うちの店長の恋人を誰か教えてくれ?!

しま

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居酒屋店長シバさんののろけ話

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episode5 おみくんの恋人のシバさん

 俺の恋人はいつもおっとりとしている。見た目や口調だけでは、はつらつとしていて少し乱暴なように見える。だが、しばらくの間近くにいれば分かるだろう。おみのおっとりとして、マイペースで物静かな部分に触れると、そのギャップにやられてしまう奴は多い。
 「シバ、ありがとな。」
 頼むから、そんなえろい顔でこっちを見ないでくれ。
 こいつが常連客に腰を抱かれそうになったとき、頭が真っ白になった。やっぱり、おみは分かっていないんだ。ギャップは意外と物静かなところだけじゃない。普段の兄貴然とした性的な雰囲気を感じさせないこいつが、気だるげな様子で昨晩の情事を思い出している顔は異性だけじゃなく、あいつみたいな同性好きとは思えない男さえも引きつけてしまうんだ。
 俺がどれだけこいつを落とすのに時間をかけたと思っているんだ。横から掻っ攫われてはたまったもんではない。
 おみはもともと、恋愛対象に男が入っていたわけでなかった。それを何年もかけて付き合うに至ったのだ。当時のこいつはそういうことを苦手にしていたし、色事に関する知識に疎く、昔遊び歩いていた俺に苦手意識を持っていた。
 今、こうやって俺の腕の中にこいつの見た目に反して細い腰をだけているのは奇跡に近いことなんだ。我慢できなくなっておみを抱きしめた。
 「俺を心配させないでくれよ。」
 こんなに男前なやつなのに、きょとんとした顔もかわいいな。
 多分さっきの常連客の下心にも気付いていないんだろうな。
 「シバ、あのさ」
 おみは俺のシャツの胸元の下あたりを両手でギュッと握りしめた。
 「その…、…今日の夜も、いい?」
 幸せすぎる。まだそういうことに誘うことが恥ずかしいんだろうな。
 付き合いたての頃は、腰を抱かれるのも恥ずかしがって嫌がってた。あの頃と比べるって、えっちに育ってくれているもんだ。
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