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第三章:騎士学校・高等部
第5話 はじまり
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厩舎の広々とした空間には、夜の気配が満ち始めていた。夕陽が建物の隙間から差し込み、〈従魔〉たちの影を長く伸ばしている。
ゴーストは与えられた区画に落ち着いたようで、僕が撫でると鼻を鳴らし、安心したように目を細めた。
「ちゃんと大人しくしてるんだぞ」
そう声をかけると、ゴーストは小さく喉を鳴らす。
係員とも軽く挨拶を交わし、厩舎を後にする。外に出ると、空はすっかり群青色に染まっていた。
日が落ちたあとの風はひんやりと冷たく、肌を撫でるたびに少しずつ熱が奪われていくような気がした。
寮に戻る道すがら、談笑する生徒たちの声が微かに響いていた。
食堂では、まだ多くの生徒が食事をとっていた。僕たちも適当に席を見つけて腰を下ろす。
今夜の食事は、肉の煮込み料理に香ばしいパンだった。騎士学校の寮食とはいえ、平民の目から見れば豪勢な食事だった。
セリスはパンをちぎりながら、ふと顔を上げる。
「明日からいよいよ授業だね」
「そうだな……」
「選択科目は、もう決めた?」
「ほとんど全部取るつもりだよ」
「……まぁ、そう言うと思った」
セリスは苦笑しながらスープに口をつける。
夕食を終えたあとは、僕たちは寮の部屋に戻り、軽く荷物の整理をする。明日から本格的な学校生活が始まるのだから、必要なものは整えておかなければならない。
机の上に明日の資料を並べて、選択科目の記入用紙も確認する。
必修科目に加え、騎士としての実技、魔術師としての理論、その他の専門的な学問――選択次第で進路は大きく変わる。
騎士と魔術師、どちらも極めるつもりでいる以上、ほとんどの授業を選択することになる。過酷な道のりだけど、僕ならやれるだろう。
明日の午前中は、選択科目の記入と提出が予定されている。そして午後からは、さっそく最初の授業が行われる。
ベッドに横たわりながら、明日からの生活を思い描いた。
◆
気がつけば午後の授業が始まっていた。
午前中の科目選択や事務的な手続きを終えたあと、昼食をとり、ほんの少し気を緩めたかと思えば、もう次の授業の時間が迫っている。
まるで時間の流れが加速しているかのようだった。
「さて……行くか」
「おう」
ライアスと一緒に訓練場に向かう。騎士学校の訓練場はただの広場じゃなかった。
広大な敷地には、さまざまな地形が再現されている。小さな森林が広がり、池があり、さらには城塞都市を模した石壁までそびえていた。
ここでは剣術だけでなく、実戦を想定した戦術訓練や、障害物を活用した戦闘技術を磨くこともできる。
僕たちが訓練場に足を踏み入れたとき、すでに多くの生徒たちが集まっていた。
「よし、整列しろ!」
聞き覚えのある低い声が響く。
僕は思わず目を凝らした。そこにいたのは、中等部で散々世話になったウィリス教官だった。
「なんでここに……?」
ライアスも驚いたように目を細める。しかし教官はそんなことを気にする様子もなく、腕を組んで立っていた。
「さて、お前たちは今日から正式に高等部の騎士候補生というわけだが……」
彼は生徒たちを鋭い目で見回し、にやりと笑った。
「まずは走れ」
一瞬、耳を疑った。
「走る……ですか?」
生徒の一人が恐る恐る問い返す。
「ああ。走り込みをする。俺がいいというまでな」
何でもないことのように言っているが、教官が「いい」というまでということは、つまり――
「体力のないやつは剣を振るどころか、まともに戦場に立つことすらできない。最後まで立っていた者が勝つんだ。それを身体に叩き込め」
そう言い放つと、教官は手を振った。
「走れ!」
その号令とともに、生徒たちは一斉に駆け出した。
僕もすぐに加わる。初日はまず様子見かと思っていたが、どうやらいきなり本気を出さなければならないようだ。
幸いなことに体力には自信がある。
生徒たちは最初こそ勢いよく走り出していたものの、次第に息が荒くなり、足取りが重くなっていく。その中で、僕はペースを崩さず、ひたすらトップを維持し続けた。
ライアスも負けじとついてくる。
「……ハァ、ハァ……やっぱり、お前、速ぇな……」
「まだまだ、これからだよ」
ウィリス教官の言葉は絶対だ。走り続けるしかない。
