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俺と一緒にきてくれないか?
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『む、気づかれた』
「は……、え?」
封印?
呪い?
マジで?
ってかシヴァティア自覚してるのかよ。
「だってそんなこと一言も、」
『?なんでユウヤに言わなくちゃ、いけない?』
「お兄ちゃんだろ!」
『ちょっと、何を言っているか、わからない』
なんで言わなくちゃいけないの、か。
今のはすこし心にきたなぁ。
口には出さんけど。
『仲が良いのだな』
『気のせい。ふしあな』
そこまで無感情で否定しなくてもよくない?
俺の心にザックザック言葉の剣が刺さってますよ。
いや、今はそれよりもだな――!
『くっ』
タナトスが僅かにうめいた。
ほれみろ呆れられて、
『クハハハハハハハハ!そうかそうか!貴様らは兄と妹であったか!クククッ、ああ愉快だ!想像していた以上におもしろいぞ貴様ら』
大口を開けて大爆笑し始めた。
な、なにが面白かったんでせう?
俺はいたって大真面目なんですが。
『違う。他人。兄妹じゃない。ふしあな、ふしあな!』
『クハハハハ、わかったわかった。ククッ、そんなに必死に否定してやるな。兄が崩れ落ちたぞ』
『うぅ……。知らない。関係ない!』
「ぐハァ!」
もうやめて! 悠也のライフはゼロよ!
その様子にタナトスは再び大爆笑である。
シヴァティアは顔をピンク色に染めて、プイッとそっぽを向いてしまった。
そこまで怒らなくてもよくない?
『いいだろう、人間ナゼ・ユウヤおよび竜シヴァティアよ。貴様らの戯言を信じ、そして今一度問おう。貴様らは、この世界から出たいと願うか?』
「出れるんですか!?」
『我が力をもってすれば可能だ』
「ならすぐに」
『ただし、一つ条件がある』
条件だと?
ヤバイ超絶嫌な予感がする。
しかもこれ拒否する選択肢ないよな?
くそぅ、完全に足元みられてやがる。
「条件を、ききましょう」
『いい覚悟だが、なに。別に命をくれと言うつむりもなければ、我を倒せなどと無理難題をふっかけるつむりはない』
『貴様の左目をもらおう』
ギィィィっと、タナトスは牙をきしませて邪悪な笑みを浮かべた。
■ ■ ■ ■ ■
目?
左目?
ドクンと心臓がはねた。
思わず手で左目を押さえつける。
いや、わかる。
いくら俺でも、何の代償もなしに願いを叶えてもらうってのは、さすがに虫が良すぎるってことぐらい。
むしろ破格の条件と言っていいくらいだ。
たかが片目で元の世界に戻してくれるんなら、俺は1も2もなく頷くべきだろう。
わかっちゃいる。
わかっちいるんだよ!
『ユウヤ、それは!』
『黙るがいい娘よ。これは我とユウヤとの取引である。口出しは許さぬ。代償が必要なことぐらいその小僧もわかっておる』
『でも』
『それとも』
ゾクリと背筋を氷塊が伝った。
だめだ。その言葉の続きを言わせたら。
それが、なぜかはわからない。
根拠なんて無い。
でもだめなんだよ。
あいつは多分、それに頷く。
頷いてしまう。
自信なんかじゃない、これは予感だ。
俺の嫌な予感は高確率で当たるんだよ。
『ならば貴様が払うか。兄の代償を。その左』
「わかった!!!」
気がつけば、俺はそんな事を叫んでいた。
ええい、クソ、自分でもビックリだよ。
「もってけ、この左目!」
『クハハッ、そう言うと思ったぞナゼ・ユウヤ。やはり我が思った通り、土壇場で肝が据わるようだ』
「なっ――」
は、ハメあがったなこいつ!
