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おやすみ……zzZ
(そして次の日のこと)ふあぁぁ~よく寝たなぁ~!今日もいい天気だなぁ~!朝日を浴びて気分が良くなったところで朝食の準備をすることにしました。メニューはもちろんパンとミルクです。シンプルイズベストですね。食べ終わったら食器を片付けて畑に向かう事にします。今日は何を植えようか考えながら歩いていると、突然後ろから声をかけられたので振り返るとそこにはリリィールが立っていたではありませんか。驚いて固まってしまっている私をよそに彼女は話しかけてくるとこんなことを言ってきたのです。「おはようセリア、今から畑に行くところ?」と聞いてきたので頷くと、彼女は笑みを浮かべながら続けてこう言いました。「そっか、それならボクも一緒に行ってもいいかい?」と言うので承諾することにしたのですが、一体どういう風の吹き回しなのでしょうか?不思議に思っていると、顔に出ていたらしく彼女の方から説明してくれたのです。なんでも一緒に行きたい理由は私が心配だからだそうで、何かあったら大変だから見張っておく必要があると考えたそうです。それを聞いて納得した私はそれ以上考えることをやめると彼女にお礼を言って歩き出しました。しばらく歩いたところで目的地に到着すると作業に取り掛かります。まず最初に雑草抜きを行い、次に野菜の苗を植えていきます。順調に進んでいるように思えたその時でした。不意に視線を感じたような気がして顔を上げるとそこにはリリィールがいてこちらを見ていたことに気づきました。いつの間に来たのでしょうか?全然気づきませんでしたよ……というか近いんですけど!?顔がくっつきそうなくらいの距離まで近づいていることに気づいて動揺していると、彼女は悪戯っぽく笑いながら耳元で囁いてきたのです。「セリアは本当に可愛いね」と囁くような声で言われた私は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして俯いてしまいました。その様子を見た彼女はクスクスと笑っていましたが、やがて満足したのか離れると何事もなかったかのように畑仕事に戻っていきました。私はと言うとまだドキドキしていて心臓の音がうるさいくらいになっています。まさかここまでとは思わなかったので正直驚きましたね。しかし不思議と嫌な気分にはならなかったので自分でも驚きましたよ。それからというもの、毎日のようにリリィールが家に来るようになったのですが、それが楽しみになっている自分がいることにも気づいています。最近では彼女が来ることを心待ちにしている自分がいて不思議な感じですね
。もしかしたらこれが恋というやつなのでしょうか?だとしたら嬉しいですね。そんなことを考えながら日々を過ごしています。そんなある日の事です。いつものように仕事をしていると突然声をかけられたので振り返るとそこにはリリィールがいたのです。また来たのかと思いましたが、今回は違いました。なんと花束を持ってきてくれたみたいなんです!突然のサプライズに驚いている私に微笑みかけるとこう言ってきたのです。「いつも頑張ってくれてるからね、そのお礼だよ」そう言って手渡してくれた花束を受け取ると嬉しさのあまり泣きそうになってしまいましたがグッと堪えました。ここで泣いたりしたら格好悪いですからね!私は精一杯の笑顔を浮かべながら感謝の気持ちを伝えることにしたのです。「ありがとうございます!とても嬉しいです!」そう言うと彼女も嬉しそうに微笑んでくれました。やっぱりこの人と一緒にいる時間は心地良いものですね。これからもずっと一緒にいられるといいなって思いますよ。さて、そろそろ仕事を終わらせないといけませんね!気合を
(そして次の日のこと)ふあぁぁ~よく寝たなぁ~!今日もいい天気だなぁ~!朝日を浴びて気分が良くなったところで朝食の準備をすることにしました。メニューはもちろんパンとミルクです。シンプルイズベストですね。食べ終わったら食器を片付けて畑に向かう事にします。今日は何を植えようか考えながら歩いていると、突然後ろから声をかけられたので振り返るとそこにはリリィールが立っていたではありませんか。驚いて固まってしまっている私をよそに彼女は話しかけてくるとこんなことを言ってきたのです。「おはようセリア、今から畑に行くところ?」と聞いてきたので頷くと、彼女は笑みを浮かべながら続けてこう言いました。「そっか、それならボクも一緒に行ってもいいかい?」と言うので承諾することにしたのですが、一体どういう風の吹き回しなのでしょうか?不思議に思っていると、顔に出ていたらしく彼女の方から説明してくれたのです。なんでも一緒に行きたい理由は私が心配だからだそうで、何かあったら大変だから見張っておく必要があると考えたそうです。それを聞いて納得した私はそれ以上考えることをやめると彼女にお礼を言って歩き出しました。しばらく歩いたところで目的地に到着すると作業に取り掛かります。まず最初に雑草抜きを行い、次に野菜の苗を植えていきます。順調に進んでいるように思えたその時でした。不意に視線を感じたような気がして顔を上げるとそこにはリリィールがいてこちらを見ていたことに気づきました。いつの間に来たのでしょうか?全然気づきませんでしたよ……というか近いんですけど!?顔がくっつきそうなくらいの距離まで近づいていることに気づいて動揺していると、彼女は悪戯っぽく笑いながら耳元で囁いてきたのです。「セリアは本当に可愛いね」と囁くような声で言われた私は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして俯いてしまいました。その様子を見た彼女はクスクスと笑っていましたが、やがて満足したのか離れると何事もなかったかのように畑仕事に戻っていきました。私はと言うとまだドキドキしていて心臓の音がうるさいくらいになっています。まさかここまでとは思わなかったので正直驚きましたね。しかし不思議と嫌な気分にはならなかったので自分でも驚きましたよ。それからというもの、毎日のようにリリィールが家に来るようになったのですが、それが楽しみになっている自分がいることにも気づいています。最近では彼女が来ることを心待ちにしている自分がいて不思議な感じですね
。もしかしたらこれが恋というやつなのでしょうか?だとしたら嬉しいですね。そんなことを考えながら日々を過ごしています。そんなある日の事です。いつものように仕事をしていると突然声をかけられたので振り返るとそこにはリリィールがいたのです。また来たのかと思いましたが、今回は違いました。なんと花束を持ってきてくれたみたいなんです!突然のサプライズに驚いている私に微笑みかけるとこう言ってきたのです。「いつも頑張ってくれてるからね、そのお礼だよ」そう言って手渡してくれた花束を受け取ると嬉しさのあまり泣きそうになってしまいましたがグッと堪えました。ここで泣いたりしたら格好悪いですからね!私は精一杯の笑顔を浮かべながら感謝の気持ちを伝えることにしたのです。「ありがとうございます!とても嬉しいです!」そう言うと彼女も嬉しそうに微笑んでくれました。やっぱりこの人と一緒にいる時間は心地良いものですね。これからもずっと一緒にいられるといいなって思いますよ。さて、そろそろ仕事を終わらせないといけませんね!気合を
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