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「友達と行く予定だったんだけど……」
チケットの話を出した時と同じように私は友達と行く予定がダメになったと、改めて説明しようとした。
「それ聞きました。本当に?」
けれど、柏木の追求は止まらない。もしかしたら、ある一定ラインよりも仲良くなったら距離が近くなるタイプなのかもしれない。
単純な好奇心で聞いているというよりも、どこか必死で少し怖い。
「うん、友達」
水津とは確かに友達だった。肉体関係もそれに含まれていたけれど。
「なんで行けなくなったんですか?」
「喧嘩して、もう、会いたくないなって私が思ったの」
私は大切な事を隠しているけれど。間違いは話していない。なんとなくだが、喧嘩の理由までは柏木は聞いてこない気がした。
「そう、ですか」
柏木はそれ以上は聞けなくなったらしく口ごもった。もしかしたら、喧嘩別れしたとは思わなかったのかもしれない。
「いい年した大人がおかしい?」
私が苦笑すると柏木は頭をぶんぶんと振って「そんなことありませんよ!」と強く否定した。
「良かった。大人気ないって思われたらどうしようかと思った」
「もともと合わなかったんでしょう?凛子さんがそんなふうに怒るなんて意外だったけど」
「え、そう?」
「僕はそんな相手と喧嘩して『もう会わない!』なんて凛子さん怒るイメージなかったな」
柏木の中では私は怒らないイメージがあるのだろう。仕事上で怒った事はなかったのでそう思われたのかもしれない。
「凛子さん怒らせるなんて、よっぽど相手が酷いことをしたんだね」
柏木はなぜか労るように私の方を見た。
「そう思う?」
「今までの凛子さん見てると何となく、その、水津が来た時、彼ずっと凛子さんにだけ辛辣だったじゃないですか、だけど、怒らないで接してたし普段からそうなんだろうな思ってました」
私は突然、水津の名前が柏木から出たのでドキリとしてしまう。本当は何か気が付いているんじゃないのかと勘繰ってしまう。
だけど、水津の当たりがキツかったことに気がついていたんだ。
「そうだったかしら?」
私は惚けることにした。それに反応すると余計な事を話しそうで怖い。
ほんの些細な表情の変化でも柏木は見逃さないで、何かに気がつかれそうだから。
「何度か注意したけど無駄で、ずっと態度崩さなかったけど、凛子さんは怒らないで相手にしなかったじゃないですか」
「そう?少しだけ厳しいような気がしたけど気のせいだと思ってた」
「僕なら2回でキレますよ。凛子さんが相手にしてなかったから様子見てましたけど」
柏木は私がとても温厚で気の長い女性だと思っているのかもしれない。
あと、2回でキレるなんて柏木は可愛い見た目のわりに気が短いなと思った。
それよりも、柏木に気を遣われ続けていたのかと知り申し訳なくなった。
「そういえば態度が途中から変わりましたね。何かあったんですか?」
ふと、柏木が水津の態度の変化を思い出したように私に聞いてきた。
その時期は恐らくセックスをするようになってからの事だと思った。
「わからないかな。その、本当に気が付かなかったから」
私が申し訳なさそうに言うと柏木も『そうだよな』という表情になった。
「そうですよね。向こうの中で何かあったんですね。きっと」
「きっとそうね」
理由を知っているけれど、わざわざいう必要はないので私はさらりと流した。
「あ、終点ですね」
車内で終点のアナウンスが入った。
電車から出た私達は空港に向かった。
空港の中にある飲食店で昼食を摂り、空港内を散策した。柏木が食器を見たいと言うので雑貨屋に入って適当に見たりした。
荷物が増えるので買い物は出来なかったけれど、それなりに色々と楽しめたと思う。
「また、見に行きたいな、あまり来ないから回るだけでも楽しいですね」
何ヵ所かお店を見て回り柏木が呟くと。
「私も、遠いけど、こういう場所を見るのも面白いわね。なんか場所のせいかな日常を忘れるみたい」
クスクスと時々笑いながら私達は一緒にいることを楽しんだ。
ある程度見て回り時計を見るとチケットの受け付け時間が始まっていた。
「じゃ、そろそろ行きましょうか」
私達はライブ会場のある臨時駐車場に向かった。
まだ始まるのに一時間以上あるというのにそこはすでに行列が出来ていた。
「やっぱり多いですね」
柏木と苦笑いしながらそれに並んだ。話していると時間はあっという間に過ぎてしまう。
「そろそろ始まる」
係りの人に案内されて私達は指定の場所で時間を待った。
期待から囁き合う声が聞こえて、みんなが、その瞬間を待ち侘びているのが伝わってくる。
実は私自身このアーティストをあまり知らないのだが、それでもこの場に居る人達と同じように期待していた。
ふと、柏木と目が合うと彼は何を考えているのか読み取れない表情でニコリと笑った。
「出てきましたよ。楽しみましょうね」
柏木の目線の先には水津と一緒に見る予定だったアーティストが居た。
ライブはとても楽しかった。『熱狂の渦に包まれる』というよく聞く単語をあの場で初めて感じることが出来た。
中には頭をブンブンと振りながら叫び声を上げている人もいて、「私もやった方がいいだろうか?」と、柏木に聞いたら止められた。
一人で来ている人も意外と多いらしく、マナーさえちゃんと守れば気軽に行けるものなんだと知ることができた。
次は一人で行ってみよう。新しい趣味に加えてみたいなと思えたのだ。
私達は興奮の覚めやらない気分のまま食事は適当に済ませた。
電車はどうしてもすし詰めが嫌で、何度も見送って少しだけ空いた頃合いに乗り奥の座席にすわった。
「楽しかったですね」
柏木が機嫌良さそうに話し出した。
「ええ、とっても」
私が勢いよく言うと柏木は少しだけ目を開いて、くしゃりと笑った。
「凛子さん。凄く楽しそうでしたもんね。初めてだって伝わってきて見てて面白かった」
柏木はその時の事を思い出したのかクククと笑っていた。
「……ねえ、本当はあのバンドの事詳しくないでしょ?」
突然の確信をつく言葉に私は困ってしまった。
「……」
あまり知らない状況でいくのはやはり失礼だったのだろうか。
「知らないのに行くのってやっぱり失礼になるのかな?気分悪くさせたならごめんなさい」
「どうなんだろう?でも、ファンになってくれるなら嬉しいと思いますよ」
「また行きたいなとは思ったけど」
「じゃあいいんじゃないですか?あんまり深く考えないで、楽しめたならそれでいいじゃない。気にしないで」
マナー面を急に気にし出した私を安心させるように、柏木はにっこりと笑った。
「う、うん」
「また、誘ってくださいね」
柏木の手がスッと私の顔の前に来た。
何だろうと思いながらそれを見ていると、ゆっくりと私の頬を撫で始めた。
私はその心地よさにほんの一瞬だけ目を閉じた。
「うん。もちろん」
柏木が嫌だと言わなければ、何度でも遊びに行きたいと思った。
「僕も誘いますから」
柏木も私と同じようにいい友人関係が築けると思ってくれたようで、次につながる誘いをしてくれた。
今まで、他人を警戒しすぎていつも壁を作っていたことを反省する。柏木とはもっと早く友人になれたはずなのに、それがとても惜しかった。
「ありがとう。離れるのが名残惜しいかな」
気がつけば、もっと話したいと誘うような言葉が自分の口から出していた。
「僕も」
柏木はどこか熱が籠ったような瞳で私を見て頷いた。
待ち合わせの駅に着くと、それが決まった事のように私達は静かなカフェに入った。
そうだ、今日はちゃんと伝えないといけない事があるんだ。