『二言はあるまい?』
「ッ、上等だ」
ズイッと凶悪な顔が俺に迫る。
やべえ、怖い。
『ユウ』
「なあシヴァティア」
口を開きかけたシヴァティアを遮って、言う。
「もしよかったら、なんだが。俺と一緒にこないか? 別に俺の事を兄と思わなくてもいい。俺のことが嫌いだったらそれでもいい。でも、やっぱりやなんだよ、お前が――俺の好きな子が、こんなところで一人ぼっちで、ずっと寂しい思いをしてるってのは」
『突然、なに。告白?』
「そうだ」
この瞬間だと、そう思った。
言わなきゃだめだ。
小さく息を吸い込むと、
「シヴァティア、お前が好きだ。俺と一緒にきてくれないか?」
『――っ、わたし、は』
彼女の返事を聞く暇もなく。
グジュリと、俺の世界の半分が潰れ、
そして、
「ッづぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ、があああああああああッ!?」
激痛と絶叫が俺を支配した。
■ ■ ■ ■ ■
「ッ~~、……ぁ……?」
どれくらい意識をとばしていただろうか。
クソ、左目が痛む。
シヴァティアとタナトスはどこだ。
俺はいったい、あれからどうなった。
バシャバシャバシャバシャ。
「ゴボッがばがばごぼッ!? がはッ、ぜーはー、ゲホッがはっ――死ぬわ!?」
「あ、起きた」
思わず左目をおさえて、右目だけでシヴァティア(人間フォーム)を見上げる。
どうやら両手ですくった水を俺の顔面にぶちまけてくれたらしい。
あの小さい手のひらでどうやったら今の量の水を運べるのか、甚だ疑問なんだが。
「生きてる?」
「たった今、妹に殺されそうになった」
「むぅ、ひどい。起こしてあげたのに」
「……お前、なんかあった?」
「なんで?」
「いやだって、俺が妹って言うとたいてい『何を言っているのか、わからない』って言ってただろ」
えぇ~、そこでハッ!? とした顔をされても、俺も反応に困るんだが。
いや、可愛いけれども。
プルプルと小刻みに震えて、顔を真っ赤にしてらっしゃる。
そこまで自分の失態が許せないか、妹よ。
そして、できればもう少しだけ優しい起こし方をしてほしかったかったなー、お兄ちゃん。
膝枕とまでは言わないけどさぁ。
『む、気づいたかユウヤ』
ザアァァァっと水面を隆起させて、タナトスが顔を出す。
なんだろう、いいかげん慣れてきたわ。
なんか初見ほど怖くない。
いっそテーマパークのアトラクションにでもなれば大人気間違いなしだ。
「ってあれ、タナトス左目どうした?」
起き上がりながら訊いてみる。
タナトスのギョロリとした鮮血色の眼。
その片方が現在閉じられていたのだ。
俺の手のひら二つ分ぐらいはあるし、ゴミでも入ったか。
はっはぁ、ざまぁ。
『……貴様、気づいていないのか?』
「ユウヤ寝起き、責めないで」
『貴様もまるで恋人のようなことを』
「っ、ち、ちがう、わない。ちが」
シヴァティアが顔を真っ赤にして取り乱している。
あれ、なんか違和感。
なんか、すこしだけ表情が豊かになってる、か?
「何を言ってるのかよくわかりませんが、俺の妹をあんまり虐めないでやってください」
『ぬ?』
「え?」
「へ?」
上からタナトス、シヴァティア、俺の順である。
あれ、俺おかしいこと言ったかな。
『ユウヤ、貴様もしや』
「言ったこと、忘れて、る?」
はて?
そう言われると、なにやら大事なことを忘れているような。
ぐぬぬぬ。
うむ、だめだ。蘇ってくるのは痛みの記憶だけだわ。
「すまん、俺何か言ったっけか」
「知らない。何を言っているのか、分からない。死ね」
「あれ、おかしいな。妹が辛らつなんだが。さっきまでのデレが瞬間冷却されたんだが」
なぜか知らんが、元のシヴァティアに戻ったらしい。
女の子はよくわからん。
同意を求めてタナトスに視線を送るも、やれやれとばかりに首を振るのだった。
で、それよりも。
「タナトス、俺の左目に何した」
『ほう、やっと気づいたか』
そりゃ気づくわ。
なくなった筈の眼球が、まだ残っていることくらい。
痛みもほとんど引いてるしな。
それにタナトスは、くつくつと楽しそうに笑うと、
『ならば水鏡で見てみるがいい』
そう言われて、水面を覗きこむ。
これ透明すぎて逆に自分の顔見えにくいんだが。
「………………、おい」
たっぷり10秒。
思わず顔が引きつる。
じっくりと、産まれた時から知っているはずの自分の顔をみながら、
「なんでお前の目玉が、俺に移植されてんだよ」
そう言ったのだった。
「は……、え?」
封印?
