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「――それでは、本日の最終議題に移ります」
クリフォード王国、第一会議室。
重厚な円卓を囲むのは、クライヴ殿下、私、宰相、そして各省庁の大臣たちだ。
本来なら国の重要事項を決めるための厳粛な場だが、今日の空気はどこか奇妙だった。
皆、チラチラと私の方を見ている。
そして、クライヴ殿下はいつになく真剣な表情で、手元の資料を整えていた。
「議題番号一〇八。『特別補佐官ニオ・バルトの今後の処遇および身分保障について』」
殿下が読み上げると、大臣たちがゴクリと喉を鳴らした。
私はペンを回しながら、首を傾げた。
「殿下。その件なら、すでに契約更新の手続き済みでは? 来月からも『時給制・残業なし』で合意したはずですが」
「いいや、状況が変わった」
殿下は立ち上がり、ホワイトボードの前に立った。
そこには、複雑なグラフと数式が書かれている。
「ニオ。君は先日、祖国から金貨五万枚という莫大な資産を得た。これにより、君が『生活のために働く』という動機は消滅した」
「ええ。今は『趣味』で働いています」
「そこが問題だ」
殿下は指示棒でバンッ!とホワイトボードを叩いた。
「『趣味』ということは、君の気分次第でいつ契約終了になってもおかしくないということだ。『飽きたから辞める』『猫と遊びたいから辞める』……これらは我が国にとって最大級のリスク(経営課題)だ」
「……否定はしません」
「よって、我が国としては、君をより強固な法的枠組みで拘束し、永続的なリソースとして確保する必要がある。……結論を述べよう」
殿下は一度言葉を切り、私を真っ直ぐに見据えた。
その瞳は、国の未来を憂う王者の目――ではなく、獲物を追い詰める狩人の目だった。
「ニオ・バルトを『クリフォード王国皇太子妃』として登用する。これが最も効率的かつ合理的解決策である」
シーン……。
会議室が静まり返る。
大臣たちは「おお……!」と感嘆の声を漏らし、私はポカンと口を開けた。
「……異議あり」
私は即座に手を挙げた。
「発言を許可する」
「提案内容に重大な欠陥があります。皇太子妃というポストは、私の『定時退社』および『ストレスフリーな生活』という基本方針と真っ向から対立します」
私は手元のメモを読み上げた。
「一、公務の増大。式典、茶会、慈善活動など、生産性の低い行事に拘束される時間が増えます」
「二、責任の重圧。次期王妃としてのプレッシャーは、私の肌荒れの原因になります」
「三、コストパフォーマンスの悪化。給与(王族費)は増えますが、自由時間が減るため、時給換算すると大赤字です」
私は眼鏡を指で押し上げ、冷徹に結論づけた。
「よって、本提案は却下します。現状維持(補佐官)が最適解です」
「……ふむ。想定通りの反論だ」
殿下はニヤリと笑った。
まるで、私のその言葉を待っていたかのように。
「だが、その懸念事項に対する『対案(ソリューション)』はすでに用意してある」
殿下は新しい資料をバサリと広げた。
「まず第一点、公務の増大について。……私が全ての行事に出席するとでも?」
「は?」
「私が国王になった暁には、無駄な式典は全廃する。茶会はオンライン開催、慈善活動は寄付金の自動引き落としで対応する。君が顔を出す必要があるのは、年に一度の建国記念日くらいだ」
「……なんと」
「第二点、責任の重圧について。……君はすでに私の補佐官として、実質的に国を動かしている。肩書きが変わるだけで、やることは変わらん。むしろ『妃』という権限を使えば、邪魔な貴族を黙らせやすくなるぞ?」
「……確かに。あの老害たちを一喝するのに、いちいち殿下の許可を取るのは手間でした」
私の心が少し揺らぐ。
「そして第三点、コストパフォーマンスについてだが」
殿下は資料の最後のページをめくった。
「これを見ろ」
そこには、王宮の見取り図があった。
その一角、日当たりの良い南向きの離宮が赤く囲われている。
「ここを『ニオ専用・猫カフェ付き執務室』に改装する」
「……!」
「王宮の地下倉庫に眠る、歴代王家の『猫グッズコレクション』も全て開放しよう。さらに、世界中から最高級の猫缶を取り寄せる専門ルートも確立済みだ」
殿下は私に近づき、机に手をついた。
「どうだ、ニオ。補佐官の給与では、ここまでの福利厚生は用意できない。だが、『皇太子妃』ならば……これらは全て経費で落ちる」
「……ぐぬぬ」
痛いところを突かれた。
私の弱点(猫と金と効率)を完全に把握されている。
「さらに」
殿下はトドメとばかりに、私の耳元で囁いた。
「私の『私生活』における管理権限も譲渡しよう」
「……はい?」
「私の健康管理、睡眠時間、そして……夜の過ごし方。全て君の采配に任せる。君が『寝ろ』と言えば寝るし、『構え』と言えば全力で構う。……私という人質(リソース)を、好きに使っていいと言っているんだ」
顔がカァッと熱くなる。
それは、会議室でするにはあまりに刺激的な提案だった。
周囲の大臣たちが「あらあら」「まあまあ」「若いっていいですな」と生温かい目で見守っている。
