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「あの……そろそろ止めにしないかしら???」

「どうしてですか???まだまだいけますのに……」

「いやあ、これ以上やられたらさすがに私の身体が持たないというか……」

「そんなことはないでしょう……あなたは所詮、薄汚い娼婦なんですから……」

客人のセリフが頭にきたのか、マリンは客人の男根をぎゅうううッと握りつぶした。

「その程度の力では、なんともなりませんね……」

ついさっきまで童貞だったと言うのに、この変化は一体なんなのだろうか……。

マリンは不思議に感じた。

「ねえ、もっとしないんですか???あなたはそれくらいしか能がないんでしょう???」

更に煽ってくる……でも、正直なところ、マリンはもう限界だったのだ。最初は余裕があった。でも、客人は若いからすぐに回復するし、何よりも学習能力が高く、マリンの弱点を肌で感じ、そのあたりを徹底的に攻めるようになっていったのだ。そんなことをされてしまったら、まあ、長くはもたないだろう。

「いや……これ以上はきついって……」

「そんなこと言っても……身体はまだ欲しがっているみたいですよ???ほら、とっとと股を広げてください!!」

これほどの熱意……でも、マリンはやはり厳しかった。

「あっそうですか……止めちゃうんですか……。仕方がないですね。分かりましたよ……」

客人はすっかりやる気がなくなってしまったよう……マリンは助かったと思った。

「じゃああ、帰りますね……」


*****************************
「テルフィス様、満足できましたか???」

「何回繰り返しても、童貞という感覚はいつも新鮮なんだよな……」

「今回の筆おろしはいかがでしたか???」

「ああ、あの女は中々の上物だな……いつか、全てを手に入れたいくらい……」

「そんなことをおっしゃっても……また新しい女が出てきたら、その女を手に入れたいとおっしゃるのでしょう」

「おいおい、冗談はよしてくれよ。いくらなんでも、それほど無節操ではないぞ……」

「本当ですか???信じられませんねえ……」

「まあ、お前さんが信じるかなんて、大した問題じゃないからな……」

*****************************


マリンのへんてこりんな噂……つまり、ローレンスとマリンが密会しているということをどこからか聞きつけたキャロルは、やっとのことでマリンの所在を特定することに成功した。

「地下にこれほど立派な館があるとは……」

その佇まいを目の前にして、キャロルは困惑してしまった。

中で一体何が行われているのか……興味津々なキャロルは遂に潜入してしまった。寝取りの館と揶揄される娼館に。
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