ダメダメサラリーマン 老子小太郎物語

新雪小太郎

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老子小太郎 総理大臣になる?

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ある冬の夜、老子小太郎はいつものように居酒屋で一杯やってから帰宅し、こたつに潜り込んだ。テレビでは、総理大臣の記者会見が流れている。
「ふぅん、総理大臣かぁ…大変そうやなぁ。でも、俺やったらどうするかな…?」
酔いも手伝って、いつの間にかそんなことを考えながら寝落ちしてしまった。そして小太郎は、夢の中で突然総理大臣になってしまう。
総理大臣・老子小太郎、誕生!
目を覚ますと、小太郎は豪華な首相官邸の執務室にいた。
「なんやここ…え、ええっ!? 俺、総理大臣になっとるやん!」
秘書が慌ただしく駆け寄ってきて言う。
「総理、すぐに記者会見です!国民が待っています!」
「え、ちょっと待って!俺、何も準備してへんで!?」
秘書に背中を押されるまま、記者会見場へ。カメラのフラッシュが一斉にたかれる中、小太郎はマイクの前に立った。
「えーっと…みんな、俺が総理になったからには、安心してや!日本をもっと面白くするで!」
記者たちは一瞬呆気に取られたが、続けて質問が飛んでくる。
「総理、まず最初にどんな政策を実施するおつもりですか?」
小太郎は腕を組んで少し考えた後、ニヤリと笑って答えた。
「せやな。まずは全国民に“昼寝タイム”を義務化するわ。午後2時から30分、絶対に寝なあかん。疲れた脳みそ休めたら、仕事も勉強もはかどるやろ?」
記者たちがざわつく中、小太郎はさらに続けた。
「あと、会議も短縮や!会議は15分以内に収める。それ以上かかるやつは、会議室にカラオケ機材持ち込んで歌って解決や!」
この奇抜な発言がSNSで瞬く間に拡散。「老子総理、おもろすぎる!」と若者たちの間で大反響を呼んだ。
次々と打ち出す“老子改革”
小太郎は夢の中で次々とユニークな政策を打ち出した。
「働くな!月曜日」政策
「月曜が嫌いな人多いやろ?せやから月曜日は“休日その3”にする。これで週末のストレスも減るはずや!」
「笑顔税」導入
「笑顔になったら税金が戻ってくる制度や!無理にでも笑顔になれば、みんな幸せになれるで!」
全国焼き肉食べ放題の日
「年に一回、全員が焼き肉を無料で食べられる日を作る。地域の経済も回るし、みんなハッピーやろ?」
これらの政策により、日本中が前代未聞の笑いと活気に包まれた。
予想外のピンチ!
ところが、そんな平和な日々の中、海外から突然、謎の侵略者「フジヤマン帝国」が宣戦布告してきた。
「なにぃ!? フジヤマン帝国って、どこやそれ!?」
緊急会議が開かれるが、誰も侵略者に対する具体的な策を思いつかない。全員が小太郎を見つめる中、彼は机をバンと叩いて立ち上がった。
「こうなったら、俺に任せろ!」
小太郎は早速、国民全員に「フジヤマン帝国を笑いで迎え撃つ」という指令を出した。そして、自らお笑いライブを開き、侵略者を招待。会場には漫才、コント、ギャグなど、日本中の笑いが詰まったパフォーマンスが繰り広げられた。
侵略者たちは腹を抱えて大爆笑し、こう言った。
「もう日本を侵略するのはやめよう。ここは平和で素晴らしい星だ!」
こうして、小太郎は戦わずして地球を救うことに成功した。
目覚めと教訓
翌朝、小太郎は目を覚ました。夢の中の騒動を思い出して苦笑する。
「なんやったんや、あの夢…まぁ、俺みたいな奴でも日本を変えられるかもってことやな!」
その日、小太郎はいつもより少しだけ胸を張って会社に向かった。そして、昼休みに同僚たちに夢の話をして、みんなを笑わせた。
「お前、ほんまに総理になったら日本終わるわ!」
「いや、案外うまくいくかもしれんで?」
笑い合う同僚たちを見て、小太郎は思った。
「夢でも現実でも、笑いがあれば世界はもっと明るくなるんや!」
こうして老子小太郎は、地味な日常の中でも確実に周りを幸せにしていくサラリーマンとして、今日も自分らしく生きていくのだった。
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