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第九章
慰めと本能と愛しきみへ②
しおりを挟むセレナの身体の一番奥深くまで突き刺さるゼノスの肉欲に、セレナは眼窩の奥で火花が散るような錯覚を覚えた。彼のものがぴったりとセレナの内側を押し広げてそのすべてを埋めるように抉り、最奥に行き当たる。喉の奥で声にならない声で叫んで、その待ち望んだ刺激に思わず抱きついたゼノスの背筋に爪をたててしまうほど。
それに気付く余裕も詫びる余裕もなかった。突き当たる子宮の焼けるような痺れで小さく達し、その内壁がゼノスのものをきゅうきゅうと締め上げる。それに応えるようにゼノスのものは更に固く膨らんで、その質量を増していった。ぶるりと、ゼノスの喉が震えて息をつく気配がセレナの首筋に濡れた痕を残す。
「…っ、セレナ、もう少し、力を抜いてください」
「…わ、わかんな、い」
「そんなにきつく、締められると…すぐに終わって、しまいますよ」
そうゼノスは傍目にも優しくセレナの耳元で囁いて、自分に縋り付くセレナの背をそっと撫でる。
それから輪郭をなぞるような優しい手つきでセレナの衣服の境界を探ってその結び目を解くように留め具を外していった。先の快楽の最中に居るセレナにそれは気付けるはずもなく、ただ自分を包むゼノスの温もりに身を委ねる。
どうしようもないくらい高まって疼いて痺れて痛いくらいだった快楽の欲求の、僅かな鎮火に浅い呼吸を繰り返す。それなのにまだ、物足りない。こんなことは初めてだ。呪いに翻弄される熱と欲が、ますますセレナの手に負えなくなっている。
自分の底知れぬ状況に思わずセレナは身震いする。自分の体なのに、どうして。自分の意思を汲んでくれないのか。
小さく震えるセレナの体を撫でるゼノスの指先から、しゅるりと紐の解ける音がした。
無意識に体を起こして音の方へと視線を向ける。気付くとセレナの衣服の胸元の留具とリボンがすべて綺麗に解かれていた。
月明かりに照らされて、白く透けるシミューズの光沢が浮かび上がる。セレナは慣れないし苦手だという理由でコルセットは着けていない。
僅かながら冷静さを取り戻した頭にその光景にかっと脳裏を焼かれる。
ここは夜伽の為のセレナの部屋でもゼノスの部屋でもない。視界の端に映るのは本に囲まれた壁と棚と、冷たい床と天窓のステンドグラス。無機質な静寂がこちらを暗闇から覗いている。おそらく呆れた顔をして。
本来の目的から大きく逸脱する自分たちの行為を今さらながらに自覚して見せつけられて、羞恥と罪悪感に襲われる。そこに混じる背徳に、セレナは思わずゼノスにしがみついた。今さらもう止められないくせに、この状況に自分の常識がついていけないのだ。
「…大丈夫ですよ、セレナ」
セレナの感情をただしく読みとったゼノスが、自分の衣服を徐に脱いで暗闇に肌を晒していく。それから脱いだ上着をセレナの背後の床に広げた。紛らわしだけど無いよりましだとの判断だ。
自ら衣服を剥ぎ取っていくゼノスを、セレナはふしぎな気持ちで見つめる。それからセレナの握っていた肌に近いシャツもそっと抜き取り、ゼノスの褐色の肌が月明かりに晒された。首筋にその銀色の髪が煌めいて流れる様があまりに綺麗で場違いながらに見惚れるほど。
「誰も見ていませんし、誰にも知られません。今ここにはふたりだけです。…今だけは」
ゼノスがその肌を晒した理由を、セレナはなんとなく理解した。
そこにもう呪いはないと、セレナに見せる為だ。自分という本来のあるべき姿をすべてその目に焼き付ける為。
それを感じてセレナはそっと、晒されたゼノスの素肌に手の平を寄せる。どくどくと鳴る心臓が、ゼノスの心を伝えていた。
「誰にも、見せないから…」
するりとセレナの視界の片隅で、着ていた衣服も下着もすべて自分の肌から滑り落ちていくのをどこかぼんやりと見送った。
腰を抱き寄せられ傾くゼノスの体に咄嗟にしがみつく。背中に固い床の感触と、それを僅かながら紛らわせる布地の感触。仰向けにされて僅かに離れた距離は、またすぐにゼノスの腰に戻される。ぴったりと一番深くまで。そのことに心のどこかで安心する自分が居た。一番ここが、心地よい。
動く度に小さな刺激はまた、セレナの中に降り積もっていく。ゼノスの声も触れる肌も内側を埋める熱もすべて優しくて、なのに痺れるように甘くて。思考はすぐに溶かされる。本当に全部、このまま。溶けてしまえたら良いのにと、そんなことを思った。
