26 / 32
その26
しおりを挟む
そんなこんなで、私は本当に王子様を出し抜いて、この国の統治者になってしまいました。
ああ、案外簡単なものなんですね。
それでそれで……私の目の前にはいきなり大きな問題が飛び込んできたわけなんです。
それは……この時初めて知ったのですが、私の妹であるアリシアの新しい婚約者であるインデラルが、いよいよこの世界の覇権を握ろうと、我が国に対して本格的に戦争を仕掛けようとしている……とこういうわけでございました。
「お姉様????戦うのですか???」
私の側近になったベリーはよく質問しました。
「面白いじゃない。彼らを敵にまわすなんて。私を蔑ろにしたつけをたっぷり払ってもらおうじゃないの」
私はもはや、悪魔に成り下がっていたのかもしれません。
でもね、こうでもしないと、メンタル的に厳しかったんですよ。こうして、誰かを責めることで、心を安定化させる。誰もがやることじゃないですか。
「ねえ、王子様も協力してくれますよね?????」
「ええ、もちろんですとも!!!!!」
「まあ、頼もしいわね……」
協力者は十分でした。
ああ、案外簡単なものなんですね。
それでそれで……私の目の前にはいきなり大きな問題が飛び込んできたわけなんです。
それは……この時初めて知ったのですが、私の妹であるアリシアの新しい婚約者であるインデラルが、いよいよこの世界の覇権を握ろうと、我が国に対して本格的に戦争を仕掛けようとしている……とこういうわけでございました。
「お姉様????戦うのですか???」
私の側近になったベリーはよく質問しました。
「面白いじゃない。彼らを敵にまわすなんて。私を蔑ろにしたつけをたっぷり払ってもらおうじゃないの」
私はもはや、悪魔に成り下がっていたのかもしれません。
でもね、こうでもしないと、メンタル的に厳しかったんですよ。こうして、誰かを責めることで、心を安定化させる。誰もがやることじゃないですか。
「ねえ、王子様も協力してくれますよね?????」
「ええ、もちろんですとも!!!!!」
「まあ、頼もしいわね……」
協力者は十分でした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
355
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる