上 下
36 / 40

36

しおりを挟む
「さあ、これからどうしようか???」

サンダー様は静かな夜を待っていた。

私もそんなサンダー様の横で、静かな夜のひと時を見ていた。

「何もしない……いいね。君と一緒にみたあの時……同じようだね……」


サンダー様は静かに私の手を握った。

「ああ、暖かいですね……」

寒い夜の人の温もりは悪くない……サンダー様の優しさが身に染みる。

私はこのまま静かに待っていた。時が来るのを……。


「こう言うところで……誰もいないところで婚約を誓い合うっていうのも、悪くないかな……」

サンダー様はこう言った。なかなかロマンチックな展開……好きだった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

夫は親友を選びました

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:105,184pt お気に入り:1,184

尾張名古屋の夢をみる

歴史・時代 / 完結 24h.ポイント:298pt お気に入り:6

女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:469pt お気に入り:130

変人奇人喜んで!!貴族転生〜面倒な貴族にはなりたくない!〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:156pt お気に入り:2,525

暴君に相応しい三番目の妃

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:1,611pt お気に入り:2,523

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:1,157pt お気に入り:5,668

処理中です...