ゼノス越しに見上げる天井には、ステンドグラスの色を纏う月明かり。それを背負って煌めく銀色の髪と、淡い極彩を宿す瞳がとても綺麗だ。ずっと見つめていたくなる。なのに生理的な涙で滲んでしまって惜しむことしかできない。ゼノスのささやけだけを、耳は拾う。
「今だけおれを…おれだけを。ぜんぶ感じて、決して離さないでいて」
そっと触れた唇は、まるで誓いのようだった。
だけど次の瞬間にはそれはセレナの唇と口内を貪る荒々しいものになり、現実と夢の狭間に居るようだった。一体どっちが現実で夢だろう。分からないけれど、どちらでも。ゼノスはきっと自分をひとり置いていくことはしないとそう思えた。自分の目覚めるのを隣りで待っていてくれる。
ぐ、っと繋がったままだった互いの熱が、更に押し付けられてゼノスの腰に掻き回される。
セレナが思わず悲鳴を上げて仰け反り、腹の奥がひくひくと痙攣した。唇を合わせたまま、ゼノスもその刺激に眉根を寄せて耐える。
歯列をなぞって舌を吸いあげて唾液を流し込みながら、ゼノスはゆっくりと腰をひき、ゆっくりと再び推し進める。セレナの内側はゼノスを離そうとはしない。その感触にゼノスは腰を震わせながら、その緩《ゆる》い抽送を繰り返した。
物足りない。もっと、たくさん、つよく。突いて欲しい。何も分からなくなるくらい、いっぱい。
快楽を植え付けられた体は本能のままにそう思うのに、それでもセレナは不思議とそれをねだることはしなかった。
ただ、心地良かった。肌を重ねて境界を埋めて互いの内側まで満たし合うその感触と温もりが。ただ存在を確かめ合うような、労わりにも似たその行為が。
物足りなさを互いに自覚しているのに、性急さはまるでない。それなのに。
――イって、しまいそう。
ゼノスはゆっくりとでも確実に、セレナの身体が一番感じる所に突き立てて、その一突きで最奥を力強く抉られる。
激しい水音はしない。ただ肌が触れる度に粘度の濃い水音が何度も同じ部分を掻き回すのだ。
その度に子宮の入口がゼノスのものを深く咥えこむ。更にその奥へと導くように。まるで自分の体ではないかのようだった。未知の快楽の片鱗に、セレナはゼノスに泣きながら縋るしかできない。
「…ゼ、ノス…! っ、なんか、へん…っ」
「…おれが、ですか…? それとも、セレナが…?」
言いながら、また。ぐり、とその先端を奥に擦りつけられる。セレナは思わず仰け反って高く鳴いた。
そうして差し出された薄い腹に、そっとゼノスが手の平を寄せる。臍のあたりを撫でまわし、それからやがてぴたりと場所を落ち着けて。ぐ、と腹の上からゼノスが力を込めた。その下にある、自分のものを確かめるように。呪いの痣もそれに続いた。
「…! ゃ、ぁ…っ! やだ、な、に…っ」
「…ほら、セレナ…ここに、おれのが…あるのが、分かるんです。セレナも触ってみて」
熱に浮かされたような表情と声で、ゼノスがセレナの片手を導く。咄嗟に首を振るもその手を振りほどくことはかなわない。
ゼノスの手に押さえられながら自分の下腹部に手をおいて、それからゼノスが再び腰をひいてからまた押し込んだ。ぐ、っとゼノスの手がセレナの手の上から押し付ける。その存在を嫌でも感じて思わずセレナは目を見開いた。
自分の手の下で、自分の内側が押し広げられていく感触を内と外から直に感じて、セレナはかっと顔を赤くする。見た目にはそう分からないが、こうして触れてみるとよく分かる。自分の内に、ゼノスのものが入っていることに。
その初めての感覚と感慨と感情に、胸の奥と子宮が声もなく戦慄いた。
「…! ぁ…!」
「く、あ…っ、そんな、に…締めつけると…!」
ぶるりと、近くでゼノスの腰が震える。それからセレナの手の下で、内側の最奥で。膨れた熱が吐き出されるのを感じたまま、達するゼノスの快楽に呑まれる顔を見つめていた。本当はその瞬間に口づけたかったけれど、体は思うように動かなかった。
熱いものが吐き出されてその隅々まで満たしていく。
じわりと目尻に涙が滲んだけれど、その理由は分らなかった。ただとにかく胸がいっぱいだった。
自分の内側に放たれる熱。これまでそこには呪いがあった。夜伽を通してこの体に受け容れてきた。
今ここにあるものには、なにが宿っているのだろう。
胸の奥から自分を呼ぶ声がした。
「…セレナ…?」
止まらない涙をどうすることもできないセレナに、ゼノスがそっと声をかけて代わりにその指先が涙を拭う。そのまま頬を包むような優しい手の平にセレナは瞳を閉じた。自分を呼ぶ声を胸に刻む。
夜伽聖女が“セレナ”でなければならない理由。今それが解った気がした。
「…彼女、は…彼の子どもが、ずっと欲しかったの…」
「……セレナ?」
「ずっと……家族、が…欲しかったの」
彼と、“セレナ”の子ども。それを残したかった。
自分はどうしても、先にいってしまうから。彼を置いていってしまうから。
彼をもうひとりには、させたくなかった。
「…あなたの中の…“セレナ”のことですか…?」
哀しそうにゼノスが、上手く言葉にできないセレナの意思を拾ってくれる。セレナは小さく頷いて、自分を労わるように覗き込む瞳を見つめ返す。
傷つけられたのは彼のほうなのに、彼はどこまでも自分に甘くて優しい。
得体の知れない感情の泡が、内側からぽつぽつと浮かんでセレナの胸の奥を叩き付けていた。これは自分のものではない。それだけが確かでただ哀しい。
ぎゅっとゼノスが、その体を屈めてつよく抱き締めてくれた。縋るようにその首に震える手を回して自分もそれを求める。今ここにいる自分を見失わないように。
いちばん幸せだったのは、彼と共に眠ること。彼に抱かれて眠ること。
目覚めたら彼はいなかった。
だから彼女はまだ知らない。気付いていない。自分の魂の在り処を。
ただ魂に残った願望と、愛する彼の残滓を探して掻き集めている。
そうすれば彼のもとへ帰ることができるのだと信じて。
「セレナ…ひとつだけ。あなたに、その名前をつけたのは…与えたのは、誰ですか…?」
セレナを抱き締めたまま、繋がったまま。ゼノスが僅かに躊躇いを振り払いそれを訊いた。
ぴくりと、自身の埋まったままのセレナの内側が小さく反応して締め付ける。無意識の反応とは別に、自分に抱きつくセレナの腕が強まるのを感じてゼノスは唇を噛んだ。
予想はできている。だけど訊かないわけにはいかなかった。
できれば今この状況で、彼女の口から他の男の名前など聞きたくない。いっそ彼女自身がつけた偶然の産物であったならまだ開き直れる。だけどそんなことはありえないのだ。
夜伽聖女はひとの手によって、作り上げられたものなのだから。
「……今、は…言いたくない、その名前は…」
「…それが、もう…答えみたいな、ものですよ」
「……ずるいよ、ゼノス」
滲む視界には、苦痛に顔を歪めながらも微かに笑みを浮かべるゼノスの顔が映った。その顔がゆっくりと自分に近づいてくる。
その胸に違うひとを浮かべながらその唇を受けることには抵抗があった。だからつい反らした顔を、ゼノスはやんわりとでもどこか強引な手つきで、セレナの顎に手を添え元の場所に押し戻す。
舌先で涙を拭って頬をなぞり、そして慈しむように唇へと触れるそれ。
きつく目を瞑ってそれを受けていたセレナを、ゼノスが呼んだ。その手つきからは想像もできない優しい声音で。
だから、つい。そっと瞼を持ち上げる。こつんと額が触れ合って、睫の触れそうな距離に彼の琥珀色の瞳があった。
「まだ、彼が…ヘルメス・ノヴァのことが、好きですか…?」
セレナの口にできなかったその名前を、ゼノスはあえて口にした。セレナの心を見透かして、目を逸らすことを許さないように。
怒っているのわけではないようだけれど、ゼノスのそんな表情を見るのは初めてで、セレナは思わず怖気ずく。そんなことを訊かれる覚悟はまるでなかった。
言いたくないと言えばまた、それが答えだと言われる気がした。
答えに詰まって口を噤む。だけどゼノスは退く気を見せない。
体を繋げているその最中に、他の男への未練を訊かれている。せめてこんな状況以外の時にして欲しかった。
また体を心を苛む罪悪感。これは、どちらへのものだろう。
「そ、それは…、今答えなくちゃ駄目なの…?」
「できれば、今が良いです」
「なら、せめて…これ、抜いて。話すなら、ちゃんと」
「駄目です。だってセレナは体のほうが、正直ですから」
ぐ、と。あてつけるようにゼノスは、更に腰を押し付ける。熱を放った後の僅かな隙間の分だけ内側から、また液体が零れて今度はセレナの肌を伝う。
互いに小さく顔を歪めて息をついて、だけど会話の内容に意識は散らされる。
やっていることが矛盾している。体を繋げてなお傷つけ合っているかのようだった。
「…言いたくない。今、ゼノスと居るのに…どうしてそれを、言わなきゃいけないの」
「……セレナ」
だって、それを確認しなければ。その心の在り処を知らなければ。
