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第26話:バルドールの逆襲!?
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「にゃふ~♪
今日も平和にゃ~♪」
ミュリは屋敷の庭でゴロゴロ
と日向ぼっこをしている。
「おい、平和ボケするなよ。
バルドールが次の手を打って
くるかもしれないんだぞ。」
俺はスパイスフェスティバル
の成功に満足しつつも、
次の脅威に警戒を怠らない。
バルドールのことだ。
あのまま大人しく引き下がる
はずがない。
「にゃ~……レオンは心配性にゃ……。」
「お前が楽観的すぎるんだよ。」
「ミュリは大丈夫にゃ!
だってレオンがいるにゃ!」
「いや、お前ももうちょっと
危機感持とうな?」
俺が溜め息をついたその時、
王宮からの使者がやってきた。
「レオン様!
王宮からの急報です!」
「……やっぱり来たか。」
⸻
王宮での報告
俺とミュリは急ぎ王宮へ
向かった。謁見の間では、
国王と王宮料理長ガストロが
深刻な表情をしていた。
「レオン、よく来てくれた。」
「陛下、一体何が……?」
「実はな……バルドールが
新たなスパイス市場を
開拓しようとしている。」
「にゃにゃっ!?
また変なこと企んでる
にゃ!?」
ミュリが耳をピンと立てる。
「奴はフェスティバルでの
敗北を受けて、新たに
『奇跡の万能スパイス』
なるものを売り出そうと
しているらしい。」
「万能スパイス?」
「聞くところによると、
どんな料理に入れても
美味しくなるとか……。」
「……怪しすぎる。」
スパイスにそんな万能なもの
があるわけがない。
「しかも、このスパイスには
妙な噂がある。使った料理を
食べた者が異様に興奮し、
食欲が異常に増すという
のだ。」
「……それ、まさか。」
俺の脳裏に、ある危険な
可能性がよぎる。
「にゃ? そんなにすごい
スパイスなら、ミュリも
試してみたいにゃ!」
「バカ! そういうのが
一番危ないんだよ!」
「にゃ?」
「おそらく、それはスパイス
ではなく、何らかの
興奮作用を持つ薬物だ。」
「にゃあああ!?
そんな恐ろしいものを料理に
入れるなんて、ありえない
にゃ!」
「奴はそこまでしてでも
市場を独占したいの
だろうな。」
「レオン、君にはこの問題を
調査してほしい。」
国王が真剣な眼差しで
俺に頼む。
「もちろん、
お引き受けします。」
⸻
潜入! バルドールの新店舗
俺とミュリは、バルドールの
新店舗が開店するという
情報を得て、こっそり潜入
することにした。
「にゃ~……レオン、
ここ、本当に大丈夫にゃ?」
「大丈夫なわけあるか。」
「じゃあ、やめるにゃ。」
「いや、やるぞ。」
「にゃー!?」
バルドールの新店舗は、
煌びやかな装飾が施され、
見るからに金をかけた
店構えだった。すでに
多くの客が集まっている。
「いらっしゃいませ!
ここでは最新のスパイス
料理を楽しめます!」
店員たちが笑顔で客を
迎えているが、俺には
どうにも胡散臭く見える。
「レオン、どうするにゃ?」
「とりあえず、
注文してみるか。」
「にゃ!? ほんとに
食べるにゃ?」
「試さないと分からん
だろ。」
俺たちはメニューの中から
『奇跡の万能スパイス』を
使った料理を注文した。
ほどなくして、テーブルに
運ばれてきたのは、妙に
輝いて見える肉料理だった。
「にゃ……
なんか光ってるにゃ……。」
「……いや、
気のせいじゃないか?」
「ミュリの目はごまかせない
にゃ!」
ミュリがジーッと料理を睨む。
俺も慎重に観察し、香りを
嗅いでみる。
「……妙に甘い香りがするな。」
「スパイスにゃのに甘いにゃ?」
「そうだ……これは……!」
俺は慎重に一口食べる。
途端に、口の中に強烈な
旨味が広がる。しかし、
それだけじゃない。
──舌が痺れる。
「やっぱり何か仕込んで
やがる……!」
「にゃ!? レオン、
大丈夫にゃ!?」
「食べるな! これは……
て薬物が混ぜられてる!」
「にゃ~~!? ミュリ、
食べる前でよかったにゃ!!」
「くっ、これは……!」
店内の客たちを見ると、
すでに料理を食べた者たちが
妙に興奮している。
「す、すごい!