「……殿下。それは、私に殿下の人生を背負えということですか?」
「違う。……共に背負ってほしいんだ」
殿下は私の手を取り、その甲に口付けた。
ひざまづく姿は、まるで騎士の誓いのようだ。
「君がいないと、私はまた過労で倒れるし、食事も適当になるし、国は傾く。……君が必要なんだ、ニオ。契約期間などというケチなことは言わず、永久就職(ライフタイム・コミットメント)してくれないか?」
「…………」
私は計算した。
損益分岐点。リスクとリターン。将来の展望。
(……どう計算しても、黒字ですね)
このハイスペックで、顔が良くて、私を理解してくれる男。
彼を逃すことこそ、人生最大の「機会損失(オポチュニティ・ロス)」だ。
私は深くため息をつき、殿下の目を見つめ返した。
「……条件があります」
「なんだ? 言ってみろ」
「一、私の眼鏡コレクション専用の部屋を作ること」
「承認する」
「二、喧嘩をした時は、必ず殿下が折れること」
「……善処する。いや、承認する」
「三、……これから一生、私に美味しいタルトを食べさせること」
殿下はパァッと顔を輝かせた。
「承認する! 国中のパティシエを総動員してでも!」
「……交渉成立です」
私が呟くと、殿下は私の手を引き寄せ、今度は甲ではなく、薬指にキスをした。
「ありがとう、ニオ。……愛している」
「……私も、殿下の効率的な提案を高く評価します」
「素直じゃないな」
「愛していますよ、……たぶん」
わっと歓声が上がる。
大臣たちが拍手喝采し、どこからともなくファンファーレが鳴り響く。
「おめでとうございます!」
「これで我が国も安泰だ!」
「さあ、祝杯の準備だ! 経費で落とせ!」
会議室は一瞬にして祝賀会場へと変わった。
「……やれやれ。静かな職場が台無しです」
「いいじゃないか、今日くらいは。……さあ、行こうか、私の妃(パートナー)」
殿下は私をエスコートし、会議室を出た。
その足取りは、いつかの「お姫様抱っこ」の時よりも、ずっと力強く、誇らしげだった。
こうして。
私の「悪役令嬢」としてのキャリアは終了し、新たに「最強の皇太子妃(鬼嫁)」としてのキャリアがスタートすることになった。
だが、ハッピーエンドの余韻に浸る暇はない。
結婚式という名の「最大級の業務プロジェクト」が、すでに私たちの前に立ちはだかっていたからだ。
「……殿下。招待客リストの精査、予算管理、衣装合わせ……タスクが山積みです。残業確定ですね」
「……幸せな残業なら、悪くないだろう?」
私たちは顔を見合わせて笑った。
これから始まる忙しくも愛おしい日々を、二人で(効率的に)乗り越えていくために。
クリフォード王国、第一会議室。
重厚な円卓を囲むのは、クライヴ殿下、私、宰相、そして各省庁の大臣たちだ。
本来なら国の重要事項を決めるための厳粛な場だが、今日の空気はどこか奇妙だった。
皆、チラチラと私の方を見ている。
そして、クライヴ殿下はいつになく真剣な表情で、手元の資料を整えていた。
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殿下が読み上げると、大臣たちがゴクリと喉を鳴らした。
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「殿下。その件なら、すでに契約更新の手続き済みでは? 来月からも『時給制・残業なし』で合意したはずですが」
「いいや、状況が変わった」
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「ニオ。君は先日、祖国から金貨五万枚という莫大な資産を得た。これにより、君が『生活のために働く』という動機は消滅した」
「ええ。今は『趣味』で働いています」
「そこが問題だ」
殿下は指示棒でバンッ!とホワイトボードを叩いた。
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「……否定はしません」
「よって、我が国としては、君をより強固な法的枠組みで拘束し、永続的なリソースとして確保する必要がある。……結論を述べよう」
殿下は一度言葉を切り、私を真っ直ぐに見据えた。
その瞳は、国の未来を憂う王者の目――ではなく、獲物を追い詰める狩人の目だった。
「ニオ・バルトを『クリフォード王国皇太子妃』として登用する。これが最も効率的かつ合理的解決策である」
シーン……。
会議室が静まり返る。
大臣たちは「おお……!」と感嘆の声を漏らし、私はポカンと口を開けた。
「……異議あり」
私は即座に手を挙げた。
「発言を許可する」
「提案内容に重大な欠陥があります。皇太子妃というポストは、私の『定時退社』および『ストレスフリーな生活』という基本方針と真っ向から対立します」
私は手元のメモを読み上げた。
「一、公務の増大。式典、茶会、慈善活動など、生産性の低い行事に拘束される時間が増えます」
「二、責任の重圧。次期王妃としてのプレッシャーは、私の肌荒れの原因になります」