自分は置いていかれるだけだ、この夜に。すべて終われば他人になる。
彼女を取り巻く幾人かの男の内の、ただひとりになるのだけは嫌だった。――どうしても。
呪いの欲で体を繋げる以外の、確かなものが欲しかった。
だけどセレナの言う通りだ。ノヴァへの未練を問い詰めたいわけじゃない。
自分が、知りたいのは。他の男へのではなく、自分への気持ちなのだ。
「…それなら…おれのことは…? おれは、あなたにとって…どれくらいの、存在ですか。どこに、居ますか」
思い知らされる。どうしても。
脳裏にちらついて離れない、その影。
自分たちが触れ合うのは、いつも“呪い”の延長線上だ。それは自分にとっても彼女にとっても。抗うことのできない、そういう呪いなのだ。
だけどあの日、あの白い庭園で。
呪いも欲もなくただ惹かれ合うかの近づいたふたりの光景が、ゼノスは未だに忘れられない。
胸を焼いて膿んだかのように、いつまでも塞がらない傷のように。
心から求め合うふたりがそこには居た。
セレナの心に居る彼は、きっと誰にも侵せない。
「そこに、他の誰かが居てもいい。おれだけじゃなくても構わない。これまであなたが抱えてきた想いを、否定したり捨てさせたいわけじゃありません。ただ」
ぐ、と。セレナの頬に添えられていた手の平に、思わず熱と力が篭る。
まっすぐ合わせたままの瞳に映るのは、焦燥と恋慕に駆られた恋に焦がれる憐れな男の姿だ。
だけど、今、どうしても。
傍に居る理由が欲しい。求められる理由が。できるだけ揺るぎのないそれが。
「おれは…あなたの傍に居ても、良いですか…?」
縋るように問うゼノスは、どこか途方に暮れた子どものように、セレナの瞳《め》に映った。
不安と焦燥と切望が、収まりきらずに彼の内から溢れ出している。
翳る琥珀色の瞳は、セレナの答えを聞く前に既に何かを諦めかけているようにも思えた。
それはちょっと、心外だ。隠し事ばかりだった自分にも非はあるのだろうけれど、ゼノスだってセレナのことを、案外信用していないのだ。
「…答える前に、離れて、ゼノス」
セレナは一瞬の間を置いて、そっとその胸に手をあててゼノスの体を押しやる。
びくりと撥ねたその体は汗が冷えて僅かに冷たい。先ほどまでの熱はどこにいってしまったのか。
セレナに促されるまま抵抗も拒否もできずに、ゼノスが自身をセレナの内からようやく引き抜く。どろりと内側を埋めていた液体が一緒に外に掻き出されて、ふたり同時に体を震わせた。
一瞬また突き立てたくなる欲望をゼノスは必死に抑えてセレナから僅かに距離をとる。それでもその肉欲は、物足りなさげに滴る欲を主張していた。
なんとなく、もう。終わりだと思った。
嫉妬に駆られて心細さから焦ってその優しさに縋り付いた。憐れで情けない自分はその温もりさえも失ってしまった。
きっと彼女は自分の手をとることはない。
これからどうやって生きていこう。ひとまずセレナの呪いを解くまでは死ねないけれど、その先はどうやって。
絶望に心と体を硬くしていくゼノスと、セレナは真正面から向き合った。
一糸纏わぬ素肌で不思議と寒さは感じない。だけど目の前のゼノスの顔色は見るからに蒼くなっていく。
きっとまた悪い想像をしているんだろうなと思った。
そういう、ところは。少し自分と似ている気がした。だからこそ愛せる気がしたのだ。
これを言うなら、伝えるなら。触れていない時が良い。
触れて欲情している時に言っても彼は、きっとどうせ信じられないのだ。
自分のこの身に呪いが在る限り。
それこそまるで呪いのようだ。
愛し愛されることを拒む呪い。
だからこれは、解かなければ。解き放たなければ。
すべての縛られる人々から。
いつか愛するひとの為に。
「好きだよ、ゼノス」
言ってから、セレナはそっとゼノスの手をとる。
空いていた隙間にその手が繋がった。ゼノスはただ息を呑む。
「あなたのその優しさも弱さも、その全部がわたしを支えてくれた。そのすべてが、わたしは好きだよ」
琥珀色の瞳が揺れていた。
握りしめていた手に力をこめる。
ちゃんとただしく、伝わるように。
今はこれがセレナの精一杯だった。
心からの告白で、望みだった。
「ちゃんと、ここに居る。他の誰にも代えられない、だから。この先なにがあっても、ずっとわたしの傍に居て」
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