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『悪役令嬢はモテすぎた結果、結婚しました!~無表情騎士と新婚スローライフ、始まります~』
続・第4話:初めての王都、ふたりきりの旅路
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王都へ向かう朝。
馬車の前で荷物の積み込みを終えたわたくしたちは、並んで立っておりました。
「ロゼリアお姉ぇぇーっ! 王都でもちゃんと寝てよー! 緊張しすぎると顔に出るんだからねー!」
「王子とか貴族とか、またちょっかい出してきたらすぐ逃げてね!? ほんとマジで!」
「アレクシスさん! ロゼリアの安全だけは死守してください! それ以外はまぁ、いいや!!」
村の若者たちの“過保護すぎる見送り”に囲まれながら、
わたくしとアレクシス様は、いよいよ旅立ちを迎えました。
「まったく……何が“アレ以外はまぁいいや”ですの……?」
「……それだけ信頼されているということだ」
「……ええ、そう思っておくことにいたしますわ」
そして。
扉が閉まり、馬車が動き出すと――そこは、ふたりきりの世界。
「……あの、アレクシス様」
「ん」
「こんなふうに馬車でふたりきりって、意外と初めてですわね?」
「……そうか」
「ふたりで話す時間はあっても、“密室”はなかったと言いますか……あの、ですね」
「……」
「その、恋人同士として……ふ、不自然じゃないかしらと……」
沈黙。
……いや、さすがに今の発言は、自爆だったのでは!?
と思ったそのとき。
アレクシス様の手が、そっとわたくしの膝に触れた。
いえ、“手を重ねてくださった”と言うべきでしょうか。
「不自然、ではない」
「……っ」
「自然に感じている。……俺は」
その言葉だけで、馬車の中の空気が一気に温かくなる。
「でしたら、少しだけ……このままで」
「ああ」
窓から差し込む光の中で、手を繋いだまま。
わたくしたちは、ゆっくりと王都への道を進んでいった。
心配、緊張、不安。
そんなものが少しずつ溶けていくような時間。
外の世界がどうあっても、
この人となら、前を向ける――そう思えた旅路でした。
馬車の前で荷物の積み込みを終えたわたくしたちは、並んで立っておりました。
「ロゼリアお姉ぇぇーっ! 王都でもちゃんと寝てよー! 緊張しすぎると顔に出るんだからねー!」
「王子とか貴族とか、またちょっかい出してきたらすぐ逃げてね!? ほんとマジで!」
「アレクシスさん! ロゼリアの安全だけは死守してください! それ以外はまぁ、いいや!!」
村の若者たちの“過保護すぎる見送り”に囲まれながら、
わたくしとアレクシス様は、いよいよ旅立ちを迎えました。
「まったく……何が“アレ以外はまぁいいや”ですの……?」
「……それだけ信頼されているということだ」
「……ええ、そう思っておくことにいたしますわ」
そして。
扉が閉まり、馬車が動き出すと――そこは、ふたりきりの世界。
「……あの、アレクシス様」
「ん」
「こんなふうに馬車でふたりきりって、意外と初めてですわね?」
「……そうか」
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「……」
「その、恋人同士として……ふ、不自然じゃないかしらと……」
沈黙。
……いや、さすがに今の発言は、自爆だったのでは!?
と思ったそのとき。
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いえ、“手を重ねてくださった”と言うべきでしょうか。
「不自然、ではない」
「……っ」
「自然に感じている。……俺は」
その言葉だけで、馬車の中の空気が一気に温かくなる。
「でしたら、少しだけ……このままで」
「ああ」
窓から差し込む光の中で、手を繋いだまま。
わたくしたちは、ゆっくりと王都への道を進んでいった。
心配、緊張、不安。
そんなものが少しずつ溶けていくような時間。
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この人となら、前を向ける――そう思えた旅路でした。
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