もっと食べたい!」
「これ、やめられない味だ!」
「追加で頼むぞ!」
「……まずいな。」
このままでは、
王都の食文化が崩壊する。
「ミュリ、逃げるぞ!」
「にゃ~~!?
なんでにゃ!? まだ何もして
ないにゃ!!」
「証拠を持ち帰る!」
俺は料理の一部を布に包み、
店を出ようとする。しかし、
出口にはバルドールの
手下が立ち塞がっていた。
「おやおや、レオン様。
お口に合いましたか?」
「バルドール……!」
「せっかくの新商品を
楽しんでいただいていた
ようですが、もう
お帰りですか?」
「ふざけるな。これはスパイス
なんかじゃない。
こんなものを売り出したら、
大勢の人間が中毒になるぞ!」
「ふふ……それの何が悪いの
でしょう? 皆が望んでいる
のですよ。『もっと食べたい』
とね。」
「貴様……!」
「にゃ~~!!
そんなの絶対ダメにゃ!!」
ミュリが怒りで毛を逆立てる。
「レオン、やっつけるにゃ!」
「おい、ここで暴れると
まずい!」
「にゃ~~!?
じゃあどうするにゃ!?」
「一度退く。証拠を王宮に
持ち帰るぞ!」
「にゃ~~!?
逃げるのかにゃ!?」
「今は耐える時だ!」
俺たちは隙をついて
バルドールの店を脱出し、
急いで王宮へ向かった。
──バルドールはついに、
王都を支配するために
禁じ手を使ってきた。
俺たちはどうにかして、
この危機を止めなければ
ならない……!
今日も平和にゃ~♪」
ミュリは屋敷の庭でゴロゴロ
と日向ぼっこをしている。
「おい、平和ボケするなよ。
バルドールが次の手を打って
くるかもしれないんだぞ。」
俺はスパイスフェスティバル
の成功に満足しつつも、
次の脅威に警戒を怠らない。
バルドールのことだ。
あのまま大人しく引き下がる
はずがない。
「にゃ~……レオンは心配性にゃ……。」
「お前が楽観的すぎるんだよ。」
「ミュリは大丈夫にゃ!
だってレオンがいるにゃ!」
「いや、お前ももうちょっと
危機感持とうな?」
俺が溜め息をついたその時、
王宮からの使者がやってきた。
「レオン様!
王宮からの急報です!」
「……やっぱり来たか。」
⸻
王宮での報告
俺とミュリは急ぎ王宮へ
向かった。謁見の間では、
国王と王宮料理長ガストロが
深刻な表情をしていた。
「レオン、よく来てくれた。」
「陛下、一体何が……?」
「実はな……バルドールが
新たなスパイス市場を
開拓しようとしている。」
「にゃにゃっ!?
また変なこと企んでる
にゃ!?」
ミュリが耳をピンと立てる。
「奴はフェスティバルでの
敗北を受けて、新たに
『奇跡の万能スパイス』
なるものを売り出そうと
しているらしい。」
「万能スパイス?」
「聞くところによると、
どんな料理に入れても
美味しくなるとか……。」
「……怪しすぎる。」
スパイスにそんな万能なもの
があるわけがない。
「しかも、このスパイスには
妙な噂がある。使った料理を
食べた者が異様に興奮し、
食欲が異常に増すという
のだ。」
「……それ、まさか。」
俺の脳裏に、ある危険な
可能性がよぎる。
「にゃ? そんなにすごい
スパイスなら、ミュリも
試してみたいにゃ!」
「バカ! そういうのが
一番危ないんだよ!」
「にゃ?」
「おそらく、それはスパイス
ではなく、何らかの
興奮作用を持つ薬物だ。」
「にゃあああ!?