私は柏木の背中を見ながら自分を力付けるように頷いた。
チケットの話を出した時と同じように私は友達と行く予定がダメになったと、改めて説明しようとした。
「それ聞きました。本当に?」
けれど、柏木の追求は止まらない。もしかしたら、ある一定ラインよりも仲良くなったら距離が近くなるタイプなのかもしれない。
単純な好奇心で聞いているというよりも、どこか必死で少し怖い。
「うん、友達」
水津とは確かに友達だった。肉体関係もそれに含まれていたけれど。
「なんで行けなくなったんですか?」
「喧嘩して、もう、会いたくないなって私が思ったの」
私は大切な事を隠しているけれど。間違いは話していない。なんとなくだが、喧嘩の理由までは柏木は聞いてこない気がした。
「そう、ですか」
柏木はそれ以上は聞けなくなったらしく口ごもった。もしかしたら、喧嘩別れしたとは思わなかったのかもしれない。
「いい年した大人がおかしい?」
私が苦笑すると柏木は頭をぶんぶんと振って「そんなことありませんよ!」と強く否定した。
「良かった。大人気ないって思われたらどうしようかと思った」
「もともと合わなかったんでしょう?凛子さんがそんなふうに怒るなんて意外だったけど」
「え、そう?」
「僕はそんな相手と喧嘩して『もう会わない!』なんて凛子さん怒るイメージなかったな」
柏木の中では私は怒らないイメージがあるのだろう。仕事上で怒った事はなかったのでそう思われたのかもしれない。
「凛子さん怒らせるなんて、よっぽど相手が酷いことをしたんだね」
柏木はなぜか労るように私の方を見た。
「そう思う?」
「今までの凛子さん見てると何となく、その、水津が来た時、彼ずっと凛子さんにだけ辛辣だったじゃないですか、だけど、怒らないで接してたし普段からそうなんだろうな思ってました」
私は突然、水津の名前が柏木から出たのでドキリとしてしまう。本当は何か気が付いているんじゃないのかと勘繰ってしまう。
だけど、水津の当たりがキツかったことに気がついていたんだ。
「そうだったかしら?」
私は惚けることにした。それに反応すると余計な事を話しそうで怖い。
ほんの些細な表情の変化でも柏木は見逃さないで、何かに気がつかれそうだから。
「何度か注意したけど無駄で、ずっと態度崩さなかったけど、凛子さんは怒らないで相手にしなかったじゃないですか」
「そう?少しだけ厳しいような気がしたけど気のせいだと思ってた」
「僕なら2回でキレますよ。凛子さんが相手にしてなかったから様子見てましたけど」
柏木は私がとても温厚で気の長い女性だと思っているのかもしれない。
あと、2回でキレるなんて柏木は可愛い見た目のわりに気が短いなと思った。
それよりも、柏木に気を遣われ続けていたのかと知り申し訳なくなった。
「そういえば態度が途中から変わりましたね。何かあったんですか?」
ふと、柏木が水津の態度の変化を思い出したように私に聞いてきた。
その時期は恐らくセックスをするようになってからの事だと思った。
「わからないかな。その、本当に気が付かなかったから」
私が申し訳なさそうに言うと柏木も『そうだよな』という表情になった。
「そうですよね。向こうの中で何かあったんですね。きっと」
「きっとそうね」
理由を知っているけれど、わざわざいう必要はないので私はさらりと流した。
「あ、終点ですね」
車内で終点のアナウンスが入った。
電車から出た私達は空港に向かった。
空港の中にある飲食店で昼食を摂り、空港内を散策した。柏木が食器を見たいと言うので雑貨屋に入って適当に見たりした。
荷物が増えるので買い物は出来なかったけれど、それなりに色々と楽しめたと思う。
「また、見に行きたいな、あまり来ないから回るだけでも楽しいですね」
何ヵ所かお店を見て回り柏木が呟くと。
