【完結】たとえ彼の身代わりだとしても貴方が僕を見てくれるのならば… 〜初恋のαは双子の弟の婚約者でした〜

葉月

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飴と薔薇の媚薬 ④

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「なんて綺麗なんだ……」
 サイモンは僕を抱き抱えベッドのヘリに座ると、向かい合うように膝の上に座らせる。

 先程達したばかりなのにサイモンの楔はもう硬くなり、僕の蕾に刺激を与える。
「もうおっきくなってる」
 わざと双丘をサイモンの楔に擦り付ける。
「誰のせいだと思ってる」
 カリッと僕の乳首を甘噛みし、乳首から電流が流れた。

「僕の…せい?」
「ああ。今日はやめてと言っても、やめてやれそうにない」
 そう言いながら乳首を吸われ、指先でピンピンと弾かれて体が仰け反った。

「あ…あっ、そん、な…っ!」

 指先と舌で乳首を入念に愛撫され、腰がガクガク震える。

「こんなの、知ら、ない…ぃぃ……っ」

 いつも虐められている乳首だけれど、こんなに切羽詰まったような快感は初めて。
 これも全部、媚薬入の飴せい?

「サイ、モン…、前も、おしりも…触っ…てぇ…ぁぅぅ…っ」

 苦しいほどに熱をもった楔を、サイモンの腹に擦り付けると、
「今日は一緒に気持ちよくなろう」
 サイモンは僕の楔と自分の楔を合わせる。
「ミカエル、俺のものと自分のも、一緒に握れる?」
 言われた通りに2人の楔を握ろうとしたけれど、片手では無理なので両手で2人の楔を掌で包み込む。

 僕のなのかサイモンのなのか、それとも2人のなのか、白蜜が楔と掌の間に入り、ヌルヌルと滑りを良くする。
 その間にサイモンは、ベッドの横に置いてあったオイルの瓶に手を伸ばす。

「それ、今日買ったオイル?」
「そうだよ。俺の見立てが間違っていなければ……」
 サイモンは自分の手にオイルを塗り込むと、そのままプツリと後の蕾に指を入れた。

「ああっ…!」

 いつもと違う刺激が媚肉に広がる。
「サイモン…何だか、おしりの中、熱い…」
「やっぱり」
 ニヤリとサイモンは口角を上げる。
「このオイル、媚薬入りだ。しかも飴よりも強力。この媚薬入りのオイルで、ミカエルの中をグチュグチユしたら、どうなるんだろうね」
 耳元で囁かれ甘噛みされ、ぺろりと舐められ、腰から砕けそうになった。

 言葉通り、サイモンは媚薬入のオイルと奥から溢れ出る蜜を、グチュグチュと耳を塞ぎたくなるような卑猥な音を鳴らしながら掻き回す。

「ひぃやぁぁ…、ああ……ふ、ぅん…」

 サイモンの指の付け根まで押し込まれ、届く範囲の媚肉を押し広げられる。

「前、前も……、お願、い…」

 後ろだけで達したことがなく、同時に責められないとイきたくてもイけない。
「前は自分でするんだよ」
 優しい声で言われたが、言葉の意味が分からない。
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