婚約破棄必勝法

岡暁舟

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その3

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「そんなの簡単じゃないですか。答えはもう決まっているのですから」

私はエリーゼに言いました。

「あなたはまだまだ若いのですから。選択肢がありますよ。一つ目はこのまま王子様についていく。二つ目はもう一度やり直す。それはあなた自身で決めることですよ」

「やり直す……そんなのできるの?」

「もちろんです」

「あの……さっきからどうして話を勝手に進めているのかな……」


「王子様、少し黙ってくださいね?」

王子様は脅えて、転がってしまいました。普段、従順だったのに、こういう時だけ鷹のように睨み付けられてしまっては、恐怖を憶えたのでしょう。

「スーザン様?あなたはどうするの?」

「私ですか?そうね、王子様のところを離れて、後は修道院送りになるのかしら?それとも、反乱が起きて、この国が亡びるかしら?」

私の未来が明るくても、あるいは暗くても、どのみちなんとかなると希望を持って。

私はエリーゼと共に、城を離れました。


その後の結末ですが、王子様の辺鄙なハーレム計画は失敗し、自分の娘を弄ばれた貴族たちが同盟を結んで、本当に国を滅ぼしてしまいました。いつもは呑気な貴族たちですが、こういう時は違うのですね。

私は一度修道院に出向いて、罪を償っている男性と婚約することにしました。お互い、不可思議な過去を持ち合わせているので、万事うまくいきました。


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