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第四話 女冒険者vs女冒険者
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「いきなりなんなんですか、もう!!」
勝手に依頼を受け、勝手に助っ人サービスの手続きをして、有無を言わせず連れて来られてしまったサリーナは、街を出た所でアッシュの手を振り解くと叫んだのであった。
「何がだ?」
そんなサリーナに、アッシュは怪訝な顔をすると首を傾げてきた。
「何がって……な、なんで勝手に依頼を受けたんですか?」
サリーナが怒っている理由に本気で気づいていないのか、不思議そうな顔をしながらこちらを見てくるアッシュに、サリーナは呆れた顔をしながら聞いてきた。
するとアッシュは……
「お前は依頼を受けにきたんだろう?なら、依頼を受けて何の問題があるんだ!?」
と、至極真面目な顔で聞き返してきたのであった。
そんなアッシュに、サリーナは一瞬言葉に詰まってしまう。
「わ、私が選んだ訳じゃありません!!」
しかし、負けじと言い返したのだった。
「別にお前が選ばなくても、お前が選びそうなものはわかる。いつも選ぶのは、スライムやラットとかの駆除だろうが?今回もそれにしておいたから、問題は無い筈だろう?」
アッシュにズバリと言い当てられた図星に、サリーナは言い返せなかった。
確かに、今回受けた依頼もラットの討伐だ。
冒険者になってから一年も経つが、いまだに怖くて他の依頼に行けない事を指摘されて、サリーナは羞恥でぷるぷると震えていた。
そんなサリーナを見ていたアッシュは、溜息を吐くと「行くぞ」と一言言うと、先に行ってしまったのであった。
後に残されたサリーナは、唇を噛み締めながら思い詰めた様子で俯いていたのであった。
あの後、アッシュから図星を突かれて少なからず傷ついていたサリーナは、色々考えた末このままではいけないと思ったのであった。
いつまでも助っ人サービスに甘えていないで、そろそろ私も誰かとパーティーを組んだ方が良いのではないか、と結論付けたのだ。
そしてサリーナは、今回の依頼が終わると直ぐに行動に移したのであった。
なんで?どうして?
サリーナは、ギルドの中で途方に暮れながら胸中で呟いていた。
パーティーを組もうと思い立ってから早数週間、サリーナはめぼしい相手を見つけると積極的に声をかけていった。
しかし、成果は今一つだった。
最初こそ乗り気だった相手は、次の日になると何故かパーティーは組めないと断わってくるのだ。
理由を聞いても「都合が悪くなった」とか「他の相手とパーティーを組むことになった」など、納得のいかない理由ばかり。
しかも極めつけは、色々理由を付けてサリーナから逃げるように去って行き、その後は目も合わせてくれなくなるのだ。
正直、地味に傷つくし、やる気も失せてしまいそうになる。
今回もまた、お断りの返事を貰いガックリと肩を落として落ち込んでいると、誰かが声をかけてきたのだった。
「サリーナさん。」
「……受付嬢さん。」
見ると、青髪の受付嬢が心配そうな顔をしながらサリーナを見ていた。
「パーティー、難航してるみたいですね。」
「ええ、なかなか良い返事が貰えなくて……。」
受付嬢の言葉に、サリーナは力なく頷く。
「えっと、お節介かとは思ったのですが、丁度パーティーの相手を探している方がいまして、一度会って話をしてみませんか?」
そんなサリーナに、受付嬢が教えてきてくれたのだった。
「ほ、本当ですか?」
その話に、サリーナは表情を明るくしながら頷く。
「ええ。あ!今丁度ギルドに入って来た、あの人がそうですよ。」
そう言ってギルドの入り口を指さす受付嬢に釣られて、そこを見ると丁度中へと入って来る冒険者の姿があった。
受付嬢がその冒険者に声をかけてくれたので、サリーナもそちらへ近づいていく。
冒険者は、戦士の青年だった。
「こんにちは。この方もパーティーを探しているのですが、良かったら組んでみませんか?」
受付嬢は、戦士の青年にサリーナを紹介しながら、それとなく勧めて来てくれたのだった。
しかし戦士の青年は、サリーナの方を見た途端、みるみる内に青褪めていったかと思うと、首を激しく左右に振りながら断ってきたのであった。
「あ、いや……お、俺、ついさっき一緒に組む相手が決まっちゃって……。」
そう言って、必死に断ってくる青年の額には、大量の汗が浮かんでいた。
なぜそこまで慌てているのだろうとサリーナが首を傾げていると、青年戦士が突然「ひぃぃ!」と小さく悲鳴を上げながら逃げるように去って行ってしまったのであった。
その様子にポカンとするサリーナ。
しかし受付嬢は、何故か額に手を当てやれやれと頭を振ると、放心して固まっているサリーナの背後をチラリと見遣る。
そして、何故か諦めたように重い溜息を吐いていたのであった。
あれから、結局誰ともパーティーを組むことはできなかった。
「やっぱり私の銅じゃ、相手にされないのかなぁ……。」
サリーナは、胸元に光る銅の認識票を見下ろしながら、がっくりと肩を落として独り言ちていた。
ギルドに登録している冒険者には、等級というものがあった。
この等級によって、冒険者たちは受けられる依頼のレベルが変わってくる。
等級の判定は、毎月ギルドで行われる査定によって決められていた。
更に、等級は金(ベテラン)・銀(中堅)・銅(初心者)・鋼(駆け出し)で作られた認識票によって一目でわかるようになっており、サリーナはやっと駆け出し鋼等級から抜け出せた初心者銅等級であった。
もちろんアッシュは、金の認識票を持っている。
その事を急に思い出し、彼との大きな差を実感してしまい、更に落ち込むのであった。
人気の少なくなったギルドの長椅子に座って落ち込んでいると、ふとサリーナの足元に人影が差したのだった。
見上げると、先日アッシュに言い寄っていた豹獣人の女冒険者が腕を組みながら仁王立ちしていたのだった。
「ちょっと、あんた調子に乗るんじゃないよ。」
豹獣人の女冒険者は、そう言ってサリーナを睨んできたのだった。
その言葉に、キョトンとするサリーナ。
何を言われているのか意味が解らず呆けていると、豹獣人の女冒険者は痺れを切らせたのか突然怒鳴ってきたのだった。
「アッシュの周りをチョロチョロとうろつきやがって、目障りなんだよ!」
「え?」
「ダーリンは、あんたなんかに興味なんてないんだから、いい加減助っ人で振り回すのはやめろって言ってんのよ!!」
豹獣人の女冒険者の言葉に、サリーナがポカンとしていると、痺れを切らせた彼女が、捲し立ててきた。
その言葉の意味を理解すると、サリーナの顔がみるみる歪んでいった。
「はっ、泣き真似したって誰も同情なんかしやしないよ!ハッキリ言ってあんたはアッシュのお荷物なんだから、さっさと目の前から消えなよ!!」
容赦のない言葉の攻撃に、周りにいた冒険者たちは遠巻きに様子を窺っている。
サリーナは、豹獣人の女冒険者が言う言葉が正論過ぎて、何も言い返せないでいた。
サリーナが俯いて肩を震わせていると、背後からグルルという唸り声が聞こえてきた。
驚いて振り返ると、そこにはアッシュが居たのだった。
肩を怒らせ、大きな体を更に大きく見せながら、彼は豹獣人の女冒険者を睨み付けていたのであった。
まるで目の前に敵のモンスターがいるかのような威嚇をしてくるアッシュに、豹獣人の女冒険者は後ろから伸びていたトレードマークの尻尾を足の間に隠し、独特な柄のある耳を後ろに向けながら後退りしていた。
「ア、アッシュ……い、居たの?」
豹獣人の女冒険者は、青褪めながらアッシュに話しかける。
対するアッシュは、豹獣人の女冒険者をギロリと睨んだままサリーナの側に寄ると、大きな手で守るように肩に手を置いてきた。
「俺は、こいつの事をお荷物だとか、邪魔だとか思ったことは一度も無い。」
そしてアッシュは、豹獣人の女冒険者に良く聞こえるようにハッキリと言ってきたのだった。
その言葉に、豹獣人の女冒険者は息を飲む。
そして、ギリッと犬歯を剥き出しにして悔しそうに顔を歪めてきた。
「なによ!なによ!そんな、ちんちくりんの女のどこが良いっていうのよ!?」
「お前には関係ない。」
豹獣人の女冒険者の言葉に、アッシュがぴしゃりと言い返す。
その射る様な冷たい眼差しに、豹獣人の女冒険者はまだ諦めきれない様な顔をしていたが、ふとサリーナに視線を落とすアッシュの顔を見て絶望した様な顔になった。
「う、嘘、嘘よ!!」
そして突然叫び出したかと思ったら、「わあぁぁぁぁん」と泣きながら去って行ってしまったのであった。
嵐のように去って行ってしまった豹獣人の女冒険者に、サリーナは恐怖も忘れてポカンとする。
何がどうなったんだと、アッシュの顔を見上げると「気にするな」と言われてしまい、それ以上は何も聞けなかったのであった。
勝手に依頼を受け、勝手に助っ人サービスの手続きをして、有無を言わせず連れて来られてしまったサリーナは、街を出た所でアッシュの手を振り解くと叫んだのであった。
「何がだ?」
そんなサリーナに、アッシュは怪訝な顔をすると首を傾げてきた。
「何がって……な、なんで勝手に依頼を受けたんですか?」
サリーナが怒っている理由に本気で気づいていないのか、不思議そうな顔をしながらこちらを見てくるアッシュに、サリーナは呆れた顔をしながら聞いてきた。
するとアッシュは……
「お前は依頼を受けにきたんだろう?なら、依頼を受けて何の問題があるんだ!?」
と、至極真面目な顔で聞き返してきたのであった。
そんなアッシュに、サリーナは一瞬言葉に詰まってしまう。
「わ、私が選んだ訳じゃありません!!」
しかし、負けじと言い返したのだった。
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アッシュにズバリと言い当てられた図星に、サリーナは言い返せなかった。
確かに、今回受けた依頼もラットの討伐だ。
冒険者になってから一年も経つが、いまだに怖くて他の依頼に行けない事を指摘されて、サリーナは羞恥でぷるぷると震えていた。
そんなサリーナを見ていたアッシュは、溜息を吐くと「行くぞ」と一言言うと、先に行ってしまったのであった。
後に残されたサリーナは、唇を噛み締めながら思い詰めた様子で俯いていたのであった。
あの後、アッシュから図星を突かれて少なからず傷ついていたサリーナは、色々考えた末このままではいけないと思ったのであった。
いつまでも助っ人サービスに甘えていないで、そろそろ私も誰かとパーティーを組んだ方が良いのではないか、と結論付けたのだ。
そしてサリーナは、今回の依頼が終わると直ぐに行動に移したのであった。
なんで?どうして?
サリーナは、ギルドの中で途方に暮れながら胸中で呟いていた。
パーティーを組もうと思い立ってから早数週間、サリーナはめぼしい相手を見つけると積極的に声をかけていった。
しかし、成果は今一つだった。
最初こそ乗り気だった相手は、次の日になると何故かパーティーは組めないと断わってくるのだ。
理由を聞いても「都合が悪くなった」とか「他の相手とパーティーを組むことになった」など、納得のいかない理由ばかり。
しかも極めつけは、色々理由を付けてサリーナから逃げるように去って行き、その後は目も合わせてくれなくなるのだ。
正直、地味に傷つくし、やる気も失せてしまいそうになる。
今回もまた、お断りの返事を貰いガックリと肩を落として落ち込んでいると、誰かが声をかけてきたのだった。
「サリーナさん。」
「……受付嬢さん。」
見ると、青髪の受付嬢が心配そうな顔をしながらサリーナを見ていた。
「パーティー、難航してるみたいですね。」
「ええ、なかなか良い返事が貰えなくて……。」
受付嬢の言葉に、サリーナは力なく頷く。
「えっと、お節介かとは思ったのですが、丁度パーティーの相手を探している方がいまして、一度会って話をしてみませんか?」
そんなサリーナに、受付嬢が教えてきてくれたのだった。
「ほ、本当ですか?」
その話に、サリーナは表情を明るくしながら頷く。
「ええ。あ!今丁度ギルドに入って来た、あの人がそうですよ。」
そう言ってギルドの入り口を指さす受付嬢に釣られて、そこを見ると丁度中へと入って来る冒険者の姿があった。
受付嬢がその冒険者に声をかけてくれたので、サリーナもそちらへ近づいていく。
冒険者は、戦士の青年だった。
「こんにちは。この方もパーティーを探しているのですが、良かったら組んでみませんか?」
受付嬢は、戦士の青年にサリーナを紹介しながら、それとなく勧めて来てくれたのだった。
しかし戦士の青年は、サリーナの方を見た途端、みるみる内に青褪めていったかと思うと、首を激しく左右に振りながら断ってきたのであった。
「あ、いや……お、俺、ついさっき一緒に組む相手が決まっちゃって……。」
そう言って、必死に断ってくる青年の額には、大量の汗が浮かんでいた。
なぜそこまで慌てているのだろうとサリーナが首を傾げていると、青年戦士が突然「ひぃぃ!」と小さく悲鳴を上げながら逃げるように去って行ってしまったのであった。
