6 / 8
居酒屋店長シバさんののろけ話
しおりを挟む
episode5 おみくんの恋人のシバさん
俺の恋人はいつもおっとりとしている。見た目や口調だけでは、はつらつとしていて少し乱暴なように見える。だが、しばらくの間近くにいれば分かるだろう。おみのおっとりとして、マイペースで物静かな部分に触れると、そのギャップにやられてしまう奴は多い。
「シバ、ありがとな。」
頼むから、そんなえろい顔でこっちを見ないでくれ。
こいつが常連客に腰を抱かれそうになったとき、頭が真っ白になった。やっぱり、おみは分かっていないんだ。ギャップは意外と物静かなところだけじゃない。普段の兄貴然とした性的な雰囲気を感じさせないこいつが、気だるげな様子で昨晩の情事を思い出している顔は異性だけじゃなく、あいつみたいな同性好きとは思えない男さえも引きつけてしまうんだ。
俺がどれだけこいつを落とすのに時間をかけたと思っているんだ。横から掻っ攫われてはたまったもんではない。
おみはもともと、恋愛対象に男が入っていたわけでなかった。それを何年もかけて付き合うに至ったのだ。当時のこいつはそういうことを苦手にしていたし、色事に関する知識に疎く、昔遊び歩いていた俺に苦手意識を持っていた。
今、こうやって俺の腕の中にこいつの見た目に反して細い腰をだけているのは奇跡に近いことなんだ。我慢できなくなっておみを抱きしめた。
「俺を心配させないでくれよ。」
こんなに男前なやつなのに、きょとんとした顔もかわいいな。
多分さっきの常連客の下心にも気付いていないんだろうな。
「シバ、あのさ」
おみは俺のシャツの胸元の下あたりを両手でギュッと握りしめた。
「その…、…今日の夜も、いい?」
幸せすぎる。まだそういうことに誘うことが恥ずかしいんだろうな。
付き合いたての頃は、腰を抱かれるのも恥ずかしがって嫌がってた。あの頃と比べるって、えっちに育ってくれているもんだ。
俺の恋人はいつもおっとりとしている。見た目や口調だけでは、はつらつとしていて少し乱暴なように見える。だが、しばらくの間近くにいれば分かるだろう。おみのおっとりとして、マイペースで物静かな部分に触れると、そのギャップにやられてしまう奴は多い。
「シバ、ありがとな。」
頼むから、そんなえろい顔でこっちを見ないでくれ。
こいつが常連客に腰を抱かれそうになったとき、頭が真っ白になった。やっぱり、おみは分かっていないんだ。ギャップは意外と物静かなところだけじゃない。普段の兄貴然とした性的な雰囲気を感じさせないこいつが、気だるげな様子で昨晩の情事を思い出している顔は異性だけじゃなく、あいつみたいな同性好きとは思えない男さえも引きつけてしまうんだ。
俺がどれだけこいつを落とすのに時間をかけたと思っているんだ。横から掻っ攫われてはたまったもんではない。
おみはもともと、恋愛対象に男が入っていたわけでなかった。それを何年もかけて付き合うに至ったのだ。当時のこいつはそういうことを苦手にしていたし、色事に関する知識に疎く、昔遊び歩いていた俺に苦手意識を持っていた。
今、こうやって俺の腕の中にこいつの見た目に反して細い腰をだけているのは奇跡に近いことなんだ。我慢できなくなっておみを抱きしめた。
「俺を心配させないでくれよ。」
こんなに男前なやつなのに、きょとんとした顔もかわいいな。
多分さっきの常連客の下心にも気付いていないんだろうな。
「シバ、あのさ」
おみは俺のシャツの胸元の下あたりを両手でギュッと握りしめた。
「その…、…今日の夜も、いい?」
幸せすぎる。まだそういうことに誘うことが恥ずかしいんだろうな。
付き合いたての頃は、腰を抱かれるのも恥ずかしがって嫌がってた。あの頃と比べるって、えっちに育ってくれているもんだ。
1
あなたにおすすめの小説
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
黒獅子の愛でる花
なこ
BL
レノアール伯爵家次男のサフィアは、伯爵家の中でもとりわけ浮いた存在だ。
中性的で神秘的なその美しさには、誰しもが息を呑んだ。
深い碧眼はどこか憂いを帯びており、見る者を惑わすと言う。
サフィアは密かに、幼馴染の侯爵家三男リヒトと将来を誓い合っていた。
しかし、その誓いを信じて疑うこともなかったサフィアとは裏腹に、リヒトは公爵家へ婿入りしてしまう。
毎日のように愛を囁き続けてきたリヒトの裏切り行為に、サフィアは困惑する。
そんなある日、複雑な想いを抱えて過ごすサフィアの元に、幼い王太子の世話係を打診する知らせが届く。
王太子は、黒獅子と呼ばれ、前国王を王座から引きずり降ろした現王と、その幼馴染である王妃との一人息子だ。
王妃は現在、病で療養中だという。
幼い王太子と、黒獅子の王、王妃の住まう王城で、サフィアはこれまで知ることのなかった様々な感情と直面する。
サフィアと黒獅子の王ライは、二人を取り巻く愛憎の渦に巻き込まれながらも、密かにゆっくりと心を通わせていくが…
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
イケメンに惚れられた俺の話
モブです(病み期)
BL
歌うことが好きな俺三嶋裕人(みしまゆうと)は、匿名動画投稿サイトでユートとして活躍していた。
こんな俺を芸能事務所のお偉いさんがみつけてくれて俺はさらに活動の幅がひろがった。
そんなある日、最近人気の歌い手である大斗(だいと)とユニットを組んでみないかと社長に言われる。
どんなやつかと思い、会ってみると……
モブらしいので目立たないよう逃げ続けます
餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。
まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。
モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。
「アルウィン、君が好きだ」
「え、お断りします」
「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」
目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。
ざまぁ要素あるかも………しれませんね
【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
運命よりも先に、愛してしまった
AzureHaru
BL
幼馴染で番同士の受けと攻め。2人は運命の番ではなかったが、相思相愛だった。そんな時、攻めに運命の番が現れる。それを知った受けは身籠もっていたが、運命の番同士の子供の方が優秀な者が生まれることも知っており、身を引く事を決め姿を消す。
しかし、攻めと運命の番の相手にはそれぞれに別の愛する人がいる事をしり、
2人は運命の番としてではなく、友人として付き合っていけたらと話し合ってわかれた。
その後、攻めは受けが勘違いしていなくなってしまったことを両親達から聞かされるのであった。
虐げられた令息の第二の人生はスローライフ
りまり
BL
僕の生まれたこの世界は魔法があり魔物が出没する。
僕は由緒正しい公爵家に生まれながらも魔法の才能はなく剣術も全くダメで頭も下から数えたほうがいい方だと思う。
だから僕は家族にも公爵家の使用人にも馬鹿にされ食事もまともにもらえない。
救いだったのは僕を不憫に思った王妃様が僕を殿下の従者に指名してくれたことで、少しはまともな食事ができるようになった事だ。
お家に帰る事なくお城にいていいと言うので僕は頑張ってみたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる