ヒーロー組織のサポートメンバーになりました!

はちのす

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顔合わせ!

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その後、風呂場や洗濯場所などを簡単に案内され、最後に個室を案内された。

一通りの設備を受け終えた俺は、一度スイッチと別れ、施設内を見て回っていた。


「ユウト」

「あれ?フォースさん」


廊下でフォースさんに呼び止められる。

今は軍服は脱いでいるようで、軽いTシャツの姿だ。

そのおかげで、というかなんというか…
筋肉の隆起がハッキリと分かる。


(す、すごい……男でも見惚れる鍛え上げられた肉体だ)


「食堂にユウトがまだ会っていない、隠密と使役のヒーローが帰って来ているんだ。挨拶はどうかと思ってな」


「え!あ、ありがとうございます!行きます!」


俺は突然の好機に、内心怯えながらフォースさんの後についていく。


(隠密と使役……使役ってなんだ?なんかすごく不穏な響きだ)


ゾンビを使役する……とか?
俺はその光景の悍ましさに震え上がる。

(と、とにかく、粗相がないようにしなきゃ!)

フォースさんはビクつく俺を見て、控えめにそろりと頭を撫でる。

(ここの人は何故俺の頭を撫でたがるんだろう……幼児か何かに見えてるのかな)


「心配ない。ユウトの作った夕食を食べて、美味いと喜んでいたからな」

「え、それは嬉しいですね!仲良くできると嬉しいんですけど…」

「……あー、ユウト」

「はい?」

「俺にも敬語はいらない。もう同じ組織の仲間だから」

「……わ、分かった!ありがとう」

「これから会う2人は個性的だが、優しい奴らだ。スイッチと仲を深められたなら、何も心配いらないだろう」

「え、スイッチ?初対面からとても優しくしてくれたけど」

「…あぁ、まだだったか。いや、何でもない。気にしないでくれ」


フォースは気になる一言を残し、足早に食堂に入っていく。


「え、ちょっと待って、フォース!!」


フォースを追い食堂に入ろうとした矢先、入り口付近で筋肉質な何かにバインッと弾き返された。


(あでっ!!!)


「ァア?……アンタが料理人か。なんかちみっこいな」


「夕食、とても美味しくいただきました。ありがとうございます」


野生的で190cmはありそうな大柄の人と、着流しを着用した物腰柔らかな人が声を掛けてくる。

2人とも、フォースの言う通り、個性的な見た目をしていた。


「紹介しよう。体格が良いのが使役のヒーローでアニマだ」

「おう、よろしくな料理人」


アニマと呼ばれたその人は、動物のファーがついたカーキ色のモッズコートを着ている。 


(俺よりも6~7歳くらい上な感じがするな)


髪は焦茶の自然な感じで、更に特筆すべきはその髪型も非常にワイルドだということだ。


(何て言うんだろう……放置してます!感が凄い)


臭いもしないし、清潔ではあるんだろうけど、独創的な髪型は気になるところではある。

(美容室もやっていないから仕方ないのかな)


「そして、そちらの着流しを着用しているのが……」

「隠密のヒーローで、シノビと呼ばれております」


対して、こちらはキッチリとした身なりをしている。

黒の着流しに、グレーの羽織を着ているシノビは、肩まである黒髪を一本に纏めていた。
目元は涼やかで、クールな印象を与えるが、物腰は非常に穏やかだ。

1番とっつきやすそうな感じがする。


「サポートメンバーになりましたユウトです。皆さんには助けられるばかりかもしれませんが……頑張りますので、よろしくお願いします!」


最初のイメージは大事だからな!!
俺は腰を折り、深々と頭を下げる。

助けて貰ったお礼に、出来る限りのことをしていきたい、その意思表示でもあった。

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