中等部のときから、彼の訓練は甘くないことは嫌というほど知っている。適当に流してもバレるし、手を抜けばすぐに見抜かれる。
ましてや、騎士候補生として高等部に進んだ以上、彼の目はさらに厳しくなっているに違いない。だから、僕は気合を入れ直した。
この訓練は、自分のためでもある。どれだけ剣の腕が立とうと、体力が尽きれば戦場では何の役にも立たない。
息を切らし、膝をついた瞬間、すべてが終わる――それは戦場の常識だ。だから僕は、ただひたすらに走った。
肺が熱くなる。足が重くなる。額から汗が滴り落ち湿った風が頬を撫でる。それでも僕は前を見続けた。
周囲の生徒たちは次々に遅れ始め、呼吸を荒げながら必死についてこようとしている。その中で、ライアスだけは食らいついていた。
彼は苦しそうに言いながらも、僕のすぐ後ろにぴたりとついてくる。
やがて――
「そこまで!」
ようやくウィリス教官の声が響いた。
生徒たちは一斉に立ち止まり、その場にへたり込む。肩で荒い息をしながら、足を引きずるようにして並ぶ。
「ふぅ……」
僕もさすがに疲れたが、まだ余裕はあった。ライアスも何とか立っている。
ウィリス教官は僕らを見回し、ニヤリと笑った。
「まあまあ、悪くねぇな。これから毎日やるから覚悟しとけよ」
――やっぱり。明日からの地獄を想像して、僕は苦笑した。
◆
長い長い体力づくりの授業が終わると、僕らはシャワー室へ向かった。
訓練場に併設されたシャワー室は広く、壁には個別の仕切りが設けられている。汗と埃にまみれた身体を洗い流し、湯気が立ち込める中、疲れた声があちこちから漏れていた。
魔石で機能するシャワーの蛇口をひねり、勢いよく流れ出る水を頭から浴びた。熱すぎず、冷たすぎず、程よい温度が火照った肌を癒やしてくれる。
「……生き返る……」
湯気の向こうで、ライアスがぼそりとつぶやく。
着替えを済ませる。シャワーを浴びた後は、驚くほど身体が軽くなった。
シャワーを浴びたあとは、そのまま寮に戻ることにした。
今日の訓練はまだ楽なほうだった。単なる走り込みで終わったが、明日からは本格的な剣術の実技や、その他の授業が本格的に始まる。
寮の自室に戻ると、ベッドに腰を下ろして軽く伸びをした。ライアスもベッドに倒れ込むようにして寝転がる。
「俺は……寝る」
「夕食はどうするんだ?」
「後で」
彼は毛布を頭までかぶり、微動だにしなくなった。
僕は軽く苦笑しながら、明日からの授業に備えて、そっと瞼を閉じた。
ゴーストは与えられた区画に落ち着いたようで、僕が撫でると鼻を鳴らし、安心したように目を細めた。
「ちゃんと大人しくしてるんだぞ」
そう声をかけると、ゴーストは小さく喉を鳴らす。
係員とも軽く挨拶を交わし、厩舎を後にする。外に出ると、空はすっかり群青色に染まっていた。
日が落ちたあとの風はひんやりと冷たく、肌を撫でるたびに少しずつ熱が奪われていくような気がした。
寮に戻る道すがら、談笑する生徒たちの声が微かに響いていた。
食堂では、まだ多くの生徒が食事をとっていた。僕たちも適当に席を見つけて腰を下ろす。
今夜の食事は、肉の煮込み料理に香ばしいパンだった。騎士学校の寮食とはいえ、平民の目から見れば豪勢な食事だった。
セリスはパンをちぎりながら、ふと顔を上げる。
「明日からいよいよ授業だね」
「そうだな……」
「選択科目は、もう決めた?」
「ほとんど全部取るつもりだよ」
「……まぁ、そう言うと思った」
セリスは苦笑しながらスープに口をつける。
夕食を終えたあとは、僕たちは寮の部屋に戻り、軽く荷物の整理をする。明日から本格的な学校生活が始まるのだから、必要なものは整えておかなければならない。
机の上に明日の資料を並べて、選択科目の記入用紙も確認する。
必修科目に加え、騎士としての実技、魔術師としての理論、その他の専門的な学問――選択次第で進路は大きく変わる。
騎士と魔術師、どちらも極めるつもりでいる以上、ほとんどの授業を選択することになる。過酷な道のりだけど、僕ならやれるだろう。
明日の午前中は、選択科目の記入と提出が予定されている。そして午後からは、さっそく最初の授業が行われる。
ベッドに横たわりながら、明日からの生活を思い描いた。
◆
気がつけば午後の授業が始まっていた。
午前中の科目選択や事務的な手続きを終えたあと、昼食をとり、ほんの少し気を緩めたかと思えば、もう次の授業の時間が迫っている。
まるで時間の流れが加速しているかのようだった。
「さて……行くか」
「おう」
ライアスと一緒に訓練場に向かう。騎士学校の訓練場はただの広場じゃなかった。
広大な敷地には、さまざまな地形が再現されている。小さな森林が広がり、池があり、さらには城塞都市を模した石壁までそびえていた。
ここでは剣術だけでなく、実戦を想定した戦術訓練や、障害物を活用した戦闘技術を磨くこともできる。
僕たちが訓練場に足を踏み入れたとき、すでに多くの生徒たちが集まっていた。
「よし、整列しろ!」
聞き覚えのある低い声が響く。
僕は思わず目を凝らした。そこにいたのは、中等部で散々世話になったウィリス教官だった。
「なんでここに……?」
ライアスも驚いたように目を細める。しかし教官はそんなことを気にする様子もなく、腕を組んで立っていた。
「さて、お前たちは今日から正式に高等部の騎士候補生というわけだが……」
彼は生徒たちを鋭い目で見回し、にやりと笑った。
「まずは走れ」
一瞬、耳を疑った。
「走る……ですか?」
生徒の一人が恐る恐る問い返す。
「ああ。走り込みをする。俺がいいというまでな」
何でもないことのように言っているが、教官が「いい」というまでということは、つまり――
「体力のないやつは剣を振るどころか、まともに戦場に立つことすらできない。最後まで立っていた者が勝つんだ。それを身体に叩き込め」
そう言い放つと、教官は手を振った。
「走れ!」
その号令とともに、生徒たちは一斉に駆け出した。
僕もすぐに加わる。初日はまず様子見かと思っていたが、どうやらいきなり本気を出さなければならないようだ。
幸いなことに体力には自信がある。
生徒たちは最初こそ勢いよく走り出していたものの、次第に息が荒くなり、足取りが重くなっていく。その中で、僕はペースを崩さず、ひたすらトップを維持し続けた。
ライアスも負けじとついてくる。
「……ハァ、ハァ……やっぱり、お前、速ぇな……」
「まだまだ、これからだよ」
ウィリス教官の言葉は絶対だ。走り続けるしかない。
中等部のときから、彼の訓練は甘くないことは嫌というほど知っている。適当に流してもバレるし、手を抜けばすぐに見抜かれる。
ましてや、騎士候補生として高等部に進んだ以上、彼の目はさらに厳しくなっているに違いない。だから、僕は気合を入れ直した。
この訓練は、自分のためでもある。どれだけ剣の腕が立とうと、体力が尽きれば戦場では何の役にも立たない。
息を切らし、膝をついた瞬間、すべてが終わる――それは戦場の常識だ。だから僕は、ただひたすらに走った。
肺が熱くなる。足が重くなる。額から汗が滴り落ち湿った風が頬を撫でる。それでも僕は前を見続けた。
周囲の生徒たちは次々に遅れ始め、呼吸を荒げながら必死についてこようとしている。その中で、ライアスだけは食らいついていた。
彼は苦しそうに言いながらも、僕のすぐ後ろにぴたりとついてくる。
やがて――
「そこまで!」
ようやくウィリス教官の声が響いた。
生徒たちは一斉に立ち止まり、その場にへたり込む。肩で荒い息をしながら、足を引きずるようにして並ぶ。
「ふぅ……」
僕もさすがに疲れたが、まだ余裕はあった。ライアスも何とか立っている。
ウィリス教官は僕らを見回し、ニヤリと笑った。
「まあまあ、悪くねぇな。これから毎日やるから覚悟しとけよ」
――やっぱり。明日からの地獄を想像して、僕は苦笑した。
◆
長い長い体力づくりの授業が終わると、僕らはシャワー室へ向かった。
訓練場に併設されたシャワー室は広く、壁には個別の仕切りが設けられている。汗と埃にまみれた身体を洗い流し、湯気が立ち込める中、疲れた声があちこちから漏れていた。
魔石で機能するシャワーの蛇口をひねり、勢いよく流れ出る水を頭から浴びた。熱すぎず、冷たすぎず、程よい温度が火照った肌を癒やしてくれる。
「……生き返る……」
湯気の向こうで、ライアスがぼそりとつぶやく。
着替えを済ませる。シャワーを浴びた後は、驚くほど身体が軽くなった。
シャワーを浴びたあとは、そのまま寮に戻ることにした。
今日の訓練はまだ楽なほうだった。単なる走り込みで終わったが、明日からは本格的な剣術の実技や、その他の授業が本格的に始まる。
寮の自室に戻ると、ベッドに腰を下ろして軽く伸びをした。ライアスもベッドに倒れ込むようにして寝転がる。
「俺は……寝る」
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彼は毛布を頭までかぶり、微動だにしなくなった。
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