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第九章
光彩の鍵
しおりを挟むずっとひとりなのだと思っていた。
諦めるというよりそれ以前に、望むことすら罪のように思えた。
母を失くしてまで生きていることに負い目すらあった。おそらく自分がせめてもう少し健全な王子であったなら、母は死を選ばなかっただろう。
呪いを憎み疎むというよりも、ただひたすら弱い自分を嫌悪して生きてきた。
唯一望んだのは、ただの平穏。それ以外のことは望まない。とにかくただ誰の手を煩わせることもなく、ひとりで生涯を終えられたらそれで良い。できそこないの自分に国の王子としての責務は望めない。それどころか他人の手を借りながら生きている。何の役にも立てず、残せずに。
そのことがずっと重荷だった。はやく楽になりたかった。
どうしてこの呪いは、苦痛は。いっそもっと楽に自分を食い潰してくれないのか。
あの暗い閉ざされた部屋だけが、自分の世界の殆どすべてだった。光りの差し込まないそこは、長い長い夜の底。永遠に朝など訪れない。
――彼女が扉を開けるまで。
そこから世界は動き出したのだ。
「……本当に…?」
自分の問いに答えたセレナのその言葉の意味を、ゼノスは理解するのに時間を要した。
それはゼノスにとっては予想外な答えだったのだ。彼の、ノヴァの名前を出せば彼女は。自分を拒むのではないかと思っていた。彼に敵わないことなど分かっていた。
まっすぐ自分を見つめたままの、その榛色の瞳。彼女の瞳はこんな色だったろうか。今さらながらにそんなことを思って、混乱から逃避している自分を内心叱咤して呼び戻す。
彼女の方からとられた手に知らず力が篭る。おそらく今自分は、これまでにないくらい情けない表情を彼女に晒しているだろう。分かっているけれど自制する余裕もない。やけに乾きを訴える喉から、必死に言葉を絞り出す。
「セレナが…おれのことを…?」
「…どうして自分で訊いたくせに、信じられないって顔するの、ゼノス」
「だって…、でも」
「…本当だよ、でも。ゼノスと同じだけの気持ちは、まだ応えられない」
呆ける自分に向けられる、迷いのない瞳。
はっきりと言葉にするセレナの本心に、期待に傾きかけていた心をなんとか食い止める。
思わず顰めた表情に、目の前のセレナの瞳もどこか哀しげに細められた。
今度はセレナから、握り締め返される小さな指先。
「ゼノスのことが、大切だよ。だけどわたしはまだ彼を…ノヴァを…諦められない。このままだとノヴァは自分を諦めてしまう。放っておけないし、わたしはノヴァを死なせたくない」
慎重に言葉を選ぶように、セレナは続ける。
初めてだ。セレナがその本心を覗かせたのは。自分への気持ちを正直に明かすのは。
正直言って今のゼノスにノヴァに関する情報を受け容れる余地はない。今目の前の奇跡にも近い瞬間を、許容するのに必死だった。
そこにはまだ迷いが見てとれるも、それは確かにセレナの本心に違いないのだろう。セレナはゼノスの心に真摯に向き合ってくれている。迷いも戸惑いも譲れない想いもすべて晒して。
そのすべてを知りたいとはゼノスは思わない。他の男への想いなどはかりたくもない。
知りたいのはたったひとつだった。
「…おれを、受け容れてくれるのなら…望んでも良いですか…?」
「…ゼノス…?」
「おれは、まだ未来を諦めなくても…生きていくことを望んでも、良いですか…? いつかの先の未来まで、あなたの隣りにそれを」
――呪い、だったのだ。
生まれながらに身に宿した、負うべき運命。
それしか持っていなかった。築いてこれなかった。
失うばかりだった17年の生。
誰からも求めらることなど無いと、そう思って生きてきた。
怖い。不安で心許ない。自分を愛してくれる人など誰もいない。
忌まわしき呪いから徐々に解放されその現実に目を向けていくなかで、輝く未来などとうてい描けなかった。
それでも生きていかねばならないことが、ゼノスはただ、おそろしかったのだ。
「…そんなに重たい話になるとは、思わなかったから…簡単に答えていいのかも、分からないけれど」
涙の滲むゼノスの切望に、セレナが戸惑いたじろぐ気配を感じる。
ゼノスの過去も胸の内も、すべてを理解してもらうことなどきっと誰にもできやしない。自分ひとりで抱えてきた十字架だ。
だからそれを口にしたのは初めてで、生まれて初めて零れる本能そのものに、ゼノス眩暈にも似た衝動を感じた。
夜が明けようとしている。永遠などどこにもない。
半分泣いている自分とは逆に苦笑い混じりで、セレナは笑う。
これまでの自分の暗闇を、そうして吹き飛ばしてしまうかのように。
暗い思考からいつも引き上げてくれるのはセレナだ。自分をすくい出してくれたのは。
「いいよ、一緒に、生きていこう」
繋いだ手は、もう。
離せなかった。
「いつかの先の約束は、こわくてまだできない。だけど、ゼノスの言う未来がいつなのかも分からないけれど…例えば、明日とか明後日とかその次とか。わたしがここに居る内は、あなたの望みはわたしが叶えてあげられる。だから生きていいんだよ、ゼノス。わたしもそうして誰かの隣りで生きていけたら幸せだと思う」
自分の想いを受け容れるセレナの、それでもまだ届かない心。
セレナの描く未来の隣りに自分はきっと居ないのだろう。おそらくまだ誰も。セレナは望まない。
でもそれでも良い。いっしょに前を向いて生きていけるのなら。同じ道を、その隣りで歩いてゆけるなら。
それはきっと誰も失わない未来だ。
「…愛しています、セレナ。あなたはおれにとって、希望で未来そのものです。その隣りでおれは、生きていきたい」
泣きながら、ようやく零れた笑みと共にそう差し出したゼノスの心を。
「愛しているはまだ言えないかな」とはぐらかすようにセレナは言って、それでも繋いだままの手の温もりは、確かな熱を孕んでいた。
こんな時ばかり即答とはやはりずるい。だけど言葉は出てこない。溢れ過ぎて逆に喉の奥でつっかえてしまう。
だからゼノスは精一杯小さく苦笑いを零して、そっとその体を抱き締めた。
当たり前のようにその胸にセレナの頬が寄せられて、自分の背中にもまわされる腕が細いのに強くて。
返される確かな想いに胸が痛くて苦しかった。だけどそれは幸福な痛みだと生まれて初めて気づいた。素肌越しに伝わる彼女の心臓も同じ鼓動を刻んでいて、ふたりの心が重なるのを感じたのだ。同じものを分け合っていると。
これまで生きてきた中で、紛れもなく一番幸福な瞬間だった。
彼女に出逢えた人生だ。
彼女に救われた人生だ。
生きていこうとそう思えた。
もう失わず、躊躇わずに。
***
――それを、見つけたのは。
気持ちを確かめ合った後に一度だけ交わした口づけの流れからそのまままた押し倒され、再び見上げることとなった天井にふと違和感を感じたからだった。
少し前に見た光景とどこか違う気がした。意識を掠める違和感。
隙あらば唇や肌に絡み付いてくるゼノスをなんとか宥め押し退けながら、セレナは周囲に視線を彷徨わせる。
それから自分の頭の横。自分を閉じ込めるように覆い被さるゼノスの床についていた手に、その正体はあった。
「ゼノス…待って、ゼノス!」
「…待てません、セレナ…もう少しだけ浸らせて。夢じゃないって、思えるよう」
「駄目、もう、今は駄目だってば」
「じゃあおれのこの昂る気持ちはどうしたら」
「それは後で考えて、これ見て!」
なんとか組み敷こうとするのに自分の腕の中から逃げようとするセレナを捕まえながら、流石にもうこれ以上は流されないかと渋々ながらにセレナの指し示す方にゼノスも視線を向ける。
そしてそこに見たものに思わず目を瞠った。
自分の手元に浮かぶ七色の紋様。それが見覚えのある形を象っていたのだ。
いつの間にか高く昇った月が、天井に嵌めこまれたステンドグラスの色向を変えていた。
月の位置によって部屋に反映する色が異なる仕組みのようで、それ以外の時間に見てもおそらく違和感は感じない。
だけど今目の前には、それまでとは異なる光彩と模様がくっきりと床に映し出されていた。
ちょうどセレナの頭のあたり、そして自分の手の下。その紋様が浮かび上がっている。
だからセレナは気付いたのだろう。ゼノスはセレナ以外の一切の関心を捨て払っていた。
空間別離の魔法をかけているが、室内のみを切り取った魔法なので外界の時間には干渉しない。外の時間は変わりなく進んでいる。それは限られた一刻のみ、現れる紋様。緻密に隠されてはいるが、僅かな魔法の気配を確かに感じた。
「……刻印」
セレナの身体に現れた刻印と、それは同じ紋様だった。
思わず言葉を失うセレナとは違い、ゼノスは冷静だった。
抱き寄せるようにセレナの体を起こして抱き上げ、脱ぎ捨てていたそれぞれの衣服の内の一番軽いものを拾いセレナを包んでから自分も袖だけ通す。それから戸惑うセレナを抱きすくめてその瞼に唇を寄せた。
この刻印はセレナにとって恐怖の対象だ。自分の体の内に潜む者に連なる証でもある。その不安を少しでも取り除くように重ねていくつか口づけを降らせる。
ぎゅっと自分に抱きついてくるセレナの背をゆっくり撫ぜながら、ゼノスはそっと部屋にかけていた魔法を解いた。
熱が一気にひくように、冷えるように鋭くなっていく神経と脳内でその意味を考える。
だけどどうしても行き着く答えはひとつだった。
僅かに位置をずらしてその紋様を改めて確認した。
記憶の片隅にひっかかる程度。セレナから紙に描かれたものを見せられた時の率直な意見はそれだった。ディアナスからもそう聞いていたしアレスも同等程度の認識だろう。
だけど、こうして魔法を介して見せらると。不思議と呼び覚まされる記憶があった。
その紋様を、刻印を。自分は――自分たちは、知っている。
セレナをきつく抱いたまま、ゼノスは目当ての魔法を脳裏で展開しその瞳に魔力の光が宿る。
向かう先はひとつ。月の魔力を借りて浮かび上がる刻印にだ。
「――正統なる王位継承者、ゼノス・フィラネテスの、名において」
呟くのと同時に、刻印に淡い光を纏う別の刻印が重なった。
王族のみが使用できる特別な証印だ。王家の紋章。成人と共に与えらえる魔法のひとつで、特別な場合においてのみ必要となる。
この部屋を使用する上でも必要なものだった。そしてそれが、この国の王子たる証でもある。
――カチリ、と。
鍵の開く音がした。それから何かが擦れる音。
ひかれるようにセレナが目を丸くして振り返り視線を向ける。
刻印の浮かんでいた床が、砂埃と共に僅かに浮き上がっていた。
「…隠し扉…?」
「そのようなものですね。…中はおれが見てみます」
言って、セレナをそっと自分の上から下ろして身を乗り出す。
ゼノスは慎重に浮いた分の床を持ち上げ脇にずらし、ぽっかりと現れた空洞に手を差し込んだ。
床一枚分だけ空けられたその場所に、さほど大きな物は隠しておけない。
「だ、だいじょうぶ…?」
「大丈夫です。解術時以外の魔法の気配は感じないので、特に危険なものは入ってないですよ」
不安を隠せず声をかけるセレナに、ゼノスは体勢を戻して安心させるように微笑んで応える。
その手にはあったのは二冊の本。
セレナは瞳だけでゼノスに問う。何故かそれに近づくことは躊躇われた。ゼノスはセレナのその不安と警戒に揺れる瞳を受けて、視線を再び手元に向ける。
隠されていたのはこれですべてだった。
「…ひとつは、絵本です。これは見覚えがあります。もうひとつは…おそらく、手記…日記ですね」
「…日記…? 誰、の…?」
セレナの小さな問いを背に、ゼノスが僅かに離れた場所の床に散らばっていた資料の内のひとつを魔法で手元に手繰り寄せた。
暗闇に浮かぶ白い残像がゼノスの差し出した手の中へと納まり、それから見えない力でパラリとめくられ目当ての頁でゼノスの視線は止まる。
その視線を、また。手元の本へと向ける。絵本ではなく日記のほう。
そこまで古びた様子も草臥れた様子もない表紙には、丁寧な文字で持ち主を示す名が書かれていた。その筆跡とそして名前は、女性のもので間違いない。
「……『魔導師ミラルダの日記、および研究記述書。いつか呪いを解く者へ、その意志をここに継ぐ』」
ミラルダ。その名前をセレナもそっと呟いてみる。
まったく知らない他人の名だ。
だけどゼノスの反応は違った。まるでその名前を知っているかのように、日記に書かれた名前を凝視している。見たこともないような真剣な面持ちで。
思わずセレナが声をかける。
「…ゼノス…?」
「……彼女の名前は、城内の魔法と魔術に関する研究者なら、一度は聞いたことのある名です」
「そう、なの…?」
「ミラルダ・フィールスは稀代の魔導師と言われその世界ではとても有名な人でした。才ある魔導師はその殆どが城へ呼ばれます。彼女も昔研究員として一時だけ、城に在籍していたと聞きました。病で城を離れるまでの僅かな期間ですが、彼女の残した功績は世の魔導師たちにも多くの影響を与えました。おれがよく読む魔導書にも多く彼女の名前が残されているほどです。彼女はその知識も魔力もまさに規格外の人物でした…生涯それを越える者は居なかったほど」
「…すごい、人だったんだね…」
知らない人の話のはずなのに、何故かやけに胸が騒いだ。
ゼノスのその口ぶりからおそらく故人であることが伺える。もうこの世には居ないひと。
知らない人の、はずなのに。何故かどこかで聞いた話だと思った。
ゼノスが視線を上げて、その瞳をセレナに向ける。
特に感情の見当たらない凪いだ瞳はかえってセレナの心を煽った。
今堪らなく抱きつきたい。得体の知れない不安で竦む心を体ごと、つよく抱き締めて欲しい。
だけど体は動かない。だから嫌でも続きを受け容れるしかなかった。
「ミラルダ・フィールスは……ヘルメス・ノヴァの母君です」
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