「私も、遠いけど、こういう場所を見るのも面白いわね。なんか場所のせいかな日常を忘れるみたい」
クスクスと時々笑いながら私達は一緒にいることを楽しんだ。
ある程度見て回り時計を見るとチケットの受け付け時間が始まっていた。
「じゃ、そろそろ行きましょうか」
私達はライブ会場のある臨時駐車場に向かった。
まだ始まるのに一時間以上あるというのにそこはすでに行列が出来ていた。
「やっぱり多いですね」
柏木と苦笑いしながらそれに並んだ。話していると時間はあっという間に過ぎてしまう。
「そろそろ始まる」
係りの人に案内されて私達は指定の場所で時間を待った。
期待から囁き合う声が聞こえて、みんなが、その瞬間を待ち侘びているのが伝わってくる。
実は私自身このアーティストをあまり知らないのだが、それでもこの場に居る人達と同じように期待していた。
ふと、柏木と目が合うと彼は何を考えているのか読み取れない表情でニコリと笑った。
「出てきましたよ。楽しみましょうね」
柏木の目線の先には水津と一緒に見る予定だったアーティストが居た。
ライブはとても楽しかった。『熱狂の渦に包まれる』というよく聞く単語をあの場で初めて感じることが出来た。
中には頭をブンブンと振りながら叫び声を上げている人もいて、「私もやった方がいいだろうか?」と、柏木に聞いたら止められた。
一人で来ている人も意外と多いらしく、マナーさえちゃんと守れば気軽に行けるものなんだと知ることができた。
次は一人で行ってみよう。新しい趣味に加えてみたいなと思えたのだ。
私達は興奮の覚めやらない気分のまま食事は適当に済ませた。
電車はどうしてもすし詰めが嫌で、何度も見送って少しだけ空いた頃合いに乗り奥の座席にすわった。
「楽しかったですね」
柏木が機嫌良さそうに話し出した。
「ええ、とっても」
私が勢いよく言うと柏木は少しだけ目を開いて、くしゃりと笑った。
「凛子さん。凄く楽しそうでしたもんね。初めてだって伝わってきて見てて面白かった」
柏木はその時の事を思い出したのかクククと笑っていた。
「……ねえ、本当はあのバンドの事詳しくないでしょ?」
突然の確信をつく言葉に私は困ってしまった。
「……」
あまり知らない状況でいくのはやはり失礼だったのだろうか。
「知らないのに行くのってやっぱり失礼になるのかな?気分悪くさせたならごめんなさい」
「どうなんだろう?でも、ファンになってくれるなら嬉しいと思いますよ」
「また行きたいなとは思ったけど」
「じゃあいいんじゃないですか?あんまり深く考えないで、楽しめたならそれでいいじゃない。気にしないで」
マナー面を急に気にし出した私を安心させるように、柏木はにっこりと笑った。
「う、うん」
「また、誘ってくださいね」
柏木の手がスッと私の顔の前に来た。
何だろうと思いながらそれを見ていると、ゆっくりと私の頬を撫で始めた。
私はその心地よさにほんの一瞬だけ目を閉じた。
「うん。もちろん」
柏木が嫌だと言わなければ、何度でも遊びに行きたいと思った。
「僕も誘いますから」
柏木も私と同じようにいい友人関係が築けると思ってくれたようで、次につながる誘いをしてくれた。
今まで、他人を警戒しすぎていつも壁を作っていたことを反省する。柏木とはもっと早く友人になれたはずなのに、それがとても惜しかった。
「ありがとう。離れるのが名残惜しいかな」
気がつけば、もっと話したいと誘うような言葉が自分の口から出していた。
「僕も」
柏木はどこか熱が籠ったような瞳で私を見て頷いた。
待ち合わせの駅に着くと、それが決まった事のように私達は静かなカフェに入った。
そうだ、今日はちゃんと伝えないといけない事があるんだ。
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