呪い?
マジで?
ってかシヴァティア自覚してるのかよ。
「だってそんなこと一言も、」
『?なんでユウヤに言わなくちゃ、いけない?』
「お兄ちゃんだろ!」
『ちょっと、何を言っているか、わからない』
なんで言わなくちゃいけないの、か。
今のはすこし心にきたなぁ。
口には出さんけど。
『仲が良いのだな』
『気のせい。ふしあな』
そこまで無感情で否定しなくてもよくない?
俺の心にザックザック言葉の剣が刺さってますよ。
いや、今はそれよりもだな――!
『くっ』
タナトスが僅かにうめいた。
ほれみろ呆れられて、
『クハハハハハハハハ!そうかそうか!貴様らは兄と妹であったか!クククッ、ああ愉快だ!想像していた以上におもしろいぞ貴様ら』
大口を開けて大爆笑し始めた。
な、なにが面白かったんでせう?
俺はいたって大真面目なんですが。
『違う。他人。兄妹じゃない。ふしあな、ふしあな!』
『クハハハハ、わかったわかった。ククッ、そんなに必死に否定してやるな。兄が崩れ落ちたぞ』
『うぅ……。知らない。関係ない!』
「ぐハァ!」
もうやめて! 悠也のライフはゼロよ!
その様子にタナトスは再び大爆笑である。
シヴァティアは顔をピンク色に染めて、プイッとそっぽを向いてしまった。
そこまで怒らなくてもよくない?
『いいだろう、人間ナゼ・ユウヤおよび竜シヴァティアよ。貴様らの戯言を信じ、そして今一度問おう。貴様らは、この世界から出たいと願うか?』
「出れるんですか!?」
『我が力をもってすれば可能だ』
「ならすぐに」
『ただし、一つ条件がある』
条件だと?
ヤバイ超絶嫌な予感がする。
しかもこれ拒否する選択肢ないよな?
くそぅ、完全に足元みられてやがる。
「条件を、ききましょう」
『いい覚悟だが、なに。別に命をくれと言うつむりもなければ、我を倒せなどと無理難題をふっかけるつむりはない』
『貴様の左目をもらおう』
ギィィィっと、タナトスは牙をきしませて邪悪な笑みを浮かべた。
■ ■ ■ ■ ■
目?
左目?
ドクンと心臓がはねた。
思わず手で左目を押さえつける。
いや、わかる。
いくら俺でも、何の代償もなしに願いを叶えてもらうってのは、さすがに虫が良すぎるってことぐらい。
むしろ破格の条件と言っていいくらいだ。
たかが片目で元の世界に戻してくれるんなら、俺は1も2もなく頷くべきだろう。
わかっちゃいる。
わかっちいるんだよ!
『ユウヤ、それは!』
『黙るがいい娘よ。これは我とユウヤとの取引である。口出しは許さぬ。代償が必要なことぐらいその小僧もわかっておる』
『でも』
『それとも』
ゾクリと背筋を氷塊が伝った。
だめだ。その言葉の続きを言わせたら。
それが、なぜかはわからない。
根拠なんて無い。
でもだめなんだよ。
あいつは多分、それに頷く。
頷いてしまう。
自信なんかじゃない、これは予感だ。
俺の嫌な予感は高確率で当たるんだよ。
『ならば貴様が払うか。兄の代償を。その左』
「わかった!!!」
気がつけば、俺はそんな事を叫んでいた。
ええい、クソ、自分でもビックリだよ。
「もってけ、この左目!」
『クハハッ、そう言うと思ったぞナゼ・ユウヤ。やはり我が思った通り、土壇場で肝が据わるようだ』
「なっ――」
は、ハメあがったなこいつ!