「三、コストパフォーマンスの悪化。給与(王族費)は増えますが、自由時間が減るため、時給換算すると大赤字です」
私は眼鏡を指で押し上げ、冷徹に結論づけた。
「よって、本提案は却下します。現状維持(補佐官)が最適解です」
「……ふむ。想定通りの反論だ」
殿下はニヤリと笑った。
まるで、私のその言葉を待っていたかのように。
「だが、その懸念事項に対する『対案(ソリューション)』はすでに用意してある」
殿下は新しい資料をバサリと広げた。
「まず第一点、公務の増大について。……私が全ての行事に出席するとでも?」
「は?」
「私が国王になった暁には、無駄な式典は全廃する。茶会はオンライン開催、慈善活動は寄付金の自動引き落としで対応する。君が顔を出す必要があるのは、年に一度の建国記念日くらいだ」
「……なんと」
「第二点、責任の重圧について。……君はすでに私の補佐官として、実質的に国を動かしている。肩書きが変わるだけで、やることは変わらん。むしろ『妃』という権限を使えば、邪魔な貴族を黙らせやすくなるぞ?」
「……確かに。あの老害たちを一喝するのに、いちいち殿下の許可を取るのは手間でした」
私の心が少し揺らぐ。
「そして第三点、コストパフォーマンスについてだが」
殿下は資料の最後のページをめくった。
「これを見ろ」
そこには、王宮の見取り図があった。
その一角、日当たりの良い南向きの離宮が赤く囲われている。
「ここを『ニオ専用・猫カフェ付き執務室』に改装する」
「……!」
「王宮の地下倉庫に眠る、歴代王家の『猫グッズコレクション』も全て開放しよう。さらに、世界中から最高級の猫缶を取り寄せる専門ルートも確立済みだ」
殿下は私に近づき、机に手をついた。
「どうだ、ニオ。補佐官の給与では、ここまでの福利厚生は用意できない。だが、『皇太子妃』ならば……これらは全て経費で落ちる」
「……ぐぬぬ」
痛いところを突かれた。
私の弱点(猫と金と効率)を完全に把握されている。
「さらに」
殿下はトドメとばかりに、私の耳元で囁いた。
「私の『私生活』における管理権限も譲渡しよう」
「……はい?」
「私の健康管理、睡眠時間、そして……夜の過ごし方。全て君の采配に任せる。君が『寝ろ』と言えば寝るし、『構え』と言えば全力で構う。……私という人質(リソース)を、好きに使っていいと言っているんだ」
顔がカァッと熱くなる。
それは、会議室でするにはあまりに刺激的な提案だった。
周囲の大臣たちが「あらあら」「まあまあ」「若いっていいですな」と生温かい目で見守っている。
「……殿下。それは、私に殿下の人生を背負えということですか?」
「違う。……共に背負ってほしいんだ」
殿下は私の手を取り、その甲に口付けた。
ひざまづく姿は、まるで騎士の誓いのようだ。
「君がいないと、私はまた過労で倒れるし、食事も適当になるし、国は傾く。……君が必要なんだ、ニオ。契約期間などというケチなことは言わず、永久就職(ライフタイム・コミットメント)してくれないか?」
「…………」
私は計算した。
損益分岐点。リスクとリターン。将来の展望。
(……どう計算しても、黒字ですね)
このハイスペックで、顔が良くて、私を理解してくれる男。
彼を逃すことこそ、人生最大の「機会損失(オポチュニティ・ロス)」だ。
私は深くため息をつき、殿下の目を見つめ返した。
「……条件があります」
「なんだ? 言ってみろ」
「一、私の眼鏡コレクション専用の部屋を作ること」
「承認する」
「二、喧嘩をした時は、必ず殿下が折れること」
「……善処する。いや、承認する」
「三、……これから一生、私に美味しいタルトを食べさせること」
殿下はパァッと顔を輝かせた。
「承認する! 国中のパティシエを総動員してでも!」
「……交渉成立です」
私が呟くと、殿下は私の手を引き寄せ、今度は甲ではなく、薬指にキスをした。
「ありがとう、ニオ。……愛している」
「……私も、殿下の効率的な提案を高く評価します」
「素直じゃないな」
「愛していますよ、……たぶん」
わっと歓声が上がる。
大臣たちが拍手喝采し、どこからともなくファンファーレが鳴り響く。
「おめでとうございます!」
「これで我が国も安泰だ!」
「さあ、祝杯の準備だ! 経費で落とせ!」
会議室は一瞬にして祝賀会場へと変わった。
「……やれやれ。静かな職場が台無しです」
「いいじゃないか、今日くらいは。……さあ、行こうか、私の妃(パートナー)」
殿下は私をエスコートし、会議室を出た。
その足取りは、いつかの「お姫様抱っこ」の時よりも、ずっと力強く、誇らしげだった。
こうして。
私の「悪役令嬢」としてのキャリアは終了し、新たに「最強の皇太子妃(鬼嫁)」としてのキャリアがスタートすることになった。
だが、ハッピーエンドの余韻に浸る暇はない。
結婚式という名の「最大級の業務プロジェクト」が、すでに私たちの前に立ちはだかっていたからだ。
「……殿下。招待客リストの精査、予算管理、衣装合わせ……タスクが山積みです。残業確定ですね」
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