らぶこめ! わたしのツンが消える時

稲田シンタロウ(SAN値ぜろ!)

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第八話 修行の成果(1)

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   ◆◆◆

  修行の成果

   ◆◆◆

 そして季節は冬になり、ついにあの日が迫ってきた。
 それはクリスマス。
 恋人同士になってからの初めてのクリスマス。
 だからわたしはちょっと気合を入れることにした。
 クリスマスの定番料理とそのレシピをネットで調べ、彼の好みに合いそうなものを選ぶ。
 とりあえずチキンとローストビーフ、それにサラダは即決定。
 問題はケーキだった。
 彼がケーキを自分で買って食べているのはあまり、いや、ほとんど見たことがないからだ。
 甘いものが嫌いというわけでは無い。チョコレートのお菓子などは積極的に買って食べてる。わたしが作ったクッキーやプリンなども喜んで食べてくれる。
 量や軽さの問題なのかもしれない。ケーキは彼にとって重過ぎるものなのかもしれない。
 せっかくのクリスマスなのだからホールケーキにしたいところだが、よくある生クリームたっぷりのイチゴケーキは好まれないかもしれない。
 だからわたしは調査することにした。
 どうやって? それはもちろん、

「ケーキ買ってきたから三つ選んで!」

 様々なケーキの中から彼に選んでもらうのだ。
 チョイスはイチゴのショート、チョコレートケーキ、チーズケーキ、モンブラン、フルーツたっぷりのミルフィーユ、ミルクレープだ。
 その中から彼が選んだのは、チーズケーキとモンブラン、そしてフルーツたっぷりのミルフィーユだった。
 大体予想どおりだった。チーズケーキとフルーツたっぷりのやつは選ばれるだろうと思っていた。
 だからわたしはその二つを組み合わせたホールケーキを作ることにした。
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