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3章
弄ばれる者たち
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皐月がカラオケボックスで目を覚ました頃、同じようにハイエースで誘拐された上山家の双子、千歳と千春は和風平屋の庭付きの屋敷に連れられていた。
屋敷内に居るのは2人を誘拐したチンピラ風情ではなくスーツを通した厳つい男たちであった。
「・・・」
「うう・・・」
千歳と千春の身体を弄んだハイエースの男たちは2人を下ろすとそそくさに屋敷を出て行き換わりに数人のスーツの男たちが付き添い促されるように歩き出す。
ハイエースでの愛撫で不可抗力だが性欲が駆け巡り一時的にも恐怖心が薄れた千春は再び恐怖で小さく泣き出した。
千歳の方も先ほどの熱さとは逆の冷たい汗をかいていた。
「ボス、例の双子を連れてきました」
屋敷の中でも一際大きな襖に止まり男が声をかける。
「入れ・・・」
威圧感のある声が聞こえ2人が震える。
男が襖を開け中に入るよう促す。
振るえで足がおぼつかない千春の手を握り先に千歳が入る。
中には胡坐を掻いてこちらを見据える大男とその脇に双子を同じくらいの年頃を思える少女に・・・
「やあ、上山さん」
「え?なんで・・・」
千歳の声に千春も少年を見る。
それは昨日千春に告白してフラれた同じ学校の少年堅炭 健斗であった。
「そこに座れ」
堅炭の存在にあっけに取られている2人におそらく屋敷の主と思われる大男が座るよう催促する。
知っている人が居たことで多少緊張が2人は言われるがままに正座する。
そして状況のつかめていない2人に対して大男の発する言葉は更に驚愕するものだった。
「俺たちは広瀬組っつういうなればヤクザモンだ・・・そんでお前ら2人は今からそこの堅炭の性奴隷だ」
2人は反応が遅れた。
驚愕かそれとも抗議の声なのか言葉を発しようとした千歳を睨みで征して大男が話を続ける。
「先ずてめぇらの親が俺たちに喧嘩を吹っかけてきやがった。都内の俺たちが仕切る不動産を寄こせと言いやがる・・・」
「そんな!何で父さんたちが!」
「知るか!」
怒鳴る大男は当時を思い出したのか不機嫌さが増した。
それもそうだろう上山家の両親は章人が伊集院家に買い取られたことで日本の大財閥とコネクションを得たものだと勘違いをしている。
実際はそんなもの存在しない。
章人は金で買われた商品だ。
家電のように保障期間があるわけでもないし買ったからと言って売った側が好きに使用して良いはずが無い。
よって上山家と伊集院家の間には何も無いのだ。
精々章人の脅迫に利用されている千歳と千春が関わっているがそれでも2人がなんらかの権限を持っていることも無い。
むしろ双子は伊集院家が関係してくることも知らない。
家族間で繋がりがあるのなら一度両家の全員が顔を合わせる必要があるだろう。
だが、上山家の両親はそれには気づかなかった。
章人の買取の話が出た時点で舞い上がって自分たちの欲望を妄想することに必死だったからだ。
当然上山家と伊集院家が繋がっているという妄想は広瀬組が知るはずも無く両親の戯言は一蹴していた。
「けどな・・・あいつらは“要求が呑めなきゃ伊集院家に潰させるぞ”とぬかしてきやがった」
大男が不機嫌な一番の理由はやはりそこに起因するものだった。
日本どころか世界最大規模の財閥が自分たちを潰しに来ると思えば冗談でも背筋が凍る。
屋敷内は大いに荒れ、言うとおりに不動産を明け渡すという意見もあった。
「調べてみればてめぇらの兄貴が伊集院家に匿われているじゃねぇか。何をやらかしたかはしらねぇが確かに伊集院家と繋がりはあった・・・しかし、伊集院家では何も動きが無かった」
この件はまさにここが問題だった。
上山家両親の戯言を広瀬組が信じてしまったこと。
そして実際に何の繋がりも無く伊集院家が勝手にやってくれると思い込んでいる両親が誰にも伝えなかったこと。
もし両親がこの件を伊集院家に伝えていれば双子の方にも監視が付いて誘拐という事態にはならなかっただろう。
「つまり伊集院家が出る前にカタつければ良いわけだ・・・で、当然いきり巻いていた奴らにはしっかりお灸を吸えてやらねぇとな。殺したら伊集院家が出てくるかもしれねぇから娘たちの処女マンコど突けば少しは自分たちの行いも反省するだろ」
大男が双子を値踏みするように見る。
「どっちも大玉、片方は勉学運動共に全国クラスで将来に期待が掛かる。もう一方は愛嬌があり男からの告白が絶えない。まさに親の宝だなぁ。俺じきじきに犯してやっても良かったが伊集院家に目をつけられたら堪ったもんじゃねえ。お前らを是非犯したいって言うからな・・・堅炭、こいつら好きにしな」
大男が事の成り立ちと双子誘拐の経緯を話し終えると脇に座っている堅炭に双子の対応を投げる。
受け取った堅炭はニヤァと口元を歪める。
屋敷内に居るのは2人を誘拐したチンピラ風情ではなくスーツを通した厳つい男たちであった。
「・・・」
「うう・・・」
千歳と千春の身体を弄んだハイエースの男たちは2人を下ろすとそそくさに屋敷を出て行き換わりに数人のスーツの男たちが付き添い促されるように歩き出す。
ハイエースでの愛撫で不可抗力だが性欲が駆け巡り一時的にも恐怖心が薄れた千春は再び恐怖で小さく泣き出した。
千歳の方も先ほどの熱さとは逆の冷たい汗をかいていた。
「ボス、例の双子を連れてきました」
屋敷の中でも一際大きな襖に止まり男が声をかける。
「入れ・・・」
威圧感のある声が聞こえ2人が震える。
男が襖を開け中に入るよう促す。
振るえで足がおぼつかない千春の手を握り先に千歳が入る。
中には胡坐を掻いてこちらを見据える大男とその脇に双子を同じくらいの年頃を思える少女に・・・
「やあ、上山さん」
「え?なんで・・・」
千歳の声に千春も少年を見る。
それは昨日千春に告白してフラれた同じ学校の少年堅炭 健斗であった。
「そこに座れ」
堅炭の存在にあっけに取られている2人におそらく屋敷の主と思われる大男が座るよう催促する。
知っている人が居たことで多少緊張が2人は言われるがままに正座する。
そして状況のつかめていない2人に対して大男の発する言葉は更に驚愕するものだった。
「俺たちは広瀬組っつういうなればヤクザモンだ・・・そんでお前ら2人は今からそこの堅炭の性奴隷だ」
2人は反応が遅れた。
驚愕かそれとも抗議の声なのか言葉を発しようとした千歳を睨みで征して大男が話を続ける。
「先ずてめぇらの親が俺たちに喧嘩を吹っかけてきやがった。都内の俺たちが仕切る不動産を寄こせと言いやがる・・・」
「そんな!何で父さんたちが!」
「知るか!」
怒鳴る大男は当時を思い出したのか不機嫌さが増した。
それもそうだろう上山家の両親は章人が伊集院家に買い取られたことで日本の大財閥とコネクションを得たものだと勘違いをしている。
実際はそんなもの存在しない。
章人は金で買われた商品だ。
家電のように保障期間があるわけでもないし買ったからと言って売った側が好きに使用して良いはずが無い。
よって上山家と伊集院家の間には何も無いのだ。
精々章人の脅迫に利用されている千歳と千春が関わっているがそれでも2人がなんらかの権限を持っていることも無い。
むしろ双子は伊集院家が関係してくることも知らない。
家族間で繋がりがあるのなら一度両家の全員が顔を合わせる必要があるだろう。
だが、上山家の両親はそれには気づかなかった。
章人の買取の話が出た時点で舞い上がって自分たちの欲望を妄想することに必死だったからだ。
当然上山家と伊集院家が繋がっているという妄想は広瀬組が知るはずも無く両親の戯言は一蹴していた。
「けどな・・・あいつらは“要求が呑めなきゃ伊集院家に潰させるぞ”とぬかしてきやがった」
大男が不機嫌な一番の理由はやはりそこに起因するものだった。
日本どころか世界最大規模の財閥が自分たちを潰しに来ると思えば冗談でも背筋が凍る。
屋敷内は大いに荒れ、言うとおりに不動産を明け渡すという意見もあった。
「調べてみればてめぇらの兄貴が伊集院家に匿われているじゃねぇか。何をやらかしたかはしらねぇが確かに伊集院家と繋がりはあった・・・しかし、伊集院家では何も動きが無かった」
この件はまさにここが問題だった。
上山家両親の戯言を広瀬組が信じてしまったこと。
そして実際に何の繋がりも無く伊集院家が勝手にやってくれると思い込んでいる両親が誰にも伝えなかったこと。
もし両親がこの件を伊集院家に伝えていれば双子の方にも監視が付いて誘拐という事態にはならなかっただろう。
「つまり伊集院家が出る前にカタつければ良いわけだ・・・で、当然いきり巻いていた奴らにはしっかりお灸を吸えてやらねぇとな。殺したら伊集院家が出てくるかもしれねぇから娘たちの処女マンコど突けば少しは自分たちの行いも反省するだろ」
大男が双子を値踏みするように見る。
「どっちも大玉、片方は勉学運動共に全国クラスで将来に期待が掛かる。もう一方は愛嬌があり男からの告白が絶えない。まさに親の宝だなぁ。俺じきじきに犯してやっても良かったが伊集院家に目をつけられたら堪ったもんじゃねえ。お前らを是非犯したいって言うからな・・・堅炭、こいつら好きにしな」
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受け取った堅炭はニヤァと口元を歪める。
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