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最終章 そして戦士達は人類の未来のための戦いに挑む
第二十四話 神殺し、再び(16)
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シャロンはわかっていた。
自分が危険に身を晒さなければこの状況は打破できないことを。
だからシャロンは続けて叫んだ。
「勝つためなら私はなんでもやる! その覚悟はできてる!」
その声にこじ開けられるかのようにルイスの口は開き始めた。
が、直後、
(ルイスさん!)
思念が背後から響いた。
見ると、そこには蝶の精霊がいた。
(アルフレッド?! どうした!?)
何か問題が起きたのか? ルイスがそう尋ねるより先にアルフレッドは続けて響かせた。
(何が起きているのかは察しがついています! だから自分達が前に出ます! 自分達ならアレの目の前でも戦えます!)
それは正にルイスが言おうとしていたことであった。
ゆえにルイスは直後に声を上げた。
「前後列交代! 精霊使い達は前に出ろ!」
ルイスは続けて全体に響かせるように叫んだ。
「左右の部隊を中央に寄せながら魔法使いを精霊使いの部隊に集結させろ! 左右の銃兵達はその移動を援護!」
そしてルイスは前方にいるシャロンとキーラの方に視線を向け、二人に向かって声を上げた。
「シャロンとキーラも援護に回れ! シャロンは左、キーラは右だ!」
その指示を直接耳で聞いた二人は即座に地を蹴り、移動を開始した。
銃兵にも同じ指示を出しているがほとんど機能しないはず。だから一騎当千の二人に頼るしか無い。
これは重要な主力を最前に出すという賭けの選択肢。
シャロンとキーラは言うまでも無いが、精霊使いも倒れると代用がきかない。
精霊使いがそう呼ばれる理由は、持っている技術によるものでは無く、虫の生産能力が高いという体質によるものだからだ。
優秀な魔法使い達と同じである。技術を共有するだけでは得られない能力の持ち主達なのだ。
持久戦を想定していたルイスにとって、そんな彼らを最前に立たせるなどありえない選択肢であった。
しかしもう認めざるを得ない。我々は不利なのだ。
あのアザトースというデカブツ一匹のせいで不利な状況に立たされている。
だからルイスは昔を思い出した。
かつての神々との戦いも不利な状況が多かった。
それは単純な数などの戦力差の不利がほとんどであり、今のような状況とは異なる。
しかしそれでもルイスは今と昔の自分を重ねていた。
だからルイスは思った。
あの時はどうしてた? と。
それはすぐに思い出せた。
速攻だ。いつもそうしていた。
やられる前に敵の主力を食い破るのだ。
今回の勝利条件も同じなのだ。アザトースを出来るだけ速く倒せばいいのだ。
だからルイスは昔と同じように目の前にいるナチャに向かって叫んだ。
「ナチャ、俺達も最前列に出るぞ! あのデカブツをやるしかない!」
自分が危険に身を晒さなければこの状況は打破できないことを。
だからシャロンは続けて叫んだ。
「勝つためなら私はなんでもやる! その覚悟はできてる!」
その声にこじ開けられるかのようにルイスの口は開き始めた。
が、直後、
(ルイスさん!)
思念が背後から響いた。
見ると、そこには蝶の精霊がいた。
(アルフレッド?! どうした!?)
何か問題が起きたのか? ルイスがそう尋ねるより先にアルフレッドは続けて響かせた。
(何が起きているのかは察しがついています! だから自分達が前に出ます! 自分達ならアレの目の前でも戦えます!)
それは正にルイスが言おうとしていたことであった。
ゆえにルイスは直後に声を上げた。
「前後列交代! 精霊使い達は前に出ろ!」
ルイスは続けて全体に響かせるように叫んだ。
「左右の部隊を中央に寄せながら魔法使いを精霊使いの部隊に集結させろ! 左右の銃兵達はその移動を援護!」
そしてルイスは前方にいるシャロンとキーラの方に視線を向け、二人に向かって声を上げた。
「シャロンとキーラも援護に回れ! シャロンは左、キーラは右だ!」
その指示を直接耳で聞いた二人は即座に地を蹴り、移動を開始した。
銃兵にも同じ指示を出しているがほとんど機能しないはず。だから一騎当千の二人に頼るしか無い。
これは重要な主力を最前に出すという賭けの選択肢。
シャロンとキーラは言うまでも無いが、精霊使いも倒れると代用がきかない。
精霊使いがそう呼ばれる理由は、持っている技術によるものでは無く、虫の生産能力が高いという体質によるものだからだ。
優秀な魔法使い達と同じである。技術を共有するだけでは得られない能力の持ち主達なのだ。
持久戦を想定していたルイスにとって、そんな彼らを最前に立たせるなどありえない選択肢であった。
しかしもう認めざるを得ない。我々は不利なのだ。
あのアザトースというデカブツ一匹のせいで不利な状況に立たされている。
だからルイスは昔を思い出した。
かつての神々との戦いも不利な状況が多かった。
それは単純な数などの戦力差の不利がほとんどであり、今のような状況とは異なる。
しかしそれでもルイスは今と昔の自分を重ねていた。
だからルイスは思った。
あの時はどうしてた? と。
それはすぐに思い出せた。
速攻だ。いつもそうしていた。
やられる前に敵の主力を食い破るのだ。
今回の勝利条件も同じなのだ。アザトースを出来るだけ速く倒せばいいのだ。
だからルイスは昔と同じように目の前にいるナチャに向かって叫んだ。
「ナチャ、俺達も最前列に出るぞ! あのデカブツをやるしかない!」
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