モブ令嬢へのジョブチェンジは失敗しました

ありがとうございました。さようなら

文字の大きさ
7 / 20

公式からの承諾

しおりを挟む
 勇者とは、魔王討伐メンバーの事だ。それに選ばれた僕は不安になった。
 理由はただ一つ。

 魔王を倒すのは楽勝だ。

 問題はイザベラの事だ。

 イザベラは世界一可愛い女の子だ。
 それは、この世が存在するのと同じように、当然で当たり前のことである。

 さて、その可愛いイザベラを一人にしてしまうと、どういう結末を迎えるか誰もが容易に想像できるはずだ。

 ……イザベラを狙う不埒な連中が何をするか。

 間違いなくイザベラは純潔を失ってしまう。

 別にいいんだ。イザベラが初めてでなかったとしても、合意の上ならば、僕はその男を見つけ出し地の果てまで追いかけて一番残酷な方法で殺す。そして、そいつにまつわるイザベラの記憶を決して処女膜に再生魔法をかける。ただ、それだけだから。

 でも、もしも、イザベラを強姦したのなら、僕はそいつの血縁者全員を根絶やしするだろう。女子供など関係なく。いや、人類を滅亡させてやる。
 イザベラと僕のたった二人から人類を始めてもいいかもしれない。
 

 だから、僕は人類の平和を守るために、イザベラの初めてをもらいたかった。

 ……いや、それは言い訳だ。

 イザベラを抱きたい。初めてはイザベラがいい。何なら最初からクライマックスまで僕にはイザベラしか考えられない。

 抱くついでに、イザベラに保護魔法をかけて、何かあった時にすぐに駆けつけられるように紐付け魔法もかけたかった。

 ……紐付け魔法って、種付け魔法みたいでなんかエロい響きだな。
 僕はイザベラに種付けする想像をして慌ててかぶりを振った。

 今はそんなことをしている場合じゃない。

 よし、頑張ろう!

 自分を元気づけて、僕はイザベラ呼び出し、人払いをしてこう切り出した。

「イザベラの初めてが欲しい」
 
 当然、どれほど彼女のことを愛しているのか主張するために、股間のブツを握らせた。

 けれど、イザベラは、恥じらいながら「いいよ」とは言ってはくれなかった。

「魔王討伐が終わった時の楽しみにしておこう?」

 と、イザベラは言ったのだ。

 それは、ある意味での答えでもあった。

 ……そうだ。魔王討伐で何が起きるのかわからないのだ。
 もしかしたら、僕は女になってしまうかもしれない。
 女なら何とかなるが、不能、いや、インポテンツになってしまったら……。

 インポになったらイザベラを毎晩愉しませてあげることができない。

 それが、どれだけ辛いことなのか、毎晩イザベラの部屋に侵入して乳を揉みしだき、乳首を舐めまわしながら自慰する事を覚えた僕にはよくわかる。

 中途半端に快楽を教えるのはよくない……。

 快楽を知ったら浮気されるかもしれない。何もしない事が優しさのだと僕は思ったのだ。

 しかし、イザベラは天使だった。

「おっぱい舐める?」

 と。可愛く首をこてりと傾けて、ゆっくりと服を脱ぎその二つの桜色の乳首を露わにさせて、誘ってきたのだ。

 僕はようやく公式からの承諾を貰えたような気分になった。

 僕は無我夢中でイザベラの乳首を舐めまわした。

 イザベラも感じているのか、時折「んっ、あっ」と、甘やかな声を出して身を捩る。

 目だけでイザベラを犯しているような、そんな気分になった。

 気がつけば何度も何度も僕は射精していたのだ。

 いつか、イザベラのアソコに僕の陰茎を……。

 そんな想像ばかりして、公式からの承諾をもらったことを良しとして、毎晩イザベラの部屋に侵入して乳首を舐めまわし、あれこれして自慰ばかりしていた。

 ブツさえ突っ込まなければノーカンだ。

 ドロワーズの中身を初めてご開帳した日を僕は忘れない。

 あの日、あの時、あの場所に稲妻が走った。

 全てはイザベラのドロワーズにつながっていたのだ。

 きっと、イザベラがドロワーズを見せてくれなければ、僕らは互いに恋することはなかったのだ。

 両思いを噛み締める日々は終わりを告げて、僕は魔王討伐の旅に出ることになった。

 僕は、旅に出る日、イザベラに種付け……。もとい、紐付け魔法をかけた。

 これで、浮気の心配はなくなった。

 もしも、イザベラが媚薬を盛られたとしても、すぐに駆けつけてその場で犯すこともできる。

 流石にそれは、無粋なので異空間に作ったベッドルームで事をするつもりだ。

 だから、何の心配もせずに、僕は魔王討伐パーティーのメンバーと初めての顔合わせをすることにした。






~~~~

続けていいのかやめていいのか、誰か止めてください
しおりを挟む
感想 66

あなたにおすすめの小説

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

誰でもよいのであれば、私でなくてもよろしいですよね?

miyumeri
恋愛
「まぁ、婚約者なんてそれなりの家格と財産があればだれでもよかったんだよ。」 2か月前に婚約した彼は、そう友人たちと談笑していた。 そうですか、誰でもいいんですね。だったら、私でなくてもよいですよね? 最初、この馬鹿子息を主人公に書いていたのですが なんだか、先にこのお嬢様のお話を書いたほうが 彼の心象を表現しやすいような気がして、急遽こちらを先に 投稿いたしました。来週お馬鹿君のストーリーを投稿させていただきます。 お読みいただければ幸いです。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

折角転生したのに、婚約者が好きすぎて困ります!

たぬきち25番
恋愛
ある日私は乙女ゲームのヒロインのライバル令嬢キャメロンとして転生していた。 なんと私は最推しのディラン王子の婚約者として転生したのだ!! 幸せすぎる~~~♡ たとえ振られる運命だとしてもディラン様の笑顔のためにライバル令嬢頑張ります!! ※主人公は婚約者が好きすぎる残念女子です。 ※気分転換に笑って頂けたら嬉しく思います。 短めのお話なので毎日更新 ※糖度高めなので胸やけにご注意下さい。 ※少しだけ塩分も含まれる箇所がございます。 《大変イチャイチャラブラブしてます!! 激甘、溺愛です!! お気を付け下さい!!》 ※他サイト様にも公開始めました!

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです

MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。 しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。 フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。 クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。 ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。 番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。 ご感想ありがとうございます!! 誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。 小説家になろう様に掲載済みです。

処理中です...