『二言はあるまい?』
「ッ、上等だ」
ズイッと凶悪な顔が俺に迫る。
やべえ、怖い。
『ユウ』
「なあシヴァティア」
口を開きかけたシヴァティアを遮って、言う。
「もしよかったら、なんだが。俺と一緒にこないか? 別に俺の事を兄と思わなくてもいい。俺のことが嫌いだったらそれでもいい。でも、やっぱりやなんだよ、お前が――俺の好きな子が、こんなところで一人ぼっちで、ずっと寂しい思いをしてるってのは」
『突然、なに。告白?』
「そうだ」
この瞬間だと、そう思った。
言わなきゃだめだ。
小さく息を吸い込むと、
「シヴァティア、お前が好きだ。俺と一緒にきてくれないか?」
『――っ、わたし、は』
彼女の返事を聞く暇もなく。
グジュリと、俺の世界の半分が潰れ、
そして、
「ッづぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ、があああああああああッ!?」
激痛と絶叫が俺を支配した。
■ ■ ■ ■ ■
「ッ~~、……ぁ……?」
どれくらい意識をとばしていただろうか。
クソ、左目が痛む。
シヴァティアとタナトスはどこだ。
俺はいったい、あれからどうなった。
バシャバシャバシャバシャ。
「ゴボッがばがばごぼッ!? がはッ、ぜーはー、ゲホッがはっ――死ぬわ!?」
「あ、起きた」
思わず左目をおさえて、右目だけでシヴァティア(人間フォーム)を見上げる。
どうやら両手ですくった水を俺の顔面にぶちまけてくれたらしい。
あの小さい手のひらでどうやったら今の量の水を運べるのか、甚だ疑問なんだが。
「生きてる?」
「たった今、妹に殺されそうになった」
「むぅ、ひどい。起こしてあげたのに」
「……お前、なんかあった?」
「なんで?」
「いやだって、俺が妹って言うとたいてい『何を言っているのか、わからない』って言ってただろ」
えぇ~、そこでハッ!? とした顔をされても、俺も反応に困るんだが。
いや、可愛いけれども。
プルプルと小刻みに震えて、顔を真っ赤にしてらっしゃる。
そこまで自分の失態が許せないか、妹よ。
そして、できればもう少しだけ優しい起こし方をしてほしかったかったなー、お兄ちゃん。
膝枕とまでは言わないけどさぁ。
『む、気づいたかユウヤ』
ザアァァァっと水面を隆起させて、タナトスが顔を出す。
なんだろう、いいかげん慣れてきたわ。
なんか初見ほど怖くない。
いっそテーマパークのアトラクションにでもなれば大人気間違いなしだ。
「ってあれ、タナトス左目どうした?」
起き上がりながら訊いてみる。
タナトスのギョロリとした鮮血色の眼。
その片方が現在閉じられていたのだ。
俺の手のひら二つ分ぐらいはあるし、ゴミでも入ったか。
はっはぁ、ざまぁ。
『……貴様、気づいていないのか?』
「ユウヤ寝起き、責めないで」
『貴様もまるで恋人のようなことを』
「っ、ち、ちがう、わない。ちが」
シヴァティアが顔を真っ赤にして取り乱している。
あれ、なんか違和感。
なんか、すこしだけ表情が豊かになってる、か?
「何を言ってるのかよくわかりませんが、俺の妹をあんまり虐めないでやってください」
『ぬ?』
「え?」
「へ?」
上からタナトス、シヴァティア、俺の順である。
あれ、俺おかしいこと言ったかな。
『ユウヤ、貴様もしや』
「言ったこと、忘れて、る?」
はて?
そう言われると、なにやら大事なことを忘れているような。
ぐぬぬぬ。
うむ、だめだ。蘇ってくるのは痛みの記憶だけだわ。
「すまん、俺何か言ったっけか」
「知らない。何を言っているのか、分からない。死ね」
「あれ、おかしいな。妹が辛らつなんだが。さっきまでのデレが瞬間冷却されたんだが」
なぜか知らんが、元のシヴァティアに戻ったらしい。
女の子はよくわからん。
同意を求めてタナトスに視線を送るも、やれやれとばかりに首を振るのだった。
で、それよりも。
「タナトス、俺の左目に何した」
『ほう、やっと気づいたか』
そりゃ気づくわ。
なくなった筈の眼球が、まだ残っていることくらい。
痛みもほとんど引いてるしな。
それにタナトスは、くつくつと楽しそうに笑うと、
『ならば水鏡で見てみるがいい』
そう言われて、水面を覗きこむ。
これ透明すぎて逆に自分の顔見えにくいんだが。
「………………、おい」
たっぷり10秒。
思わず顔が引きつる。
じっくりと、産まれた時から知っているはずの自分の顔をみながら、
「なんでお前の目玉が、俺に移植されてんだよ」
そう言ったのだった。
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