そんな恐ろしいものを料理に
入れるなんて、ありえない
にゃ!」
「奴はそこまでしてでも
市場を独占したいの
だろうな。」
「レオン、君にはこの問題を
調査してほしい。」
国王が真剣な眼差しで
俺に頼む。
「もちろん、
お引き受けします。」
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潜入! バルドールの新店舗
俺とミュリは、バルドールの
新店舗が開店するという
情報を得て、こっそり潜入
することにした。
「にゃ~……レオン、
ここ、本当に大丈夫にゃ?」
「大丈夫なわけあるか。」
「じゃあ、やめるにゃ。」
「いや、やるぞ。」
「にゃー!?」
バルドールの新店舗は、
煌びやかな装飾が施され、
見るからに金をかけた
店構えだった。すでに
多くの客が集まっている。
「いらっしゃいませ!
ここでは最新のスパイス
料理を楽しめます!」
店員たちが笑顔で客を
迎えているが、俺には
どうにも胡散臭く見える。
「レオン、どうするにゃ?」
「とりあえず、
注文してみるか。」
「にゃ!? ほんとに
食べるにゃ?」
「試さないと分からん
だろ。」
俺たちはメニューの中から
『奇跡の万能スパイス』を
使った料理を注文した。
ほどなくして、テーブルに
運ばれてきたのは、妙に
輝いて見える肉料理だった。
「にゃ……
なんか光ってるにゃ……。」
「……いや、
気のせいじゃないか?」
「ミュリの目はごまかせない
にゃ!」
ミュリがジーッと料理を睨む。
俺も慎重に観察し、香りを
嗅いでみる。
「……妙に甘い香りがするな。」
「スパイスにゃのに甘いにゃ?」
「そうだ……これは……!」
俺は慎重に一口食べる。
途端に、口の中に強烈な
旨味が広がる。しかし、
それだけじゃない。
──舌が痺れる。
「やっぱり何か仕込んで
やがる……!」
「にゃ!? レオン、
大丈夫にゃ!?」
「食べるな! これは……
て薬物が混ぜられてる!」
「にゃ~~!? ミュリ、
食べる前でよかったにゃ!!」
「くっ、これは……!」
店内の客たちを見ると、
すでに料理を食べた者たちが
妙に興奮している。
「す、すごい!
もっと食べたい!」
「これ、やめられない味だ!」
「追加で頼むぞ!」
「……まずいな。」
このままでは、
王都の食文化が崩壊する。
「ミュリ、逃げるぞ!」
「にゃ~~!?
なんでにゃ!? まだ何もして
ないにゃ!!」
「証拠を持ち帰る!」
俺は料理の一部を布に包み、
店を出ようとする。しかし、
出口にはバルドールの
手下が立ち塞がっていた。
「おやおや、レオン様。
お口に合いましたか?」
「バルドール……!」
「せっかくの新商品を
楽しんでいただいていた
ようですが、もう
お帰りですか?」
「ふざけるな。これはスパイス
なんかじゃない。
こんなものを売り出したら、
大勢の人間が中毒になるぞ!」
「ふふ……それの何が悪いの
でしょう? 皆が望んでいる
のですよ。『もっと食べたい』
とね。」
「貴様……!」
「にゃ~~!!
そんなの絶対ダメにゃ!!」
ミュリが怒りで毛を逆立てる。
「レオン、やっつけるにゃ!」
「おい、ここで暴れると
まずい!」
「にゃ~~!?
じゃあどうするにゃ!?」
「一度退く。証拠を王宮に
持ち帰るぞ!」
「にゃ~~!?
逃げるのかにゃ!?」
「今は耐える時だ!」
俺たちは隙をついて
バルドールの店を脱出し、
急いで王宮へ向かった。
──バルドールはついに、
王都を支配するために
禁じ手を使ってきた。
俺たちはどうにかして、
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