40 / 40
40
しおりを挟む
「おーい……ソフィアはどこに行ったんだ???」
ホールデン様の声が遠くから聞こえた。
「ソフィアはもういないですよ???」
そんな声が遠くから……サンダー様の声だった。
「そんな……どうしてですか???」
ホールデン様の焦る声……そこにサンダー様は追い打ちをかける。
「この世界で最もかわいそうな女の子……マリアがこれで救われたんです……」
そう言い終えて、サンダー様は私と手をつないだ。
「そんなことはないだろう!!!!」
ホールデン様の嘆きはもう遠くになっていた。でも聞こえた。
「心配はいらないさ。これからはもう、私たちで生きていく世界だ……」
サンダー様はそう言った。そんな世界なのだろうか、ここは。
まあ、何がどうなっているのかよくわからないけど、私にとってはなんでもよかった。この何でもない日常が続くんだったら、それでよかったのだ。
ホールデン様の声が遠くから聞こえた。
「ソフィアはもういないですよ???」
そんな声が遠くから……サンダー様の声だった。
「そんな……どうしてですか???」
ホールデン様の焦る声……そこにサンダー様は追い打ちをかける。
「この世界で最もかわいそうな女の子……マリアがこれで救われたんです……」
そう言い終えて、サンダー様は私と手をつないだ。
「そんなことはないだろう!!!!」
ホールデン様の嘆きはもう遠くになっていた。でも聞こえた。
「心配はいらないさ。これからはもう、私たちで生きていく世界だ……」
サンダー様はそう言った。そんな世界なのだろうか、ここは。
まあ、何がどうなっているのかよくわからないけど、私にとってはなんでもよかった。この何でもない日常が続くんだったら、それでよかったのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
652
この作品は感想を受け付けておりません。
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる