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第五章 アランの力は留まる事を知らず、全てを巻き込み、魅了していく
第三十九話 二刀一心 三位一体(6)
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これにアランが何故と、当然の問いをする。
ラルフの標的は自分だ。リーザを止めるためにここに来たようだが、今は違うと。
だからリーザは逃げて構わない。兵士達も追わないだろう、と。
「……」
アランの弁にリーザは何も答えなかったが、別の覚悟が彼女の心に生まれ、その口を開かせた。
「……それでも、逃げるのはあなた達のほうよ。なぜなら――」
言いながら、リーザはゆっくりと心を開いた。
罪の意識の原因を、アランを収容所に送ったのは私だと、告白する。
「……!」
これにクラウスは眉をひそめたが、
「……」
対照的に、アランの表情は変わらなかった。
アランは眉ひとつ動かさぬまま、剣を振りながら尋ねた。何故、と。
「……」
何故か。
リーザはすぐに答えられなかった。
思い返してみれば、自分が抱いた感情と行動について深く考えたことが無かった。
あの時は、アランを収容所に送ることを決めた時は、とにかくねたましかった。それが怒りに、殺意に変わった。
何がねたましかったのか。それはリックがアランに、炎の一族に帰ってきてほしいと言ったからだ。その言葉がなぜ同じ血を有する我々にかけられなかったのか、それが許せなかった。
自分にとって炎の血は忌々しいものだ。この血のせいで苦労した覚えしかない。この血を引いていることそのものが恥なのではないかと苦悶したことすらある。同じ血を引いているのに、アランと私とではこんなにも違う。
「……」
そこまで告白して、リーザは一度言葉を切った。
「……」
アランは変わらず表情を変えていない。
その顔が今のリーザには恐怖でしかなかった。
軽蔑されているだろう、怒っているだろうと、リーザは怯えていた。
だからリーザはアランの心から目を背けていた。アランの思いを読み取ろうとしなかった。先よりも強固な心の壁を作り直して。
それを察したアランは、周囲を包む轟音に負けないように、大きく口を開いた。
「相当苦労したみたいだな! ならしょうがない!」
そのあまりにもあっさりとした答えに、リーザは思わず「え?」と返しそうになった。
納得いかなそうなリーザの顔に、アランが答える。
「きみは、クラウスが放った技をすぐに破っただろう!?」
確かに破ったが、それがなんだというのだ。
アランは剣を振りながら言葉を続けた。
「俺はあの技が決まった時、勝ったと思った! きみが技を軽く破って見せた時は軽く絶望したよ! でも俺が抱いた絶望は、あの剣に込められたものと比べれば大したものじゃない! 俺はあの剣を直視出来なかった! 心が引きずり込まれて二度と元に戻れなくなる、そう思ったからだ!
でもきみはそれを破った! きみはあの絶望を知っていた! だから破れた! そして思った! 何を経験すれば、どんな人生を歩めば、あんな絶望を抱くのかと! もし自分がそうなったら耐えられるか?! 俺には全然自信が無い!」
クラウスの剣がリーザが抱いた絶望の深さをアランに教えていた。
その奇妙な事実に、あまりに運命的な事実に、リーザの心は揺れた。
その揺れを、リーザの心の壁にひびが走ったのを感じたアランは、結論を叫んだ。
「だから今回は許した! そんな絶望の中ではなにかおかしなことをしても、気が狂ったようなことをしてもしょうがないと思ったからだ!」
アランの言葉がリーザの心の壁に穴を開ける。
しかしまだ小さい。
だからアランは言葉を続けた。
「とにかく、今は助け合ってるんだから貸し借り無しだ! これでいいか!? 罪の意識を消すために自分を犠牲にするとか、そういうのは無しだ!」
穴は広がらない。
これでも足りないのか。ならばと、アランは別の方角から攻めることにした。
「まだ納得出来ないのか! だったら……!」
だったらなんだと、リーザが身構えると、アランはとんでもないことを言い出した。
「今の境遇がつらいのなら俺達のところに帰ってくればいい! 次の当主はアンナになると思うが、俺がなんとか説得してやるから!」
言いながら、アランは自分の言葉に力が無いなと感じていた。青臭いからだ。
青臭いものはそのほとんどが「感情」を基本にしている。
だから弱い。「感情」だけでは組織や社会のような大きなものを、この場合だと炎の一族全体、それにぶら下がる傘下組織全てを納得させることは難しい。個人を懐柔、説得するには有効であるが。
商売でもなんでもそうだが、戦いに身を置く者達は「感情だけで動けば時に破滅する」ということをよく知っているからだ。そして組織などの大きなもののほとんどは厳しい戦いの中で生き残るために結成されている。ゆえに、そうすることが自然である、すなわち「道理」や、共通の「利益」、従うに値する「志」、「愛郷心」や「愛国心」、そのようなものが無ければ大きなものは動かない。この場合、アランが言っていることは「敵を身内に招く」ことに近い。
それをアラン自身よくわかっているゆえに、アランは次の言葉を考えようとしていたのだが、
「……」
アランが放った青臭い言葉に、リーザは呆けたような顔を返した。
ぴしりと、リーザの心の壁に亀裂が入っていた。
亀裂だけで終わったのは、リーザもアランの言葉が弱いことを、現実を知っているからだ。
それでも、リーザはその言葉に強く惹かれた。
なぜだ。鼻で笑い返してもいい言葉だ。
リーザは自分の心が惹かれる理由を探した。
それはすぐに見つかった。
「可能性」を感じるからだ。
この「可能性」は何が生み出している?
それもすぐに見つかった。
目の前にある、今まさに感じている、この神秘だ。
この神秘の力をもってすれば、アランが言ったことを現実に出来るのではないか。そんな風に考えさせてくれるほどの力をこの神秘は持っている。
「……ふふ」
思わず小さな笑みがこぼれた。
馬鹿げたものに惹かれている自分を笑ったのだ。
これをアランは自分が馬鹿にされていると捉えた。
そしてそれを感じ取ったリーザは、口を開いた。
「……面白いわね。そして素晴らしいわ!」
予想外の答えに、アランの顔に驚きが浮かぶ。
その顔を楽しむかのように、リーザは笑みを強くしながら言葉を続けた。
「でもね、一つ気に入らないことがある! 『次の当主はアンナになる』というところよ!」
喋りながら、リーザは自分の心の亀裂が大きくなっていくのを感じた。
「こんなことを、こんな神秘を起こせる人間が、そんな気弱なことでどうするの! あなたは自分のことを過小評価しすぎているわ! そんな軟弱な物腰では誰もついてこない! 私達のような呪われた血と縁を戻すなんて出来るわけがない!」
ここで一度言葉を切る。
後一押しで自分の心の壁は完全に崩れるからだ。
静かに、そして深く息を吸い込む。
肺にためたその空気を力として、リーザは心の壁に最後の一撃を入れた。
「……だから、胸を張りなさいアラン! 私のために!」
ラルフの標的は自分だ。リーザを止めるためにここに来たようだが、今は違うと。
だからリーザは逃げて構わない。兵士達も追わないだろう、と。
「……」
アランの弁にリーザは何も答えなかったが、別の覚悟が彼女の心に生まれ、その口を開かせた。
「……それでも、逃げるのはあなた達のほうよ。なぜなら――」
言いながら、リーザはゆっくりと心を開いた。
罪の意識の原因を、アランを収容所に送ったのは私だと、告白する。
「……!」
これにクラウスは眉をひそめたが、
「……」
対照的に、アランの表情は変わらなかった。
アランは眉ひとつ動かさぬまま、剣を振りながら尋ねた。何故、と。
「……」
何故か。
リーザはすぐに答えられなかった。
思い返してみれば、自分が抱いた感情と行動について深く考えたことが無かった。
あの時は、アランを収容所に送ることを決めた時は、とにかくねたましかった。それが怒りに、殺意に変わった。
何がねたましかったのか。それはリックがアランに、炎の一族に帰ってきてほしいと言ったからだ。その言葉がなぜ同じ血を有する我々にかけられなかったのか、それが許せなかった。
自分にとって炎の血は忌々しいものだ。この血のせいで苦労した覚えしかない。この血を引いていることそのものが恥なのではないかと苦悶したことすらある。同じ血を引いているのに、アランと私とではこんなにも違う。
「……」
そこまで告白して、リーザは一度言葉を切った。
「……」
アランは変わらず表情を変えていない。
その顔が今のリーザには恐怖でしかなかった。
軽蔑されているだろう、怒っているだろうと、リーザは怯えていた。
だからリーザはアランの心から目を背けていた。アランの思いを読み取ろうとしなかった。先よりも強固な心の壁を作り直して。
それを察したアランは、周囲を包む轟音に負けないように、大きく口を開いた。
「相当苦労したみたいだな! ならしょうがない!」
そのあまりにもあっさりとした答えに、リーザは思わず「え?」と返しそうになった。
納得いかなそうなリーザの顔に、アランが答える。
「きみは、クラウスが放った技をすぐに破っただろう!?」
確かに破ったが、それがなんだというのだ。
アランは剣を振りながら言葉を続けた。
「俺はあの技が決まった時、勝ったと思った! きみが技を軽く破って見せた時は軽く絶望したよ! でも俺が抱いた絶望は、あの剣に込められたものと比べれば大したものじゃない! 俺はあの剣を直視出来なかった! 心が引きずり込まれて二度と元に戻れなくなる、そう思ったからだ!
でもきみはそれを破った! きみはあの絶望を知っていた! だから破れた! そして思った! 何を経験すれば、どんな人生を歩めば、あんな絶望を抱くのかと! もし自分がそうなったら耐えられるか?! 俺には全然自信が無い!」
クラウスの剣がリーザが抱いた絶望の深さをアランに教えていた。
その奇妙な事実に、あまりに運命的な事実に、リーザの心は揺れた。
その揺れを、リーザの心の壁にひびが走ったのを感じたアランは、結論を叫んだ。
「だから今回は許した! そんな絶望の中ではなにかおかしなことをしても、気が狂ったようなことをしてもしょうがないと思ったからだ!」
アランの言葉がリーザの心の壁に穴を開ける。
しかしまだ小さい。
だからアランは言葉を続けた。
「とにかく、今は助け合ってるんだから貸し借り無しだ! これでいいか!? 罪の意識を消すために自分を犠牲にするとか、そういうのは無しだ!」
穴は広がらない。
これでも足りないのか。ならばと、アランは別の方角から攻めることにした。
「まだ納得出来ないのか! だったら……!」
だったらなんだと、リーザが身構えると、アランはとんでもないことを言い出した。
「今の境遇がつらいのなら俺達のところに帰ってくればいい! 次の当主はアンナになると思うが、俺がなんとか説得してやるから!」
言いながら、アランは自分の言葉に力が無いなと感じていた。青臭いからだ。
青臭いものはそのほとんどが「感情」を基本にしている。
だから弱い。「感情」だけでは組織や社会のような大きなものを、この場合だと炎の一族全体、それにぶら下がる傘下組織全てを納得させることは難しい。個人を懐柔、説得するには有効であるが。
商売でもなんでもそうだが、戦いに身を置く者達は「感情だけで動けば時に破滅する」ということをよく知っているからだ。そして組織などの大きなもののほとんどは厳しい戦いの中で生き残るために結成されている。ゆえに、そうすることが自然である、すなわち「道理」や、共通の「利益」、従うに値する「志」、「愛郷心」や「愛国心」、そのようなものが無ければ大きなものは動かない。この場合、アランが言っていることは「敵を身内に招く」ことに近い。
それをアラン自身よくわかっているゆえに、アランは次の言葉を考えようとしていたのだが、
「……」
アランが放った青臭い言葉に、リーザは呆けたような顔を返した。
ぴしりと、リーザの心の壁に亀裂が入っていた。
亀裂だけで終わったのは、リーザもアランの言葉が弱いことを、現実を知っているからだ。
それでも、リーザはその言葉に強く惹かれた。
なぜだ。鼻で笑い返してもいい言葉だ。
リーザは自分の心が惹かれる理由を探した。
それはすぐに見つかった。
「可能性」を感じるからだ。
この「可能性」は何が生み出している?
それもすぐに見つかった。
目の前にある、今まさに感じている、この神秘だ。
この神秘の力をもってすれば、アランが言ったことを現実に出来るのではないか。そんな風に考えさせてくれるほどの力をこの神秘は持っている。
「……ふふ」
思わず小さな笑みがこぼれた。
馬鹿げたものに惹かれている自分を笑ったのだ。
これをアランは自分が馬鹿にされていると捉えた。
そしてそれを感じ取ったリーザは、口を開いた。
「……面白いわね。そして素晴らしいわ!」
予想外の答えに、アランの顔に驚きが浮かぶ。
その顔を楽しむかのように、リーザは笑みを強くしながら言葉を続けた。
「でもね、一つ気に入らないことがある! 『次の当主はアンナになる』というところよ!」
喋りながら、リーザは自分の心の亀裂が大きくなっていくのを感じた。
「こんなことを、こんな神秘を起こせる人間が、そんな気弱なことでどうするの! あなたは自分のことを過小評価しすぎているわ! そんな軟弱な物腰では誰もついてこない! 私達のような呪われた血と縁を戻すなんて出来るわけがない!」
ここで一度言葉を切る。
後一押しで自分の心の壁は完全に崩れるからだ。
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