかしその裏に宇宙開発に人生を捧げた一人の男がいたことはあまり知られてはいない。
その男を知る者達は彼のことをこどもオヤジと呼ぶのだという。
それは決して悪口というわけではなく尊敬の意を込めて皆そう呼ぶのだ。
彼を知れば誰もがこどもオヤジと呼びたくなってしまうようなあまりにも純粋な好奇心によって行動する綺麗な瞳をした人物であったらしい。
こどもオヤジがそのようになったきっかけは彼がまだ実際にこどもであった10歳の頃、学校の先生からこんな話を聞いたことに起因している。
紙を42回折れば月に行ける高さに達するという有名な話である。
子供心にも俄には信じがたい話ではあったが、深い衝撃を受けたこどもオヤジ少年はいつの日か必ず紙を42回追って月に行くことを誓ったのである。
月日は流れ、飽くまでも紙を42回折って月に行くための計画の一つの段階として彼は軌道エレベーターの設計に関わることになった。
彼の天才的な発想がなければ実際に軌道エレベーターが完成することはなかったという。
そして次は42回折るに耐えうる大きさ、柔軟性、耐久性を兼ね備えた紙を研究している最中、こどもオヤジは突然の病に倒れることになった。
あまりにも早すぎる死であった。
しかし彼の純粋無垢に自らの興味に向かって前進せんとする心は私たちに多くのものを残してくれた。
しかしその裏に宇宙開発に人生を捧げた一人の男がいたことはあまり知られてはいない。
その男を知る者達は彼のことをこどもオヤジと呼ぶのだという。
それは決して悪口というわけではなく尊敬の意を込めて皆そう呼ぶのだ。
彼を知れば誰もがこどもオヤジと呼びたくなってしまうようなあまりにも純粋な好奇心によって行動する綺麗な瞳をした人物であったらしい。
こどもオヤジがそのようになったきっかけは彼がまだ実際にこどもであった10歳の頃、学校の先生からこんな話を聞いたことに起因している。
紙を42回折れば月に行ける高さに達するという有名な話である。
子供心にも俄には信じがたい話ではあったが、深い衝撃を受けたこどもオヤジ少年はいつの日か必ず紙を42回追って月に行くことを誓ったのである。
月日は流れ、飽くまでも紙を42回折って月に行くための計画の一つの段階として彼は軌道エレベーターの設計に関わることになった。
彼の天才的な発想がなければ実際に軌道エレベーターが完成することはなかったという。
そして次は42回折るに耐えうる大きさ、柔軟性、耐久性を兼ね備えた紙を研究している最中、こどもオヤジは突然の病に倒れることになった。
あまりにも早すぎる死であった。
しかし彼の純粋無垢に自らの興味に向かって前進せんとする心は私たちに多くのものを残してくれた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる