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Ep5 コモリガミ様の章(3)
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そして直後にパリン、という音が続いた。
飲み物を入れたコップをテーブルぎりぎりのところに置いておいたせいだ。
そして運の悪いことに、落ちた場所はフローリングの床の上だった。
しまった、という感じで友人があなたを見る。
その視線が助けを求めているものであることを瞬時に察したあなたは、「とにかく片付けよう」と言いながらテーブルの上にあるティッシュ箱を掴んだ。
取り出したティッシュを押し当て、こぼれた飲み物をふき取る。
それを見てようやく、友人は自分が何をすべきなのかを思いついた。
だが、友人がそれを実行するために動き始めるよりも早く、オーナーが広間に駆けつけてきた。
「大丈夫ですか?!」
音から何が起きたのかわかっていたのだろう、オーナーは怪我が無いかを尋ねてきた。
これにあなたが首を振り、友人が「大丈夫です」と答えると、オーナーは口を開いた。
「片付けは私がやりますので、そのまま置いておいてください」
そう言ってオーナーは二人に背を向け、廊下のほうへと戻り始めた。
だがあなたは、せめて床を拭くくらいは、と、オーナーの言葉を無視して手を動かし続けた。
そしてオーナーが何をしようとしているのかを察した友人は、オーナーの後をつけるように廊下の奥へと姿を消した。
それからしばらくの間、まるで席の譲り合いのような会話を廊下の奥から響かせた後、友人とオーナーは戻ってきた。
友人の手にはほうきが、そしてオーナーの手にはちり取りが握られていた。
恐らく、先ほど廊下の奥から響いてきた会話は、これによるものなのだろう。結果、遠慮して断ろうとするオーナーの手から友人がほうきを半ば強引に奪い取る形になったのだろうと、あなたは予想した。
そして友人は床を拭くあなたを押しのけるようにほうきを使い始めた。
控えめに見てもその動きは焦っているように見えた。罪悪感があるのだろう。だからあなたを押しのけたり、なにをするにも少し荒くなっているのだ。
しかしその荒さが次の事故を生んでしまった。
「!」
突如真上から響いた「ガン!」という音と同時に手に伝わった衝撃に、友人は思わず音がした方向を見上げた。
見ると、持ち手である棒の先端部分が神棚に直撃していた。
飲み物を入れたコップをテーブルぎりぎりのところに置いておいたせいだ。
そして運の悪いことに、落ちた場所はフローリングの床の上だった。
しまった、という感じで友人があなたを見る。
その視線が助けを求めているものであることを瞬時に察したあなたは、「とにかく片付けよう」と言いながらテーブルの上にあるティッシュ箱を掴んだ。
取り出したティッシュを押し当て、こぼれた飲み物をふき取る。
それを見てようやく、友人は自分が何をすべきなのかを思いついた。
だが、友人がそれを実行するために動き始めるよりも早く、オーナーが広間に駆けつけてきた。
「大丈夫ですか?!」
音から何が起きたのかわかっていたのだろう、オーナーは怪我が無いかを尋ねてきた。
これにあなたが首を振り、友人が「大丈夫です」と答えると、オーナーは口を開いた。
「片付けは私がやりますので、そのまま置いておいてください」
そう言ってオーナーは二人に背を向け、廊下のほうへと戻り始めた。
だがあなたは、せめて床を拭くくらいは、と、オーナーの言葉を無視して手を動かし続けた。
そしてオーナーが何をしようとしているのかを察した友人は、オーナーの後をつけるように廊下の奥へと姿を消した。
それからしばらくの間、まるで席の譲り合いのような会話を廊下の奥から響かせた後、友人とオーナーは戻ってきた。
友人の手にはほうきが、そしてオーナーの手にはちり取りが握られていた。
恐らく、先ほど廊下の奥から響いてきた会話は、これによるものなのだろう。結果、遠慮して断ろうとするオーナーの手から友人がほうきを半ば強引に奪い取る形になったのだろうと、あなたは予想した。
そして友人は床を拭くあなたを押しのけるようにほうきを使い始めた。
控えめに見てもその動きは焦っているように見えた。罪悪感があるのだろう。だからあなたを押しのけたり、なにをするにも少し荒くなっているのだ。
しかしその荒さが次の事故を生んでしまった。
「!」
突如真上から響いた「ガン!」という音と同時に手に伝わった衝撃に、友人は思わず音がした方向を見上げた。
見ると、持ち手である棒の先端部分が神棚に直撃していた。
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