その様子にポカンとするサリーナ。
しかし受付嬢は、何故か額に手を当てやれやれと頭を振ると、放心して固まっているサリーナの背後をチラリと見遣る。
そして、何故か諦めたように重い溜息を吐いていたのであった。
あれから、結局誰ともパーティーを組むことはできなかった。
「やっぱり私の銅じゃ、相手にされないのかなぁ……。」
サリーナは、胸元に光る銅の認識票を見下ろしながら、がっくりと肩を落として独り言ちていた。
ギルドに登録している冒険者には、等級というものがあった。
この等級によって、冒険者たちは受けられる依頼のレベルが変わってくる。
等級の判定は、毎月ギルドで行われる査定によって決められていた。
更に、等級は金(ベテラン)・銀(中堅)・銅(初心者)・鋼(駆け出し)で作られた認識票によって一目でわかるようになっており、サリーナはやっと駆け出し鋼等級から抜け出せた初心者銅等級であった。
もちろんアッシュは、金の認識票を持っている。
その事を急に思い出し、彼との大きな差を実感してしまい、更に落ち込むのであった。
人気の少なくなったギルドの長椅子に座って落ち込んでいると、ふとサリーナの足元に人影が差したのだった。
見上げると、先日アッシュに言い寄っていた豹獣人の女冒険者が腕を組みながら仁王立ちしていたのだった。
「ちょっと、あんた調子に乗るんじゃないよ。」
豹獣人の女冒険者は、そう言ってサリーナを睨んできたのだった。
その言葉に、キョトンとするサリーナ。
何を言われているのか意味が解らず呆けていると、豹獣人の女冒険者は痺れを切らせたのか突然怒鳴ってきたのだった。
「アッシュの周りをチョロチョロとうろつきやがって、目障りなんだよ!」
「え?」
「ダーリンは、あんたなんかに興味なんてないんだから、いい加減助っ人で振り回すのはやめろって言ってんのよ!!」
豹獣人の女冒険者の言葉に、サリーナがポカンとしていると、痺れを切らせた彼女が、捲し立ててきた。
その言葉の意味を理解すると、サリーナの顔がみるみる歪んでいった。
「はっ、泣き真似したって誰も同情なんかしやしないよ!ハッキリ言ってあんたはアッシュのお荷物なんだから、さっさと目の前から消えなよ!!」
容赦のない言葉の攻撃に、周りにいた冒険者たちは遠巻きに様子を窺っている。
サリーナは、豹獣人の女冒険者が言う言葉が正論過ぎて、何も言い返せないでいた。
サリーナが俯いて肩を震わせていると、背後からグルルという唸り声が聞こえてきた。
驚いて振り返ると、そこにはアッシュが居たのだった。
肩を怒らせ、大きな体を更に大きく見せながら、彼は豹獣人の女冒険者を睨み付けていたのであった。
まるで目の前に敵のモンスターがいるかのような威嚇をしてくるアッシュに、豹獣人の女冒険者は後ろから伸びていたトレードマークの尻尾を足の間に隠し、独特な柄のある耳を後ろに向けながら後退りしていた。
「ア、アッシュ……い、居たの?」
豹獣人の女冒険者は、青褪めながらアッシュに話しかける。
対するアッシュは、豹獣人の女冒険者をギロリと睨んだままサリーナの側に寄ると、大きな手で守るように肩に手を置いてきた。
「俺は、こいつの事をお荷物だとか、邪魔だとか思ったことは一度も無い。」
そしてアッシュは、豹獣人の女冒険者に良く聞こえるようにハッキリと言ってきたのだった。
その言葉に、豹獣人の女冒険者は息を飲む。
そして、ギリッと犬歯を剥き出しにして悔しそうに顔を歪めてきた。
「なによ!なによ!そんな、ちんちくりんの女のどこが良いっていうのよ!?」
「お前には関係ない。」
豹獣人の女冒険者の言葉に、アッシュがぴしゃりと言い返す。
その射る様な冷たい眼差しに、豹獣人の女冒険者はまだ諦めきれない様な顔をしていたが、ふとサリーナに視線を落とすアッシュの顔を見て絶望した様な顔になった。
「う、嘘、嘘よ!!」
そして突然叫び出したかと思ったら、「わあぁぁぁぁん」と泣きながら去って行ってしまったのであった。
嵐のように去って行ってしまった豹獣人の女冒険者に、サリーナは恐怖も忘れてポカンとする。
何がどうなったんだと、アッシュの顔を見上げると「気にするな」と言われてしまい、それ以上は何も聞けなかったのであった。
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